信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村有害鳥獣駆除対策協議会

2022年01月18日 | 生坂村の会議

 

 18日(火)午後2時から生坂村有害鳥獣駆除対策協議会を行いました。

 最初に私から、電気柵・防護柵の設置補助金により、多くの村民にご活用してもらっていますし、平成20年度から設置してきた防護柵も約22kmに延長が伸び、草尾上野ぶどう畑の電気柵も更新しましたが、場所によっては老朽化も目立ち始めていますし、有害鳥獣の被害も減らず、この頃はサルの群れを見掛けることが多くなっており、野菜、水稲など農産物の被害も相変わらずあり、農業の栽培意欲を損なわないようするためにも委員の皆さんから忌憚のないご意見をお願いして、有害鳥獣被害を無くしていきたいなどと挨拶させていただきました。

 議事は、鳥獣の被害状況等について、今年度の主な被害状況として、イノシシ、ニホンジカ、サル、カラス、熊の被害で役場に報告があった状況を説明し、報告以外にもハクビシンの小動物などの被害があるとのことでした。

 支援・対策の状況として、広域鳥獣防止柵等の整備、村による鳥獣害防除機具設置事業補助金、村による狩猟免許の取得及び更新に係る補助金、有害鳥獣駆除対策(捕獲実績)についても説明してもらいました。

 続いて、今後の鳥獣対策として、「防除」「駆除」「追い払い」の大きく3点の課題、方向性等を説明し、皆さんからご意見、ご要望などを発言してもらいました。

主なご意見、ご要望と回答内容は、電気柵を設置する場合、村外の耕作者の補助については、補助対象ではないので、村内在住の耕作者と一緒の団体または村民と一緒に申請していただけると補助対象となること、23日の水利組合の会議で方向付けをして、耕作者みんなで設置する考えで今年度は体制づくりをしたいこと、最近の有害鳥獣の対策は、柿や栗を放置している木を伐採すると防除になるので検討すること、サルがぶどう畑に来ると大変なことになるので早めに対策を講じること、銃を持っていなくてもワナで駆除するために村外の方をお願いすることについては、会員が増えている猟友会の皆さんと連携して対応したいこと、サルの追い払いについては、大町市と池田町から流れてきているので、生坂村に入れないことと、個体を減らすことだが、GPS発信機を活用して、スマホで2時間ごとに見られるから、早めに追い払うことなどを協議しました。

 防護柵が設置してあっても、その内で被害にあっているので、その修繕費の補助については、地元の管理でお願いしていて、中山間直払いや多面的機能支払いで対応をしてもらっていること、くくりワナを補助していただいているが、一つ8,000円位であり、1頭掛かると壊れることが多いので更に補助して欲しいことと、駆除の報償費も一頭8,000円を近隣市町村並みにして欲しいことについては、松本広域でくくりワナは100機の補助があるので検討することと、報償費は来年度からシカ、イノシシ、サルの一頭の報償費を1万円するように考えていること、ぶどうの被害が多いカラスの駆除の捕獲ワナ設置については、ぶどう生産者の意向を調査して検討すること。ニホンカモシカの被害が増加しているので、その対策については、特別天然記念物で捕獲はできないが、塩尻市6~7頭、松本市3頭と計画を立てて許可が降りているので、捕獲に向けての計画を策定し、写真を撮影して数字で出して策定した後、県の委員会で審議するので時間が掛かることなどを協議し、来年度に取り組める事項や検討する事項がありましたので、回答内容に沿って進めてまいります。


簡易水道有収率対策プロジェクト会議&大日向上空からの風景

2022年01月18日 | 生坂村の報告

 18日(火)は日差しが届きましたが、空気は冷たく厳しい寒さの一日でした。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向北平集落の高台に行き、雲が優勢の上空からの風景を撮影しました。

大日向上空からの風景

 午前10時からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、最初に、各個所の漏水対応と漏水調査などの前回会議からの流れ、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1・第2配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、昨年の有収率、安曇野市受水量比較などについて説明を受けました。

 12月の有収率は、1月と2月がメーター検診を行わないため有収率が分からないが、厳しい冷え込みが続いている関係で漏水が各所で発生していることから、有収率70%は切ってしまっているようでして、引き続き有収率の維持向上をしていくためにどう取り組んでいくか話し合いました。

 先週から大好き隊員にお願いしてメーターチェックをして異常の可否を調べていること、1月と2月はメーター検診がないので有収率が分からず、基本料金だけ徴収しているが、検針をする場合は条例や使用料の徴収などを変更しなければならないこと、各家庭のメーターや配水池の流量などをスマホでチェックできないか業者等に聞いてみること、今は受水量やポンプの運転時間などで漏水状況を把握して対応すること、1月と2月の検針を行うために検討することなどを協議しました。

 今後予定の下生坂南部と西手の敷設替え工事は、県に補助事業の変更申請をしているので、交付決定が降り次第、入札を行い実施し、引き続き下生野の敷設替え工事も実施すること、草尾山関係は会議後に大久保集落の留守宅を調査することなども協議しました。

 第1配水池の老朽化・耐震化対応の事業実施に向けて設計をお願いしており、小立野配水管敷設替え工事は済み、今後も各個所で敷設替え工事を実施し、更に来年度に向けて計画的な対策を進めるために、当会議で様々な検討協議を行ってまいります。

 その他生坂村では、小学校でALT、ヘルスアップ教室、有害鳥獣駆除対策協議会、冬季バドミントン教室、4班の皆さんの元気塾などが行われました。