♪次♪の部屋

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フィラデルフィア美術館展「印象派と20世紀の美術」

2007-09-20 01:43:55 | 美術館巡りの部屋
8月21日、閉館日の京都市美術館へ行き空振りでしたが、その後行く機会がなく最終日の9月24日が迫ってきました。
と、いうことで前売り券も買っていたことだし、多分多いだろうなと思いつつ一昨日に決行。
予想どおり、イヤ、予想以上の混雑振り。
先ず、平安神宮前にある岡崎公園駐車場には何と迂回して並ばなくては入れないほどです。11時も過ぎていることですし、京都植物園近くの何度か行ったお寿司やさんで食事を先に済ませることにし、3時頃戻ってみると車の列は少し解消されていてやれやれ。
ところが館内は入場制限が続いていて、漸く入れたものの人、人、人。
入り口付近では体を右、左、右と何度となく動かさなければ全く見えない。
そんな状態が続く。人混みに押されて気がついてみると出口と書いてあるところへ来てしまった。
何と言うことでしょう。


フィラデルフィア美術館展「印象派と20世紀の美術」
資料には次の様に書かれていた。

~アメリカ独立宣言の地フィラデルフィアに建てられた美の殿堂「フィラデルフィア美術館」は、所蔵点数225,000点以上を誇り、そのコレクションは、西欧近現代の名画の数々をはじめ、アメリカ人画家の作品からアジア美術や世界の工芸品にまで及んでいます。また、個人コレクターから寄贈された作品が豊富なのも特徴です。
 本展覧会は、フィラデルフィア美術館が所蔵する貴重なコレクションから、ルノワール、ドガ、マネやモネなど世界的に名高い印象派とマティスやピカソら20世紀の名画77点を一堂に展覧するものです。アメリカ合衆国を代表する美術館のこの珠玉のコレクションは、アメリカの富の反映であると同時に、その蓄積された文化・美術遺産の厚みと豊かさを雄弁に物語っています。~

~約25万点というフィラデルフィア美術館のコレクションの中から、珠玉の絵画や彫刻計77点を展示。マティスの「青いドレスの女」やピカソの「自画像」など44点は日本初公開となる。~


混雑した会場に中に、確かにピカソの「自画像」、マティスの「青いドレスの女」などは目にとまりました。
ルノアールはポスターになっていた「ルグラン嬢の肖像」(画像1)や晩年の作「大きな浴女」など4点、モネも5点、その中でも印象に残ったのは晩年の「睡蓮、日本の橋」(画像2)。


画像1


画像2

確か晩年は視力がかなり衰えていた様ですが、以前もこの時期に描いた絵に出会って事がありますがその時も感動しました。
通常目にするあの睡蓮とは全く異なり別の画家が描いたようなタッチでした。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
モネ (つか)
2007-09-20 20:55:30
♪次♪さん

モネの晩年の絵を見たいと思っていました。
実物を見ないとなんともいえませんが、重い絵ですね。

12日から17日までイタリアにいってきました。国際会議に出席。余暇をナポリ、ポンペイ、ローマを観光しました。
帰ってきて、ぼんやりしています。あと1ヶ月論文作成に取り組むと一段落しそうです。つか
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ルノワール (イーさん)
2007-09-20 22:42:12
家内が絵が好きなので絵画展に付き合わされることがありますが、絵画を鑑賞するのも気分が和らぎいいものですね。

私は、風景より人体を重んじ、人体を含む古典的構図や肖像を華麗な色彩で描いているルノワールの絵が好きです。
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晩年の絵 (♪次♪)
2007-09-20 22:51:10
つかさん、

この睡蓮は油絵の具が盛り上がっているくらい厚塗りで仰るとおり重い絵です。

やはり、国際会議に行かれていたのですね。
論文作成が終わり、時間が取れるようになりましたら国際会議の様子やイタリー観光などブログでの報告楽しみにしています。

私がイタリー旅行をしたときは2000年にむけて何処も修復工事がされていて観光地は殆どが半分ベニヤで囲われていました。と、いうことは行ったのは1999年。おまけにオプションで行く予定にしていたナポリ、ポンペイが添乗員さんのミスで実行出来なかったのです。
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すべて人物画でした。 (♪次♪)
2007-09-20 23:07:45
イーさん、

