3月19日(水)午前9時から中学校体育館で第78回卒業証書授与式が挙行されました。今年度は、男子4名女子11名の15名が晴れて卒業されました。
午前9時から生坂中学校の卒業証書授与式が行われました。今年度の卒業証書授与式は、出席者は卒業生、教職員、在校生、保護者、小林教育長職務代理、坂爪教育次長、来賓は私と太田議長、教育委員、生坂小学校長、生坂保育園長が招待され、議会議員各位、区長各位など地域の皆さんも参列していただき厳粛に開催されました。
△▽ 参列された皆さんの温かい拍手の中、担任の先生を先頭に入場してきました卒業生の皆さんです。
▽ 宮下教頭先生の開式の辞で始まりました。
▽ 参列した皆さんで、国歌斉唱と、生坂中学校「校歌」を3番まで歌いました。
▽ 小林教育長職務代理が、卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは、中学校での三年間、たゆまぬ努力を続け、その努力が実り、本日卒業証書を手にされました。今日の皆さんの姿は実に晴れやかで、明るい未来と希望に満ちあふれ、頼もしく感じます。
保護者の皆さま、お子様が門出の日を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。立派に成長されたお子様の姿を目の前にして、感激もひとしおであることと存じます。
さて、卒業生の皆さんは、本日、人生の一つの節目を迎えられました。これからは、それぞれの道を歩むことになりますが、この生坂の地で学び、経験したことをしっかりと自分のものにし、自信をもって歩んでください。
「水急にして月を流さず」という言葉があります。時代がどんなに進み、世の中がどれほど変化しても、真理・真実は月のように変わらないことを意味します。今はインターネットやSNSから情報の波が押し寄せる時代です。色々な情報に接すると「自分はこれでいいのだろうか」と不安になると思いますが、皆さんにとって大切なものは、時代や状況が変わっても変わらず、皆さんが自分自身で見つけるもの、皆さんにしか見つけられないものです。「自分の価値は自分で決める」と堂々と胸を張り、人生を歩んでください。
これまで陰になり日向になり教育活動を支え、子どもたちを温かく、熱心にご指導いただきました教職員の皆さま、また、中学校の教育活動に惜しみないご支援・ご協力をいただいた地域の皆さまに感謝申し上げます。今後もどうか、子どもたちの成長を温かく見守っていただくようお願いいたします。
本日、門出の日を迎えられた卒業生の皆さんの今後のご活躍を祈念し、教育委員会告辞としました。
△▽ 学級担任の上條先生が卒業生の名前を読まれ、小松校長先生が卒業証書を授与されているところです。
▽ 続いて、卒業記念品の目録を代表の市川さんに授与しました。
▽ 小松校長先生が、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。先ほど、一人一人に卒業証書を手渡しました。今、手にしている卒業証書は、中学校三年間の教育課程を修了したことの証です。皆さんの努力はもちろんですが、支えてくださった保護者や地域の方の思いや願いが詰まったものでもあります。どうか、その重みを忘れないでください。
皆さんが中学校に入学したときは、新型コロナウイルス感染症対策に気を遣わなくてはならない厳しさがあり、苦労も多かったことと思います。それでも令和五年の五月から、新型コロナウイルス感染症が五類に移行したことで、制約がほとんどなくなった皆さんは、生徒会活動で、部活動で、交流活動で蓄えていた力を十分に発揮してくれました。三年生になると最上級生としての自覚を持ち、生徒会企画で全校のみんなが楽しく、交流できるように企画したり、学校生活がよりよいものになるようにと工夫を凝らしてくれました。
また、生徒数が減少する中、生徒会組織のあり方についてみんなで考え、委員会を再編してくれたことは後輩たちへ残す大きな財産になりました。全校道徳では、一人一人の思いを素直に伝え合い、共感し、人に寄り添うときのあり方を示してもくれました。Ikusaka学では自分で決めた課題に向き合い探究していく姿はとても頼もしいものでした。その探究する姿は、日々の学習の中にまで広がり、お互いの考えを伝え合い、教えあって学ぶ姿となり、その意欲と積極的な姿が、今、このときも思い出されます。
