タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

あと少し、もう少し

2022年03月25日 | 読みました!見ました!

”瀬尾まいこ”さんの小説「あと少し、もう少し」を読了しました。彼女の小説を読むのは、映画化された「そしてバトンは渡された」を初めて読んで以来、「傑作はまだ」「君が夏を走らせる」「僕らのご飯は明日で待ってる」「ファミリーデイズ」、そして今回の「あと少し、もう少し」で、6作品目です。”瀬尾まいこ”さん。ボク的にはけっこう好きな作家の1人です。

陸上部の名物顧問が異動となり、代わりに顧問としてやってきたのは頼りない女性美術教師の上原だった。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないバスケ部のジロー、プライドの高い吹奏楽部の渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。

まぁこんな感じの、中学校の特設駅伝部を舞台にした青春小説です。6人それぞれにさまざまな生育上の特性や家庭の事情があり、悩みながらも一生懸命に生きようとする彼らの姿に共感したり、自分の少年時代を重ね合わせたりしながら読み進めました。全部で6章からなるこの小説、1章ずつがそれぞれ6人の登場人物の視点で描かれています。

作者の”瀬尾まいこ”さんって、元中学校の先生だったんだそうですね。今の中学校現場のことをとてもよく理解しているし、現代っ子の生徒たちの思考や文化にも精通しています。読んでいて「さすがだなぁ…」「よくわかっているなぁ…」って感じることが多かったです。

実はボク、小学生や中学生などの子どもたちが協力して困難を乗り越えたり、スポーツに打ち込んで心が繋がる…みたいな小説や映画に弱いんですよね。なんたって、ボクが人生で初めて「映画に感動して泣いた」のが、「がんばれベアーズ」ですからね。そんなボクにとって、この「あと少し、もう少し」はとても魅力的で面白い小説でした。”瀬尾まいこ”さんの小説を、もう少し追っかけて読んでみようと思います。


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