タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

糀入門 & 3月のブログインデックス

2022年03月31日 | 読みました!見ました!

最近ボクは、発酵とか酵母とか麹とかに興味をもっています。やっぱり年齢を重ねて、健康志向というか自然食品志向が強くなってきたんでしょうね、「身体にいいこと何かやってる?」って、郷ひろみが白い歯をキラリとさせて微笑むイメージなんですけどね。(←これ、わかる人は同世代でしょうね。「サンキストレモン」のCMです。)

ボクがかつて単身赴任をしていた阿賀町津川の糀屋の女将である山﨑京子さんが、「女将が伝える糀生活~糀入門~」という本を出版されたというニュースを聞いて、早速図書館から借りてきました。文字も大きく100ページちょっとの薄い本でしたので、あっと言う間に興味深く読み終えました。

「麹」と「糀」。同じ「こうじ」という読みですが、使い分けがあるんだそうですよ。「麹」は、原料となる穀物(米、麦、豆など)を蒸したものを潰して餅状にして「麹菌」を付着させ、培養したもの。「麹」は「こうじ」の総称です。「麹」という漢字は中国から伝わったものだそうです。

それに対して「糀」は文字通り米を原料としたもの。「糀」は「米にコウジカビが生える様子が、花が咲くように見える」ことから、日本でつくられた国字だそうです。しかも原料を潰したり餅状にしたりせずに、米粒そのままを使うのだそうです。つまり、「糀」は「麹」の部分集合ということなんですね。

ちなみに「麹」には、「ダイエットを助ける効果」「美肌効果」「便秘を予防・解消する効果」「血圧を下げる効果」などがあるそうですよ。こりゃいいことずくめですね。エビデンスはないらしいですけど、昔から日本人は「生活の知恵」として「麹とともに生活」していたってわけです。

山﨑さんのこの本「糀入門」を読みながら、単身赴任時代に津川に住む同僚の家に夕食を招待されて、はじめて「ニシンの麹漬け」を食べた時の感動を思い出しました。しかも、それぞれの家庭に「わが家流の『ニシンの麹漬け』」があることを知り、当時ビックリした記憶も蘇りました。「なんで麹漬け?」「なんで海から遠い津川でニシン?」って当時思っていましたが、この本を読んでその謎が無事に解けました。

新潟日報事業社が発酵、いや発行した「女将が伝える糀生活~糀入門~」。ボクに阿賀町での単身赴任時代を思い出させてくれるとともに、「もっと麹や発酵について知りたいなぁ…」と刺激を与えてくれる本でした。

今年はのんびりと阿賀町を訪れ、美味い「蕎麦」や「ニシンの麹漬け」を食べたいなぁ…。温泉にも入りたいなぁ…。と、しみじみ思いました。

さて、今日も「タケ・タケ・エヴリバディ!」をお読みいただき、ありがとうございました。今日で3月も終わりですので、今月更新した記事の一覧を整理しておきたいと思います。興味のある未読の記事がありましたら、ぜひクリックしてご覧ください。

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タケノコづくし

2022年03月30日 | 竹と生きる

ボクは何の目的もなく書店に行き、ブラブラと店内をうろつくのが大好きです。「へぇ~こんな本があるんだ!」「おもしろそう!」って感じる本が見つかると、もう最高の気分ですよね。最近は「目的をもって買いたい本を買う」っていうケースが多くなって、それこそamazonでピンポイントに注文するってことも多々あるんですが、やっぱり「あてもなく本屋さんをブラブラ」っていう時間は人生に必要だと思います。

一昨日のことです。仕事帰りにフラッと寄った戸田書店で、すごい雑誌を見つけました。

別冊「現代農業」2022年4月号「農家が教えるタケノコづくし」です。以前にこのブログでも紹介した「竹やぶ減らし」(農文協)のシリーズです。

いやぁ~なんか、ボクの心を見透かしたような内容の本が絶妙なタイミングで発売され、ボクは感激してしまいましたよ。まぁこれから春のタケノコシーズンがやって来ますから、ボクと同じようにこの本の内容に興味をもつ輩が少なからずいるということですよね。