奥様は絵がお好きでしたね。

ルノアールの4点はすべて人物画でした。
画像1の「ルグラン嬢の肖像」「「アリーヌ・シャリゴの肖像」「ルノワール夫人)「大きな浴女」「レース編みをする少女」。

私もルノアールは大好きで、2.3年前は名古屋までルノアール展を観に行きました。

返信する
京都美術館 (おとうさん)
2007-09-21 18:26:52
4日ほどサーバー不良で、メール、インターネツトが不通で、手足をもがれた状態でしたが、20日の誕生日に回復しました。8月空振りの京都美術館での展覧会は、大混雑のようでしたね。読売新聞を購読していますので、毎日のように、「まだ見てませんか」の広告が入っていましたから、大変な混雑でしたでしょうね。ルノワールやモネの絵は、沢山見てきていますが、今回は、沢山出ていたようですね。彫刻で、ロダンの「考える人」が出ていると聞きましたが、如何でしたか。上野の美術館の前に、大きな彫像がありますが、本物をみる機会が在りませんでしたので。
ところで、前の投稿「かぐや姫」のコメントは、前述の事情で、先ほど見ましたが、現在「京丹後」の活性化支援の仕事をしており、かぐや姫民話の里であり、
かぐや姫に関係ある事業を考えていますので、その節はご協力下さい。日本で久しぶりに、宇宙衛星「かぐや」の打ち上げに成功し盛り上がっていますので。
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考える人 (♪次♪)
2007-09-21 20:33:38
そうです、確かにロダンの「考える人」はありました。間近に見ることが出来感動し、後ろに廻っている子供達がいたので真似して一週してみました。
思ったより小さかったのには、え?という感じでした。
家に帰って作品案内パンフを見るとアーゆっくりと観たかったと思える作品が沢山ありました。

美術展開催中は初めと終わりは避けるべしでした。またしても失敗の巻。

そういえば京都国立博物館だったかな、確かに考える人ありましたね。

ここまで書いて、調べてみました。
間違いなく京都国立博物館の前庭にあるようです。
「考える人」は21作あるそうです。
知りませんでした。

ウィキペディアは下記です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%80%E3%83%B3

昨日もう一作かぐや姫が出来上がりました。
扇子を持った可愛い人形を目にしたので作ってみました。
先日の宇宙衛星も「かぐや」でしたね。
姫ではなくかぐや王子かな。
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名画 (とびうお)
2007-09-22 10:55:05
名画を見るとはっとします。
目の保養になりました。
美術館は自分からは行った事は無いのですが
名画を見ると人並みに感動があります。

ルノワールには、はっとしましたが
残念ながらモネの良さはまだわかりません。
色合いに情熱は感じますが睡蓮や日本の橋
がイメージできません。
時々眺めてみます。

ところで名画像の貼付けはどうするのですか。
スキャナーでしょうか。

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モネ&貼り付け (♪次♪)
2007-09-22 12:40:20
とびうおさん、

モネはジベルニーの庭に自宅とアトリエを造り、日本の太鼓橋を渡し、睡蓮を浮かべた庭で絵を描いていたようです。モネは日本の浮世絵の影響も受けていたということです。
以前NHKの番組でモネの睡蓮は200以上あるということでした。
睡蓮の絵はあちこちで十数点は観たと思いますが、池に映る光を取り入れた睡蓮、繊細なタッチの睡蓮を観てきました。晩年の絵、視力が衰えていくというより殆ど視力がなかった中で、絵の具をチューブからそのまましぼり出して描いたような絵の具を重ねた絵、その執念に何か感動を覚えました。

フランスに行ったときにジベルニーは行くことが出来ませんでしたが3年前でしたか、「ガーデンミュージアム比叡」で雰囲気だけは味わってきました。
ここはフランス人のデザイナーが設計した庭園美術館です。
広い園内にはプロヴァンスのイメージで庭園には太鼓橋、睡蓮を浮かべ同じような造りになっていました。
モネがここで睡蓮を描いたのだなとジベルニーにいるような気分に浸ったことを覚えています。モネを初めルノワール、ゴッホなど印象派の画家達の描いた絵が陶板画で展示されていました。

絵はスキャナーでの貼り付けです。
絵画の本は沢山持っていますが日頃、目を通す暇がなく本棚に眠っています。
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