さて、いよいよ皆さんは、これから自分の選んだ道へ、新たな第一歩を踏み出します。ここで、皆さんに餞の言葉を贈ります。
それは、「上手くいかなくなったら、基本に立ち返ればいい」です。
この言葉は、サッカーワールドカップカタール大会で日本代表監督を務めた、もり森やす保はじめ一監督が語ったものです。Jリーグの監督時代から言い続けている言葉だそうです。これからの人生、色々な事に挑戦していくかと思います。何かにつまずいたとき、一歩立ち止まり、基本に戻ることの大切さを教えてくれています。
皆さんが成人して社会で活躍する頃には、日本は厳しい挑戦の時代を迎えていると言われています。人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっています。そんな中、皆さんは持続可能な社会の担い手として期待されています。
皆さんが生坂中学校で学んだ三年間、生坂の地で学んだ義務教育の九ヶ年はまさに将来を担うための基本を身につけるためのものでした。これから先、皆さんはそれぞれ別の道を歩んでいきます。ですが、皆さんの基本は十五人の仲間とともに歩んだこの生坂の地にあることを忘れないでください。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子さまのご卒業、おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。お子さまは本日、義務教育九ヶ年を修了しました。感慨もひとしおと拝察いたします。この三年間、生坂中学校では、教職員一丸となり、お子さまの成長を見守り、精一杯教育活動に努めて参りました。本校に、そして私たち職員にお寄せくださいましたご理解とご協力に改めて感謝を申し上げます。
卒業生の皆さんが、それぞれ進む道に幸多かれと祈りますなどの式辞を述べられました。
▽ 私からは、皆さんは、卒業生の皆さん、本日はご卒業誠におめでとうございます。
皆さんは中学校の三年間の修学を終え、義務教育の全課程をつつがなく修了されましたことに心よりお慶び申し上げます。
卒業生の皆さんは、この三年間、勉強、スポーツ、生徒会など多くの活動に精励し大きく成長され、本日、晴れて卒業の日を迎えることができました。
皆さんの胸中には、中学校でのかしわ祭、修学旅行、体育祭、部活動など、楽しかったこと、辛かったこと、そして先生や友達との素敵な思い出が蘇っていることと思います。
北海道標津町との交流学習では、標津町の生徒達との交流や異なる土地の自然、歴史、文化を学ぶとともに、生坂村の様々なことも学ばれるなど、交流学習の成果が伺えとても嬉しく感じました。
今年度から始まりました小中一貫教育のIkusaka学では、「生坂龍翔太鼓」、「食」、「新・再発見」の三テーマに分かれて学習するとともに、豊かな人間関係づくり、他地域との交流などを通じて、新時代を生き抜く力の養成と郷土愛の醸成を育んで来られたことと思います。
どうか皆さん、引き続き生坂村に愛着と関心を持ち続けていただき、将来は村に何らかの関わりを持っていただきますことを期待する次第でございます。
皆さんは、今後も歩みを進める中で、喜びや楽しみだけでなく、時には大きな壁にぶつかることもあると思います。それでも自分を信じて努力を重ね、失敗を恐れず、諦めずにチャレンジし続ければきっと道は拓けます。どうか少しずつでも良いですので、着実に前へ、前へと進んでいってください。
皆さんのまわりには、見守ってくれるご家族や地域の人たち、学校の先生、支え合える友だちがいます。こうした方々への感謝の気持ちを忘れず、皆さんが未来に向かって、大きく羽ばたくことを心から期待しております。
さて、保護者の皆様におかれましては、お子様が門出の日を迎えられましたことに心よりお祝い申し上げます。
これまで惜しみない愛情を注ぎながら、お子様の成長に向き合われ、多くのご苦労もあったかと思います。それだけに、卒業の節目は感慨もひとしおのことと存じます。引き続き、お子様とその未来を信じて、温かく見守り、応援し続けてくださいますようお願いいたします。
また、お世話になりました校長先生をはじめ先生方には、三年間にわたり、愛情を持ってきめ細やかなご指導をいただき、ここまで立派にお導きくださり、そのご労苦とご努力に対し、深甚なる敬意を表し感謝を申し上げる次第でございます。
