信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

小舟集落の曼珠沙華の風景&亡き母の出棺、火葬、葬儀・告別式

2023年09月30日 | 私の活動報告

 9月30日(土)は雲の多い空から少し日差しが届き、昼間は蒸し暑くなりました。

▽ 毎朝恒例の写真は、お彼岸入りの撮影時より更に花開いた、我が小舟集落の曼珠沙華の風景です。

小舟集落の曼珠沙華の風景

 本日は亡き母の出棺、火葬、葬儀・告別式を行いました。

 朝7時50分から隠岐宮司さんから出棺祭の野辺送りの儀式を行っていただき、親戚や近所の皆さんから見送っていただきました。

 母のお見送りに来ていただきましたことに御礼を申し上げ、母が小舟の地に嫁いできて約70年が経ちましたが、多くの皆さんと旅行をしたり、花を生けたり、習字をしたり、カラオケを歌ったりと楽しい思い出がいっぱいできましたことなどにも御礼の挨拶をさせていただきました。

 9時過ぎには広域豊科葬祭センターに着き、告別室にて火葬前に故人と最後のお別れをし、火葬後は皆で母のお骨を収骨して、ご遺骨・遺影を持って、お葬式の会場に向かいました。

 当センターは、当村も組織市村であります安曇野松筑広域環境施設組合が管理している公営火葬場です。生坂村では、村内に住所を有していた故人を広域豊科葬祭センターで火葬した場合は火葬料を無料にしております。

 通夜・納骨と葬儀・告別式は、先月の本家の対応と同様に、新型コロナウイルスの感染者がいることと季節性インフルエンザも流行していることから近親者により執り行うこととしました。

 正午からは、JA虹のホール岡田において、私や家族などで弔問に来ていただいた皆さんとお話をし、母が生前にお世話になったことや弔問に対して御礼を申し上げました。

 私の仕事関係の役場や県の皆さんも多く弔問に来ていただき、神式での葬儀ですから御霊前に玉串を捧げて帰られました。

 午後1時30分からは、隠岐宮司さん達に神葬祭を進めていただき、客僧として川又住職さんにもお経を挙げていただき、孫の香織のお別れのことばは、お祖母ちゃんとの思い出、孫とひ孫を慈しんでいただいたことなどに感謝を述べられ、目頭が熱くなる心のこもったお別れのことばでした。

 参列者で玉串拝礼や十日祭を繰り上げて執り行っていただいた後、喪主の私から、ご丁重なるご弔慰並びにご奉仕をいただいたことと母が生前お世話になったことを故人に変わって御礼を申し上げ、隠岐宮司様達と川又住職様によりまして滞りなく葬儀・告別式を終了できましたことに感謝を申し上げ、お袋さんが24歳で親父さんのところに嫁いできてから、家業の藤澤醸造株式会社の仕事と畑で野菜を沢山作っていただいた働き者であったこと、親父さんとの海外旅行などの趣味を楽しみ、遺影の写真は最後に家族と一緒に行った金沢での写真であること、晩年は思うように体が動かなくなっても、我々の介助を受け感謝の気持ちで暮らしていたこと、母のように大家族で暮らしていることが、日本の人口減少・少子高齢化の課題を解決すること、私も晩年は母のように生きたいこと、最後に「ありがとう」「お疲れ様でした」の言葉を捧げるなどの御礼の挨拶をさせていただきました。

 最後に、葬儀委員長の本家の隆一父さんからも、両親との思い出やとても寂しい気持ち、参列された皆さんへの御礼の言葉などをいただき滞りなく終了しました。

 今日生坂村では、中学校で第54回かしわ祭などが行われました。


草尾上野ぶどう畑上空からの風景&亡き母の通夜・納棺

2023年09月29日 | 私の活動報告

 9月29日(金)は日差しが届いて穏やかな晴天で夜は綺麗な中秋の名月を見られました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、ぶどうの収穫最盛期の草尾上野ぶどう畑へ行き、雲が多めの上空からの風景を撮影しました。

