元日本航空客室乗務員の青山透子さんの著書「日航123便・墜落の新事実〜目撃者からの真相に迫る〜(河出書房新社)」を読了しました。この本は、今月のGW前半に読了した森永卓郎さんの著書「書いてはいけない」の中で紹介されていたもので、1985年に起きた日航機墜落事件の世間に報道されないタブーについて言及している著作の1冊です。
まずは河出書房新社のWebページに掲載されていた、本書のPR文をどうぞ。
先輩を失った元スチュワーデスが当時の警察・自衛隊・政府関係者、医師、遺族、目撃者らに取材を重ねた先に見えた新事実。墜落の真相解明に拘り続ける理由と事実を見つめる勇気を伝える。
日航機123便墜落事故原因に迫る新事実!
この事故は「事件」だったのか!?
1985年8月12日。日航ジャンボ機123便は、なぜ御巣鷹の尾根に墜落しなければならなかったのか──。
「この出来事を風化させてはならない。」33回忌を前に、その情熱が生んだ、真相究明に一石を投じる渾身のノンフィクション!
当時、生存者の1人である日航客室乗務員落合由美さんの同僚であった著者は、この「事故」に今なお疑問を抱き、数々の目撃者の証言をもとに真相に迫っていく。前著からさらに探査の精度が深まり、頁をめくるごとに次々と新事実が明らかになっていく迫真の展開力で一気読み必至!
う〜ん。森永さんの著書である程度の内容は理解していましたし、「この本の内容を100%信じるのはアブナイな」「批判的な視点を忘れずに読まなきゃな」って気持ちを持って読み始めたのですが、著書の中で明かされる多くの目撃証言や当時の記録(特に説得力があったのは、地元の小中学生が書いた作文集)を目にすると、この事故(いや事件?)の背景に何か得体のしれないモノが見え隠れするのを否めません。
この著書の中で追求されている、事故の問題点は以下の内容です。
●公式記録にはないファントム二機の追尾が多くの国民に目撃されている。
●日航機に付着した赤い形状のものが目撃されているが、それは何か。
●地元群馬県上野村の小中学校の文集に寄せられた子どもたちの目撃証言。
●米軍機が墜落地点を連絡したにもかかわらず、なぜ現場の特定が遅れたのか。
●ジェット燃料の火災ではありえない遺体の完全炭化から考えられるある種の武器使用の疑い。
●事故原因はなぜ意図的に漏洩されたのか。
●圧力隔壁修理ミス原因説への疑問。
今から40年前。ボクが20代の時に起きたこの大事故の真相が未だに燻っていることに、大きな衝撃を受けています。青山さんの他の著書はもちろん、彼女の主張に異を唱える著書や主張にも耳を傾け、もう少しこの問題についてボク自身も考えていこうと思っています。