先週まで谷戸の朝は、
煩いほどの蝉時雨が聞こえていたが、
今ではその声に秋の気配を感じる。
しかし、
その木陰から見える景色には、
涼しさと静けさに夏の余韻を感じる。
先週位まで窓からの陽ざしで目が覚め、時計の針はまだひと眠りできる時間だった。太陽の暁の陽ざしで目が覚め、またうつらうつらとしながらカーテンを開けた。コロナの影響で少しゆっくりできるが、マスクをする毎日は健康にとても留意する年になっている。
砂浜に貝殻でLという字を書いた彼女の横顔を見ている僕は、子供のようにドキドキとしていた。その横顔に笑顔が見えると、僕は心を読まれたようでまたドキドキした。まだ開きそうにないコーヒーショプのヤシの木は、砂浜に寄せる波のように微風に葉が軽く揺れていた。彼女はマーガレットのようなキュートな微笑みをしている。二人の穏やかな夏の一コマは、微風に葉が軽く揺れヤシの木のようだった。
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