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信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂農業未来創りプロジェクト会議&商工会通常総会

2025年05月23日 | 生坂村の会議
 5月23日(金)午後1時30分から、生坂農業未来創りプロジェクト会議を開催し、最初に私から、今年度最初の生坂農業未来創りプロジェクト会議にご出席をいただきまして、ありがとうございます。今年度から二か月に1回ということで、この会議進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 昨年度は、松本係長を中心に農業委員の皆さんにご苦労いただいて、地域計画が策定できました。ほとんどの市町村で策定をしておりまして、また今年度から見直しを進める、ブラッシュアップをしながら、持続可能な農業を構築していかなければならないということであると思います。生坂農業も農業従事者の高齢化、担い手の確保など問題であり、今日も農地中間管理事業について変更点等もお知らせを致しますが、これを活用して農地を守る、また農業振興につなげていかなければならないということだと感じております。

 我が小舟地域も7~ 8件で柿組合ということで、20年ほど耕作してまいりましたが、高齢化やそれぞれ仕事を持っている皆さんでしたので、中間管理機構をお願いし、今はご夫婦で、その農地1ヘクタール以上を栽培していただき、農地保全につながっております。そういう事例を各集落、村内でできれば、遊休化も防げますし、農地の活用ができると考えているところですので、その点もこの会議で検討、協議ができればと思っております。

 また、いつも通り道の駅いくさかの郷の状況についてもご報告をさせていただきますが、今年度に入りまして、お陰様で順調に直売所もかあさん家も売り上げを伸ばしているところです。これから夏場に向けてさらにいくさかの郷が忙しくなると思いますし、これからはハチクも本格的に出荷されてきて、生坂の特産品になっていますので、その点も伸ばしながら誘客につなげて、今年度も道の駅いくさがの郷を、駅長が言うには、売上1億2000万を目指して頑張っていきたいと思いますので、皆さん方の引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどの挨拶をさせていただきました。


 道の駅いくさかの郷の売上実績と運営状況
 3月の売上・収支報告として、月間売上が前年同月比121%、客数は103%。
・収支面では+約80万円、参考収支で+約23万円、年間収支プラス1,000万円を達成。
・過去年度:令和3年度約203万円、令和4年度約339万円、令和5年度約503万円からで、令和3年度の約5倍に増加。

4月の売上実績
・売上は124.2%、客数は118%と好調な推移。
・野菜類の出荷で前年比プラス約23万円、山菜販売で+約10万円の増加あり。
5月の売上実績
・22日までで約483万円、客数4,925人(前年比それぞれ118%、117%)。
・高津屋森林公園とのコラボによるわらびの収穫体験の問い合わせが多数あり。
・ハチクの出荷状況は昨年・一昨年に比べ売上数量が低調なものの、今後の出荷増加と竹林整備の重要性が示唆された。

食堂・直売所およびその他施設の売上報告
・食堂・おやきの来場者数、売上ともに前年を上回る実績。
・直売所、母さん家の売上も前年超えを記録。例として、3月の食堂売上が1,502,793円、来場者数が1,586人。
・おまんじゅうやおやき、うどんのテレビ放送効果で4月の直売所の売上が大幅に増加。
・全体売上は前年を上回る結果となり、買い手・来場者の増加や原材料費の影響等、経営面の課題も報告された。

ぶどう販売とぶどうカード企画
・生産者組合のぶどう販売が飛躍的に伸び、令和3年度3900万円から令和6年度8200万円に増加(約2.1倍)。
・ぶどうカードの発行により、村外の来訪促進やカードのトレーディングによる交流の創出が狙い。
・交換制度ではなく、トレーディングやメルカリでの売買を通じたPR効果を期待している。
・カルタやトランプ形式のアイデアも検討され、オリジナル商品の充実が今後の課題とされた。

農地中間管理事業の説明と留意点
・令和7年4月以降、農地貸借に関する制度が一本化され、農地中間管理事業と農地法第三条のいずれかを選択可能に。
・長野県では農業開発公社が中間管理機構として指定され、土地貸借の仲介を実施する。
・地域計画報告が完了している地域では、制度に基づいた運用が開始される。

手続き・金銭管理の仕組み
・受け手からの賃料徴収は11月20日に口座引き落とし、農地所有者へは12月10日に振込が行われる。
・手数料は発生せず、解約は途中でも合意により可能。
・中間管理事業のメリットとして、農地所有者は直接交渉不要で安心して貸付が可能となる。

注意事項と必要書類
・仮受け登録番号の発行や仮登記の取扱い、権利抹消の原則など細かな留意事項が示された。
・農地の借入れ申請には所定の申込書(様式一号)を用い、経営規模や農機具所有状況の記載が求められる。

農協および生坂支所関連のスケジュール
・5月27日:川手育苗センター後の利用会議。
・5月28日:第34回通常総代会。
・5月31日:第1・四半期決算棚卸。
・6月6~7日:山清路ぶどうファンクラブ作業。
・6月9日:安曇野田んぼファンクラブ田植え等。
・6月10日:川手地区育苗センター閉所式。
・6月11日:中梅の出荷目揃会。
・6月20~21日:暮らしの提示提案会。
・6月25日:水稲現地指導会。
・7月上旬:ジュース用トマト部会川手支部目揃会、下旬に地元保育園への農産物寄贈食育活動。
・ぶどう部会川手支部は来週26日・6月中旬に現地講習会予定。
・山清路ぶどうファンクラブ年間スケジュールは翌月6~7日に第1回開催予定。


 午後3時からは、生坂村商工会令和7年度通常総会が開催され、私と眞島振興課長が招待され出席しました。
 竹内会長から、令和6年度の主な活動と実績として、11月に商工感謝祭が風船飛ばし、オーケストラ演奏、マジックショー、大抽選会、各種出店などで盛大に開催でき、生坂村による物価高騰対策生活応援商品券の発行事業への協力として、商工会は換金窓口を担当し、いくさかマル得商品券スーパープレミアム事業をプレミアム率50%を維持して、村の単独予算によって継続していただきました。

 しかし、燃料費・原材料費の高騰による経営圧迫や価格転嫁の困難さなどがあり、商工会第二次マスタープランに基づき、池田町・松川村・生坂村の三商工会連携による広域的な地域企業経営支援を推進しており、県、村、村議会、関係団体への支援と協力に感謝するなど挨拶をされました。


 定足数の報告は、会員総数:69名、本人出席:14名、委任状出席:42名、合計出席者数:56名で定款第29条の定めにより、総会は成立しました。

 議長選出は出席者の互選により、牛越秀男氏を議長に選出し、第1号議案:令和6年度事業報告書並びに一般会計・特別会計収支計算書、貸借対照表及び財産目録の承認について

 事務局説明として、令和6年度事業報告書:原材料・燃料価格高騰が継続し、企業収益を圧迫。特に小規模事業者は価格転嫁に苦慮。
・池田町商工会との広域連携協定を継続。金融、税務、労働等の経営改善支援を実施。
・広域連携:高瀬エリア(松川村商工会、池田町商工会、生坂村商工会)の三商工会連携を深化させ、地域に根ざした支援を実施。

・地域振興事業として、赤とんぼフェスティバルへの出展、商工感謝祭における出展事業、 青年部・女性部によるフードバンク信州への食料品提供。
・商品券事業として、生坂村物価高騰対策生活応援商品券発行事業:換金窓口業務を担当。
・いくさかマル得商品券スーパープレミアム事業:商工会が発行主体となり実施。地域経済維持と村民の地域事業者活用を促進

 定款・規約・規定等の変更について、定款の変更:なし
・規約の変更:商工会運営規約の年号を平成から令和に変更
・規定要項の変更:商工会統一規定1~9の項目について、県の給与形態見直し等に伴う変更。

組織
・会員数:年度末69名(年度初63名、新規加入8名、脱退2名)
・特記事項:令和6年3月、長野県商工会連合会理事会にて、生坂村商工会が加入率・増加率で県下1位(同率3団体)として表彰。
・総会等の開催:昨年度の総会、正副会長会議、理事会の日程を記載。
・事業実績:商工会指導員(事務局長、経営指導員)2名による指導実績。

講習会の開催等による指導
・集団指導:SNS・ホームページ・Googleアカウント活用セミナー(11月、12月に2回開催)。
・個別指導:税理士による個別申告指導(2月、3月)。
・広域支援(経営支援センター高瀬エリア):生坂村・池田町・松川村商工会の3団体で合同実施。週1回程度のミーティング。

