原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

中国人の道徳心!?

2013年02月19日 08時21分49秒 | 海外

 

先日、ロケットニュースが報じていた。「オランダ航空がわがまま中国人が騒いで離陸できず」「置き去りにして離陸強行」。いやはや、この国はまだこんなことをしているのか。これは北京空港での話である。もしオランダのスキポールなら、そのまま警察へ連行されたであろう。北京だから後の便で送られる程度で済んだ。理由は言葉の行き違いという話。だが、その時の乗客らの話では、6人の中国人が遅れてきた上に(ファーストクラス)、シートベルトをしない、携帯電話をやめないなどの行為があったらしい。そして乗務員とトラブル。彼らの道徳心はどうなっているのだろうか?

 

もちろん一部の人たちだけですべての中国人の道徳心や常識を疑うのは失礼な話である。だが、これまでいくつかの実例を目の当たりにしてきた者にとっては、正直なところ異質の国民性を感じる。これはたんなる習慣の違いとか、一部の人だけの話と言えるものではないように思う。遭遇したエピソードを紹介したい。

 

エピソード1:広州から海南島へ向かうために、中国の国内便を利用した時の話である。チェックインに少し時間があった。並んでいる人もいないので横のベンチで待っていた。カウンター前はがらんとしていた。時間が来て係員がカウンターに現れたとたん、どこからきたのか、大群衆がカウンターに殺到。我先にと搭乗手続きを要求する。順番など一切関係なし。カウンター前は大混乱となった。怒号さえ飛び交う。間違いなく私が乗る便の受付なのである。恐る恐る混乱の渦に入り、何とかカウンターまでたどり着き、怒号と押し合いの中で搭乗手続きを済ませた。その間だけで30分ぐらい経過していた。目眩がするような疲労感を覚えた。チケットには手書きの座席番号がある。時間が来てやっと飛行機の中へ。すると私の席には見知らぬ人が座っている。私はチケットを見せて、これは自分の席である主張したが、何やらわめくだけで相手はいっこうに席を立とうとしない。乗務員を探したが現れない。やむを得ず他の席へ。するとそこに当事者が現れまた別の席へ。三度ほど繰り返してやっと落ち着いた。

中国人は並んで待つのが苦手のようだ。北京の街で何度も見かけたが、バス停ではバスが到着するまで並んで待つことはしない。バスがつくと一斉に駆け寄り、押し合い突き飛ばしながら我先にとバスに乗る。男も女も子供も関係ない。これが普通なのである。

香港の空港では、入国審査のために長い列ができていた。そこへ中国から到着したのだろう5人ほどのグループがやってきた。彼らは長蛇の列など見向きもせず、どんどんと前へ。そして先頭に堂々と並んだ。さすがに空港の係員が注意する。すると5人が一斉に大声をあげた。警備員が四人ほど駆けつけ彼らを説得。後ろの席に並ばせたが、5人は中国語で延々と何やら叫んでいた。上海万博の時、列への割り込みで何度もトラブルが起きていたが、これが中国なのである。

 

(車内でたばこを吸う女性)

エピソード2:東京からニューヨークへ行く時であった。ほぼ満席。エコノミークラスの中央は座席が6つほど連なっている。離陸してほどなく、突然大声があがった。乗務員が飛んできた。どうやら乗客同士のけんかである。見ると女性二人であった。一人は5歳くらいの子供を連れている。髪を引っ張る、殴る。まさに修羅場。乗務員がようやく一人を離して別の席へ。二人とも中国人であった。ののしる言葉で分かった。近くにいた人の話では、機内持ち込み用の荷物を足下に置いたことが原因であったらしい。「邪魔だ、どけろ」と言ったことから口げんかとなり、暴力沙汰になったらしい。中国人は絶対に謝らない。その特徴はいたるところで見る。交通事故などその典型だ。たとえ自分が悪くても決して謝らない。道の真ん中で喧嘩をしている中国人をよく見かけた。そのために交通渋滞が起きても平気。延々と喧嘩を続ける。そういう国民性なのである。

 

エピソード3:初めて中国の地を踏んだのは30年ほど前。夜中に着いてすぐホテルのベッドに入ったのだが、外を走る車のクラクションが耳についてよく眠ることができなかった。翌日、ホテルの外に出ると、そのクラクションが爆音のように街中に鳴り響いていた。車が一斉にクラクションを鳴らしながら走っているのだ。なんのために?と思ったら、それは道を横切る歩行者に向けてのもの。中国の人は信号など守らない。全く無視する。赤信号でも平気で道を横切る。その歩行者に注意を促すために車はクラクションを鳴らし続けるのである。頭が変になるほど響く。この騒音だけはどうしても慣れることができなかった。