卒業生の皆さん、今後それぞれの分野で立派な社会人になるための準備期間に入るのですが、どうか生坂中学校の卒業生としての誇りを持ち、規則正しい生活のリズムを身につけ、健康に十分気をつけて、臆することなく、自分の目指す道を歩んでいっていただきたいとお願いする次第でございます。
卒業される皆さんのご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げますなどのお祝いの言葉を申し上げました。
▽ 吉井学年PTA会長が、本日は、この晴れやかな卒業式に参加させていただき、保護者を代表しましてご挨拶させていただきます。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。3年前皆さんが少し大きめの制服に身を包み、少し緊張した面持ちで中学校に入学した日のことを今でもはっきり覚えています。それが今日、こんなにも立派に成長した姿を目の辺りにし、親として胸が熱くなる思いです。
皆さんが書いた「校友」を読みました。勉強、部活動、生徒会、学校行事などを通して、楽しいことだけではなく、悩んだり挫けそうになったりすることがあった。友だちとの関わりを通してグループ活動、クラスの行事で協力することや思いやりの大切さを学んだ。仲間と協力して一つのものを作り上げることの喜びを知った。たくさんの人に感謝できるようになったなど、とても嬉しく思いました。
今日からそれぞれ、新しい道を歩むことになりますが、不安や困難にぶつかることがあっても乗り越える力が皆さんにはあると確信できました。皆さんのこれからの道が輝かしいものになることを心から祈ってます。生坂村で学んだこと、生坂村で育った自分に誇りと自信を持って羽ばたいてください。
そして、校長先生をはじめ先生方、時には厳しく時には優しく子どもたちを励まし、支えてくださったお陰で、今日という日を迎えることができました。先生方の温かなご指導が子どもたちの心に大きな支えとなっていたことを、親として深く感謝しています。本当にありがとうございました。保護者一同心より御礼申し上げます。
最後になりますが、生坂中学校の更なる発展を心よりご祈念申し上げますと共に、校長先生をはじめ先生方、本日ご臨席のご来賓の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げますなどとお礼の言葉を述べられました。
▽ 在校生代表の荻村さんが、先輩方は、私たちにとって尊敬する存在であり、数々の困難を共に乗り越えてきた大切な仲間です。先輩方の努力や情熱、そして温かい支えがあったからこそ、私たちはここまで成長することができました。
思い返すと、先輩方と過ごした日々は貴重な経験でした。
初めての部活動。楽しみな気持ちとそれを上回る不安感を胸に抱き入部しました。そんな私たちを先輩方は、優しく支えてくださいました。そして、困っていることがあれば分かりやすくアドバイスをしてくださいました。そのおかげで入部当初に感じていた不安はだんだんと自信に変わっていきました。また、夏の大会や目標に向けてお互いに話し合い、練習を重ねる姿はとても頼もしく、目標に向かってひたむきに努力する姿勢を学ばせていただきました。
合唱では、各パートを仕切って歌声タイムを進め、全校を引っ張ってくださいました。それはとても難しく思えて、自分にはできないようなことでしたが、三年生の「もっとこうしたほうがいい」「ここは大きく歌ったほうがいいい」という指示は的確で、そのあとの合唱が驚くほどよくなったことを覚えています。また、先輩方の歌声や合唱に取り組む姿勢からは下級生のお手本とする責任感が感じられました。その姿は、これから私たちが3年生になったときに最高学年として引っ張って行くのだと決意させてくださいました。
かしわ祭では、一人一人が盛り上げようとしている姿に感銘を受け、また励まし支えあう姿に心を打たれました。そんなかしわ祭を私も作り上げたいと思い、副会長になりました。先輩たちのようにみんなが楽しいと思えるかしわ祭を目指していきたいと思います。まだまだ未熟な私たちですが、先輩方が安心して卒業出来るように精進していきたいと思います。
これからの未来には、さまざまな挑戦が待ち受けています。しかし、皆さんが培った知識や経験、そして仲間との絆は、必ずやその挑戦を乗り越える力となるでしょう。自分自身を信じ、夢を追い続けてください。
最後に、卒業生の皆さんの未来が明るく、希望に満ちたものであることを心より願っています。