草尾上野ぶどう畑上空からの風景

 本日は午前と午後に役場で決済をして、午後6時から日置神社 隠岐宮司様によりまして、亡き母の通夜・納棺を執り行っていただきました。

 母は、8月28日(月)に相澤病院に入院し、大動脈弁狭窄症、誤嚥性肺炎等の病気と闘っていましたが、最後はうっ血性心不全により、25日(月)午後1時28分に息を引き取りました。

 母は、大町市(旧八坂村)野平の坂井家に、8人兄弟の末っ子として生まれ、水内高等女学校を卒業後、24歳で藤澤家に嫁ぎ、家業の藤澤醸造株式会社の味噌、醤油、漬物、米こうじ、お醤油の実などの製造を担ってきました。

 漬物の原料の野沢菜、白菜、本うりなどを栽培し家業を盛り上げ、家庭用の野菜もたくさん栽培し、家族で喜んで食したほどとても働き者でした。

 私たち夫婦が家業を継いでからは、時間に余裕が出来、旅行、生け花、書道、カラオケを多くの皆さんと楽しみました。

 今年3月の入院までは介護度がなく、自分のことはほとんど出来、我慢強く笑顔が素敵で、晩年は我が夫婦、孫夫婦、ひ孫二人に囲まれ、大家族の中で幸せに暮らしました。

 お陰様で介護保険の世話には殆どならず、私たちもそれほど介護をしたわけでなく、ほぼPPK「ピンピンころりん」だったと思いますが、残された私たちにとっては、ひとしおの寂しさを感じる母との別れでした。

 その他生坂村では、小学校で6年中学校見学・5年休業日・ALT、中学校でかしわ祭前日集会・準備・体育祭、例月出納検査、健康麻雀教室、せせらぎ公園整備などが行われました。


日岐周辺からの風景

2023年09月28日 | 生坂村の風景

 9月28日(木)は雲が広がりやすい空から日差しが届き、ムシムシとした不快な暑さになりました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、小雨の中、日岐の犀川対岸に行き、生坂ダム湖や上空からの風景を撮影しました。

日岐周辺からの風景

 本日も私は、朝礼後に決済をし、脱炭素先行地域づくり事業の打合せをした後は、午後にも決済をするほかは、母の通夜や葬儀等の準備と弔問の対応をさせていただきました。

民生児童委員の皆さんの北部ブロック民生児童委員研修会は、意見交換会もありましたので牛越副村長にお願いしました。

 本日生坂村では、小学校で5年宿泊学習、なのはなで乳幼児お下がり会、陶芸教室、認知症サポーター、農業公社理事会、民生児童委員定例会、大城・京ヶ倉を広く世に出す会打合せ、農業委員会などが行われました。


上生坂上空からの風景

2023年09月27日 | 生坂村の風景

 9月27日(水)は雲が優勢の空から時より日差しが届き、昼間は蒸し暑さを感じました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、上生坂西手集落の犀川堤防に行き、雲が優勢の上空からの風景を撮影しました。

上生坂上空からの風景

 本日も私は、決済や資料のチェックなどを行った他は、母の通夜や葬儀等の準備と弔問の対応をさせていただきました。

 27日(水)から29日(金)までの長野県町村会役員先進地視察は、先週火曜日にキャンセルをさせていただきましたので、当村関係の会議なども少なくて助かりました。

 本日生坂村では、小学校で5年宿泊学習・ALTなどが行われました。


昭津上空からの風景

2023年09月26日 | 生坂村の風景

 9月26日(火)は日差しが少し届きましたが、雲の広がりやすい空で昼間は過ごしやすい体感でした。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、昭津に行き、雲に覆われた上空からの風景を撮影しました。

