今年度の卒業証書授与式は、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染防止対策のため規模を縮小し、出席者は卒業生、教職員、在校生、保護者、樋口教育長、来賓は私と平田議長の参列で開催されました。
▽ 参列された皆さんの温かい拍手の中、担任の大西先生を先頭に、凜々しく入場してきました卒業生の皆さんです。
午前9時から中学校体育館で第74回卒業証書授与式が挙行されました。今年度は、男子3名女子9名の12名が晴れて卒業されました。
▽ 松田教頭先生の開式の辞で始まりました。
▽ 参列した皆さんで、生坂中学校「校歌」を1番だけ歌いました。
▽ 樋口教育長が、本日生坂中学校を卒業される3年生の皆さんご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。今まで経験をしたことのないコロナ禍の困難がまだまだ続く中でありますが、この生坂中学校で得た経験を糧に益々発展されますことをご期待申し上げ教育委員会からの告示としました。
▽ 担任の大西先生が大きな声で卒業生の名前を読まれ、青森校長先生が卒業証書を授与されているところです。
▽ 青森校長先生が、皆さんは、小さいころから一緒に過ごし、共に成長してきました。何事も、12人が仲良くまとまり、チームとして取り組んでいました。受験に対しても、お互いを支えあい刺激しあいながら努力を積み重ねてくることができました。しかし、今日を最後に、それぞれがそれぞれの道に歩みを進めます。
新たなステージへと旅立つ皆さんに、校長講話でも一度話した、故郷生坂村の大先輩であられる平林家一星の加藤正治先生が、中央大学の総長をされていた時に、中央大学の卒業生に贈った話をいたします。
加藤先生が富士山に登った時に、「歩々緩く 遅きは克たむ 富士詣」という句をつくりました。その句に触れて、加藤先生はこうおっしゃっています。
富士へ登るには決して急いでは駄目であります。むしろ足の歩調が遅いほどよいという位のものであります。急げば必ずや途中で疲れて休む時間が多くなり、ゆっくり登る人よりかえって遅くなるばかりでなく、急いで登れば登るほど 富士山は空気が希薄でありますから、自己の体力がこれに調和しないことになり、往々にして いわゆる山に酔い 山へ登り得ない事になります。然るに、ゆっくり登れば身体が希薄な空気に調和することになるから 山に酔わず、登山の目的を達することを 得るのであります。「克たむ」というのは 競争に勝つという意味ではなく、山を克服し得る。即ち頂上まで登り得るという意味なのであります。私は人生もまたその如きものであると信じるのです。要するに、人生は急がず焦らず、さりとて怠ることなく一歩一歩 地を踏みしめて進んで行くことが成功の秘訣と思われるのであります。
これから、新しい世界に踏み出す皆さんには、決して安易な道が開けているのではありません。時には、挫折したり、人よりも成果が出なくて苦しんだりすることがあるはずです。そのような時に いたずらに慌てて無理をしたり、周りの人をうらやんだりしてはなりません。自分の身体や心を状況に合わせながら、自分が目指す目的に向かい一歩一歩 歩みを進めていってくださいなどと式辞を述べられました。
▽ 私からは、皆さんの胸中には、中学校でのかしわ祭、体育大会、吹奏楽コンクール、標津町との交流学習など、楽しかったこと、辛かったこと、そして先生や友達との素敵な思い出が蘇っていることと思います。
この一年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、皆さんの生活では、長期間の学校休業、クラブ活動や試合の中止、行事の縮小・中止など色々な活動が制約され、誰もが一度も経験したことがない不安な毎日を過ごすこととなりました。
そのような中にあっても、皆さんは前を向いて、困難を乗り越えながら、無事卒業の日を迎えられました。たくましく成長された皆さんは、これから新 たな一歩を踏み出すことになります。
歩みを進める中で、喜びや楽しみだけでなく、時には大きな壁にぶつかることもあります。それでも自分を信じて努力を重ね、失敗を恐れず、諦めずにチャレンジし続ければきっと道は拓けます。どうか少しずつでも良いですので、着実に前へ、前へと進んでください。
