10月11日(水)は秋を感じる空が広がり、カラッとした空気で朝晩はヒンヤリしても昼間は過ごしやすい体感でした。
本日は天候に恵まれ、蔵王山のお釜が見ましたので、みんなで記念撮影をしました。
全国治水砂防協会第9回「砂防現地視察と討論会」2日目は、朝8時30分にホテルを出発し、蔵王山火山監視設備を視察に行き、国土交通省 東北地方整備局 新庄河川事務所の五十嵐事務所長から説明してもらいました。
当監視設備は、蔵王山の火山活動に備え、冬の期間を含め24時間リアルタイムで監視できるカメラが設置されていました。
蔵王山は県内有数の活火山で、2018年1月には火山活動の活発化で噴火警戒レベルが引き上げられるなど、常に監視できる体制が求められていました。
しかし、山頂にある蔵王町や気象庁のカメラは、電源が重油の発電機や太陽光発電のため、これまで冬場や夜間の監視ができませんでした。
そこで国土交通省が総工費7億円をかけ、麓と山頂を地下に埋設した電線や光ケーブルでつなぎ、風や雪に耐える新たなカメラを設置して24時間365日の監視が可能になりました。
カメラの映像は、蔵王町役場など関係機関にリアルタイムで配信されるほか、国交省のホームページで10分ごとの静止画を見ることができるとのことでした。
説明の後には蔵王連峰のひとつ刈田山頂にある「刈田嶺神社 奥宮」にそれぞれ参拝して、大野理事長、草野砂防部長達と記念撮影をしました。
次は、みやぎ蔵王こけし館に寄りました。東北地方の伝統工芸品”こけし”発祥の地は「遠刈田温泉」であり、みやぎ蔵王こけし館の常設展示コーナーでは、遠刈田伝統こけしをはじめ、全国の伝統こけしや木地玩具を5,500点ほど展示してありました。
現役のこけし工人 による”ろくろ挽き”実演 コーナーがあり、自分の手でこけし白木地に描く絵付け体験ができるとのことです。
館内売店では、工人製作の遠刈田伝統こけし、こけし関連商品、ざおうさま グッズ、町内の特産品販売コーナー等も併設していました。
最後は、蔵王酪農センターに寄りました。蔵王酪農センターには、牧場、ふれあい牧場、チーズ工場、飲食店、チーズ直売店、研修所など、さまざまな施設がありました。
蔵王連峰を背景にのびやかに広がる牧場は、東京ドームの約20倍(100ha)もあり、大いなる大自然の懐ならではの清らかな水と空気・気候と土壌に恵まれた母なる大地なのです。
ふれあい牧場やチーズ工場にある飲食店は、蔵王チーズをつかったチーズ料理を中心にした手作りの味で、バター作りやチーズ作りができる「体験館」では手作り体験を通じて、食べ物ができる過程を学ぶことができます。
我々はそれぞれにお土産を購入して仙台駅に向かい予定通り全日程が終了しました。
全国治水砂防協会大野理事長はじめ事務局の皆さん、草野砂防部長はじめ国土交通省の皆さん、村上蔵王町長、保科丸森町長はじめ関係の皆さんには大変お世話になり、有意義な現地視察と討論会ができましたことに感謝申し上げます。
上生坂上空からの風景
▽ 毎朝恒例の写真は、先日朝日が差し始めた上生坂上空から撮影した風景です。
本日生坂村では、保育園で視力検査・身体測定(以)、小学校で食育作品コンクール表彰・ALT、中学校で北部校長会参観・健康教育単元訪問、児童館でえいごであそぼ、歴史探訪教室、集団検診結果返却会などが行われました。