昭津上空からの風景

 本日生坂村では、4年ぶりに「いくさか敬老の日」が開催されましたが、私は前日母が亡くなったので、牛越副村長に挨拶の代読をお願いしました。

 私は、朝礼後の振興課関係工事開札の立ち会いをし、午後4時からの松塩筑木曽老人施設組合の「組合のあり方に関する指針」の説明を受けました。

 また、国道関係事業打合せは牛越副村長と中山振興課長にお願いし、午前と午後の決済をした他は、通夜や葬儀等の準備をさせていただきました。

 その他、小学校で教育課程研究協議会、児童館でスポっちゃおなどが行われました。


簡易水道有収率対策プロジェクト会議&下生野上空からの風景

2023年09月25日 | 生坂村の会議

 9月25日(月)は日差しが届いて気持ちの良い空で、空気はカラッとしていて過ごしやすい体感でした。

 午前10時からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、私の挨拶の後、9月5日(火)高津屋ポンプ室のリレー装置修理、5日(火)畑管工事中給水管PEφ25破損を修理対応、7日(木)白日ポンプ異常により送水管漏水確認、11日(月)白日送水管漏水工事SPφ50、13日(水)白日ポンプ異常、14日(木)白日配水池内のポンプ吸管の応急修理、19日(火)~21日(木)小舟配水池下の送水管PEφ50(67m)布設替工事など前回会議からの対応状況を説明してもらいました。

 次に、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、安曇野市受水量比較などの説明も受け、先月8月は落雷の影響により有収率が75.73%と下がりましたが、以前高い有収率を維持しており、担当職員はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 次回会議までの対応について主な協議の内容は、上生坂と下生坂の第1配水池のポンプが徐々に漏水が増えているので、上生坂は近日中に漏水調査をするが、0.3~0.5トンと発見しづらいとのこと、小舟地区送水管工事の業者選定、梅月配水管布設替工事、下生野築堤工事送水管布設工事などの説明を受け、10月の分団長会議において、消防作業の後に消火栓の締め付け不足があり、漏水を確認したので、秋の消防作業前には分団長会議で締め付けの周知徹底をすることなどを協議しました。

 その後、フジ地中情報株式会社の皆さんから、漏水調査50年間の信用がある当社が、国産AI劣化診断解析について、日本水道新聞等に掲載されたとのことでした。

 統計学と機械学習で劣化予測をし、汎用型AIと特化型AIによる機械学習、教師あり学習と教師なし学習であり、AIは賢くもあり未熟でもあるので、この両方を分かって初めて良いAIになるとのことでした。

 管路の管理として今は紙ベースですが、図面を管理するシステムがAIで布設替えの優先箇所を示すなどのシステム化に向けて検討することにするなど、今後も当会議でライフラインである上水道関係施設の老朽化・耐震化対策は計画的に進め、漏水対策は迅速・的確に対応することなどを協議してまいります。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生野の高台に行き、秋らしい雲に覆われた上空からの風景を撮影しました。

下生野上空からの風景

 その他生坂村では、生坂農業未来創りプロジェクト会議、ゼロカーボン推進プロジェクト会議、教育委員会定例会などが行われました。


秋のいくさか農泊体験ツアー(2日目)&JA山清路ぶどう即売会&生坂ダム湖上空からの風景

2023年09月24日 | 生坂村の取組

 9月24日(日)は晴れて秋の気持ち良い空が広がり、朝晩は肌寒くても、昼間はカラッとした暑さでした。

 朝8時15分にやまなみ荘を出発して草尾上野の観光農園へ行き、農業公社の小林理事長から説明を受け、夏に定植した野菜などの収穫をしていただきました。

 今年も栽培管理をしていただいた、さつまいも、長ネギなどの収穫体験を行ない、たくさん収穫をしていただきました。

 この頃雨が少ないので、畑の土が固まっていて、小型のバックフォーで土をおこしたり、掘ったりして収穫していました。

 ぶどう棚の下で大きくて甘そうな巨峰を見定め、仲良く収穫したり、美味しいと言いながら巨峰を食べていました。

 参加された皆さんをはじめお手伝いしていただいた、上生坂ホタルの里の会の皆さん、女・人竹っこクラブの皆さん、農業公社の皆さんなど関係の皆さん、誠にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 午前9時からは、今年2回目のJA松本ハイランド主催の山清路ぶどう即売会が、道の駅 いくさかの郷で開催されました。

 今年も4年続けて、山清路巨峰を中心にシャインマスカット、ナガノパープルなど多くのぶどうが売られていました。

 本日も、生産者組合の平林両副会長、牛越副村長、農業公社小林理事長、藤澤副議長、山本議員、中山振興課長はじめ役場職員、いくさか大好き隊員、生坂シルバーセンターの皆さんにも手伝っていただきました。