地域振興事業
・地域貢献事業:毎年8月に駐車場の白線引きを実施。
・労働保険関係
・青年部・女性部の活動
・広報活動:商工タイムス(毎月1日新聞折込)の編集会議。
・行政等への要望活動
・安曇筑支部エリアの活動:長野県商工会連合会安曇筑支部に所属し活動。
・構成商工会:安曇野市、松本市波田、山形村、朝日村、生坂村、麻績村、筑北村

 令和6年度一般会計収支決算書
収入の部 合計:49,344,538円、繰入金:12,283,594円(池田町商工会経由の県補助金)、補助金等収入:30,534,787円(主に商品券関係、商工会事業振興費)、手数料収入:3,847,672円、受託料収入:630,670円、前期繰越金:2,047,815円。

 支出の部 合計:49,344,538円、小規模事業支援事業指導職員設置費(人件費):12,283,594円、小規模事業支援事業指導事業費:0円(昨年度まで池田町で一括支払のため。今年度から計上予定)、経営改善普及事業指導費:277,120円、地域総合振興事業費:25,171,928円、経営改善普及事業負担金:4,951,374円(池田町商工会への繰り出し、来年度からなし。)、受託事業費:130,670円、管理費:4,463,406円、資産取得支出:100,000円、次期繰越収支差額:1,966,446円。
・貸借対照表・財産目録。
・柿酢振興事業特別会計収支決算書、特記事項:取引減少のため、来年度から一般会計へ振り分け予定。
・労働保険・一人親方労災保険関係:説明割愛。預かり金を国等へ支払い。

 監査報告(瀧澤監事、丸山監事)、令和7年4月11日、商工会事務所にて監査を実施。
・結果:令和6年度の会計処理は適切であることを確認。
第1号議案は、拍手多数により原案通り承認、可決決定。
第2号議案:令和7年度事業計画書(案)及び収支予算書(案)の承認
第3号議案:令和7年度会費の賦課基準(案)及び納入方法(案)の承認

 令和7年度事業計画案の概要:国内外経済は依然不安要素多く、中小零細企業は人件費高騰、人手不足等で深刻な経営状態。地域は過疎化、高齢化等の課題山積。
基本方針
 1. 第二期商工会マスタープラン(令和5~9年度)の積極的推進
 2. 企業支援体制の強化と地域資源活用事業の推進
3. 組織率向上・会員増強運動の推進
4. 商工会の広報啓発事業の推進
5. 行政・関係機関との連携強化
6. 健全な財政運営

具体的実施事業
・小規模事業支援及び経営改善普及事業(事業者支援):金融、税務、経理、経営、労働、取引、情報、環境対策、共済等の支援。
・地域振興事業。
・マル得商品券及び村発行商品券の取り扱い事業。
・商工感謝祭の開催。
・会員研修等。
・年間計画:10月18日:赤とんぼフェスティバルへの積極的支援、11月9日(予定):商工感謝祭開催

 令和7年度一般会計収支予算書案
 収入の部 合計:45,440,000円、繰入金:0円(今年度からなし)、補助金等収入:38,367,547円、会費・手数料収入:4,606,007円、受託料収入:500,000円、前期繰越収支差額:1,966,446円。

 支出の部 合計:45,440,000円、小規模事業支援事業指導職員設置費(人件費):12,633,703円、小規模事業支援事業指導事業費:377,000円、経営改善普及事業指導事業費:720,000円、地域総合振興事業費:26,565,000円(主に商品券のプレミアム分等)、経営改善普及事業負担金:0円(昨年度4,689,000円、今年度からなし)、管理費:5,070,297円、予備費:74,000円。
 商品券取り扱い特別会計予算書案:収入の部 合計:61,350,000円(一般会計繰入金、商品券販売収入等)、支出の部 合計:61,350,000円。

 令和7年度会費の賦課基準案及び納入方法案:賦課基準:例年通り(事業形態割、規模別)、納入方法:二期分割(前期6月末、後期10月末)。
拍手多数により両議案とも原案通り承認、可決決定。

第4号議案:令和7年度運営資金の借入金限度額(案)及び借入先(案)の承認
・借入限度額:500万円・借入先:八十二銀行明科支店、松本信用金庫明科支店、
・適用期間:令和7年4月1日から令和8年度通常総会まで同様とする。
拍手多数により原案通り承認、可決決定。

 表彰伝達、商工貯蓄共済推進功労者表彰:瀧澤正基 様(理事)、藤澤健 様(理事)、商工貯蓄共済大口加入者表彰:法人の部:有限会社望月自動車工業 様、個人の部:太田英雄 様、商工貯蓄共済 令和6年度実績優良商工会表彰:生坂村商工会が県下69商工会中、増加率で第1位と認められた。令和7年5月28日開催の長野県商工会連合会総会にて、竹内会長が表彰を受ける予定。

 来賓祝辞として、私から、初代会長は祖父、6代目会長は父、現青年部副部長は息子と、藤澤醸造と商工会の深い関わりを紹介し、会員数の増加(最盛期の約130名から半減後、再び増加傾向)を歓迎し、赤とんぼフェスティバルの協力、商工感謝祭の開催、美化活動、駐車場白線引きなど、村行政への貢献に感謝するなどの祝辞を申し上げました。

 長野県松本地方振興局 商工観光課 小林課長から、経済状況の厳しさ(原材料・エネルギー価格高騰、人手不足)を指摘し、県の支援策として3月に価格転嫁サポート窓口を開設し、4月に米国関税措置に関する相談窓口を開設するなど、今後も商工会と連携し、企業の経営安定に向けた支援を行うなどの祝辞を述べられました。

 日本政策金融公庫 松本支店 国民生活事業 金子融資課長が、事業統括 松原氏の祝辞を代読され、商工貯蓄共済実績優良商工会1位、会員数増加に祝意を表し、経済動向のインバウンド需要増加やDX化の進展、公庫の取り組みの融資のインターネット申込、電子契約推進による利便性向上を進め、物価高、人手不足、米国関税政策の影響の課題があり、マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)の活用を推奨するなどの祝辞を述べられました。

 長野県商工会連合会 経営支援課 師岡主査が、第二期商工会マスタープランに基づき、20の広域経営支援センターエリアで小規模事業者を全力支援し、商工会連合会は、商工会と共に身近な支援機関としての機能を果たすなどの祝辞を述べられました。

 中山副会長が、提出議案の承認に感謝を述べ、令和7年度生坂村商工会通常総会の閉会の言葉を述べて、総会が滞りなく終了しました。

ゼロカーボン推進プロジェクト会議&上生坂上空からの風景

2025年05月23日 | 生坂村の会議
 5月23日(金)は日差しが届き昼間は汗ばむ陽気になり、一日の気温差が大きな一日でした。
 午前9時30分からは、ゼロカーボン推進プロジェクト会議は、最初に私から、大変お忙しい中、会議のご出席ありがとうございます。今年度は皆さんご承知の通り、上生坂区内にマイクログリッドを構築する事業と、生坂ダムの自主放流水を活用して小水力発電を行うために事業を進めております。
 経産省から株式会社いくさかてらすが電気の小売免許の認可が下りたところでして、いよいよ6月から株式会社いくさがてらすで電気の小売りを始める予定としております。まずは役場、道の駅いくさかの郷などの公共施設に電気を小売りして、村から株式会社いくさかてらすに電気料を支払う形になるということだと思います。

 また、民間事業所の信陽なども太陽光パネルと蓄電池は設置されていますので、そちらの方とも契約を進め、電気の小売りをすることによって、株式会社いくさかてらすが収入を得て、経営を順調にしていくという流れでございます。その資金を運用して、これから設備をしていくのに借り入れも行わなければなりませんし、それによって、借りたお金を返していかなければならないですから、しっかり財政のシミュレーションに沿って資金運用をしていきたいと考えているところです。

 マイクログリッドの関係と小水力発電の関係も、環境省の中部地方環境事務所と調整をしながら進めていますので、株式会社エコロミの小峯社長と一緒に環境省に行って要望もする予定でございます。どうしても当村は、太陽光発電の他に再生可能エネルギーは、自主放流水の小水力発電しかありませんので、環境省の方にしっかりとその実情をお願いしながら、調整をさせていただきたいと考えているところです。

 今日の会議は、昨年度のこの事業のフォローアップについてとマイクログリッドの道路工事関係で資材の納入が遅れていますので、当初計画より遅れて、夏ごろからその工事に入る予定です。その他には、先ほど申し上げました株式会社いくさかてらすの電気事業関係の進捗状況について説明をさせていただきますので、本日も皆さん方の忌憚のないご意見をお願いしますなどと挨拶とさせていただきました。

