収穫の秋がすぐそこまで来ているような、そんな空気を感じます。
大和の秋は富有柿の実りの秋です。柿日和という言葉があるぐらいです。柿の大木の鈴なりの富有柿は、それは見事なんです。美しいんです。賑やかなんです。そんな季節が間もなく到来します。
富有柿の実が少なくなった頃、秋は深まります。
ゆく秋の大和の国の薬師寺の
塔の上なるひとひらの雲 佐々木信綱
僕んちから少し歩けばこんな光景が見られます。大きな景色から、しだいに視野を絞っていき、最後は「ひとひらの雲」を大きな構図にきっちりと定着させている詩だと思います。
いよいよ本格的な秋。そして初冬。僕の一番好きな初冬が毎年のことながらやってきます。
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