内容はこんな感じです。章立てだけ紹介しますね。

第1章 タケノコを楽しむ暮らし
第2章 タケノコの基礎知識と下処理の基本
第3章 年中楽しむ保存・加工の知恵と技
第4章 穂先タケノコ・幼竹の活用
第5章 タケノコ使い切りレシピ

もうすべてのページが、このブログのネタになりそうな内容ばかりです。実践に基づいて、本の内容も少しずつ紹介していきたいと思っています。気長にお待ちください。(笑)

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竹の伐採作業

2022年03月28日 | 竹と生きる

今日は、3月末で有効期限が切れる有給休暇を取得(消化)しました。人が働いている時に楽々過ごすって気分がいいですね。今日は天気もよかったので、午前中は家の外回りの冬の後始末作業を行い、午後はのんびりと土手ランを楽しみました。

まずは家の周りで野良仕事です。冬囲いを全部外し(隣接している亡くなった父が住んでいた家の分もあります)、敷地内の雪で折れた枯れ枝を集めて処分しました。ふと見るとウッドデッキの板が雪の重みで外れかかっているので、そこも応急修理。一冬過ぎると、けっこういろんなところにガタが来ているのが目立ちます。ここまでで約1時間。

そして今日のメインの「竹の伐採作業」です。雪の重みで冬の間の竹林は、こんなこんなになっていましたからね。このみっともない状況を、まずは改善しなければなりません。まずは作業小屋に行き、チェーンソーと燃料を点検します。しまった!去年の秋にチェーンソーを最後に使った際に、メンテナンスを全然していませんでした。数か月前に使ったチェーンソーには、竹のくずがたくさん付いたままです。

ちなみにボクはチェーンソーを2台所有していて、1台は竹専用、もう1台は樹木専用(こっちはパワーがある)です。竹切りチェーンは、通常のチェーンよりもカッターが2倍の数になっていて、竹をパワフルに切れることが大きな特徴です。「硬い」「よくしなる」「中が空洞」という竹の特性を考慮した構造になっているわけです。

昔はそんなことも知らなかったので、1台のチェーンソーで竹を切ったり木を切ったりしていました。さらに「チェーンソーの目立て」をすることも知らずに、「このチェーンソー、もう切れなくなりましたよ!」と販売店に相談に行ったりしたこともありました。今は履歴書の「特技」の欄に、「チェーンソーの目立て」と書きたいくらいです(笑:冗談です)。

はい。こんな感じにチェーンソーで雪で折れた竹を切り倒し、適当な長さに切って処分します。まだ竹粉砕機「タケタケ1号」(仮名)は完成前なので、切った竹は敷地内の一角にある「竹捨て場」に積んでおきます。

はい、こんな感じになりました。今日は目立っていた「倒れた竹」を5~6本切っただけですが、外から見た竹林の感じはスッキリしました。だけど竹林の中の方には、まだまだ始末が必要な竹がたくさんありますし、竹林の中にある大きな欅の木の枝が随分雪で折れているので、その始末もしなければなりません。でも、今日は昼時になったので作業を止めにしました。あんまり一生懸命にやらないのがわが家流です。タケノコが生えてくる前に、もう2~3日作業をしたいと思っています。

それにしても、つい数日前まではたくさんの雪に覆われていたわが家の周りも、ほとんど雪がなくなりました。季節の移ろいってすごいな…とあらためて思います。

クロッカスが咲き始め、チューリップの芽も随分大きくなりました。これは、わが家の第1花壇です。女房が担当していて、主に1年草の花を植えています。

こちらは、第2花壇の水仙の芽です。こちらの花壇は宿根草が中心で、基本的には放ったらかしています。もちろん雑草は取りますが、「勝手に花が咲くエリア」です。

春はいいなぁ…。そうそう、午後の土手ランも記録を残しておきましょう。気持ちよく走ることができました。

 

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今さらだけど学校体育に物申したい!