 皆さんには、荷造り、レジの補助、即売会の誘導、直売所の入場案内と誘導、駐車場係、シャトルバスの運行などのお手伝いをしてもらいました。

 農産物直売所では、本日も入場制限をさせていただくほど多くのお客様にお越しいただき、地元産の巨峰、ナガノパープル、シャインマスカット、クイーンニーナなど多くの種類のイクサカラットが次々に売れていました。

 発送されるお客様も多く、いくさかの郷で段ボールをサービスし荷造りも手伝いして、運送会社の皆さんは荷造りされたぶどうをトラックに積み込んでいました。

 今年もぶどう生産者の皆さんが、品質の良いぶどうを出荷していただき、売り切れそうになっても、次々と補充してもらい、ぶどうシーズンの9月は売上が順調に伸びております。

 かあさん家の灰焼きおやきも、20日(水)のNHK「あさイチ」の「いまオシ!LIVE」で、生坂村の郷土料理、かあさん家の「灰焼きおやき」が全国に紹介され、朝から多くのお客様にお越しいただきました。

 しかし、一つ一つが手作りですので、1日に300~350個の製造が限界ですから、お客様にご理解をお願いし、農業公社の小林理事長が整理券をお配りして、お一人3個限定で販売させていただきました。

 生坂村の名産品、生坂村産ぶどう「イクサカラット」「山清路ぶどう」を、引き続きぶどう生産者のご理解、ご協力をいただき、いくさかの郷の農産物直売所とJA松本ハイランドに大量に出荷していただき、基幹産業の農業振興により、生坂村を盛り上げていきたいと思います。

▽ 毎朝恒例の撮影は、生坂ダム湖の湖畔から、清々しく晴れた秋空からの風景を撮影しました。

生坂ダム湖上空からの風景

 その他生坂村では、しべつあきあじまつり出店などが行われました。


秋のいくさか農泊体験ツアー(1日目)&曼珠沙華(彼岸花)の風景

2023年09月23日 | 生坂村の取組

 9月23日(土)は雲が多くても天気は回復し、段々と日差しが届き過ごしやすい体感となりました。

 午前12時頃から、健康管理センターで4年ぶりに開催しました「秋のいくさか農泊体験ツアー」の歓迎式を行いました。

 中山振興課長の進行で始まり、私から、長野県は77市町村、19市、23町、35村あり、当村は人口規模で下から11番目の小さな村ですが、今回も美味しそうな昼食を作っていただいた、女・人竹っこくらぶの皆さんや、午後の稲刈りの指導と手伝いをしていただけます、上生坂ホタルの里の会の皆さんなど、お父さん、お母さん方が生坂村を盛り上げようと取り組んでもらっています。

 今日から明日の天気は秋らしい良い天気の様ですので、怪我などしないようにしていただき、手刈りに稲刈り、野菜の収穫、ぶどう狩りなど秋の農作業を体験していただき、また何か困ったことがありましたら事務局に何なりと言っていただき、秋の生坂村を楽しんでいただきたいなどと歓迎の挨拶をさせていただきました。

 女・人竹っこくらぶの会長の竹内さんから、梅おこわ、すいとん、鶏の唐揚げ、野菜サラダ、冷豆腐、卵焼き、漬物、いちじくゼリーなど地元産の食材を使ったお料理の説明をしていただきました。

 皆さんが楽しそうに賑やかに昼食を食べながら、梅おこわ、すいとん、冷豆腐、卵焼き、漬物、いちじくゼリーなど、とても美味しいと言って食べていただき良かったです。

 食事がほぼ済んだところで、参加者からお料理の感想と自己紹介をしていただきました。

 初めて生坂村の名前を知って来てみて、自然が豊かで感激してこと、地元産の食材を使った色々な料理が美味しかったこと、リピーターの方や読売新聞の広告を見て来られた皆さんなど、参加されたきっかけなどをお聞きしました。

 今回は4年ぶりということで、少しリニューアルして、名称も「秋のいくさか農泊体験ツアー」として、首都圏と中京圏から来られた17名10家族が参加され行われました。

 昼食後は、ホタルの里の会の皆さんからご指導とお手伝いをしていただき、コロナ禍前の様に手刈りとバインダーでの稲刈りが行われました。

 子ども達も根気良く刈っていて、刈った稲が多くなると刈る人と束ねる人に分かれて、それから会の皆さんが用意していただいたハゼに、束ねた稲を掛けるという作業がスムーズに進みました。

