トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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水島臨海鉄道 キハ38とキハ30の話題

2022-02-14 19:47:00 | 私鉄
水島臨海鉄道キハ38 104.JR東日本のキハ38 1003を購入したもので、車歴を辿るとキハ35 516として1965年9月4日付で竣工、製造は富士重工。当初の配置は新潟、その後(新潟から直接転属したかどうかは不明)高崎運転所在籍だった1987年3月16日付で日本国有鉄道鷹取工場製の新製車体に乗せ換え、キハ38 1003に改番した。
高崎時代は主に八高線で使用されていたが、電化に伴い木更津に転属、1998年3月30日付、大宮工場で冷房化改造された後に2012年まで久留里線で使用されていた。キハ38はキハ35を改造した車両で、僅か7両の小勢力であった。0番代、1000番代ともに片運転台で、0番代は便所を備える。2013年7月10日付で廃車、JR東日本から形式消滅した。

水島臨海鉄道では旧国鉄一般気動車色に改められ、同時に購入したキハ30・37と共に2014年5月12日から運行を開始したが、クラウドファンティングによりキハ38搭乗時の塗装に改められ、2022年2月7日より運行を開始した。


キハ30 100.JR東日本のキハ30 100を購入したもので、キハ30 0番台(両運転台)のラストナンバーである。1966年10月28日付で竣功、製造は日本車輛、当初の配置は亀山。その後の動向は不明であるが、2003年4月1日現在では木更津配置。2013年に廃車となり、水島臨海鉄道入りした。現在では貴重となった非冷房車で、主に冬季に運用されているが、昨年の秋からエンジントラブルを繰り返し、当面の間(2022年夏までは)定期運用には就かないことになっている。


キハ30 98.JR東日本のキハ30 98を購入したもので、1966年10月28日付で竣功、製造は日本車輛、当初の配置は高崎第一機関区。その後の動向は不明であるが、2003年4月1日現在では木更津配置。2013年に廃車となり、水島臨海鉄道入りした。但し同社に入籍はせず、部品取り用として倉敷貨物ターミナルに留置されている。行先表示も「久留里線」のままである。


※参考文献
電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1986年4月号 No.462 特集キハ35系・キハ45系気動車
電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2004年2月号 No.742 特集キハ35・45系

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