脱炭素先行地域事業 令和6年度フォローアップについて
・令和6年度の実績は4月に環境省へ所定の様式で提出済み。
・実施内容:再エネ設備や省エネ機器の導入効果、電力需要に対する自給率の達成状況(例:CO2排出削減量実質ゼロの民生部門達成率が13%)。
・数値は、需要家数、需要量、再エネ供給能力、省エネによる電力削減量、CO2排出削減量などで構成。
・5月30日に担当者との事務ヒアリング実施
・秋頃に中間評価(令和7年11月を予定)を実施し、進捗や効果、地方自治体と国の政策目的の一致などを定量的に検証。
・評価結果の公表により、事業継続の条件(計画通り継続、一部見直し、事業の縮小)が判断される。

令和7年度 自営線マイクログリッド 道路工事の予定について
・対象区間:生坂ダム付近からバスセンターまでの約1500m、さらにやまなみ荘まで延長。
・工事内容:現況の道路を掘削し、自衛線やケーブルを地中に埋設。
・進捗状況:6月着工を予定していたが、資材納期の影響で夏以降に延期の見込み。

・片側交互通行で工事を実施予定。
・役場周辺でのルート変更検討(現行計画からルート調整案あり、調査中)。
・地域行事(ぶどうの時期、赤とんぼフェス、マラソン大会等)との工事期間調整の必要性。

(株)いくさかてらすの電気事業関係の進捗状況について
・5月15日から中部電力向けに系統連系申請を開始。
・電気小売切り替え作業は5月30日以降、役場、道の駅いくさかの郷、その他公共施設に対し実施。

・切り替え後、各施設から発電・消費情報を毎日(午前8時半、11時)提出し、電力需給管理業務を実施。
・7〜8件の施設については、系統連系申請が進んでおり、一般家庭への拡大も予定。

太陽光パネル設置およびPPA進捗について
・平林建設による各施設(公共施設、デイサービス、農集排施設、一般住宅)の太陽光パネルおよび蓄電池設置。
・工程表に沿い、4月~6月の実績と6月中旬以降の作業継続が計画されている。
・中村団地におけるパネル設置、及び系統連系申請のための資料作成や見積り調整を進める。
・南部交流センターについては、老朽化に伴う数量調整や塗装再施工等の検討。

補足および他事業の連携について
・脱炭素先行地域事業として、令和5年度から令和10年度までの6年間の計画の中で、各年度の進捗確認および中間審査を予定。
・他の自治体との実績比較により、生坂村の13%達成率は一概に低いとは判断されず、今後の取り組み進捗で改善が期待される。

・市町村支援事業による補助金活用検討、隣接市との連携、及び全体的な地域創生の取り組みも進行中。
・今後、次回第3回の会議(6月25日開催)が予定され、脱炭素関連その他の施策についても情報共有と議論を予定。



上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝日が差して爽やかに晴れていた上生坂上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園でイングリッシュランド、中学校で朝:応援練習、お誕生教室、生坂農業未来創りプロジェクト会議、商工会通常総会、地域ぐるみでむらじゅう花ざかり事業花苗配布、6班の皆さんの元気などが行われました。



長野県町村会臨時総会&長野県町村会役員会&日岐上空からの風景

2025年05月22日 | 私の活動報告
 5月23日(金)の朝は雲が多めでしたが、昼間は日差しの届き不快な蒸し暑さでした。
午後1時からは、長野県自治会館において、長野県町村会臨時総会が開催されました。

 最初に羽田会長から、本日ここに長野県町村会臨時総会を開催いたしましたところ、町村長各位におかれましては、6月議会を控え、公務極めてお忙しい中ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
 さて、早いもので今年度も二ヶ月が過ぎようとしており、町政村政においては、それぞれの新年度の事業に取り組んでいるところと存じます。本会におきましても、事業計画に基づきまして各事業が本格的に動き出したところでございます。

 このうち政務活動として、去る4月22日には、政務調査会合同部会を開催いたしまして、町村長の皆さんの出席のもと、県の重要課題に対する阿部知事への意見交換や県の施策について各部課長から説明を受けたところであります。
特に、阿部知事との意見交換におきましては、長野県の宿泊税について、活発な意見交換がなされたところでございます。国及び県に対する提案要望に向けての第一歩がスタートしまして、今後は4つの部会におきまして、調査研究を行い秋に行われる要望活動につなげていきたいと考えておりますので、町村長の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 さて、昨今は米をはじめとする価格高騰やアメリカ大統領による関税措置など、連日我々の不安と懸念を抱かざるを得ないニュースが続いております。我々町村長は、地域住民の皆さんの安全安心の確保に向けて、これらをはじめとする不安や懸念を払拭すべく行財政運営に当たっていかなければなりませんが、当面する課題は山積をしており、尽きることはございません。

 このような状況を踏まえまして、本日の総会は、役員の任期満了に伴う役員改選とともに喫緊の課題に対する決議を議題としておりますので、ご審議をお願い申し上げる次第でございます。また、議事終了後には、「長野県のインフラとブランドデザイン」と題して、長野県の新田恭士副知事からご講演をいただくこととしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。終わりに本日の総会が円滑に運営できますよう、皆様方のご協力をお願い申し上げますなどの開会の挨拶をされました。

 続いて羽田会長が議長となり、議案第1号 決議について、私が決議文を朗読し、人口減少、少子高齢化、物価高騰など、町村が直面する喫緊の課題に対する決議が採択されました。

 主な内容として、町村は文化伝統の継承、自然環境の保全、食料供給や水資源の管理など、国民生活を支える重要な役割を果たしていることを強調し、地域の自立的施策展開に向け、以下の点を強く求めました。

 人口減少を前提とした持続可能な社会づくりの中で、都市から地方への人や仕事の流れを創出し、地域活性化を積極的に支援すること。
 米国の関税措置が輸出関連事業者や中小企業、農業者等に及ぼす影響を十分に考慮し、地方の産業や雇用への影響を最小限にする対策を講じること。

 防災・減災対策の充実強化、国土強靭化の推進、災害発生時の迅速な人的・財政的支援や被災地の実情を踏まえた復旧を実施すること。
 自治体DXをはじめとするデジタル化施策推進にあたり、特に情報システム標準化に関し、システム移行後の全ての費用および運用費用増加分について確実な財政措置を講じること。

 地域公共交通の確保のための制度拡充、事業者支援や路線維持に向けた財政支援策の充実させること。以上が決議され、県内58町村長の総意として、国や関係方面に訴えていくことになりました。
 
 会長の選挙は、規約に基づく指名推薦により、役員会で現会長の羽田健一郎長和町長が会長候補者として推薦され再選されました。
 会長は、58町村の連携と各町村の個性を重視し、住民一人ひとりが豊かさを実感できる地域づくりに全力を尽くす意向を示しました。

 副会長の選挙は、東北信と中南信地区から、現副会長の私、藤澤泰彦生坂村長と、町村長歴・役員歴を考慮した山村弘坂城町長が副会長に選出されました。
 我々は、会長を補佐しながら町村会全体の円滑な運営と活発な活動継続を約束しました。


 監事の選挙は、東北信と中南信地区から、現監事の中島則保南相木村長と、大久保憲一根羽村長が監事として選出されました。
監事は、会計監査や事業監査を含む運営支援に全力で取り組む姿勢を表明しました。


 理事の選任報告として、東信地区:北村政夫青木村長、北信地区:峯村勝盛飯綱町長、中信地区:中村義明小谷村長、南信地区:下平喜隆豊丘村長がそれぞれ報告されました。
 理事は、それぞれの地区の発展および連携強化、特に南信地区ではリニア中央新幹線や地域再編の機会を活かし、県土全体のバランスの良い発展を目指す考えを強調しました。




 長野県副知事 新田恭士氏が「長野県のインフラとグランドデザイン」という演題で講演をされました。
 最初に、自己紹介と講演目的について、新任担当者として、自身の経験と知見を背景に、行政・インフラ、DXの今後のあり方について意見を述べ、村長や関係者への謝意と祝意を表明し、今後の協力体制や意見交換を呼びかけました。

・AIと自動運転技術の進化について、2021年のYouTube動画を例に、テスラの自動運転システムの全体像と高度なAI学習プロセスを紹介され、長距離自動運転の実演映像、300キロ以上の連続走行や緊急回避シナリオのシミュレーション例も紹介。
・多様な交通状況(狭い場所での進路選択、対向車対策、縦列駐車、対向車逆走など)に対応するためのシミュレーションを実施。
・CGによるリアルなバーチャル空間のレンダリング技術の進歩と、当初のゲーム機(プレイステーション)の技術との関係。
・超小型ながらスーパーコンピューター並みの計算能力を持つチップの設計と、その応用例(自動運転やヒューマノイドへの搭載)。
・自動運転技術の枠を超え、ヒューマノイドロボットへの技術転用と3年内の開発完了を目標とする計画の発表。

