闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

録音とデジイチ、G10のメリットが少し見えた気が

2009-03-29 14:11:20 | インポート


27日、平日早引けして母校の定期演奏会に2年ぶりに足を運びました。生憎の小雨ながら会場の約半分を埋める来客に少々驚きです。でも考えれば部員(卒業する3年生を含む)60名の父兄が来ればさもありなん、か。県の某有名オーケストラから凄い人を招いたという今年の演奏はかつて一気にレベルアップした階段を遥かにしのぐものでとても高校生の演奏とは思えない別物だった。と、同時に生徒主体で音楽は奏でるものという自己理念とは全く逆の「指揮者と編曲者」の音楽を奏でている感が終始まとわりつき、その呪縛を解かれた三部最終曲の「スィング・スィング・スィング」とアンコールの「宝島」に感動を得られた意外は「こんな演奏が聞きたかったんじゃないのにな...」と祝福すべきであろう箇所に落胆した。コンクールのメダル常連となった部は既に自分の目指す方向とは全く違う方向にあり既に自分が介在できない世界である事を改めて確認する事となった。因みにスィング・スィング・スィングと宝島は何度も演奏した思い出の曲であり、宝島においてはTbの見せ場の練習中に唇を切ってマウスピースの中を血だらけにした事もある思い出の曲。私的にはこの2曲は舞台と客席が一体にならねば「失敗」。そういう意味では大成功だったと思う。今年は平日開催でOB、OGが参加無しという事で懐かしい顔には出会えませんでしたが、第一回開催からずっと指揮をして下さった先生(当日来れないと聞かされていた)が客席で私を見つけて懐かしい話と卒業生達の近況を聞けただけでも涙が出るほど嬉しかった。
さて毎度の長~い前置きはここまで。実際にホールで同僚から画のようなH2という生録機を渡されて演奏を録って欲しいと頼まれてました。SDメモリに記録するもので、前後4マイクで録音すればPC上で5.1チャンネルのサラウンドにも変換できるんだって。電源は単三電池2個、嫌な予感がして新品に入れ替えたのですが。最大ビットレートにしたところ第三部の冒頭数秒で干上がっていたようでノリノリのステージは録音されてませんでした。バックライトの消えるパネルはステージ側を向いてるので気付かなかった。ACからバックアップして使う代物ですね、これは(いい値段するらしい)。
で、帰宅して録れている場所を再生(スピーカーが無いのでオーディオに繋いで再生)してみると「おおっ、周りのざわめきやホール独特の広がりが雰囲気出てる。鋭いトランペットやトロンボーン、パーカッションの一部は流石に酷なようで落第点、音の分離も私的にはダメ。でもこんなのでここまで録れれば普通の遊びには面白いんじゃないかな?因みにオケや吹奏楽では聞こえるか聞こえないかの小さな音量から全身を揺さぶられるような大音量までと巨大なダイナミックレンジがあるのでマイクの感度は最大に合わせて最も絞り込みました。ですから全体に録音してる音量はかなり小さめ。
聞いてて気付いたのがカメラの音。会場にはデジイチを手にする記録係りが数名、更に父兄とおぼしき人が相当台数のデジイチを持ち込んでました。ホール入り口でのミニコンサートでは壁がコンクリな事と狭い事でこのデジイチのミラーが発するカシャカシャ音がかなり気になります。ホールに入ってもこれは同様。操作方法をマスターしていないのか「フラッシュ禁止」と館内放送が何度か流れても焚いてる輩が多数いるのも失礼な事。実際に舞台で演奏中に指揮者を見てると客席は真っ黒に見えるんだけど、運悪くフラッシュ焚かれると暫く譜面が眩惑して見えなくなる事があるんですよね。演奏側にとって最大のマナー違反(先日の鉄道写真でフラッシュ焚くのと一緒)。ま、フラッシュの光は置いておき、ミラーのガシャガシャとかなでる音はかなり迷惑。連写なんてされるとすぐ判る。正直、ミラー式のデジイチは演奏中は禁止にすべきだとマジ思った。現在はミラーを持たないデジイチも登場してるがコントラスト式だったり性能を満たせないものばかり。でもマナー優先ならあの音は会場マイク(天井から釣り下がっている記録用マイク)も拾ってるハズだからご法度を強く希望させられた!
そんな中、ピントが甘くて苦労させられたPowerShotG10だが、意外に面白いメリットが見えて予想外に大活躍してくれた。ミラーを持たないシャッターは無音で迷惑無し。あらかじめデジタルズームを2.2倍で固定していたら座った場所から全体(ギリギリ)からソロの個人までズーミング可能で「広角だから」と諦めていた予想はひっくり返った。1450万画素が良いか悪いかは判らないけどデジタルズームを使った画像も自宅で拡大してみたら光学ズームと見分けがつかないほど良い画が沢山あった!ステージは曲の進行によって薄暗くなったりする。急に被写体が暗くなって動きがある時、G10で賛否両論の二段ダイヤルが大活躍する!普段使っているISOをAUTOとHIの位置に切り替えるのが暗闇でも大きなリングで隣、なおかつクリック感があるので一気にISOレンジを拡大する事でブレを最小限に抑えられた。このダイヤルは凄い。まるでジープの操作系のようだ(真っ暗でも位置に法則があるので手探りで操作できる:三菱ジープまでで本国製は除く)。バッテリーは新品同様のようで、結果215枚撮影してまだ残りがあった。ブレや失敗(AFの甘さが目立つ)を除くと約150枚もマトモな画が録れた♪比較的明るい歪みの少ないレンズがこの好結果をもたらしたと思う。そうそう、露出補正ダイヤルが左肩にあるのも賛否両論らしいが今回に限っては超大活躍でした!ソロで立ち上がる奏者にスポットが当たると周りとの光量差でまず「白飛び」になるので左の親指で補正ダイヤルを一気にグリリッとアンダーに回転させると見事に被写体が浮かび上がり表情まではっきりと浮かび上がりました。これは超便利。普通の撮影ではPowerShotG10ってあんまりパッとしない「ただ重いだけ」デジカメですが、条件が悪ければ悪いほど本領を発揮するのではと私の中での評価がかなり変わった3時間でした。手ブレ防止についてはハナから期待してなかったので録音機同様、通路の手すりの上に両手でしっかりホールドして撮影したので今回は評価対象外。雰囲気的に露出で1段分あるか無いかがこのカメラの実際じゃないかな。それより自重を生かして撮影者がしっかりと脇を絞めてホールドするほうが余程重要です。
と、演奏、録音、撮影、恩師と複雑な思いを残して既に道を違えた当方は会場を足早に後にしました。リフレッシュにはあまりならなかったようです。後輩達よ、今後の期待と大切な思い出作りを忘れるなよー(^ ^



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