北京オリンピック前、政府が交通信号を守るように忠告したが一向に直らない。そこで交通指導員なるものを配し、交差点に立たせた。信号を守らない人に注意するためだ。しかしそんなことで停まる市民ではない。交差点では指導員と市民の喧嘩が頻発した。上海の街で何度も目撃した。ついに罰金まで制度化されたのである。オリンピック後、中国に行っていないので分からないのだが、いまでも彼らの行動は絶対に変わっていない、と思う。

 

エピソード4:西安の空港でのことであった。通路わきにあるベンチに座っていた。隣には子供(4歳くらい)連れのお母さんがいた。突然、子供のズボンを脱がせてベンチの横でウンチをさせたのである。見ているこちらが慌てた。中国語ができる友人が注意すると、お母さんはなにやら言い返していた。聞いてみると、「私がきれいに掃除するから心配するな」と言っていたらしい。そういう問題ではないと思うのだが。友人の話では地下鉄の電車の中でもこんなことがよくあるらしい。トイレに対する感覚はちょっと我々と違うようだ。中国の公衆トイレにはほとんど扉がついていない。そういう習慣がないのだ。丸見えなのである。海南島のトイレは向かい合わせになるように設計されていた。扉がないのだからウンチをしながら世間話ができる。さすがに北京などの大都市のホテルではそういうことは無くなったが、地方のホテルでは扉のないトイレが今でもある。注意しなければ女性はトイレに行けなくなる。

(地下鉄の車内で昼寝をする人。これが日常なのだ) 

これらの話は私が遭遇したほんの一例に過ぎない。我々と違う常識が飛び交うのが中国なのである。最近も、出稼ぎで稼いだ金を不注意から道路にまき散らしたら、ほとんどが拾われて返ってこなかった事が報道されていた。車にはねられた子供を何人もそばを通りながら無視したこともニュースとなった。

中国人はこうした非常識について報道されると、習慣が違うのだから、欧米の常識で判断してほしくないと反論する。習慣で片付けるにはあまりにもかけ離れた思考だと思う。根本から考え方を変えなければ、と思うのだが。

 

どんな確かな証拠を見せられても、自説を曲げないのが中国。自分たちの価値観だけで世界に向かう中国。すでに「嫌中国の風」が世界中に吹き始めていることを、彼らは気づいていないのだろうか。


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4 コメント

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困った国ですね。 (numapy)
2013-02-19 09:06:04
いやぁ、中国の為政者のデタラメぶりはチョッとだけ知ってたけど、大衆も同じなんですね。
大衆がそうだから為政者もそうなる、とも言えるのかもしれませんね。
いずれにせよ、民度は相当低い。さらに中華思想が一人一人の心の中をダブダブに浸してる。民度が低いとしてもヤノマミ族みたいに共感を呼び起こす民族もあるんですが…
あっ、共感を呼び起こす民族は民度は高いのかもしれない…
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世界の失笑を買う報道官 (genyajin)
2013-02-19 15:01:06
中国共産党と軍部の連携がぼろぼろだと言うことを華報道官が世界にばらしてしまいましたね。狼狽して眼を泳がした姿は世界中に流れてしまいました。よせばいいのにその二日後、あれは日本のねつ造だと強弁。世界中があきれました。どうやら民度とかの普通の基準とはかけ離れたもののようです。この国をはかる尺度はもう存在していません。この国のごり押しで迷惑している国が世界中にあらわれています。そんな時、イギリスとドイツが中国に接近しているとか。アメリカの力の衰えが世界を狂わしていると言わざるを得ません。未来はどうなるやら。不安がつのります。
共感を呼び起こす民族は確実に民度は高いです。ビルマなどもそうですね。現在はミャンマーと呼ばれてますが。
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日本が一番 (BEM)
2013-02-20 00:17:04
先日絵の展示会に行って、開催している人と来場者が話していた言葉ですが、年配の方でしたが日本はやっぱり素晴らしいと。
横で聞きながら私も納得。

続けて昨今の尖閣をめぐる中国の態度などに触れて、中国は…と話していてこっちも納得して聞いていました。

私は海外へは一度も行ったことがありませんが、とても中国、韓国へは行けないなぁと思います。
国内でもマナーの悪い輩を見るとハラハラドキドキしますので、この記事のような人たちを見るとストレスで破裂するかもしれません(笑)

経済優先で中国と付き合うのではなく、日本を理解してくれる国の人ともっと仲良くしていくべきでしょうね。
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友人もいるのですが (genyajin)
2013-02-20 08:48:30
BEMさんこんにちは!
中国人の友人がいます。日本でも生活し、日本語もできます。その彼が、いまでも信号を守りません。何度も注意しました。でも自然に体が動いてしまうと言ってました。なんだか注意するのが嫌になりました。
中国の原発も怖いですよ。あそこで事故があったら、東南アジアに対する影響は測り知れません。この国の常識や道徳心と同じように安全基準がめちゃめちゃです。汚染スモッグなんて10年以上前から北京で問題になっていたのですから。いまさらという話なのです。まったく解決する気配がありません。
いずれにしても中国は内部崩壊するような気がしています。
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