和太鼓と相撲甚句が大好き!家族太鼓山本家(かぞくだいこやまもとや)です。楽しむ事が上手くなる初め~の第1歩♪

神戸で【元関取が作る本物の味】な、ちゃんこ鍋屋を営んでおりました。私はお関取じゃ有りませんよ(笑)“オカミサン”でした。

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山本家族3人だけで産声をあげた≪家族太鼓山本家≫ですが、神戸から舞鶴に越して来て、色んな出会いが有り、現在は家族だけでなく幅広い年齢層の友達の集まりになりました。 笑顔と心の温かさにあふれている稽古場でのみんなは、血はつながっていないけれど、まさに『家族』のような仲間です。 家族太鼓山本家への連絡・入会希望問い合わせなどは、kazokudaiko-yamamotoya-aty(アットマーク)ymail.plala.or.jpにお願いいたします。 尚、(アットマーク)は、@に書き換えて送信してください。 【コメントを書き込んで下さる皆様へ】 なりすまし・嫌がらせ・個人攻撃等には、返信コメントを控えさせていただくか、場合によっては、削除させていただきます。

SANDA DE DATE ~エスコヤマ~

2008年10月27日 | 日々大切に生きたい。
旨い。
ほんとに旨い
並んでいたからそう感じた心理ではなく、
本当に、もう一度行きたくなるケーキ屋さん、
エスコヤマであった

某大企業の、ある支店。
営業さんが外に出るまでの朝の早い時間帯は、
50人規模の人間が、ひしめき合っている。
暑い。人の多さで暑くもあるが、
皆の心意気の熱気で熱い職場だ。
体育会系のやり取りがそこここで響く。
そんな会社でパートとして勤務している私だが、
今回、正社員の人たちが社員旅行の為、
なんと、平日がお休みになった。

娘・むすびちゃん(仮名)は学校、
平日に、夫・星君(仮名)と一緒の休み。
こんな事はめったに無い。

と言う事で、
2人っきりでデートできる日が出来た

行き先は・・・・。
ずっと行きたくて・・・・。
でも、何かのついでにね・・・・。
と言っていた三田市のエスコヤマ。
超有名なケーキ屋さんだ。

しかし・・・・。
何かのついでに、では行けないという事が、
ここ数年で判明。
だって、山本家族は、そこに何の用事も無い。
そこはウッディータウン
分譲住宅街
近隣はテクノパーク。
そう、技術の集まり、工業団地である。

こうなると、目的は、エスコヤマのみ
に、絞って考えないと駄目だ。

知り合いのブログを見ても、
『平日にもかかわらず長蛇の列。
1時間半待ちだそうで、
あきらめて帰ることにした』とか、
この間も、会社の違う課の上司が、
『子供と行ったけど、売り切れやった』とか、
とにかく手に入れることが難しいケーキなんである。

第1P・・・・
駐車場だけで、第3Pまで有る
ケーキ屋さんに、何十台の車が置ける駐車場
誘導警備の方が複数。すご過ぎる。
そして、どんどん車はやってくる。
近隣は、広大な分譲住宅地と工業団地。
京都(うちと同じだ)滋賀、姫路etc・・・・。
この人たちも、ついでに来たのではないだろう。
明らかにエスコヤマの為に遠路はるばる来てるのである。

何と運の良い事に、第1Pが、1台空いた
そこに山本家族の車を誘導してくれる警備の方。
なんてラッキー
入り口の真正面ではないか。

遠くに車を置きに行く人を尻目に、
エントランスを走ってくぐり抜ける私。
いそいそドアを開け、入る。わぁなんてステキなケーキたち。
大きなショーケースに綺麗に並ぶ、美味しそうなケーキ。
迷うよこれは
しかし!端から端までショーケースを見ても、無い
『小山ロールはどうしたら買えますか?』
(超初心者丸出しである。)
『奥で(生地が)焼きあがっておりますので、
お作りしてお持ちいたします。何本ご入用ですか?』

