鈴木敏夫さんの仕事からは沢山盗めると思う。
ジブリ汗まみれ(ラジオ番組)のポッドキャストはずっと聞いている。
この人が耐えてきた重圧や修羅場は僕の比ではないと思う。
それでも生き延びてきた術が垣間見える。
今回の本もそう。僕は藁をもすがる思いで買った。
4000円以上もする。安くはない。
ご自身直筆の過去の資料もあるし、おそらく書き下ろし(?)の
ご自身文章もある。あと、書(筆て書かれたもの)も。
そこからわかるのは徹底的に考え抜いていること。不確定要素はできるだけ潰す。
作品が優れていれば、映画がヒットするわけではないことがよくわかる。
さらに、落書きのように書いているらしいが、
イラストも宮崎駿さんのそれにとても似ている。
よく見ていないとあんなに似た絵は描けない。
絵心はないのだろうと勝手に思っていたが大間違い。
この本の表紙を目に入るところに飾り、
自分の危機を生き抜ける助けにしようと思う。
写真はアラーキーさんが撮影したようだ。