10月9日~14日、大阪中之島の中央公会堂で開催されたデコパージュ展に私も2点出展しました。東京、福岡と9月にそれぞれ1週間、そして最後が10月に大阪会場となった。3会場を回った作品が昨日戻ってきました。
今回は「オリエンタルの香り」と題してビエンコ(鼻煙壺)展でした。
写真1 透明の香水瓶
写真2 ブルーのガラス瓶
蓋はボタンに泊を貼った物です。
写真1
写真2
ビエンコとは嗅ぎたばこ入れです。
嗅ぎ煙草が中国に伝わったのは清の時代で初め小さな薬瓶にフタをつけたものに入れられていましたが、玉石やガラス、陶磁器製の「鼻煙壺(びえんこ)」と呼ばれる嗅ぎたばこ入れが生み出され、独特な工芸品として発達していきました。
西洋での嗅ぎ煙草入れはスナッフ箱(Snuff Box)(写真3.4.5)といいますが、17世紀のフランス宮廷で流行しました。宮廷を取り巻く人々の間で使われていた嗅ぎたばこ入れは、金・銀・宝石をふんだんに使い、また精巧な装飾を施した贅を尽くしたもので、実用品の域を越えたものもありました。
使い方は、フタにつけられた匙で中の煙草をかき出し、指先にのせてから鼻にこすりつけるようにして吸い込みます。
このスナッフボックスがフランスの宣教師によって中国にもたらされ、「鼻煙壺」とよばれる嗅ぎたばこ入れが生み出されたのです。
写真3
写真4
写真5
日本では嗅ぎ煙草は流行しなかったようです。江戸の人々にはキセルでの仕草の方が粋に見えたのかも知れません。
3年前に芦屋で「17世紀ヨーロッパの香り」としてスナッフボックス展が開かれました。
その展覧会では、私はスナッフボックス、スタンド、六角鏡(グラスリッツェン技法)の三点を出しました。
今回は「オリエンタルの香り」と題してビエンコ(鼻煙壺)展でした。
写真1 透明の香水瓶
写真2 ブルーのガラス瓶
蓋はボタンに泊を貼った物です。
写真1
写真2
ビエンコとは嗅ぎたばこ入れです。
嗅ぎ煙草が中国に伝わったのは清の時代で初め小さな薬瓶にフタをつけたものに入れられていましたが、玉石やガラス、陶磁器製の「鼻煙壺(びえんこ)」と呼ばれる嗅ぎたばこ入れが生み出され、独特な工芸品として発達していきました。
西洋での嗅ぎ煙草入れはスナッフ箱(Snuff Box)(写真3.4.5)といいますが、17世紀のフランス宮廷で流行しました。宮廷を取り巻く人々の間で使われていた嗅ぎたばこ入れは、金・銀・宝石をふんだんに使い、また精巧な装飾を施した贅を尽くしたもので、実用品の域を越えたものもありました。
使い方は、フタにつけられた匙で中の煙草をかき出し、指先にのせてから鼻にこすりつけるようにして吸い込みます。
このスナッフボックスがフランスの宣教師によって中国にもたらされ、「鼻煙壺」とよばれる嗅ぎたばこ入れが生み出されたのです。
写真3
写真4
写真5
日本では嗅ぎ煙草は流行しなかったようです。江戸の人々にはキセルでの仕草の方が粋に見えたのかも知れません。
3年前に芦屋で「17世紀ヨーロッパの香り」としてスナッフボックス展が開かれました。
その展覧会では、私はスナッフボックス、スタンド、六角鏡(グラスリッツェン技法)の三点を出しました。