3日(金)午前11時から、長野市のホテル国際21で、毎年度の「道路講演会」に建設技術協会創立70周年の記念事業を併せて開催されました。
▽ 最初に主催者あいさつとして、同盟会長の長野県議会議長 向山会長さんから長野県内の道路整備率が低い点などから道路整備の大切さと、昨年11月に行った要望活動をされたが、なかなか要望事業の進捗が見られないことから更に同盟会が力を合わせて要望をしていきたいなどと挨拶されました。
▽ 来賓祝辞として、奥村建設部長さんから県の道路行政に対するご理解・ご協力に謝辞を述べられ、道路整備による信州創生に向けてオール信州で取り組んでいきたいことや、安全・安心な生活道路や幹線道路等の整備促進に必要な予算確保のために、同盟会の皆さんのご支援をお願いされるなどの挨拶をいただきました。
▽ 第1部の基調講演は、国土交通省関東地方整備局道路企画官 鈴木通仁氏から「道路行政を取り巻く最近の話題について」と題して講演をしていただきました。
最初に公共事業関係費の推移では、ここ4年間増えていない点、トランプ大統領が公共事業の積極的姿勢には、日本は肯定的な評価をしている点、 圏央道沿線地域に多数の企業・物流施設の立地が3年連続日本一で、時間短縮だけで3,000億円の効果が出ていることを説明していただきました。
また、社会資本整備総合交付金及び防災・安全交付金の要望額は増えているが、予算は殆ど増えていないので、如何に配分を増やしていただけるか、要望は意識のずれの無い様にするべきであり、通学路等の生活空間における交通安全対策、スマートICの整備などの重点配分していく事業の説明もありました。
そして、緊急輸送道路上の橋梁の耐震補強進捗率から、市町村管理の橋梁の補強が十分でないことや、道全協等の大会・総会などに出席している長野県の首長の出席率は飛び抜けて多いことは要望活動にはプラスになること、インフラ自体が観光につなげるなどの社会資本整備に関する理解を広げる取り組みも大切などと多くの事柄のご講演をいただき勉強になりました。
▽ 第2部の特別講演は、一般社団法人 全日本建設技術協会 会長 大石久和氏から「リダンダンシー豊かなネットワーク -安全と繁栄を支える国土-」と題してご講演をいただきました。
名目GDPの推移では世界各国の中で全く横ばい、日本の経済的地位(GDPの世界シェアは18%(1995年)から6%(2015年)に落ちていて、世帯の所得660万円から542万円に約18%も減って、6人に1人が相対的貧困であるとのことでした。
GDP=人口×生産性であり、道路をつなげれば生産性が上がるが、1995年以降、生産性の向上は図れなかった状況も説明されました。
一般政府公的固定資本(=公共事業費―用地補償費)形成費の推移は日本だけが落ちていることが問題であり、「国土に働きかけなければ、国土は恵みを返さない」「国土は働きかける度合いに応じて、われわれに恵みを与える」として、国土の働きかけることを悦明され、インフラ整備が日本経済のエンジンであると太田前国土交通大臣が言われていたとのことでした。
バスタ新宿の整備、圏央道の開通などで、社会を下から支える基礎構造がしっかりしないと一人当たりの生活が向上せず、主要都市から長野へ移動する場合のルート数が現状の20通りから、整備・計画中の道路がつながると将来は262通りなるとのことであり、公共事業を増やすフロー効果として、家計や企業とともに、支出をして内需を拡大させることにより、デフレから脱却できず、内需不足の日本には極めて有効・効果的であるとのことでした。
そして、ストック効果として、〇〇道路が△△市と☓☓市を締結することで、日本経済が成長し、競争力が増大することや効率化が生産性を向上することにもつながることで効果が上がるとのことでした。
この20年間で、日本経済を境にしてきたものとして、①財政再建至上主義による歳出削減 ②新自由主義経済学の主流化であり、誰もお金を使わないことで、使わなければ経済は回らない点、構造改革なしで景気回復なく、GDPが伸びなければ経済は伸びない点、国債の負担が後世代に残ることはなく、日本は内需の国であることからもっと公共事業を行うべきなどと講演されました。
今回の講演会は、我々道づくりに携わっている者として、今後の地域の道路整備に活かせる有意義な講演でございました。関係の皆さんに感謝申し上げます。そして、お疲れ様でした。
▽ 今朝は天気が良く少し多めに走って宇留賀会集落方面の風景です。
その他生坂村では、保育園で豆まき、公民館でピラティス教室、児童館で豆まき・理学療法士による発達検査、足つぼ講座、下生野A班の皆さんの元気塾、かあさん家でふれあい新鮮市等が行われました。