本日は本当におめでとうございます。先輩方のご活躍を心よりお祈り申し上げますなどの送辞を述べられました。
▽ 卒業生代表の平林さんが、旅立ちの春を迎え、日差しに暖かさを感じるこの良き日に、私たち十五名は生坂中学校を卒業します。
本日は多くの皆様のご臨席の下、このように盛大な卒業式を催していただいたことに、卒業生一同心より御礼申し上げます。また只今、校長先生をはじめ、生坂村村長様、生坂村教育長様より心温まるお言葉を賜り、重ねて御礼申し上げます。
今から二年前、緊張とワクワクした気持ちを抱きながら入学したあの日、新しい仲間とともに十五名で中学校生活が始まりました。「かみじょうときおなクラス」という担任の先生の名前に目標のキーワードを当てて作った学級目標は、まだ入学して間もない私たちの緊張や不安をほぐしてくれる存在になりました。
二年生になり後輩が入学し、先輩と呼ばれる立場になりました。二年生の学級目標は「全力翔捻」。高く飛ぶという意味を持つ漢字の翔と、経験を積むという意味を持つ漢字の稔を当て字として、自由・無限の可能性、高い目標に向かって全力で挑戦し続け、目標を実現させるという思いを込めました。生坂中学校の伝統でもある合唱では、一年生の見本になるために、三年生のように迫力のある歌声になるためにはどうしたらよいかという壁にぶつかりました。しかし、「全力翔稔」という学級目標のとおり全員がより良い合唱にしようと協力し合いながら、私たちの全力の歌を届けることができました。二学期には仲間との別れもありましたが、三学期には新しい出会いもあり、新しい十五名として再スタートしました。
三年生になり、学級目標「超新星、燦學稔」生徒会目標「百花繚乱」を掲げ、中学校生活最後の一年が始まりました。生徒会では一人一人が色々な色の花のように輝ける生徒会にすることを意識し、学年を越えて交流する活動の計画を進めてきました。かしわ祭スローガンは「開花~三十三の花になれ~」としました。生徒会目標とかしわ祭スローガンをどちらも「花」にちなんで考えたのですが、「どうしたら一人一人が笑顔の花を咲かせられるような企画になるだろうか」と、たくさん悩んだり考えたりしました。時にはクラスの中で気持ちがそろわないことがありましたが、当日は三年生が中心となり、かしわ祭を盛り上げることができました。あの時の達成感と、時の流れの速さにはびっくりしましたが、何より全校一丸となってかしわ祭を作り上げることができて、とても感慨深かったです。
在校生の皆さん、この一年間、私たちを支えてくださり、本当にありがとうございました。一年生、二年生には、それぞれのいいところがたくさんあります。その良さを生かして、この生坂中学校を引っ張っていってください。
先生方には、やさしく、時に厳しく接していただき、この三年間でたくさん成長することができました。ありがとうございました。
保護者の皆様・地域の皆様には陰に日向に支援していただき、私たちはいろんなことに挑戦し続けることができました。地域行事の際などのたくさんの応援のおかげで、自信や勇気につながった場面がたくさんありました。ありがとうございました。
そして三年生の仲間たち。毎年一つ一つ色々な壁を一緒に乗り越えることができたのは、みんながいたからだと思います。義務教育の九年間、新しい友達とたくさん出会い、思い出もたくさんできました。今までの学びと経験、みんなとの思い出を糧にして、これからも全力翔稔していきます。最高の九年間をありがとう。
最後になりますが、私たちの義務教育の九年間は今日で終わりになります。しかし、ここからが本当の始まりで、十五名それぞれが違う道を進みます。三年間の、学びやたくさんの思い出、そして、このクラス全員と一緒に過ごせた時間が詰まった生坂中学校、そして私たちを支え、見守ってくださった地域の皆様に心から感謝申し上げますなどの答辞を述べられました。
卒業生の皆さんが「あなたへー旅立ちに寄せるメッセージ」の素晴らしい合唱を皆でしっかりと歌っていただきとても感動しました。
卒業生の皆さんは、これからも自分の夢や目標に向かって歩むこととなりますが、その行く手には、何故と疑問に思うようなことが沢山あると思います。何故ということに自問自答をしながら努力を積み重ねていかれれば、必ず道は拓けてくると確信しております。
△▽ 在校生、先生方が、「Replay」で巣立っていく卒業生の皆さんです。