2022年03月27日 | 徒然なるままに

ボクは子どもの頃から体育の授業が嫌いでした。理由は簡単。足が遅いからです。短距離走も長距離走も苦手でした。子どもの頃って「足が速い」というだけでヒーローじゃないですか。それだけで仲間の中での確固たる地位が保証されます。今風に言うと「スクールカーストの上位に位置する」って感じですかね。ボクの少年時代はまさに逆でした。

だから当然、運動会も嫌いでした。マラソン大会も同様です。あれってある意味、公開処刑みたいなところがありますよね。たくさんの保護者や他学年の子どもも見ている前で、無様な姿をさらさなければならないのです。その屈辱は耐えがたいものでした。リレーで活躍したりするなんて夢のまた夢。そんな友達の姿をうらやましく眺めているのが少年時代のボクでした。

今でも運動会でときどき見るシーンに、足の遅い子が他から大きく引き離されて、それでも苦しそうに頑張って走る姿に、観衆から大きな拍手が送られるシーンがありますよね。拍手をしている方に悪気はないんだろうけど、あれって拍手を送られる子どもは絶対に「頼むから放っておいてくれ」「俺に注目するのは止めてくれ」って思っているに違いありません。(と、ボクは経験上思っています)

今の学校ではタイム順に走る組を決めたりして、子どもが恥をかかないような配慮をしているらしいですけど、それってある意味とても残酷なことですよね。ある子どもにとっては「足が遅い組の中の最下位」ってランク付けがされちゃうわけですからね。「あはは…俺達の組は足の速いヤツが多くってさ」って言い訳が使えません。

まぁ当時のボクにも多少のプライドはありましたし、運動会をサボる勇気もなかったので、「徒競走でダメなら興味走に勝負をかけよう」ってことで、運動会では借り物競走とか障害物競走など走力に関係のない競技で活躍することにエネルギーを費やしていました。そういう意味では、足が遅いことがボクに「生きる力」を育んでくれたのかもしれません。

高校を卒業して体育の授業や運動会・マラソン大会とおさらばした時に、「あぁやっと足が遅いことにコンプレックスをもたないですむ生活を手に入れることができた」とボクは喜びました。足が遅くても女の子と付き合えたし、数年後には結婚もできました。まぁ子どもが保育園に入ってからは、親子レース程度の「走る経験」はありましたけどね。

ところがそんなボクに転機が訪れます。40代の後半にさしかかった頃に、自宅から高速道路で100km離れた阿賀町に単身赴任していた時のことです。自然豊かで風光明媚な阿賀町を、運動不足解消のために「ちょっと走ってみようかな?」と週に1回くらい走ってみたのです。もちろん、超ゆっくりなペースでです。これが意外に気持ちがいいことを知りました。

単身赴任が終わって自宅に戻ってきてからは、仕事に忙殺され数年間のブランクがありました。ですが、50代後半に再びボクは走り始め、現在に至ります。60歳で職場を定年退職し1日の勤務時間が6時間に短縮されてからは、毎月100kmを目標に走っています。

雪が溶けて、いよいよ外を走るのが気持ちよい季節になりました。今まではジムのトレッドミル(ランニングマシン)で走っていたのですが、ようやく風を感じて走ることができる喜びを感じています。

ボクのお気に入りの、信濃川土手ランコースです。これからシーズンになると、老若男女多くの市民ランナーが、それぞれのペースで走る姿を見ることができます。ボクはその日の気合いや気分や体調に応じて、6Kmコース、10kmコース、12kmコースなどを走り分けています。

