
△ 茂木町古口町長さんから、「道の駅もてぎ」のゆず商品だけでも5~6種類あり、地場産品を多く販売すること、無添加にこだわることなど、他の道の駅と差別化するなどの運営方針等ついて説明を受けているところです。
12日(火)午前7時45分に明科駅前でジャンボタクシーと待ち合わせをして、筑北村・麻績村を経由して、12時過ぎに「道の駅もてぎ」に着きました。古口茂木町長さんにお会いするのは、30分からの予定でしたので、個々に道の駅を視察しました。火曜日のお昼時でしたが、メインの駐車場は満杯でお客さんの多さに驚きました。
昼食を頂戴しながら古口茂木町長さんから、20数年前の大水害で被災された時の河川改修で4haの敷地ができたところへ建設され、栃木県で最初の道の駅であり、平成27年度の売上の速報値が9億2,000万円で、雇用は100名以上だということなど「道の駅もてぎ」について説明を受けました。

△ この花壇は町民20名ほどが毎年3回植え替えをされているとのことで、とても綺麗に整備されていましたので、皆で記念撮影をしました。
▽ 昼食後は各施設に行き、一つ一つ丁寧にご説明していただきました。施設は、フードコーナー・野菜直売所・イベント広場があり、家族で一日楽しむことのできる複合的な道の駅でした。
運営に関しては部門ごとに分けてあり、月次報告を商品ごとに細かく出されていて、殆どが黒字であるという健全経営でした。




その他にも多くの取組を聞かせていただきましたし、これから建設して運営していく上で、駐車場の広さや防災拠点として、地場産業の活性化の拠点としてなどのノウハウを説明いただき、私としては大変参考になりました。


△ 地方創生で整備された「バウム工房 ゆずの木」は、米粉100%のバウムクーヘンの販売が大変好評で、土日には開店前に50人以上が並ばれるとのことで、この日も午後2時前には全部売り切れていました。
「道の駅もてぎ」の視察後は、今年7月オープン予定の茂木町まちなか文化交流館(図書館・歴史資料館をメインとした複合的な生涯学習施設)の「ふみの森もてぎ」を視察させていただきました。
旧病院跡地と旧酒造跡地を取得して、町有林の桧や杉を使用して、可能な限り木造木質化を図り建設されたとのことで、木造だから苦労された建設工法や建設材、建設内容等について説明を受けました。


△ 仕込蔵が部材を再利用して、造り酒屋の記憶を伝えながら新たにギャラリーとして生まれ変わりました。


△ 喫茶コーナーや子供の図書コーナーなども木材が大変多く活用されていました。


△ 図書情報館の立体トラスは、町有林を活用したアーチとカテゴリーの組合せにより、16.2mスパンの無柱空間を実現しました。
最後の研修は、「町有林を活用した町の歴史と町民の心に残る学び舎づくり」をコンセプトとして改築された「茂木中学校」を視察させていただきました。
茂木中学校改築事業は、旧逆川村の先人の皆さんが大正2年から全戸で150haの村有林に杉・桧の苗木65万本の植林を続け、大切に守り続けてきた樹齢65年~95年の杉・桧が、このまま放置してしまえば近い将来朽ち果て埋もれてしまわないように、これらの樹木の活用することで取り組まれたということです。
▽ 大変太い丸太材をふんだんに使い、無垢の梁材を利用し、天井・壁・床の内装もすべて無垢の板材を使ってある校舎です。




これらの木材の育林にかかわった多くの皆さんに心から敬意を表するために、最大12mの丸太材や無垢の梁材を利用した他、内装もすべて無垢の板材を使い、天井・壁・床を仕上げてあり、この趣旨と取組に大変感銘いたしました。

△ 古口茂木町長さんには、3時間以上も我々の視察の対応をしていただき、最後は茂木中学校の一番の撮影ポイントという場所で記念撮影をしていただき、様々な取組を丁寧にご説明くださり大変勉強になり感謝申し上げます。
▽ 朝が少し早かったので、撮影しやすい我が小舟集落の風景です。


その他生坂村では、小学校で避難訓練・ALT、中学校で生徒総会・地区生徒会、山口医師訪問診療、高齢者疑似体験、梶本通水試験等が行われました。