 デジタルトランスフォーメーション(DX)の展開として、会議内容やすべての議事録を自動で文字起こし・要約し、関係者間で情報を迅速に共有する仕組みの提案。
・行政文書のアーカイブやデジタルデータの活用による、効率的な業務プロセス管理の推進。
・DX化によって従来の膨大な労働負荷を軽減し、情報の透明性・即時性を向上させる取り組み。

 経済・労働環境と市場変動の視点として、製造業とIT産業の収益構造の変化:日本の伝統的製造業と比べ、米国のIT企業の台頭が収益に大きく影響している点。
- 少子高齢化、技能継承の難しさ、労働人口統計(女性・シニア層の増加と現役労働者の減少傾向)に基づく生産性向上の必要性。
- 人手不足に対して、ロボットや自動化技術の導入が生産性向上および経営効率改善のカギとされる。

 インフラ整備と防災対策として、長野県におけるインフラ(道路・橋梁)の老朽化、予算不足と補修・更新の実情を詳細な統計とグラフで説明。
 - 橋梁点検の結果や、健全と判断された橋でも5年後に壊れ始める実例、特に鉄製橋の劣化割合が高い点。
- 有料道路の建設・維持費における受益者負担方式と、実際の回収状況の問題点。

- デジタルインフラプラットフォームの導入による全域の点検情報の一元管理と迅速な対応策の策定。
- 現場で撮影した画像・動画に位置情報を付加し、リアルタイムで共有するシステムの運用。
- 災害時の迅速な対応策:洪水、雪害、地震等に備えた交通計画、緊急対応マニュアルおよび部材(ブルーシート、ポンプ車、重機など)の事前準備。
- 新たな評価手法の提案:インフラ工事の効果(時間短縮、環境改善、信頼性向上)を定量的に評価する取り組み。

将来のビジョンと政策提案として、人口減少や高齢化に対応するため、将来的な住環境・都市計画(コンパクトシティ、居住誘導区域の整備)を推進。
- 公共投資の見直しと、災害・防災対策を含むインフラ更新計画の再評価を行い、長期的な安全性の確保と財政負担の軽減を狙う。

- 新たな産業の導入と先進技術の活用により、地域経済の持続的発展と、世界に選ばれる先進地域の形成を目指す。
- 交通インフラについては、国・自治体間の連携強化、リアルタイムデータの活用、事業評価の新システム導入を検討。

 昨今の行政運営課題と改善提案として、高齢化・人口減少に伴う労働力不足の解消策として、DXや自動化、ロボットの導入を積極的に推進する必要性。
- 公共投資予算配分の最適化、効率的なインフラ保全と災害対応のための最新デジタル技術の導入。
- 各市町村や関係部署との情報共有を強化し、緊急時の迅速な判断と対応を実現するための連携体制の整備など、多岐にわたり説明していただきました。


 続いて、町村会6月役員会を行い、羽田会長の挨拶で始まり、協議事項として、長野県公平委員会公平委員の選任(案)、長野県市町村職員互助会役員の推薦(案)、長野県市町村自治振興組合議員の選任(案)、長野県後期高齢者医療広域連合長及び議員の推薦(案)、長野県地方税滞納整理機構議員の推薦(案)、長野県市町村電子自治体推進委員会委員の推薦(案)、7月役員会の日程などについて協議をしました。

 次に報告事項として、商工会における県小規模事業経営支援事業費補助金の新制度移行について、第29回「県と市町村との協議の場」について、県内6団体による国の施策並びに予算に対する要望について、元気なふるさと収穫祭めぐり2025について、副町村長会議の開催についてなどの報告を受け、協議をして了承いたしました。

日岐上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、薄雲越しに朝日が差してきた日岐上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、中学校で1年龍翔③・2,3年Ikusaka学ゲストⅡ・小中CS運営委員会①17:00、お誕生教室、ノーマイカーデー、補正予算査定、民生児童委員協議会定例会、陶芸教室(第2回)、健康応援隊in下生野、安曇野交通安全協会生坂支部理事会などが行われました。


ダム・発電関係市町村全国協議会理事会・定期総会合同会議&小立野と下生野上空からの風景

2025年05月21日 | 私の活動報告
 5月21日(水)日差しが届いて、昼間は蒸し暑く熱中症に警戒するほどの真夏のような暑さになりました。
 午後1時30分から、ダム・発電関係市町村全国協議会理事会・定例総会合同会議が開催され、私は、長野県町村会副会長の関係で、ダム・発電関係市町村全国協議会の常任理事ですので出席しました。

 ダム・発電関係市町村全国協議会 会長 浜田 正利氏(北海道新得町長)が発電関係市町村、国会議員連盟、関係省庁(資源エネルギー庁、国土交通省)の来賓に対する御礼を申し上げ、水力発電施設、地域振興、災害対策、再生可能エネルギーの重要性を訴え、地方自治体の連携と政策推進の必要性を述べるなどの開会の挨拶をされました。

 ダム・発電関係市町村等振興議員連盟会長 宮下一郎衆議院議員が、地方の活力と地域振興が持続可能な発展に不可欠であるとの見解や農業・林業の変革・支援、再生可能エネルギー(特に水力発電)の重要性を再認識し、午後4時からの合同勉強会で、議員連盟・省庁連携による議論をされるなどの挨拶をされました。

 続いて、資源エネルギー庁電力・ガス事業部 久米 孝氏が、第七次エネルギー基本計画(2050カーボンニュートラル)に基づく再生可能エネルギーの導入戦略、水力発電の安定供給、蓄電技術や周波数変動調整の導入の必要性、地域事業モデルの構築、設備更新・新規投資、官民連携の推進などの挨拶をされました。

 最後に、国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 小島 優課長から豪雨災害の激甚化への対策として、治水効果や流域治水の推進、ハイブリッドダムによる治水機能と水力発電の両立、全国のダム運用強化実績(76ダムで年間約1600万kWh増加)と今後の新規水力発電連携計画、ダム施設の多角的活用による地域振興と文化・観光の連携推進などについて挨拶をされました。

 浜田会長が議長を務め、事務局より令和6年度の活動報告と会計監査、定例会議の開催日程を詳細報告し、会議収入、繰越金、会議費、事務費、事業費など具体的な数値を説明し、決算の監査結果において、債務管理や経費処理が適正であったことを確認しました。

 令和7年度事業計画案は、定例会議の日程(5月21日、10月7日、11月12日)の案内、令和8年度政府予算対策、各種研究活動、ホームページの活用、各団体との連携強化の計画、歳入歳出予算案は、下期収入、繰越金、各項目の予算数値(例:収入507万8千円、会議費・事務費・事業費の具体数字)を報告、会費負担基準や徴収方法の案内と、会員別負担額を提示しました。

 市町村振興対策の充実・強化に関する要望(例:水力交付金の恒久措置、最低補助額の引上げ)、小水力発電の推進および導入に向けた要望、国民理解促進、産学官連携による技術検証、定量的な現地調査の実施、発電コスト、初期導入費用の課題への抜本対策、設置工事や河川維持流量の問題への支援、固定価格買取制度、資金調達の多様化、専門人材の育成支援の必要性を言及し協議しました。

 要望事項の優先順位として、防災対策、許認可手続きの迅速化、地図困難地域を含む小水力案件の処理改善、地域振興と連携したダム・小水力発電の推進、国会議員及び省庁との連携を強化、小水力発電推進セミナーや中小水力発電に関する研究会の開催実績、複数の市町村、事業者、有識者が参加し、フォローアップおよび意見交換が実施されたなどの説明を受けました。

 新エネルギー財団との連携による政策提言、研究報告書の作成状況、会員市町村への現地訪問、情報発信の強化策の検討、市町村間の情報共有、地方延長・地域振興のための連携強化を計画、小水力開発における具体的な現場支援、事例の共有、コンサルティング支援の充実、政策提案・要望書の作成後、合同勉強会や免許勉強会での議論・分科会の実施、政策・制度の改善に向け、国会議員、各省庁、市町村間での意見調整を図るなどが承認されました。

 沢、河川、農業用水、上水道、下水道、ダムの放流水による小水力発電など、地域のために活用する事例が多くあり、当村も生坂ダムの自主放流水による小水力発電を整備しますので、生坂村のレジリエンス強化のためになる再生可能エネルギーを確保しなければと感じました。

