Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

十月上旬。

2020-10-09 21:02:05 | kazekaoru

 

台風14号が本州を縦断しそうだが、

 

今年はあまり被害が出ないことを祈ります。

 

 

今週は朝から比較的良い天気に恵まれ、

 

気温も上がり比較的過ごしやすかった。

 

赤い鶏頭が咲き厚い入道雲が空をおおい、

 

夏日の陽ざしにそれは木々と一緒に輝いていた。

朝焼けの空の下半そで姿で谷戸を抜けていくと、清々しい大気が素肌をふれ大地と一体となる。紅葉の足音が聞えてくるこの時期から、一年で心身ともに軽やかで爽やかな季節に入る。そして運動会の花火の音とフォークダンスの音は、小さな胸で嫉妬をしていたことを思い出す。

 

浜辺の街らしいホテルから見える景色は、サーフィンにウィンドサーフィン、砂浜ではテントをはりその景色と青く煌めく海を見ている観光客が見えた。僕の腕に彼女が腕をまわし、ヒロキに聞こえるようにレストランでブランチをしようと言った。厚い入道雲が煌めく青い海をおおい、カモメがその海の上を旋回している。ヒロキの他の四人は、すでに噴水の前で待っている。

「いいよ、その店どこにあるの」、とヒロキが言った。

「海岸通り、部屋で待っているわね」、と彼女が言うと僕は受話器を置いた。

 

 

 


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