皆さんのまわりには、見守ってくれるご家族や地域の人たち、学校の先生、支え合える友だちがいます。こうした方々への感謝の気持ちを忘れず、皆さんが未来に向かって、大きく羽ばたくことを心から期待しておりますなどのお祝いのことばを申し上げました。
▽ 小林学年会長が、目をつぶると3年前、真綿らしいちょっとぶかぶかな制服を着て、ちょっと大きい学生鞄を背負い、大きな期待と少しの不安を胸に抱き、まだあどけない面立ちで生坂中学校に入学した日が思い出されます。そして今、心身ともに大きくそして頼もしく成長した子ども達がここにいます。中学3年間の月日の速さと成長に驚かされます。先生方の温かい励ましと熱心なご指導の下、勉強をして、部活をして、笑って泣いて悩んで時には怒って、友達と共に過ごした成長の日々だったと感じております。大変なご苦労をお掛けしたことと存じます。重ね重ね厚く御礼申し上げます。
春から子ども達は新しい世界へ巣立ち、羽ばたいてまいります。今までの義務教育とは違い、自分が選んだ道を歩むことになります。生坂中学校で日々学んだことを基礎として、本日いただいた感動の想いや訓示を胸に、新しい環境の中で自分らしく輝きながら将来の夢や希望に向かって一歩一歩歩んでいけるよう、私たち保護者は子ども達を信じ、愛し、見守り続けてまいりますなどと保護者代表の挨拶をされました。
▽ 在校生代表の平林さんが、特に心に残っているのは、第51回かしわ祭です。「爛夢~光れ!輝け!33の夢~」をテーマに、全校生徒一人一人が輝くことのできる、笑顔の絶えない、今年ならではのかしわ祭を実現させてくださいました。
音楽会での合唱も忘れることができません。歌詞の一つ一つが心に届く表現力、そして、体育館中に響き渡る歌声は、私たちの目標であり、憧れです。この他にも、歌声タイムのパート練習や部活動でも、私たち後輩を常に導いてくださいました。
こんなにも充実し、楽しかった先輩方との学校生活も今日で終わってしまいます。4月からは、私たちが先輩方のように後輩の良いお手本となり、学校の中心になっていかなくてはなりません。少し不安もありますが、今まで先輩方が私たちに教えてくださったことを忘れずに、さらによりよい生坂中学校を築き上げていきたいと思います。
これから先輩方はご自身が選ばれたそれぞれの道で、夢に向かって歩んでいかれます。その道のりには、時にはつらく、苦しく、迷うこともあるでしょう。そんなときは、この生坂中学校での日々を思い出し、ご自身の力と可能性と信じて、乗り越えていってください。
先輩方の新たな一歩が光り輝き、いつか、大きく花開きますよう、在校生一同、心より願っています。先輩方のさらなるご活躍とご健康をお祈り申し上げるなどの送辞を述べられました。
▽ 卒業生代表の小林さんが、振り返ってみると、私たちの中学校生活には、いつも歌声と笑顔がありました。
3年前の春、制服姿に照れながらも、少し大人になれたような気がした入学式。でも嬉しくて、すぐに学校探検に出かけました。強風で、吹き飛ばされた白帽子がおかしくて、みんなで笑って追いかけました。
乗鞍登山では、移動中のバスの中で、今まで歌ってきた歌を全部歌って過ごしていました。初めてのことばかりでしたが、私たちは多くことを学び、その中で、時間を守ることの大切さを教わりました。私たちを引っ張ってくれた先輩。思い返せばとても大きな存在でした。
2年生になり、私たちも「先輩」と呼ばれるようになりました。初めの頃はそう呼ばれることに違和感を感じていた私たちが自覚を持ち始めたのは、北海道標津町の皆さんとの交流事業でした。お互いの故郷の紹介や交流活動を通して、友達と協力して成し遂げたときの達成感を味わうことができました。あの時も歌声を披露しました。
それから職場体験学習では仕事というものの厳しさ、そして大切さを知りました。また、部活動においても、目標に向かって練習をし、喜びと悔しさの両方をみんなで分かち合えたことは忘れられない大切な思い出です。