小立野と下生野上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、薄雲が広がっていた小立野と下生野上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園で耳鼻科検診・身体測定(以上児)、小学校で耳鼻科検診・金管練習③、中学校で耳鼻科検診・全校草取り①・学年会、児童館でしょうぎ教室、公文書公開審査会、消防団分団長会議などが行われました。



大日向区 令和7年度 村政懇談会

2025年05月20日 | 生坂村の懇談会
 5月20日(火)午後7時から、大日向区の令和7年度村政懇談会を開催しました。
 説明者は、村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、振興課長、住民課長、教育次長、村づくり推進室長他職員、地区担当職員は、山田主査、腰原主任、神田主事でした。

 出席者は、区民 男性17名、女性1名で、藤澤議長、山本副議長、島議員でした。
 最初に私が挨拶をさせていただき、早速質疑応答に入りました。

 主な意見・質問の概要については、
〇防災・災害対策(南海トラフ地震の想定)について質問があり次の様に説明しました。
 長野県と定期的に南海トラフ地震の影響について会議やウェブ会議を実施中。村としても情報収集を行い、必要な対策を検討している。
 避難訓練は毎年実施しており、今年度も8月末(8月31日の日曜日)に予定。
 昨年度も地震を想定した訓練を実施。区ごとに防災計画を策定し、2年続けて5区ずつ防災マップを作成。水害時は「マイタイムライン」を活用し、台風の規模に応じて一次・二次避難を実施。

 地震(直下型)は予知ができないため、既存の避難計画に沿って対応。
阪神淡路大震災以降、防災士制度が導入され、村内でも毎年度募集し、養成を実施。
 災害時は「自助」が6~7割、「共助」を合わせて8割が重要とされる。
「公助」は役場職員も被災する可能性があり、初期段階では自助・共助が中心。
 日頃から近隣住民との関係を良好に保ち、防災バックや土砂災害対策などを各自で把握しておくことを推奨。災害時にはグレーのリュックサック(非常用持出袋)を活用し、すぐに避難できるよう準備を呼びかけ。

〇 防災情報のホームページ掲載内容と改善提案があり、次の様に説明しました。
 村のホームページには、防災ハザードマップや自主防災組織の活動など掲載されている。
 地域防災計画や防災備品の備蓄リスト、防災マニュアルなどは掲載されていない。
 避難マニュアルは各家庭に冊子で配布済み。ただし、配布はコロナ禍前であり、未配布世帯もある可能性がある。在庫はあるため、希望者には配布可能。

〇防災備蓄品・倉庫の現状と管理体制について質問があり次の様に説明しました。
 村全体の備蓄品は、海洋センター下の駐車場にある水防倉庫に保管されている。各区に自主防災組織があり、それぞれ区に防災倉庫と備蓄品がある。
 本部と自主防災組織が連携し、地区担当職員も避難訓練時に駆けつけている。
 区長等に備蓄品の確認を依頼している。

〇役場・各施設・事業所の連携・連絡体制について質問があり次の様に説明しました。
 村は小規模であり、役場、各施設間の連携は迅速に取れる体制。
 災害時は役場が対策本部となり、本部長が指揮を執る。台風時、古坂区民がやまなみ荘へ避難した事例がある。風水害時には複数回、避難対応を実施している。

〇道の駅いくさかの郷トイレの停電時の対応とマイクログリッド導入による改善について質問があり次の様に説明しました。
 2024年3月1日の停電事例では、ポンプ場も停電し、節水の呼びかけを放送で実施。マイクログリッド導入後は、道の駅やポンプ場も電力供給される予定。
小水力発電や太陽光パネル、蓄電池(V2H含む)を活用し、停電リスクを大幅に低減。
 各家庭には太陽光パネル、大型蓄電池を設置予定。4人家族で3~4日分の電力を確保可能。
 海洋センター裏に大型蓄電池を設置し、天候不良時も小水力発電で補完。
ポンプ場が稼働し続けることで、配水池から水供給が継続され、トイレも使用可能となる。

〇防災士・消防士の配置と役割について質問があり次の様に説明しました。
 防災士の主な任務は、災害時の避難支援や地域住民への知識提供。
村で防災士資格を取得しても、会議への強制出席や特定の業務命令は基本的にない。
 総合防災訓練時には、防災士が集まり助言を行う会議を開催しているが、特定の義務は課していない。

〇太陽光パネルと蓄電池の設置や運用について質問があり次の様に説明しました。
 経済産業省からの㈱いくさかてらすに小売認可が3月26日付で下りた。6月1日から電気小売業を開始予定。
 公共施設(役場、道の駅いくさかの郷等)に太陽光パネルと蓄電池を設置。
 ㈱いくさかてらすが発電した電気を使用及び蓄電池の電気も利用可能。
 加入者の電気料金の価格帯は若干安価になる見込み。

〇公民館への LED化・エアコン設置と補助金制度について質問があり次の様に説明しました。
 脱炭素の環境省の先行交付金により、LEDや省エネエアコン設置費用の2/3が交付対象。
 公民館も対象要件に該当。残り1/3の設置費用負担については、今後調整が必要。
 公共施設の場合、村が負担するか、区が負担とするかは未定。
 公民館は、建設時の取り決めや国の補助金を活用して建設している。
 耐震化時は国の事業を活用し5%の地元負担を頂いた前例あり。
 今回も同様の負担割合を検討中だが、村としての補助金残の扱いも含めて今後協議予定。

〇太陽光パネルの設置時の屋根の塗装について質問があり次の様に説明しました。
 塗装に関しては、㈱いくさかてらすの対応は困難であり、区の対応となる見込み。 公民館の施設補修は過去の事例として、大日向区では村から塗装用のペイントを支給し、区で塗装を行った実績がある。

〇道路の擁壁修繕について質問があり次の様に説明しました。
 道路等の修繕箇所の要望事項があり次第、現地調査および専門家による診断を実施し、必要に応じて事業化し修繕も検討する。

〇支障木の対応及び村道整備と点検体制について質問があり次の様に説明しました。
 北平から宇留賀に行く村道は多額の費用をかけて整備済み。
 危険箇所の伐採要望は区を通じて提出することで、緊急性や危険性を考慮し対応している。
 村では大雨時や定期的に振興課職員が村内を巡回し、点検を実施している。
 細かな異常については住民からの連絡を受けて迅速に確認・対応する体制がある。

〇消防・防災水利の現状について質問があり次の様に説明しました。
 村内の消火栓・防火水槽の位置情報はスマホアプリで確認可能となっており、消防団員は把握しているはず。
 火災時の河川の利用については、現場ごとに消防団が臨機応変に対応している。
 消防団ではOBも含めた機能別分団体制で初期消火の迅速化を図っている。

〇いくさか好き隊員の活動内容について質問があり次の様に説明しました。
 大好き隊員は現在21名在籍している。
 4月25日の全校配布時に、役場の行政組織表(A3版)を配布し、その中に大好き隊の所属や位置づけが記載されているので確認をお願いした。
 行政組織表が手元にない場合は、ホームページや広報4月号にも掲載されているため、そちらも参照可能。

〇地区担当者といくさか大好き隊員の担当者と連絡体制
地区担当については、4月の区長会議で構成を発表済み。
大日向区の担当は本田隊員で、何かあれば本田隊員または直接担当者に連絡するよう説明。
〇いくさか大好き隊員の活動内容と地区ごとの対応について質問があり次の様に説明しました。
 昨年度の主な草刈り事業などの担当について、人口が少ない区に集中的に人員を配置している。

〇移住・定住施策とUターン補助金制度について質問があり次の様に説明しました。
 今年度の施策の一つとして、Uターン者(生まれ育った方の帰村)を優遇する方針。
例:EV車購入で50万円、EV車充電器と合わせて上限50万円、リフォーム補助は子供がいる場合120万円から150万円に増額。
目的:生坂村で教育を受けた人に帰ってきてもらい、村を担ってもらうため。

〇 Iターン・Jターン等他の移住者へ支援の拡充対応について質問があり次の様に説明しました。
 近隣市町村と比較しても遜色ない支援を実施している。
 行政として移住者を選ぶことはできず、空き家バンクを通じて紹介はするが、不動産業は行っていない。行政による面接や選別はできない。
 人口減少・少子化対策として移住・定住施策を推進しているが、補助金等の支援には限界があるとの見解。
 移住者のみを優遇しすぎると既存住民から不満が生じる懸念があるため、バランスを重視して施策を進めている。

