タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

心豆庵のおぼろ豆腐 with 自家製山椒

2022年03月17日 | 食いしん坊バンザイ

以前の記事で、わが家が「心豆庵」(長岡市与板)というお豆腐屋さんの豆腐製品にハマっているお話をしましたが、覚えておいででしょうか?その時は「豆醍醐」という豆腐のみそ漬けのことを記事にしたのですが、今日は「おぼろ豆腐」のお話です。

この写真だけでは美味しさは伝わらないと思うのですが、この「心豆庵のおぼろ豆腐」、本当に美味いです。国産大豆と笹川流れの手作りニガリ、そして三島丘陵に湧く清冽な水を使い、「自分の子どもに安心して食べさせられる」そんな思いで豆腐を毎日造り続けている、一途な豆腐屋さんの作る逸品。口にすると幸福感を感じる豆腐。これはそんな豆腐です。もちろんできたての豆腐を配達してくれるからこそ、この味を堪能できるんでしょうけどね。

これは、おぼろ豆腐を皿に盛り付けたところです。これでも十分美味いのですが、わが家ではこれにさらに二味加わります。

褐色の液体は醤油です。この醤油にもこだわりがありましてね。長岡市摂田屋の「越のむらさき」を使うと、おぼろ豆腐の味がさらに引き立ちます。まぁこの「越のむらさき」についても語りたいことはあるのですが、それはまたの機会にいたしましょうね。

画像をよく見ると、何やら粉のようなものが豆腐の表面についているのがわかりますか?今日ボクが紹介したいのは、この粉の正体です。この褐色の粉は「山椒(さんしょう)」なんですよ。

わが家の周り竹林があることは以前にも紹介しましたが、この竹林の中に山椒の木が何本か自生しています。

これは6月頃の山椒です。この緑色の山椒の実を収穫すると、「ちりめん山椒」なんかが作れます。季節になるとこの実がスーパーなどでも売られていますよね。ボクの知り合いの奥さんなんかは、山椒の実をオリーブオイル漬けにしていろいろな料理に使ってるそうです。この山椒の実を秋までほったらかしておくと、赤く色づきます。

はい。こんな感じです。やがてこの実が弾け、秋の収穫期を迎えます。ここから粉山椒を作る作業が始まります。

まずはこれをハサミで切り取って、ザルの上で乾燥させます。

続いて種と枝の部分をとりわけ不純物を取り除いて、種皮の部分だけを集めます。これが結構手間のかかる作業で、ジジイには目が疲れる作業でもあります。わが家では秋の天気のよい日に、日向ぼっこをしながらこの作業をすることになっています

はい。無事に不要な部分を取り除いてできあがりました。これが自家製山椒の元になります。これをペッパーミルに入れて保存し、使いたい時にミルで挽いて調味料として使用するわけです。

わが家の食卓には、こんな感じで置かれています。煮魚とか、煮物とか、日本食の料理に挽き立ての粉山椒をかけて食べると、グッと味が深まります。ボクの大好きな味と香りです(残念ながら妻は苦手なようです)。話をもう一度「おぼろ豆腐」に戻しますね。

この一口食べると幸福感に満たされるような「心豆庵のおぼろ豆腐」に、挽き立ての自家製の粉山椒を振り、さらに「越のむらさき」醤油をかけて食べてごらんなさい。「あ~生きててよかった!」「明日からも頑張って生きていこう!」と、脳内からドーパミンとアドレナリンとエンドロフィンが、ドクドクと音と立てて分泌されますよ。

あ~!今日も幸せです!


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2 コメント

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大変参考になりました。 (りゅーと)
2022-03-18 06:09:24
 佐々木蔵之介さんが「豆腐に山椒。全然違う!」をプッシュしてから私も「確かに…」と思って実行しています。

 長岡市摂田屋の「越のむらさき」を使うと…、摂田屋さんはミニ・クラシックコンサートなどをやってくれていますので、いつも注目してます。
 今度行った時は是非ゲットしたいですね。「心豆庵のおぼろ豆腐」も是非食べてみたいです。

 大変参考になりました。これからもよろしくお願いします。
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摂田屋 (八百政)
2022-03-18 18:12:18
>りゅーとさん
長岡市宮内の摂田屋地区は、「醸造の町」としていろいろなアクションを起こしています。ボクも思い入れのある地区ですので、しばしば足を運んでいます。また近々、こちらのブログでも紹介したいと思います。
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