トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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長崎電気軌道 601

2014-01-26 22:07:00 | 路面電車
長崎電気軌道601.熊本市電の171が前身である。熊本市電170形は1953年に新木南車輌で171・172の2両が製造された。

全長11m、前後扉で当時の熊本市電では異端車であった。そのため製造から僅か13年後の1966年に休車、1969年に廃車となり、2両とも長崎電気軌道へと譲渡された。ちなみにこの車両の前に製造された150形、160形はワンマン改造されて長らく稼働し、1063に至っては製造から63年を経た2014年現在も運用中である。なお、熊本市電では1988年に再び前後扉の車両8800形が製造されたが、僅か2両の製造にとどまり次の9200形からは前中扉に戻っている。

長崎移籍後は長崎色に塗り替えられ170形171・172となったが、601は1985年に熊本時代の塗装に復元、602は1987年に廃車となった。

異端車であるがゆえに異例の早期廃車となった例として、京福モボ501形がある。こちらは他車が前後扉車であるのに対して、前中扉であったが故に4両中2両が廃車となった。残る2両も稼働の機会はラッシュ時が中心となっている。中でも504は僅か15年での廃車であった。






10年前の宮浦操車場

2014-01-25 21:47:00 | 専用線
10年前の三井化学専用鉄道・宮浦操車場

基本的には現在とあまり変わっていないようである。


18号機。1936年東芝製。いわゆる東芝戦時型。



9号機。連結されているのは工場内の防爆対策として連結される蓄電池を搭載した電源車。
9号機は20tB型で、同型の11号機が明治44年・1911年製なので、おそらく同年代の製造と思われる。明治時代の車両で現役なのはここと長崎電気軌道の168ぐらいのものであろう。





ただし、貨車はタンク車からコンテナになった。

駅と駅前風景39 富合

2014-01-23 21:58:00 | 
JR鹿児島本線の富合駅。九州新幹線が全線開業した2011年3月12日に新設された九州のJRでは最も新しい駅の一つである。ちなみに、九州内の新駅はこの後2012年に南阿蘇白川水源駅が開業しただけである。


西口側より駅を見る。駅舎は設置されていない。ホームへは長いスロープが設けられている。並行している道路は県道297号。



ホームは2面2線。SUGOCAにも対応、三角線の列車も乗り入れるので、日中はほぼ1時間に3本である。


駅名標。イラストは隣接している新幹線の車両基地にちなむ。



西口側。開発が進み住宅が増えてきた。


東口。新幹線の高架下から入る。


東口を出てすぐ南には新幹線の車両基地。


東口は200mほど進むと国道3号線。そのため事業所が多く、住宅はあまり存在していない。

○基礎データ
所在地 熊本市南区富合町志々水63-6
路線 九州旅客鉄道鹿児島本線
開業 2011年3月12日
乗り入れバス路線 九州産交バス、熊本バス
乗客数 252名(2011年度)
無人駅
訪問日 2014年1月15日


駅と駅前風景38 美瑛

2014-01-22 22:31:00 | 
JR富良野線の美瑛駅


美瑛軟石を使った風格のある駅舎である。美瑛~旭川間は区間列車が設定されており、およそ1時間に1本の列車が設定されている。


駅裏にはやはり農業倉庫。


少し離れているが、中町公園にはSL49600が保存されている。49600は9600形で、動態保存機を除くと1975年まで稼働した国鉄最後の稼働形式であった。北海道から九州まで四国を除く各地で使用された形式で、九州内でも九州鉄道記念館や福岡市の貝塚公園志免町(2013年度中に解体予定)などに保存されている。

○基礎データ
所在地 北海道上川郡美瑛町本町1丁目1
路線 北海道旅客鉄道富良野線
開業 1899年9月1日
乗り入れバス路線 道北バス 美瑛町営バス
乗客数 不明)
有人駅 みどりの窓口あり
訪問日 2011年9月14日