〇住居の耐震化無料診断事業について質問があり次の様に説明しました。
昭和56年5月31日以前に建築された住宅を対象に、無料で耐震診断を実施。
診断結果が基準値0.7以下の場合、耐震改修の補助事業も利用可能。
耐震化を目的としなくても、診断のみ希望する場合も対応可能。
まとまった件数での申込でなくても、個別に相談・申込が可能。 
予算の範囲内でできるだけ対応し、県としても耐震化率向上を目指している。

〇ごみ分別・回収・リサイクルについて質問があり次の様に説明しました。
ごみ分別の徹底と記名の必要性については、ごみの分別が適切に行われているか確認するため、基本的にごみを出す際には名前と地区を書くように指導している。
 業者によっては分別が不十分な場合、回収されないことがあるため、出した人を特定できるようにしている。
 実際に「違うものが入っている」などの事例があり、業者が回収に苦労するケースも発生している。

〇 ゴミの減少傾向リサイクルについて質問があり次の様に説明しました。
ゴミの量は確実に減少している。
 リサイクルや道の駅前のボックス利用が増えたことが主な要因と考えられる。
 今後も更なるゴミ減量への協力を呼びかけている。
 以前はダンボールや紙類で十万以上の収益があったが、現在は数万程度に減少している。
 現在はスーパーなどでもリサイクル回収を行っており、そちらに出しても問題ない。村の回収ゴミ量が減ることで、回収の負担も軽減されるため、積極的な利用を推奨。

〇村のラジコン草刈機貸出制度について質問があり次の様に説明しました。
村ではラジコン草刈機の貸出を行っており、必ずシルバーセンターの方が操作する仕組みとなっている。
 シルバーセンターの方に操作を依頼している理由は、機械が高価であり、慣れない人が使うと故障のリスクが高いため。
 機械の修理には「1回直すのに何十万もかかる」ため、補助事業で導入した機械の保全を重視している。
 今後、シルバーセンターと振興課で調整し、利用方法の柔軟化について検討する。
 利用者が直接操作する場合は、故障時の修理費用を利用者が負担することも検討課題となる。

〇社会福祉協議会のデーサービスの年末年始休業について質問があり次の様に説明しました。
 社会福祉協議会も運営が厳しくなっており、運営立て直しの検討を開始した。
 現状の課題を社会福祉協議会に伝え、どのような対応が可能か検討を進める。
村としても強制的な指示はできず、社会福祉協議会と協議が必要であることを理解してほしい。

〇ボランティアの高齢化が進み、どの団体も人手不足に苦慮している事についての対応の質問があり次の様に説明しました。
村としても若い人の参加促進策を考えており、社会福祉協議会とも調整を進めている。若い人が時間のある時にボランティアに参加できる仕組み作りを目指す。
 地域活動団体の高齢化も含め、今後の対応策を検討し、住民からの意見も求めていきたい。

〇農産物生産者の減少と今後の方針について質問があり次の様に説明しました。
 昨年度は地域計画策定に向けて各地域で農業の今後について協議を実施。
 今年も各地区で協議を行い、実際に生産している人を集めて意見交換を行う予定。
 新たな生産者の発掘や支援策についても検討を進める。
 野菜作りに興味のある人や協力できる人がいれば、情報提供を呼びかけている。
 大日向地区でも野菜生産に関心のある人の参加を歓迎。

〇防災と井戸の運用・調査について質問があり次の様に説明しました。
 昨年、井戸に関するアンケート調査を実施。井戸の構造までは調査していないが、断水時に利用可能な協力井戸について調査した。その調査で約30件が「協力井戸」として登録可能との申し出があり、住民課で登録作業を進行中。
登録申込があった井戸は職員が現地確認し、構造や水の汲み上げ方法、安全性をチェックしていく

〇高津屋の森林公園へ行く道の管理について質問があり次の様に説明しました。
 村道なので管理は村だが、例として白日常会ではおてんまなどで年1回の清掃作業が行われている。
 今後、案内板の点検・見直しを行う。

〇「灰焼きおやき」の現状と振興策について質問があり次の様に説明しました。
 灰焼きおやきはここ1~2年、テレビ報道の影響で「灰焼きおやきが入手困難な状況となっている。
 現在3人の大好き隊員に伝承を依頼し、昨年度から活動を継続。今年度も活動中だが、採算が取れない状況。
 3人はスカイスポーツ公園ログハウスでの活用した起業も希望しており、パラグライダー利用者なども含めて今後の展開を協議中。
 今後、大好き隊員が辞めた場合、起業や村外転出など複数の選択肢があり、毎月話し合いを重ねている。
 灰焼きおやきの製造は高齢化や生活の厳しさから担い手が減少している。
 村としては、郷土食の伝承として現状維持を基本方針とし、かあさん家や甲斐沢さんの新店舗設立支援など行っていくが、積極的な振興策は現状考えていない。


 最後に私から御礼の挨拶をさせていただきました。
 長時間にわたりまして、様々なご意見を多岐にわたり頂戴をいたしまして、ありがとうございました。この「いくさか村づくり計画」の本編にもあります通り、自助、共助、公助が大事でございまして、それぞれ、皆さん頑張っていただいていますので、感謝を申し上げたいと思います。

 また、行政は皆さんに、しっかり情報を開示しておりまして、色々な媒体を使ってお知らせしていますので、ぜひ情報を取りに来ていただきたいと思います。
 我々の情報は行政として正しく発信をしておりますので、他の情報と比べてみて、何か違いがあれば我々に教えていただいて、どちらが正しいかも分かると思います。令和7年度も色々な事業を多く行ってまいりますので、担当職員もいますし、我々は小さな村、小さな役場でございますので、皆さんに何なりとご意見ご要望を承りながら、村民主役の村政運営を心がけていきたいと思いますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどの御礼の挨拶をさせていただき終了しました。

道の駅いくさかの郷定例会&万平集落上空からの風景

2025年05月20日 | 生坂村の会議
 5月20日(火)は晴れて、昼間の気温はグングン上昇し、夏のような暑さになりました。

 午後3時30分からは、道の駅いくさかの郷定例会を開催し、最初に私から、お忙しい中ご出席をいただきましてありがとうございます。資料を見ますと、前年度の収支が固まったようでして、直売所の関係は1000万円以上の黒字ということで、かあさん家と合わせて、前年度は道の駅いくさかの郷が5年目になって大変良い数値が出たことに感謝を申し上げます。
 今年に入って1月、2月と厳しい状況でしたが、3月から物価高騰対策応援商品券も配布され、農産物や山菜等も出荷が増えまして、4月、5月も売上が伸びている状況で、嬉しく思うところでございます。

 これから淡竹も出始めましたので、この点も誘客につながってまいりますので、淡竹がどんどん出荷されて、生坂村も多くの方にご来村いただければと思っております。
 また、ザ・タイムの全国放送もされまして、農業公社理事長が土日というと整理券を配っているおじさんに代わり、本当に頑張っていただいていること、また、5月の連休は、松本係長を中心に、振興課の職員、シルバーにもお願いして、交通整理等もしていただいて、多くのお客様がお越しいただき、賑わったことにも感謝申し上げます。
 それぞれ夏に向けて、皆さんで力を合わせて、いくさかの郷を盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げますなどの挨拶をさせていただきました。

主な協議事項の概要は、
1.かあさん家実績について
4月の食堂売上が 1,607,609円、来客数1,787人、おやき販売が2,093,830円、来客者数1,890人、直売所売上が2,348,510円で合計6,049,946円となり、前年度と比較して907,341円のプラスとなった。
原材料費がかさみ支出が増えている。おまんじゅうがSBC放送での取り上げ売り上げが増えている。おやきも年配の方の売上が多かったが、SNSの影響で若い人のお客様が伸びている。連休もにぎわったと報告がありました。

2.農林水産物直売所について
 前年度の収支が確定し、年間売り上げが109,242千円となり、直売所関連で1,000万円以上の黒字になったと報告がありました。
 今年1月、2月は黒字がなかったが、3月から物価高騰対策応援商品券の配布や、良質な農産物・山菜の出荷があり、4月、5月も売上が伸びている状況であることが報告ありました。
 4月の売り上げは5,643,254円となり、前年度対比124.2%で来客数が5,969人で前年度対比118%となった。
 野菜類・青物関係、山菜類、卵の売り上げが伸びた。県外客の増加や商品券の利用も売上増加の要因で、4月は全体的に大きく売上が伸びたと報告がありました。
 また、5月18日までの売上は443万2千円。昨年同時期(5月19日)比で121.9%、客数は119.6%の増となっている。
 きのこ類・卵・農業公社の米、野菜関係、菓子関係で売り上げが伸びていると報告がありました。
 