なんて運の良い事か。ちょうど生地が焼きあがった時に
来れた様だ。

『5本下さい!』おいおい横はいりかい
私の横に並んでいた人(きっとやっと買えたんだろうね
勢い余って私を抜かして言ってしまったらしい(笑)

そう何回もこれるわけも無く、
友達にも分けてあげたくて、
私もまとめ買い

せっかくだから、カフェでほっこりしたいね。と、
となりのカフェへ。
このカフェの名前がなんかいい。
eS LIVING HANARE

はなれなんて、私には縁が無かった。
夫・星君(仮名)と出会って、
田舎の家の広さにビックリしたんだもんなぁ。

しかし、満席・・・・。
名前と携帯番号を言っておくと
後で電話がかかってくる仕組みになっていた。
予約しておいて、そのとなりのパン工房へ。
ケーキ屋さんが作るパンやサンドイッチ。
ちょうど昼時だったので、
クリームパンや、カレーパンを買って、
外に出た。
周りは緑がいっぱいで、適当にその辺に越し掛けて、
夫・星君(仮名)とパンをほおばる。
美味しい
そうだ、私はこうやって一緒にボーっと出来る
夫・星君(仮名)を好きになったのだ。
なんて出会った頃を思い出し、幸せ感にひたる私。

カフェに併設されている、ショコラ専門店に入ってみる。
これもまた一粒一粒小さなチョコレートが、
綺麗にショーケースに並んでいる。
よっぽど整理整頓上手な社員なんだろう。
でも、ショコラ達より私の目を引き付けたのが、
太鼓
なぜかショコラたちと一緒に、
沖縄エイサー用の締め太鼓が飾られていた。

『これが当店一番のおすすめの自信作・・・・。』
お店の方が説明をしてくれる商品に目をやると・・・・。
私は胸がグッと詰まって、涙があふれそうになった。
そして、『今日は目の保養だけでいいです』と、
お店を出てきてしまった。
それは、あのスイス菓子ハイジの
アルハンブラそっくりな姿をした
チョコレートスポンジケーキだったのだ。

当然だ。エスコヤマの小山進氏は、
17年も、スイス菓子ハイジで勤務していたのだから。

ハイジは、昨年破産宣告をした。
栄枯盛衰。これはやはり世の常なるものか・・・・。


エスコヤマ。
ここで、アルハンブラが復活したんだ・・・・。
神戸・灘のあの味が、ここで引き継がれているんだ・・・・。
そう思うと、胸が熱くなった。


しばらくすると、順番が来た。
エスコヤマのHANAREで、
ケーキをいただく。

ケーキはもちろんなんだが、
添えてあるロイヤルミルクティーのアイスクリームと、
ヨーグルトのジェラートも絶品である。
思い出にひたりながら約2時間。
エスコヤマ界隈でほっこりする事が出来た。

ケーキ、パン、カフェ、ショコラ専門店、
そして、コンフィチュール(ジャム)&マカロン専門店、
アイスクリーム工房、バームクーヘン工房。
ここって何坪有るんやろ?従業員もすごい数やなぁ。
経費どれくらいかかるんかな。
アカンアカン。今日は仕事は抜きで、
夫・星君(仮名)とのデートではないか。


一緒に購入した、専用保冷袋に入れてもらう。
こんなシンプルお洒落な保冷袋は初めて見た。


舞鶴に帰ってきて、小山ロールを配り歩いた。
いや、配り走った
友達や、娘・むすびちゃん(仮名)が、
お世話になっている人の顔を思い浮かべながらの
小山ロールまとめ買い。
手に入りにくいのは、皆が良く知っていて、
とても喜んでくれたので嬉しかった。

夫・星君(仮名)と、娘・むすびちゃん(仮名)と、
私もパクリ
しっとりと、適度に甘くて美味しい。

カステラのような生地に、生クリームとカスタード。
そして中心に栗。
シンプルイズベスト。

シンプルイズベスト・・・・。
ハイジから独立した小山氏の言葉が心に残る。
同じ神戸・灘に有った、ハイジとちゃんこ鍋清王洋。
2店とも今はもう無いけれど、
シンプルイズベスト。同じ心意気だったのだ。


小山進氏が語る・・・・。