 お茶の交流会をはさみ、ほぼ予定通りに終了して、皆さんで記念写真を撮りました。ハゼで天日干ししたお米は、当会に脱穀していただき、参加された皆さんにお送りしますので、楽しみにお待ちいただきたいと思います。

 参加された皆さんとお手伝いをしていただいた女・人竹っこくらぶの皆さん、ホタルの里の会の皆さん、大好き隊の皆さん、事務局の振興課の皆さんに感謝を申し上げます。そしてお疲れ様でした。

▽ 毎朝恒例の撮影は、毎年素晴らしく咲いている我が集落の曼珠沙華(彼岸花)の風景を撮影しました。

 その他生坂村では、中学校でかしわ祭準備(役員会・文化放送・環境美化)、公民館で地域未来塾などが行われました。


議会中央要望研修の同行&草尾上空からの風景

2023年09月22日 | 生坂村の報告

 9月22日(金)は雨の降りやすいスッキリしない天気で、ジメジメ、ムシムシとした暑さが続きました。

 午前9時30分からは、当村の脱炭素先行地域事業計画作成及び設備設計等委託業務を契約しました株式会社エコロミの小峯社長より、当事業に関連する研修をさせていただきました。

 株式会社エコロミの会社紹介で始まり、地域マイクログリット事業企画・開発・運営管理などの事業内容、今は4箇所の自治体のコンサルをしていて、基本方針として、再生可能エネルギーを通じてお客様の課題を解決し、持続可能な社会を築くことなどの説明を受けました。

 次に、脱炭素と地方創生、国が目指すエネルギー社会として、国・地方脱炭素実現会議において、地域脱炭素は地域課題の解決につながる地方創生であり、スマートグリッド、Society5.0の取組などにより脱炭素を達成していく説明をしていただきました。

 生坂村が目指す将来像として、地域資源を活用した再エネを各地区の特性や課題に応じて導入し、住民の暮らしの質や地域経済循環に貢献する「生坂村脱炭素基本方針」と、生坂村脱炭素ロードマップとして、村民の生活を向上し、住み慣れた生坂村で長く住める環境づくりを目指す「生坂村脱炭素事業概要」と、電力自家消費、地域内での電力融通、人工知能によるEV運用、省エネ機器補助、デマンドレスポンス、熱利用の脱炭素化、多様なエネルギー使用のSociety5.0と生坂村脱炭素事業との関係についても説明していただきました。

 電気の流れとお金の流れとして、中部電力のような地域の電気会社が独占していた電力販売を、価格やサービス競争による顧客便益向上を目指した「電力システム改革」であり、生坂村では、株式会社いくさかてらすが「発電部門」と「小売部門」の2つの部門を担うとのことでした。

 主な質疑応答は、新たに配電盤を設置するのかにつては、配電盤の予備に差し込むか、予備がない場合は小さな配電盤を設置すること。

 電力会社が損する様な形態であり、困った時に供給してもらえるかについては、JEPXの卸電力市場で購入できて、電力を提供しなければならないと、公平面から国が決めていて、都市部では再エネでは賄えないが地方では賄えること。

 太陽光か中部電力からの電気かの使用状況の可視化については、太陽光と蓄電池の残量が分かる様にモニターを入れること。アプリを作成してコントロールができ、プッシュ型で節電できるようにすること。

 出来上がっている技術より、今後アンモニア発電などエネルギーの抽出をする可能性のある新技術があり、一気には進まないと思うが、5年・10年経ったら、村民の皆さんが良いなというような明るい話題については、夏場の電力が余るのでEV充電の無料化など、エアコンの温度設定はさほど気にせず、ソーラーシェアリングなどの取組ができること。

 マイクログリッドの電柱化と地下埋設については、10月から各家庭に出向き、主屋や車庫の設置など、PPA事業の説明に行き、設置場所を決定したいことなど質疑応答が行われました。