その他
 6月の営業カレンダー、わらびの収穫体験実績、第1回淡竹祭り、ぶどうカード第3弾について説明がありました。
全体を通しての意見・質問の概要は、
・6月の梅の販売について検討していけばどうか。
・葡萄カードに加えPR用のうちわを検討していけばどうか。
 以上の意見があり、引き続き様々な意見や要望に対して検討協議を行い、村民の皆さん、出荷者の皆さんのために、道の駅いくさかの郷を盛り上げていきたいと考えております。

 午前11時からは大町市に於いて、信濃川・姫川水系砂防工事促進期成同盟会通常総会が開催され、長野県治水砂防協会長の立場で出席させていただきました。

 当同盟会会長の牛越大町市長の開会の挨拶、来賓祝辞、各議案が原案通り承認された後、国土交通省水管理・国土保全局 草野砂防部長から講演をしていただき砂防に関しての多岐にわたる内容を拝聴しました。


万平集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、青空が広がり朝日が差していた万平集落上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で身体測定(未満児)、中学校で3年復習①・1,2年中間テスト、健康推進員学習会、村政懇談会in大日向、5班の皆さんの元気塾などが行われました。


宇留賀区令和7年度村政懇談会

2025年05月19日 | 生坂村の懇談会
 5月19日(月)午後7時からは、令和7年度宇留賀区村政懇談会を開催しました。
 説明者に村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、振興課長、住民課長、教育次長、村づくり推進室長他職員、地区担当職員の竹内福祉係長、竹内社会福祉士でした。
 出席者は、区民 男性7名、女性1名、議員は藤澤議長、山本副議長、島議員でした。

 私が冒頭の挨拶をした後にいただいた意見と質問の概要については、
〇東京で発生した殺人未遂事件の容疑者が生坂村へ移住してきた人で、この事件が全国的に報道され、村のイメージダウンにつながったと考えられている事について、及び容疑者が住んでいた住宅環境について質問があり次の様に説明しました。

 報道によると容疑者は生坂村出身者ではなく、3年前に東京都中野区から引っ越してきた在住者であり、当村は空き家バンクを実施しており、容疑者もこの制度を利用して村に移住した。村としては、移住者に対して自治活動への参加を求める誓約書を取得しているが、それ以上の制約は難しい。
過去にも生坂村在住者が他の事件を起こした例があり、行政として移住者を選ぶことはできないと考えている。

 住環境問題と行政の指導については、事件発覚前の3年間、容疑者は特に問題を起こさず、地域住民とも良好な関係を築いていた。行政は、周囲に迷惑をかけない限り、個人の住居環境に介入するのは難しいと考えている。
 また、空き家バンクの担当は村づくり推進室であり、当時の担当者は現在生坂村にいない。担当者も事件を残念に思っていると思うが、仕事としての対応であり、個人を責めることはできない。
 今後の対応と意見募集として空き家バンクの利用方法と契約について、村民全員で考える必要性がある。 行政、区、地域が一体となって検討していかなければいけないと考えている。

〇太陽光パネルを設置する際の公民館の屋根の修理についての質問があり次の様に説明しました。
 公民館の修繕について過去の事例として、大日向での屋根の塗り替えや日岐区の床修理は材料代を支給し作業を区で行って頂いた経緯があり、公民館の修繕についての材料費は村で負担し、作業は区で行って頂きたい。その場合毎年行っている地区要望個所の中で申請して頂きたい。
〇公民館のPPA事業での太陽光パネルと蓄電池の設置について質問があり次の様に説明しました。
 ㈱いくさかてらすでは電気の販売許可が取得でき、公民館との小売り契約書についても進めて行く。契約内容については今後示していくと説明しました。


〇PPA事業の個人でも契約すれば蓄電池は無償設置可能か質問があり次の様に説明しました。
 ㈱いくさかてらすと契約すれば蓄電池のみの設置も可能だが、発電量の減少が懸念される。
〇公民館へ設置したEV充電器の利用内容について質問があり次の様に説明しました。
 公民館でのEV充電器は、災害時や区の管理下での利用を想定しており、一般住民の自由利用は想定していない。

〇㈱いくさかてらすの電気小売り契約で75歳以上の方への配慮について質問があり次の様に説明しました。
 75歳以上の方への特別な配慮について、電気料金の割引や商品券の利用、75歳以上の方への冬場限定の電気料金割引等の内容について検討し、公平性を持った事業の展開を考えている。

〇村営住宅建設と介護施設の建設について質問があり次の様に説明しました。
 村営住宅の建設は上生坂上手地区に昨年度造成を行い、今年度から少しずつ建設を進める予定。
 介護施設の建設については、 生坂村には高齢者生活福祉センターがあり、独居老人が入所可能となっている。
 介護施設は入所しやすくなっているが、費用がかかり、高齢者生活福祉センターは低価格で住め、デイサービスやヘルパー、ケアマネージャーがいる。
 当村では高齢化率は高止まりしており、今後は高齢者が減少する見込みで、介護施設の新設は需要がなく運営も困難と考えている。

〇小水力発電事業の進捗状況について質問があり次の様に説明しました。
現在、 河川管理者の長野県との河川協議を行っており順調に進んでいる。東京電力とも運用面での調整が進行している。

〇いくさか大好き隊員の活動内容及び平日に自宅に公用車が留まっている事と公用車の私的利用について質問があり次の様に説明しました。
 生坂大好き隊員の勤務内容は集落支援、郷土料理の提供、道の駅の対応など多岐にわたる業務を行っている。作業時間は季節に応じて調整されており、暑さや寒さを避けるために時間帯を工夫している。また、土日祝日の出勤が多く、土日祝日に出勤した際は平日に代休を取得しているので、平日に自宅に公用車が留まっている事がある。

 また、区長会では集落支援の活動について感謝の声が上がっており、村としても意見の相違について分析を進めたいと考えている。(意見を受け集落支援員に確認したところ、宇留賀区内で過疎化した集落内の村道や、通行に支障を及ぼす荒廃地の除草作業を行う際は、自宅の駐車場に公用車を駐車して作業を行う事もあるとの事で、勤務時間内に自宅に公用車を駐車している事はないとの事でした。)
 公用車の私的利用については管理者に使用届を出して許可を得て基準により使用している。

〇区の統合とアンケート調査について質問があり次の様に説明しました。
 古坂区の区長から区の統合についての意見が出され、行政としても検討中いている。
 また、アンケート内容について、アンケートの内容次第で結果が左右される可能性があるため、意向調査も必要ではないかと意見がありました。

私の御礼の言葉
 多岐にわたりまして、様々なご意見、ご要望を頂戴いたしましてありがとうございました。令和7年度が始まったばかりでございますが、色々な事業を行ってまいります。皆さんに情報を開示しながら、また分からないことがあったら地区担当職員はじめ各部署にお問い合わせをいただければと思います。
 生坂村始まって以来の大きな当初予算を本年度もお認めいただきまして、特に脱酸素先行地域づくり事業はマイクログリッド、小水力発電と動き始めております。

 持続可能な村づくりのために、また子供や孫の世代に生坂村を繋げていくために、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
 課題は尽きないわけですが、村民の皆さんと色々と話し合いながら進めていかなければならないと思っておりますが、自助・共助・公助ということで、自分でやらなければいけない部分もございます。
 共助で助け合ってやっていただくこともございます。行政もしっかりと村民の皆さんのために働かなければいけないと思っておりますので、そのバランスを考えながらしっかりと取り組んでまいりたいと思いますので、今年度も引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げ、御礼の挨拶とさせていただきました。



やまなみ荘定例会&やまなみ荘テイクアウト昼食&草尾上空からの風景

2025年05月19日 | 生坂村の会議
 5月19日(月)は曇り空でもただ段々と雲が薄くなって、午後は日差しが届きましたが、比較的過ごしやすく感じられました。

△▽ やまなみ荘の5月用のチラシです。皆さんのご利用をお待ちしております。


 午前10時からは、やまなみ荘定例会が行われ、4月の利用状況は、前年度と比べて収入は、食堂、入浴、お土産物は増額し、宿泊、宴会が減額し、支出は調理材料費が減額したものの、燃料費、光熱水費、飲物、消耗品費が増額し、単月では昨年度より赤字幅が若干少なくなりました。
 令和5年度対比収入は143.9%、支出は128.0%、令和6年度対比収入は、107.5%、支出は102.7%となりましたが、引き続き赤字となり厳しい運営状況です。