▽ 最初に主催者あいさつとして、同盟会長の長野県議会議長 向山会長さんから長野県内の道路整備率が低い点などから道路整備の大切さと、昨年11月に行った要望活動をされたが、なかなか要望事業の進捗が見られないことから更に同盟会が力を合わせて要望をしていきたいなどと挨拶されました。
▽ 来賓祝辞として、奥村建設部長さんから県の道路行政に対するご理解・ご協力に謝辞を述べられ、道路整備による信州創生に向けてオール信州で取り組んでいきたいことや、安全・安心な生活道路や幹線道路等の整備促進に必要な予算確保のために、同盟会の皆さんのご支援をお願いされるなどの挨拶をいただきました。
▽ 第1部の基調講演は、国土交通省関東地方整備局道路企画官 鈴木通仁氏から「道路行政を取り巻く最近の話題について」と題して講演をしていただきました。
最初に公共事業関係費の推移では、ここ4年間増えていない点、トランプ大統領が公共事業の積極的姿勢には、日本は肯定的な評価をしている点、 圏央道沿線地域に多数の企業・物流施設の立地が3年連続日本一で、時間短縮だけで3,000億円の効果が出ていることを説明していただきました。
また、社会資本整備総合交付金及び防災・安全交付金の要望額は増えているが、予算は殆ど増えていないので、如何に配分を増やしていただけるか、要望は意識のずれの無い様にするべきであり、通学路等の生活空間における交通安全対策、スマートICの整備などの重点配分していく事業の説明もありました。
そして、緊急輸送道路上の橋梁の耐震補強進捗率から、市町村管理の橋梁の補強が十分でないことや、道全協等の大会・総会などに出席している長野県の首長の出席率は飛び抜けて多いことは要望活動にはプラスになること、インフラ自体が観光につなげるなどの社会資本整備に関する理解を広げる取り組みも大切などと多くの事柄のご講演をいただき勉強になりました。
▽ 第2部の特別講演は、一般社団法人 全日本建設技術協会 会長 大石久和氏から「リダンダンシー豊かなネットワーク -安全と繁栄を支える国土-」と題してご講演をいただきました。
名目GDPの推移では世界各国の中で全く横ばい、日本の経済的地位(GDPの世界シェアは18%(1995年)から6%(2015年)に落ちていて、世帯の所得660万円から542万円に約18%も減って、6人に1人が相対的貧困であるとのことでした。
GDP=人口×生産性であり、道路をつなげれば生産性が上がるが、1995年以降、生産性の向上は図れなかった状況も説明されました。
一般政府公的固定資本(=公共事業費―用地補償費)形成費の推移は日本だけが落ちていることが問題であり、「国土に働きかけなければ、国土は恵みを返さない」「国土は働きかける度合いに応じて、われわれに恵みを与える」として、国土の働きかけることを悦明され、インフラ整備が日本経済のエンジンであると太田前国土交通大臣が言われていたとのことでした。
バスタ新宿の整備、圏央道の開通などで、社会を下から支える基礎構造がしっかりしないと一人当たりの生活が向上せず、主要都市から長野へ移動する場合のルート数が現状の20通りから、整備・計画中の道路がつながると将来は262通りなるとのことであり、公共事業を増やすフロー効果として、家計や企業とともに、支出をして内需を拡大させることにより、デフレから脱却できず、内需不足の日本には極めて有効・効果的であるとのことでした。
そして、ストック効果として、〇〇道路が△△市と☓☓市を締結することで、日本経済が成長し、競争力が増大することや効率化が生産性を向上することにもつながることで効果が上がるとのことでした。
この20年間で、日本経済を境にしてきたものとして、①財政再建至上主義による歳出削減 ②新自由主義経済学の主流化であり、誰もお金を使わないことで、使わなければ経済は回らない点、構造改革なしで景気回復なく、GDPが伸びなければ経済は伸びない点、国債の負担が後世代に残ることはなく、日本は内需の国であることからもっと公共事業を行うべきなどと講演されました。
今回の講演会は、我々道づくりに携わっている者として、今後の地域の道路整備に活かせる有意義な講演でございました。関係の皆さんに感謝申し上げます。そして、お疲れ様でした。
▽ 今朝は天気が良く少し多めに走って宇留賀会集落方面の風景です。
その他生坂村では、保育園で豆まき、公民館でピラティス教室、児童館で豆まき・理学療法士による発達検査、足つぼ講座、下生野A班の皆さんの元気塾、かあさん家でふれあい新鮮市等が行われました。