トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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あれから20年

2012-10-24 22:24:00 | 路面電車
ちょうど20年前の1992年10月24日(土)を以て西鉄北九州線の併用軌道区間である砂津-黒崎駅前間が廃止、以降2000年11月までは専用軌道区間の黒崎駅前-折尾間僅か5.1Kmの区間を細々と運行し、事実上路面電車では無くなってしまった。

この日は学校をサボって(当時高1)、原田から50系客車に乗って直方から筑豊電鉄に乗り換えて、黒崎駅前から初めて北九州線に乗車した。当日は北九州線内無料運行され、どの電車も大混雑であった。




魚町付近。周りを走る車も古めかしい。この日まで小倉都心部は一方通行であったが、翌日から対面通行となった。代替バス用に専用塗装の新型バスが一挙に50台以上が新製され、1番「特快」として運行を開始した。



室町付近。後ろの西鉄バスが懐かしい。この塗装の非冷房車はこの日が最後の運用となった。


黒崎駅前。現在も筑豊電鉄の基点として駅は存続しているが、再開発により様相は一変している。

西鉄の源流であった北九州線は消えてしまったが、黒崎駅前-熊西駅間と一部の車両は長崎広島で現在も運行されている。特に長崎では元北九州線600形の台車等の機器類を流用して新製した車両が主力となっており、北九州線のDNAは生き続けている。

※全て1992.10.24撮影。

駅と駅前風景11 南比布

2012-10-22 20:24:00 | 
宗谷本線の南比布駅。最北の路線・宗谷本線といっても起点の旭川から14キロであり、まだ旭川郊外といった趣であるが、周りは一面の田園地帯、このような掘っ立て小屋のような待合室があるだけの小駅である。



後ろは旭川と稚内を結ぶ大動脈、国道40号線。交通量は多く、周辺を見ると「秘境駅」という感じではない。


木造のホームに普通列車が入ってくる。停車する列車は上下各6本ずつで、一部の普通列車は通過する。ホームからは大雪山系が見えるというが、この日は天候が悪く全く見えなかった。



冬の待合室。暖房はなく、土がむき出しになっているため、寒い!((((;゚Д゚))))


定期排雪列車が通過するのも北海道ならでは。駅周辺は防風林で囲まれている。


比布町は昭和50年代、「ピップエレキバン」のCMで話題になった。

○基礎データ
所在地 北海道上川郡比布町基線3号
路線 北海道旅客鉄道 宗谷本線
開業 1955年12月2日
乗り入れバス路線 不明
乗降客数 6名(1992年)
無人駅
訪問日 2012年1月28日、2012年10月11日

苫小牧市営バスその後

2012-10-20 22:38:00 | バス
2月28日の記事で紹介した苫小牧市営バスであるが、予定通り4月1日より道南バスに移管された。


「市営バス」ターミナルの看板はそのまま。バスの塗装もそのままであるが、上から「道南バス」のシールが貼られた。


ターミナル東側の駐車場。郊外線や長距離路線もターミナル発着となったので、北海道中央バスや道南バスの在来車もここで待機するようになった。


「郊外線」が追加された乗り場案内。


待合所にある運行系統図。樽前ガロー線が予約運行型になった以外に路線に変更はない。



郊外線の在来車が発着する。いずれは市内移管路線もこのような塗装になるのだろうか。


あつまバスだけは4月以降もバスターミナルへの乗り入れは行われておらず、従来の場所で発着する。

◎基礎データ
所在地 北海道苫小牧市表町5丁目10-11
乗り入れ事業者 道南バス、北海道中央バス
乗車券類 発売所有り
売店あり。
類型 JR接続、バス路線接続、高速バスターミナル
訪問日 2012年10月10日


バスターミナル番外 宗谷岬

2012-10-17 20:50:00 | バス
一般の日本人が到達できる最北端の地である宗谷岬。ここには日本最北端のバス停がある。


こちら側の鬼志別、浜頓別方面行きの乗り場が正真正銘日本最北端の停留所。



反対側の稚内方面の乗り場は待合室を併設する。本数は1日7往復、JR天北線の代替バスをルーツにした路線が発着する。



9時29分発の浜頓別高校前行きが到着。観光客も数名下車。この先に「大岬」というそれなりの集落があり、漁港もある。


丘の上から宗谷岬を望む。左側の三角の建造物が「日本最北端の碑」。右側のバスは宗谷バスの貸切バス。その前の建物はおそらく日本最北端の公衆トイレ。


周辺には食堂、民宿、土産物店等が立ち並ぶ。

◎基礎データ
所在地 北海道稚内市宗谷岬
乗り入れ事業者 宗谷バス

訪問日 2012年10月12日



バスターミナル52 善導寺

2012-10-05 22:00:00 | バス
久留米市の国道210号線沿いにある「善導寺」バス停。久留米から田主丸・吉井を経て日田、さらには大分へと至る幹線道路沿いにある。

「昭和の大合併」が終了した1965年の時点で、久留米から国鉄久大本線沿いに日田方面へ向かうと、久留米市を出て最初の自治体が三井郡善導寺町で、その先筑後草野駅で再び久留米市に入るものの、210号線沿いでは東はもう浮羽郡であり、ここは独立した「善導寺町」の玄関に当たる。



久留米方面乗り場。1967年まで独立した自治体の玄関口だっただけに、駐輪場も整備され、小さなターミナル的構造となっている。ただし、ここで折り返すバスは(少なくとも1985年以降は)存在しない。


大学病院行きの24番が到着。街の由来となった「善導寺」は、北東へ徒歩10分ほど、JR善導寺駅は南東へ徒歩5分ほど離れているが、どちらも最寄りの停留所はここである。かつての役場へは後ろに見える歩道橋を渡って3分ほど歩けば到達する。


田主丸、吉井、浮羽方面乗り場。こちらは単なる停留所。9月30日限りで廃止となった日田バス急行



ダイヤは毎時5本程度、日中は田主丸駅前2本、吉井営業所行2本、浮羽発着所行1本の設定が多い。土日は吉井行きのうち概ね毎時1本が旧・善導寺町内の「ローソン常持行」となる。2000年頃までは善導寺の1つ東、210号線から少し北に入った所にあった「飯田」折り返しもあったが、現在は停留所ごと廃止されている。

◎基礎データ
所在地 福岡県久留米市善導寺町飯田
乗り入れ事業者 西日本鉄道
乗車券類 発売所なし
連絡鉄道路線 なし
類型 地域拠点
訪問日 2012年9月10日