 4月のフェアについては、パスタフェア クリーム30食、和風60食、ナポリタン61食など、5月のフェア(途中経過)については、中華フェア 焼きそば31食、カレイ海老22食、甘酢19食などの報告を受けました。
 6月用の全戸配布については、海鮮丼フェア、ハチクフェア、冷やし中華、菖蒲湯、納涼プラン、生ビール祭り、ゆったりプランなどをお知らせすることにしました。

 主な協議内容の概要は、道の駅いくさかの郷での委託販売開始により、やまなみ荘売店で既存バーコード商品のほか、新たな委託商品を約92,000円分取り扱ったこと、宿泊料金の値上げ後は、予約する層は近隣客は高いと感じる傾向で、県外客はそうでもないこと、ポッキリプランなどを通し、多様な団体利用を確保していきたいこと、キャンセル発生時は、キャンセルタイミングに応じて料金(3日前は25%、2日前は50%、当日は100%)の徴収、無連絡キャンセルも100%の対応をしていること、燃料費の固定性を活かし、お風呂利用を割引または大城・京ヶ倉タオルサービスなどで誘客したいこと、松本市や安曇野市等への公告チラシ、新聞広告等を行うことなどを協議しました。

 また、売店は振り返り方式で在庫管理を行っていたが、販売数量に応じた仕入れと支払いの方式への転換を検討し、目標は月間20万円の売上を目指すこと、今年度には大規模改修工事を行う予定だが20年以上利用可能を見据えた投資であること、6月・7月プラン、早期割引や団体プランの内容を明記し、蕎麦打ち体験、パラグライダー、バーベキュー、ゲートボール、スポーツ合宿などのアクティビティのプランの公告、インバウンド需要に向けた英語表記、着物体験などの日本伝統文化体験の提案なども協議しました。

 損益分岐の見直しとして、収入から変動費を引いた限界利益および固定費、各部門ごとに仕入れ比率や粗利率を再検討すること、食材費の繰り上げ分が粗利率に影響を与えており、業者との調整や在庫管理が必要であること、道の駅いくさかの郷と合わせて黒字達成になるが、今後、全体の利益改善と安定的な運営のため、事業別の数字管理・仕入れ分等を検討すること、省エネ化や全施設の詳細設計、工事の段取り、議会での承認、工事期間の調整について今後の検討が必要であること、道の駅いくさかの郷やかあさん家との連携を強化し、昼間の集客向上を目指すことなども話し合いました。

 振興課からは、5月23日(金)にむらじゅう花ざかり事業の花苗の配置と、7月20~21日の夏の農業体験ツアー、9月13日~14日の秋の農業体験ツアー、相模女子大学の8月25日~30日の夏季地域協働活動の実施予定を報告しました。

 お昼には月曜日恒例の職員有志により、やまなみ荘のテイクアウト昼食をいただきました。
 今回は5月の中華フェア あんかけ焼きそば、カレイと海老のチリソース定食、とりから甘酢定食、親子丼、鶏から丼、中華丼、チャーハン、野菜サラダなどのメニューを注文してもらいました。

 私は、味噌汁、野菜、デザート、緑茶、安曇野の水は持参して、とりから甘酢定食を注文し、鶏から甘酢皿が多くて家に持って帰りましたら、孫が喜んで食べました。私も好みの味で美味しくいただきました。

 村民の皆さんも、引き続きやまなみ荘のテイクアウトや仕出し、宴会、昼食、夕食にもご利用いただきますようお願いいたします。


草尾上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲に覆われて朝日がウッスラ差してきた草尾上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校で運動会特別時間割(~30日)・QU検査(~23日)・心電図検査(!、4年)、中学校で心臓検診1年:※テスト前部活なし、村政懇談会in宇留賀、スマホ予備校などが行われました。


春の農業体験ツアー2日目&スカイスポーツ公園上空からの風景

2025年05月18日 | 生坂村の取組
 5月18日(日)は雲が多い空でも日差し時々届いて、昼間は暑く感じられました。
 春の農泊体験ツアー2日目は、午前8時にやまなみ荘にて高津屋森林公園に向かいました。

 高津屋森林公園管理組合の山本さんから、わらびやうどの採り方や高津屋森林公園のことを教えていただきました。



 9時30分頃まで高津屋森林公園山菜園でわらびやうどの収穫体験を楽しんでいただき、記念撮影をしてやまなみ荘に帰りました。



 最後はやまなみ荘でそば打ち体験を楽しんでいただきました。
 そば打ち体験コースは、おじさま倶楽部の高野さんはじめ有段者のご指導を下、最初から詳しく教えていただきました。




 初めてそば打ちをされた方もお出でになりましたが、おじさま倶楽部の皆さんのご指導により、とても上手に打たれていました。





 





 記念撮影をした後に、打ち上がったそばをゆでて皆で美味しいと言いながら食べていただきました。



 そば打ち体験後は解散式を行い、眞島振興課長から、参加された皆さんに感謝の言葉と各団体の協力にも御礼を申し上げました。

 それからやまなみ荘で帰る支度をして、道の駅いくさかの郷にお寄りいただき帰路につきました。参加された皆さんが植えていただいた稲や野菜は、責任をもって管理していきますので、お誘いあって夏と秋にも多くの皆さんのお越しをお待ちしております。

 ご参加いただきました皆さん、ご協力いただきました多くの村民の皆さんに感謝を申し上げます。


スカイスポーツ公園上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていたスカイスポーツ公園上空からの風景を撮影しました。



春の農業体験ツアー&山清路の風景

2025年05月17日 | 生坂村の取組
 5月17日(土)は雨が降り一時的にザッと雨が強まり、雨でジメッと感じられました。
▽ 上生坂ほたるの里の会の皆さんにお世話になりました田植え後に、恒例の大城・京ヶ倉をバックに記念撮影をしました。

 今年の春の農泊体験ツアー1日目は、12時前に健康管理センターまで、参加される皆さんにお越しいただき昼食を食べていただきました。

 眞島振興課長の進行により、私から天気が心配ですが、これから雨が上がって明日まで降らずに農業体験ツアーができると思いますから、新緑が鮮やかな生坂村で良い農業体験をしてくださいなどと歓迎の挨拶をさせていただきました。


 続いて、担当の石井主査から日程等の説明をしていただき、コーディネーターの竹本さんから昼食について説明していただき、バンキング形式で旬味のお料理をお好みで取って召し上がっていただきました。

 昼食は、旬の孟宗竹の竹の子が入ったカレーとわらび、ふきの山菜が入ったお料理、サニーレタスなど具沢山のサラダ、漬物などをお皿に盛って食べていただき、お代わりした方も多くいて、皆さん美味しく食べいました。


 昼食後は雨が少し降っていましたが、「上生坂ほたるの里の会」の平林会長さんから歓迎の挨拶をいただき、田んぼに行って、丸山さんから田植えの仕方などを教えていただき手植えの田植えから始まりました。


 田植えは、今回も「上生坂ほたるの里の会」の皆さんに、準備と指導、お手伝いをお願いし、初めての方もいて、ほたるの里の会の皆さんがそれぞれ実際に植えながら丁寧に教えていただきました。


 皆さんは、遠路来られた疲れも見せず田植えをしていましたが、いつものように子供達も頑張って手植えや機械植えをする子などで楽しんでいました。
 また、大人の皆さんも一生懸命に田植えをしていただき、ほたるの里の会の皆さんも多く植えていただき、今年も歩行型の田植機も調子良く、1反歩一寸の田んぼを予定より早く田植えができました。


 ホタルの里の会さんに準備していただき、用意してあった苗床にそれぞれの苗を植えて土掛けをしてもらいました。そして、作業が終わった後は、恒例の大城・京ヶ倉をバックに記念撮影をしました。


「ほたるの里の会」の皆さんにしっかり手伝っていただき、予定より早く終わって、おまんじゅう、漬物などでお茶を飲みながら交流会を行い、田植えの時や交流会でも話しが弾んでいました。


 その後、今年から原常会の農園に行き、かぼちゃ、オクラ、紅はるかなどの苗の定植としていただきました。


 こちらも親切丁寧に教えていただきながら、夏と秋の農業体験ツアーの時に収穫できるよにしっかり植えていただきました。



 今回の1日目は、雨が少し降りましたが、参加された皆さんは、田植えと野菜の収穫と苗の定植など、楽しく取り組んでいただきありがとうございました。また、お手伝いをしていただいた皆さんには御礼を申し上げます。



信濃十名勝「山清路」の風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、前が強く降っている中、山清路隧道、旧山清路橋、新山清路橋を歩きながら撮影した山清路の風景です。


 その他生坂村では、道の駅いくさかの郷特産市、などが行われました。