そして3年生。みんなでつくりあげてきた「かしわ祭」は心の中に鮮明に残っています。全校が一緒になって楽しんだ生徒会企画。対話を重ね、それぞれの思いを出し合って、心を一つにして歌った音楽会。一つ一つの行事が終わるごとに楽しい思い出が増えていきました。
在校生のみなさん。私たちと共に生徒会や部活動を盛り上げてくれて、ありがとう。これから悩み事も増えていくと思いますが、一人で悩まず相談すること。この学校には親身になって相談に乗ってくださる先生がたくさんいます。皆で力を合わせて、生坂中学校を今よりももっとすてきな学校にしていってくださいなどと立派に答辞を述べられました。
卒業生の皆さんが、「桜ノ雨」の歌詞「それぞれの場所へ旅立っても友達だ聞くまでもないじゃん 十人十色に輝いた 日々が胸晴れと背中押す 土埃上げ競った校庭 窮屈で着くずした制服 机の上に書いた落書きどれもこれも僕らの証し・・・」と、素晴らしい合唱を歌っていただき感動しました。
卒業生の皆さんは、4月からそれぞれの分野で立派な社会人になるための準備期間に入るのですが、どうか生坂中学校の卒業生としての誇りを持ち、規則正しい生活のリズムを身につけ、健康に十分気をつけて、臆することなく、自分の目指す道を歩んでいっていただきたいとお願いする次第です。
▽ 松田教頭先生の感極まった閉式の辞で無事終了しました。
▽ 在校生、先生方のハミングと保護者、我々など大勢の方々の激励の拍手で巣立っていく卒業生の皆さんです。
保護者の皆様には、お子様が門出の日を迎えられましたことに心よりお祝い申し上げます。これまで惜しみない愛情を注ぎながら、お子様の成長に向き合われ、多くのご苦労もあったかと思います。それだけに、卒業の節目は感慨もひとしおのことと存じます。引き続き、子どもたちとその未来を信じて、温かく見守り、応援してあげてくださいますようお願いいたします。
また、お世話になりました校長先生をはじめ先生方には、三年間にわたり、愛情を持ってきめ細やかなご指導をいただき、ここまで立派にお導きくださり、そのご労苦とご努力に対し、深甚なる敬意を表し感謝を申し上げる次第でございます。
そして本日、残念なことに参列できなかった教育委員と来賓の皆様をはじめ、生坂村民の皆様が、卒業される皆さんを心から祝福されていますとともに、今後のご活躍に期待をしております。
▽ 参列された皆さんの温かい拍手の中、担任の大西先生を先頭に、凜々しく入場してきました卒業生の皆さんです。
午前9時から中学校体育館で第74回卒業証書授与式が挙行されました。今年度は、男子3名女子9名の12名が晴れて卒業されました。
▽ 松田教頭先生の開式の辞で始まりました。
▽ 参列した皆さんで、生坂中学校「校歌」を1番だけ歌いました。
▽ 樋口教育長が、本日生坂中学校を卒業される3年生の皆さんご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。今まで経験をしたことのないコロナ禍の困難がまだまだ続く中でありますが、この生坂中学校で得た経験を糧に益々発展されますことをご期待申し上げ教育委員会からの告示としました。
▽ 担任の大西先生が大きな声で卒業生の名前を読まれ、青森校長先生が卒業証書を授与されているところです。
▽ 青森校長先生が、皆さんは、小さいころから一緒に過ごし、共に成長してきました。何事も、12人が仲良くまとまり、チームとして取り組んでいました。受験に対しても、お互いを支えあい刺激しあいながら努力を積み重ねてくることができました。しかし、今日を最後に、それぞれがそれぞれの道に歩みを進めます。
新たなステージへと旅立つ皆さんに、校長講話でも一度話した、故郷生坂村の大先輩であられる平林家一星の加藤正治先生が、中央大学の総長をされていた時に、中央大学の卒業生に贈った話をいたします。
加藤先生が富士山に登った時に、「歩々緩く 遅きは克たむ 富士詣」という句をつくりました。その句に触れて、加藤先生はこうおっしゃっています。
