福田内閣に冥土からお迎え

新幹事長の麻生は安倍内閣の幹事長。
経済財政相の与謝野は安倍内閣の官房長官。
二人で安倍内閣の幕引きをした。
史上最低の退陣劇を取り仕切った二人である。
その二人が党と内閣に戻ってきた。
麻生は再び幹事長として。
与謝野は経済財政相として。
片方だけならともかく二人揃うとなにやら不吉な予感が漂う。

麻生氏らの「クーデター説」、首相が明確に否定　YOMIURI ONLINE 2007.9.24.
　安倍首相は２４日の記者会見で、麻生太郎・前幹事長や与謝野官房長官が内閣改造人事などを首相の自由にさせず、辞任表明に追い込んだとする「クーデター説」を明確に否定した。

火のないところに煙は立たない。
（ただしこれは１年前の記事なのでお間違えなく）

前回安倍政権では麻生は就任後わずか３０日あまりで安倍を退陣させた。
こんどは何日かかるか？



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次は民主党の番だ！

国民目線が必要なのは福田だけではないようだ。

爺ちゃんの名にかけて？鳩山氏、麻生氏との対決に期待感 (asahi.com 8/2)
「（宿敵の）孫同士が幹事長になって相まみえる。いろんな意味で対決するが、大いに論争したい」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は２日、大阪市で講演し、自民党幹事長に就任した麻生太郎氏の祖父の吉田茂元首相と、自身の祖父の鳩山一郎元首相とを引き合いに出しながら語った。

あんたらはなるほど名門出身だわ。
勝手にやってくれ、と言うほかないだろう！
馬鹿馬鹿しい。

それはそれとして、福田の内閣改造を受けて民主党はいよいよ正念場を迎える。
改造での政権浮揚、支持率アップは絶望的だということがはっきりした。
（マスコミ世論調査がいくつか出ているが、おおむね横ばい、下がったものもある。読売だけが大幅上昇。）
すでにマスコミの関心は解散・総選挙に移りつつある。ただまだ改造の余韻で自民党ばかりが話題になっている。これが一段落すれば、とりあえずの関心は民主党の党首選に移ってくる。これで総選挙を戦う顔が決まる。
その党首選の行方がすっきりしない。
だれに決まろうと、国民が納得する経過をたどることが肝心なのだが、小沢に対して立候補しようという候補者がいるようないないような。
小沢の無投票当選という方向にもっていきたい連中と、ブスブスと不満を持つ連中がなんともだらしのない綱引きをしている。
だいたい小沢が悪い。
「立候補したい人はどんどん立候補すればいい」と、口では言うが、うっかりそれにのって立候補なんかすれば後の仕返しが恐ろしい。

「総選挙を戦うには小沢でゆくのが一番いい」「党が分裂しているという印象を与えたくない」
鳩山や菅の思いは理解できなくもないが、それではいつまでも分裂の危惧を党内にも国民にも抱かせたままになる。
ここはひとつ陽気に、景気よく、お祭り騒ぎの党首選をやってみたら？



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