タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

西洋の貴婦人

2022年03月14日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

皆さんは「雪形」って知っていますか?雪国暮らしの人たちにはお馴染みかもしれませんが、中にはなかなかピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。

雪形(ゆきがた)とは、山肌の残雪やそこから覗く岩肌などの形を、人物や動物などの形に例え名前が付けられたものです。昔は、山の雪が溶けてその形が見えるようになったら農作業を始めるといった、農作業開始の目安に用いられることも多かったようです。

かつてはそれぞれ固有の呼び名で呼び習わされているのみでそれらを総称する語は無かったのですが、昭和期に「雪形」という言葉が広まったと、Wikipediaに書いてありました。全国に「種まき爺さん」とか「種まきウサギ」とかって呼ばれているヤツがあるんですね。

新潟県内で有名なのは、八海山(南魚沼市)の「田かき馬」、妙高山(妙高市)の「跳ね馬」などです。こちらのHP「雪形(地名コレクション)」には、新潟県内だけで170以上もの「雪形」が紹介されていました。

この写真は、ボクがランニングコースとしている近所の農道から、長岡市の東山方面を撮影したものです。ここに「西洋の貴婦人」と呼ばれる「雪形」が現れているのを皆さんは見つけることができますか?

はい。ここです。市営スキー場の山肌に残っている雪の形が、女性が横を向いている形に見えませんか?これがこの季節に長岡市に出現する「西洋の貴婦人」です。

昔の人は「雪形」を見て農作業を開始する時期を判断したそうですが、現代を生きるボクは、この「西洋の貴婦人」を見ると、「そろそろ外を走り始めようかな?」と外ラン(外でのランニング)開始の判断をさせてもらっています。

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