 その後は、築地で昼食を食べた後視察をしましたが、金曜日なのに海産物のお煎餅に列を作り、料理した海産物を食べ歩く人が多く、外国人も多くいて驚きました。

 数年前に来た時に海産物を目当てに買物をする人が多かったように記憶していますが、コロナ禍の影響なのか、様変わりした雰囲気があり、その時に合った商売の姿を感じました。

 最後は銀座NAGANOに行き、9日(土)に行った生坂村のPRイベント「信州生坂村 ふるさとの味届けます!」の御礼を申し上げ、1階と2階の視察をさせていただきました。

 平日ですのでそれほど混んではいませんでしたが、信州のぶどうなどの果物、野沢菜漬などの漬物、ひやおろしなどの日本酒、蜂の子などの名産品が所狭しと販売されていました。

 2階は、信州木曽の腹ぐすり「百草・百草丸」 ~自然の恵み生薬を用いた健やかな暮らし~と題して、御岳百草丸をはじめ化粧品、食品などを説明しながら販売されていました。

 中央要望後の2日目は、株式会社エコロミの小峯社長はじめお世話になった皆さんに御礼を申し上げますとともに、脱炭素と地方創生などの有意義な研修ができて勉強になりました。

▽ 毎朝恒例の写真は、草尾の犀川対岸の高台から、青空が広がっていた上空からの風景です。

草尾上空からの風景

 その他生坂村では、保育園で「でてこい魔法のおはなし」絵本コーナー、小学校でALT、中学校でかしわ祭10日前集会などが行われました。


生坂村議会議員有志との中央要望

2023年09月21日 | 生坂村の取組

 9月21日(木)に議会の有志の皆さんと4年ぶりに生坂村の中央要望を行いました。

 村行政または各協会、各期成同盟会の一員として中央要望をしていますが、今回の要望は、コロナ禍で中断していた生坂村の重要な要望事項を村議会議員の有志各位と議会事務局長で実施しました。

 務台衆議院議員と五十嵐秘書にお願いして、主な要望事項6件を担当省庁及び担当部署にお願いすることができました。

▽ 最初に衆議院議員会館において務台衆議院議員に要望書をお渡しし、大きな要望事項6件を詳細に説明し要望させていただき、様々なアドバイスをいただきました。

 脱炭素事業の財政支援についての要望、地方公共団体の情報システム標準化に係る移行期限の見直しについての要望、簡易水道広域化推進のための支援についての要望、森林環境贈与税の交付額の算定方法の見直しについての要望、国道19号生坂村山清路防災工事の早期完成について要望、県道上生坂信濃松川停車場線のトンネル整備早期実現についての要望と多岐にわたり説明をし、ご指導とアドバイス等をいただきました。

▽ 次に国土交通省に行き、和田事務次官にお会いしまずは記念撮影をさせていただきました。和田事務次官は、長野県のご出身で砂防や河川の要望で何度もお会いしていますので、気軽に接していただきました。

 国道19号生坂村山清路防災工事の早期完成について要望、県道上生坂信濃松川停車場線のトンネル整備早期実現についての要望、簡易水道広域化推進のための支援についての要望の3点を説明させていただきました。

 長野県のご出身でして、やまなみ荘にもお越しいただいたことがあるとのことで、我が要望箇所の説明内容を分かっていただき有り難かったです。

▽ 続いて国土交通省 長谷川大臣官房審議官のところに行き、記念撮影をさせていただいた後、同じく3件の要望をいたしました。

 長谷川審議官は、長野県建設部の部長を務められましたので、県道上生坂信濃松川停車場線のトンネル整備早期実現についての要望に対し、路線の状況も詳しく今後の要請の進め方などのアドバイスをいただきました。

▽ 次に、総務省の内藤事務次官のところに行き、恒例の記念撮影をさせていただきました。

 要望内容は3点に絞り、脱炭素事業の財政支援についての要望、地方公共団体の情報システム標準化に係る移行期限の見直しについての要望、簡易水道広域化推進のための支援についての要望をさせていただきました。