さらに数年前から年に数回は、市民ランナー対象のマラソン大会の「10kmの部」とか「ハーフマラソンの部」とかに出場するようになりました。最近のマラソン大会って、「苦しんで競争」ってイメージではないんですよね(もちろん記録を狙う人たちもいます)。仮装したりして走る人もいるし「(仲間と)楽しんで走る」っていうことが認められる世界がそこにあるんです。だから、ずっと走ることが苦手で嫌いだったボクも、遠慮なく走ることを楽しめるのです。

で、ボクが今日言いたいことの結論を書きます。小さい頃から学校体育で子どもたちに強制している、「勝つ走り」「速い走り」「他人と競う走り」をやめるべきではないかな…と。それよりも「(自然の中で)走る楽しさ」や「(仲間と一緒に)走る喜び」を体験させることの方が、はるかに重要なんじゃないかな…と。「走ると苦しい」という体験よりも、「走ると楽しい」という体験をさせた方が、国民の健康は増進されるのではないかと思うのですよ。人生の終盤に入ったボクが、自身の経験に基づいて今考えていることです。

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農村レストラン「すがばたけ」の手打ち蕎麦!

2022年03月26日 | 食いしん坊バンザイ

今日もブログの管理人・八百政の「蕎麦屋巡り」の記事です。「竹と生きる」を主テーマに運営している当ブログ「タケ・タケ・エヴリバディ!」ですが、このところ「竹」の話題よりも「蕎麦」の話題が多いですね。まぁこちらはあんまり肩肘張らずに、アクセス数も気にせずに運営しようと思っているので、話題もあっちにいったりこっちに行ったりしますが、ご容赦くださいね。

さて、今回行ってきた蕎麦屋さんは、長岡市の栃尾地域にある「農村レストラン:すがばたけ」です。「栃尾の山の方に地域の食材を使った素朴な店がある」って以前に聞いていたので、「一度行ってみたいな」と思っていたのですが、今までなかなか行くチャンスがありませんでした。

まだ、雪が随分残る栃尾地域(一昨日のこの記事をご覧ください)を、ナビの案内に従って車を運転して目的地の「すがばたけ」を目指したのですが、「この山道の先に本当に店があるんだろうか?」と不安を抱きながら、ようやく目的地に到着しました。

「営業中」の幟旗がなければ、レストランとは気がつかない外観です。きっともうすぐ冬囲いがとれて、「らしく」なるんでしょうけどね。

これがメニューなんですが、「地域連携と六次産業 地域食材の活用と雇用の創設」と最上段に書かれています。そういう趣旨のお店なんですね。地域特産の地鶏「虎千代鶴」を使った料理が、どうやらレストランの”売り”のようです。親子丼とか、オムライスとか、虎千代鶴定食とかね。

一瞬「親子丼を食べようかな?」と食指が動きましたが、「いやいや、ボクは蕎麦を食いに来たんだ」と「手打ち蕎麦:季節の天ぷら蕎麦(大盛り)」を注文いたしました。

はい。ボリューム満点(大盛りだしね)の二八蕎麦が登場。天ぷらは野菜天で、小鉢も2つ付きました。右側の赤い容器には蕎麦湯が入っています。

蕎麦は香りがよく、素朴な味。蕗のとうの天ぷらや野菜のかき揚げも美味しかったです。正直に言うと、天つゆと蕎麦つゆは別の方がよかったけど。

レストランの手前には、地場産の農作物や民芸品の販売所もありました。ボクの目を惹いたのはこれ。

味噌玉のオブジェです。「あぁ昔の家には囲炉裏があって、こんな光景があったなぁ…」と懐かしく思いました。

平日の昼時に行ったのですが、近所(と思われる)のお爺ちゃんが1人で、ビールを飲みながら親子丼を食べている姿が印象的でした。今度はボクも「虎千代鶴の親子丼」を食べてみようかな?

【追記】ブログの通算アクセス数が5000の大台に乗りました。拙い記事ばかりですが、皆さんから読んでいただいていることが励みになります。今後ともよろしくお願いします。

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