4月4日(金) 午後2時45分から中学校体育館で、令和7年度 第79回入学式が挙行されました。今年度は、男子9名、女子2名の11名が入学しました。

△▽ 新入生が、温かいの拍手の中、少し緊張気味に入場して、それぞれの席に着いたところです。


▽ 敬礼をし、宮下教頭先生の開式のことばの後、全員で国歌と校歌を斉唱しました。



▽ 藤澤教育長が、新入生の皆さん、生坂中学校へのご入学おめでとうございます。今年は11名の一年生が生坂中学校に入学することになりました。皆さんは、これから始まる中学校生活への期待と希望に胸を膨らませていることと思います。

中学校の三年間は、新しい知識や技能を身に付け、豊かな人間性を育む大切な時期です。自分の目標をしっかりと作り、自ら進んで学習や運動などに取組み、楽しさや厳しさを体験しながら、これからの時代を生き抜く確かな力を身に付けてください。

保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の三年間は、人間性を形づくる上で重要な時期であります。一人一人が生き生きと学び、将来を切り拓く力を身に付けることができますように、お子様の思いや願いなどにしっかりと向き合っていただくようお願い申し上げます。
新入生の皆さんが、充実した中学校生活を送ることができますようご祈念申し上げ、教育委員会告辞としました。

▽ 小松校長先生が、日増しに暖かさが増す今日の良き日に、生坂村村長藤澤泰彦様を始めご来賓の皆様、多数の保護者、ご家族の皆様方のご臨席を賜り、このように盛大に生坂村立生坂中学校の入学式を挙行することができましたことを、高いところからではございますが、心より感謝申し上げます。
さて、11名の新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。今日から、皆さんは生坂中学校の一員となりました。私たち教職員・在校生は皆さんの入学を心待ちにしていました。
これからの中学校生活は、義務教育の最終段階であり、人生の中での大きな分岐点に向かっていく力を蓄えていく大切な三年間です。
三年後、皆さんは、自分の進む道を自分で決め、それぞれの道に向かって力強く踏み出していく時を迎えます。
小学校の次は中学校、という誰もが通る同じレールがあったのはここまでです。
これからの三年間をどう過ごすかで、皆さんの人生は一人一人違っていくとともに、大きく変わっていくことになるのです。そのことをまず自覚してください。
そして、三年後の旅立ちの時、「生坂中学校で学んでよかった」と実感できるように、これからの中学校生活を充実させてください。

さて、新入生の皆さんは、校門の横にある石碑に気づいたでしょうか。石碑には「真理の道 正しき道 学びの道」という言葉が刻まれています。この石碑は平成11年に生坂中学校同窓会発足四十周年を記念して建てられたものです。つまり、生坂中学校の先輩、言い換えると生坂の人々が中学生に追い求めてほしい事柄を示しているものです。中学校を卒業すると自分の選んだ道を独り立ちして進んでいかなければなりません。この言葉には「確実な根拠によって本当であると認められたこと」である「真理」を、「道理や法にかなって、誤りが無い」「正しさ」を、「自分の持つ可能性を伸ばす」ための「学び」を突き詰めていってほしいという願いが込められていると思います。昨年度から小学校との一貫教育がスタートし、義務教育九カ年を意識しての活動が増えています。生坂小学校での6年間の学びの上で、この生坂中学校で学ぶ皆さんの姿が、地域の皆さんの願うものかそれ以上になるように、皆さんに三つのキーワードを伝えたいと思います。

一つめは「思いやり」です。皆さんは小さい頃から多くの人に支えられて生きてきました。そして時には支える側になることも多かったと思います。人間は一人で生きていくことはできません。支え合うことが必要です。一方的にもたれかかったり支えたりするだけではうまくいきません。たとえ自分と意見が違ってもそれを理解しようとすることが必要です。時には、言われたことに反抗したくなることもあるでしょう。しかし、自分勝手なルールではなく、社会の一員として、大人として認められる人となり、自分で判断し行動しなければなりません。そのためには、まず相手を理解しようとしなければなりません。中には自分の考えをうまく表現することができない人もいるでしょう。そういった人に対しても理解をしようとする心を忘れず、相手の立場に立って物事を考えることを忘れないでください。

二つめは「向上心」です。独り立ちをするためには自分の持つ可能性を増やし、伸ばす必要があります。そのためには多くのことに挑戦し、体験していくことが大切です。それは教科学習に限った話ではありません。自分さえよければいいと思ったり、受身で聞いたり体験したりしても、皆さんの本当の力にはつながりません。時にはうまくいかないこともあるでしょう。しかし、自分自身を伸ばそうとする心を忘れず、仲間とともに、意欲を持って何事にも主体的に取り組んでください。
最後は「自立」です。中学を卒業するときには自分で選んだ道に自分で踏み出していきます。そのためにも自分を支えてくれている人の存在を大切にして、自分自身の可能性を伸ばし、一回り大きくなって進級、卒業を迎えられるように切磋琢磨してください。