富士へ登るには決して急いでは駄目であります。むしろ足の歩調が遅いほどよいという位のものであります。急げば必ずや途中で疲れて休む時間が多くなり、ゆっくり登る人よりかえって遅くなるばかりでなく、急いで登れば登るほど 富士山は空気が希薄でありますから、自己の体力がこれに調和しないことになり、往々にして いわゆる山に酔い 山へ登り得ない事になります。然るに、ゆっくり登れば身体が希薄な空気に調和することになるから 山に酔わず、登山の目的を達することを 得るのであります。「克たむ」というのは 競争に勝つという意味ではなく、山を克服し得る。即ち頂上まで登り得るという意味なのであります。私は人生もまたその如きものであると信じるのです。要するに、人生は急がず焦らず、さりとて怠ることなく一歩一歩 地を踏みしめて進んで行くことが成功の秘訣と思われるのであります。
これから、新しい世界に踏み出す皆さんには、決して安易な道が開けているのではありません。時には、挫折したり、人よりも成果が出なくて苦しんだりすることがあるはずです。そのような時に いたずらに慌てて無理をしたり、周りの人をうらやんだりしてはなりません。自分の身体や心を状況に合わせながら、自分が目指す目的に向かい一歩一歩 歩みを進めていってくださいなどと式辞を述べられました。
▽ 私からは、皆さんの胸中には、中学校でのかしわ祭、体育大会、吹奏楽コンクール、標津町との交流学習など、楽しかったこと、辛かったこと、そして先生や友達との素敵な思い出が蘇っていることと思います。
この一年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、皆さんの生活では、長期間の学校休業、クラブ活動や試合の中止、行事の縮小・中止など色々な活動が制約され、誰もが一度も経験したことがない不安な毎日を過ごすこととなりました。
そのような中にあっても、皆さんは前を向いて、困難を乗り越えながら、無事卒業の日を迎えられました。たくましく成長された皆さんは、これから新 たな一歩を踏み出すことになります。
歩みを進める中で、喜びや楽しみだけでなく、時には大きな壁にぶつかることもあります。それでも自分を信じて努力を重ね、失敗を恐れず、諦めずにチャレンジし続ければきっと道は拓けます。どうか少しずつでも良いですので、着実に前へ、前へと進んでください。
皆さんのまわりには、見守ってくれるご家族や地域の人たち、学校の先生、支え合える友だちがいます。こうした方々への感謝の気持ちを忘れず、皆さんが未来に向かって、大きく羽ばたくことを心から期待しておりますなどのお祝いのことばを申し上げました。
▽ 小林学年会長が、目をつぶると3年前、真綿らしいちょっとぶかぶかな制服を着て、ちょっと大きい学生鞄を背負い、大きな期待と少しの不安を胸に抱き、まだあどけない面立ちで生坂中学校に入学した日が思い出されます。そして今、心身ともに大きくそして頼もしく成長した子ども達がここにいます。中学3年間の月日の速さと成長に驚かされます。先生方の温かい励ましと熱心なご指導の下、勉強をして、部活をして、笑って泣いて悩んで時には怒って、友達と共に過ごした成長の日々だったと感じております。大変なご苦労をお掛けしたことと存じます。重ね重ね厚く御礼申し上げます。
春から子ども達は新しい世界へ巣立ち、羽ばたいてまいります。今までの義務教育とは違い、自分が選んだ道を歩むことになります。生坂中学校で日々学んだことを基礎として、本日いただいた感動の想いや訓示を胸に、新しい環境の中で自分らしく輝きながら将来の夢や希望に向かって一歩一歩歩んでいけるよう、私たち保護者は子ども達を信じ、愛し、見守り続けてまいりますなどと保護者代表の挨拶をされました。
▽ 在校生代表の平林さんが、特に心に残っているのは、第51回かしわ祭です。「爛夢~光れ!輝け!33の夢~」をテーマに、全校生徒一人一人が輝くことのできる、笑顔の絶えない、今年ならではのかしわ祭を実現させてくださいました。
音楽会での合唱も忘れることができません。歌詞の一つ一つが心に届く表現力、そして、体育館中に響き渡る歌声は、私たちの目標であり、憧れです。この他にも、歌声タイムのパート練習や部活動でも、私たち後輩を常に導いてくださいました。
こんなにも充実し、楽しかった先輩方との学校生活も今日で終わってしまいます。4月からは、私たちが先輩方のように後輩の良いお手本となり、学校の中心になっていかなくてはなりません。少し不安もありますが、今まで先輩方が私たちに教えてくださったことを忘れずに、さらによりよい生坂中学校を築き上げていきたいと思います。