 内藤事務次官も長野県のご出身で、当村の村簡易水道は独自水源が無く、現在隣接する安曇野市と大町市から受水して経営していることに驚かれました。

 そして、広域化事業推進のためのさらなる支援及び施設整備への財政支援、財政措置の拡充を強く要望しまして、検討をしていただけるとの回答をいただき嬉しく感じました。

▽ 続いて、総務省とデジタル庁の各部署から、それぞれの要望をさせていただき回答を頂戴しました。

 市町村における基幹業務システム(住民記録、税、福祉等の情報システム)は、令和7年度末までに、デジタル庁が調達するガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行を求められていますが、市町村の取組みに混乱を生じさせないよう十分に地方等の意見を聞くとともに、市町村のデジタル人材不足や高騰する移行費用等の負担軽減が図られるよう必要な措置を講じていただくことを下記のとおり要望しました。

 「デジタル基盤改革支援基金」による財政支援に当たっては、地方自治体ごとの取組に差が生じることがないよう、人口規模に応じた補助基準額の上限の設定を見直すとともに、標準化対応に係る経費は、連携する業務も含め国において全額財政措置すること。

 令和7年度末の移行期限までに全国の自治体が一斉に移行することは、非常に大きなリスクがあるため、令和8年度以降も移行期間を設け、段階的に移行することができるよう移行期限の見直しを行うこと。

 標準準拠システム移行後の運用において、現行システムより増加が見込まれる運用経費及び制度改正等に係る経費についても、国において全額財政措置することなどを要望させていただきました。

 脱炭素事業の財政支援について、環境省からの交付金の他、村負担となる経費への財政支援、財政措置を要望します。特に、財源が乏しく小規模事業体である本村にとって有効である過疎対策事業債について、通常の配分に加え脱炭素事業推進分を別枠でお認めいただけるよう強く要望します。

 簡易水道広域化推進のための支援について、当村は山間地のうえ圏域境に位置しており、地理的・地形的条件からも広域的な連携、事業統合には不利な状況であるうえ、財源の乏しい小規模事業体であるため、広域化事業推進のためのさらなる支援及び施設整備への財政支援、財政措置の拡充を強く要望しました。

 森林環境贈与税の交付額の算定方法の見直しについて、国では令和6年度には山間部などの森林が多い地域への交付額を増やす新たな配分方法を導入することとされていますが、天然林や林業経営にそぐわない森林整備も急務であるため、人工林に限らない人口の少ない自治体でも森林環境の整備が推進できるよう交付額の算定方法の見直しを強く要望しました。

 総務省とデジタル庁のそれぞれの担当部署より、要望の内容をご理解いただき、詳細にご説明をされ、対応できる件、検討を要する件、制度上難しい案件など、親身にご回答を頂戴しました。

 続いて場所を移し、環境省の脱炭素先行地域づくり事業について、脱炭素事業の効果促進に関する経費(脱炭素先行地域事業関係)として、村外へ広域的に、また域内のCO2削減量でのみ事業効果が判断されることのない要件で実施可能な、普及啓発や環境学習等に関する取り組みへの支援を要望いたしました。

 次に、脱炭素事業の企画設計に関する調査費について、今年度、計画実行に向けた体制構築のため、再エネ推進交付金の交付対象外であるFS調査等の実施を予定しており、その取り組みに対する支援を要望いたしました。

 次に、脱炭素先行地域事業によるさらなる整備、推進に関する経費について、脱炭素先行地域の事業計画で予定していない施設における、必要な再エネ・省エネ設備導入に関する取り組みへの支援を要望いたしました。

 最後は、、再エネ推進交付金等への上乗せ補助の実施について、当村が再エネ推進交付金を財源に実施する間接補助事業と併用可能な、村民のペレットストーブ導入やEV購入に対する支援を要望いたしました。

 それぞれの要望に対しまして、環境省の担当部署から説明をいただき、要望内容に対応できる件、難しい件、検討が必要な件など、詳しくご丁寧にご説明をいただきました。

 全部の要望に対して務台衆議院議員にご同席をいただき、ご要請とご助言をしていただき心強く感じた次第です。是非、当村の要望実現のために、引き続きのご指導、ご支援をお願いいたします。

 そして大変お忙しい中、務台衆議院議員、五十嵐秘書、務台事務所の皆さん、また、当村の要望にご対応いただきました内藤事務次官、和田事務次官、長谷川大臣官房審議官、担当部署の皆さんに心から感謝を申し上げます。