最後になりましたが、保護者のみなさまに一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限に伸ばすよう精いっぱい努力して参ります。
保護者の皆様としっかり連携し、地域の皆様とともに、「生坂中学校に通わせてよかった」「地域に生坂中学校があってよかった」と思っていただける学校となりますよう努めてまいりますので、皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新入生の健やかな成長と活躍を願い、チーム生坂としてともに高まっていくことをお誓いし、式辞としました。

▽ 私からは、、新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。
皆さんの生坂中学校での三年間は,自分自身の「夢」や「目標」を持ち、それに向かって、悔いのない人生を送るための基礎を築く時期だと思います。
「進む路」と書いて「進路」、目的地が無ければ路は選べません。ぜひ、夢という目的地を見つけ、それぞれの路を進み始めてください。
それには、一日一日を大切にして、学習意欲、創意工夫する力、コミュニケーション能力を身に付ける努力を重ねられますようお願いいたします。
これからの三年間、勉強も運動も、生徒会活動も部活動も、それ以外の時間も、やることは山積みです。やった結果が良い場合も悪い場合もあるでしょうが、どちらも良い経験になります。

また、中学校の時は、身も心も最も成長する時期です。積極的に物事に取り組み、自分自身を大きく成長させ、しっかりした心を持ち、やさしく思いやりのある人間になるよう期待をしております。
そして、中学生になったことで、自分の言葉、行動に責任を持たなければなりません。何ごとにも、自ら進んで考え、立場、状況によって行動が出来、友と認め合えるより良い関係をつくれる生徒になってください。
また、豊かな自然と学習環境に恵まれた生坂村を、北海道標津町との交流学習や小中一貫教育の「生坂学」など、様々な取組から学ばれ、郷土に愛着と誇りを持てる生徒になっていただきたいとも思います。
これらの活動を通して、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和が養われることにより、充実感が得られる中学校生活が送れることと思います。

さて、保護者の皆さん、本日は、お子さんのご入学誠におめでとうございます。お子さんの中学校生活は、人間の資質形成の最も重要な時期であり、心身ともに健康でたくましく、一層の学力の伸びも望まれる時だと考えます。
それには、家庭・学校・地域の信頼関係を深めるとともに、多感な時期のお子さんの一番身近なご家族が、どんな時でも子どもに寄り添いながら見守り励まし合い、時には自立の手助けになるような行動を心がけていただきたいと思います。

また、校長先生をはじめ諸先生方におかれましては、次代を担う子どもたちが、これからの社会において必要となる「生きる力」を身に付けてほしいという思いと、生徒達が「最後まで粘り強く取り組む姿」に向けた学校生活ためのご指導とご努力をお願いする次第でございます。
新入生の皆さんには、それぞれに個性と能力があります。どうか皆さん、これからは中学生らしく自分を鍛え、希望に満ちて、お互いに励まし合い、仲良く中学校生活が送れますようお祈りいたしまして、お祝いの言葉とさせていただきました。

▽ 新一年生の3名の担任と学年主任、副担任の先生方が紹介されました。

▽ 新入生代表の藤澤さんが、本日は、私たち新入生のためにこのように盛大で、心あたたまる入学式を行ってくださいまして、ありがとうございます。
私が中学校で頑張りたい事を三つ話したいと思います。
一つ目はあいさつです。先生方、地域の方、先輩方に気持ちの良いあいさつをしたいです。そのために、自分から笑顔であいさつをしたいと思います。

二つ目は、皆さんと仲良くする事です。仲良くできるか不安なのですが、自分から話しかけたり、分からないことを聞いたりしていきたいです。
三つ目は勉強です。私は勉強が得意ではありませんが、特に国語、理科、数学が苦手です。でも努力したいです。家族からは、漢字を使えるように言われているので、しっかり書けるようになりたいです。覚える事も苦手なので、何度も練習したいと思います。勉強を頑張ってテストで四百点を取ってみたいです。

中学校生活に慣れるのに時間がかかったり、分からないこともたくさんあったりすると思いますが、皆さんに教えてもらって、楽しく気持ちの良い中学校生活を送りたいです。また、三年間、友達を大切にして仲良く過ごしたいです。
先生方、ご来賓、地域の皆様、先輩方、私たち新入生、本日からお世話になりますが、どうぞあたたかくご指導をお願いいます。

▽ 保護者代表の服部さんからの挨拶は後日掲載します。



宮下教頭先生の閉式の辞で滞りなく終了しました。
例年通り、午前は小学校、午後は中学校の入学式が行われ、生徒、保護者、教職員、来賓の他に、議員各位、区長各位など地域の皆さんにもご参列していただき盛大に開催できましたことに感謝申し上げます。