これから先輩方はご自身が選ばれたそれぞれの道で、夢に向かって歩んでいかれます。その道のりには、時にはつらく、苦しく、迷うこともあるでしょう。そんなときは、この生坂中学校での日々を思い出し、ご自身の力と可能性と信じて、乗り越えていってください。
先輩方の新たな一歩が光り輝き、いつか、大きく花開きますよう、在校生一同、心より願っています。先輩方のさらなるご活躍とご健康をお祈り申し上げるなどの送辞を述べられました。
▽ 卒業生代表の小林さんが、振り返ってみると、私たちの中学校生活には、いつも歌声と笑顔がありました。
3年前の春、制服姿に照れながらも、少し大人になれたような気がした入学式。でも嬉しくて、すぐに学校探検に出かけました。強風で、吹き飛ばされた白帽子がおかしくて、みんなで笑って追いかけました。
乗鞍登山では、移動中のバスの中で、今まで歌ってきた歌を全部歌って過ごしていました。初めてのことばかりでしたが、私たちは多くことを学び、その中で、時間を守ることの大切さを教わりました。私たちを引っ張ってくれた先輩。思い返せばとても大きな存在でした。
2年生になり、私たちも「先輩」と呼ばれるようになりました。初めの頃はそう呼ばれることに違和感を感じていた私たちが自覚を持ち始めたのは、北海道標津町の皆さんとの交流事業でした。お互いの故郷の紹介や交流活動を通して、友達と協力して成し遂げたときの達成感を味わうことができました。あの時も歌声を披露しました。
それから職場体験学習では仕事というものの厳しさ、そして大切さを知りました。また、部活動においても、目標に向かって練習をし、喜びと悔しさの両方をみんなで分かち合えたことは忘れられない大切な思い出です。
そして3年生。みんなでつくりあげてきた「かしわ祭」は心の中に鮮明に残っています。全校が一緒になって楽しんだ生徒会企画。対話を重ね、それぞれの思いを出し合って、心を一つにして歌った音楽会。一つ一つの行事が終わるごとに楽しい思い出が増えていきました。
在校生のみなさん。私たちと共に生徒会や部活動を盛り上げてくれて、ありがとう。これから悩み事も増えていくと思いますが、一人で悩まず相談すること。この学校には親身になって相談に乗ってくださる先生がたくさんいます。皆で力を合わせて、生坂中学校を今よりももっとすてきな学校にしていってくださいなどと立派に答辞を述べられました。
卒業生の皆さんが、「桜ノ雨」の歌詞「それぞれの場所へ旅立っても友達だ聞くまでもないじゃん 十人十色に輝いた 日々が胸晴れと背中押す 土埃上げ競った校庭 窮屈で着くずした制服 机の上に書いた落書きどれもこれも僕らの証し・・・」と、素晴らしい合唱を歌っていただき感動しました。
卒業生の皆さんは、4月からそれぞれの分野で立派な社会人になるための準備期間に入るのですが、どうか生坂中学校の卒業生としての誇りを持ち、規則正しい生活のリズムを身につけ、健康に十分気をつけて、臆することなく、自分の目指す道を歩んでいっていただきたいとお願いする次第です。
▽ 松田教頭先生の感極まった閉式の辞で無事終了しました。
▽ 在校生、先生方のハミングと保護者、我々など大勢の方々の激励の拍手で巣立っていく卒業生の皆さんです。
保護者の皆様には、お子様が門出の日を迎えられましたことに心よりお祝い申し上げます。これまで惜しみない愛情を注ぎながら、お子様の成長に向き合われ、多くのご苦労もあったかと思います。それだけに、卒業の節目は感慨もひとしおのことと存じます。引き続き、子どもたちとその未来を信じて、温かく見守り、応援してあげてくださいますようお願いいたします。
また、お世話になりました校長先生をはじめ先生方には、三年間にわたり、愛情を持ってきめ細やかなご指導をいただき、ここまで立派にお導きくださり、そのご労苦とご努力に対し、深甚なる敬意を表し感謝を申し上げる次第でございます。
そして本日、残念なことに参列できなかった教育委員と来賓の皆様をはじめ、生坂村民の皆様が、卒業される皆さんを心から祝福されていますとともに、今後のご活躍に期待をしております。