トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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いよいよ今夜から新高速乗合バス移行

2013-07-31 20:17:00 | バス
いよいよ今夜出発の夜行バスから新・乗合バス制度に移行する訳だが、博多駅筑紫口での準備状況についてお伝えする。



新規参入各社の合同待合室が入居するサンライフホテル2・3.現在の貸切バス乗り場から道路を挟んだ向かい側にある。外観を見る限りでは目立たない。


入口には「博多駅筑紫口BUS STOP ラウンジ」の表記が。


14:30.バス停は設置されていたがまだ準備中。係員が作業をしていた。



15:30、作業は完了していた。一般社団法人「福岡東総合庁舎前停留所管理事務所」が結成され、その社団法人が設置、管理に当るようである。おそらく高速ツアーバス連絡協議会が母体となって、使用事業者の共同出資によって作られたものと思われる。


停留所には路線図は掲載されていたものの、15:30現在時刻表は未設置であった。


博多駅筑紫口貸切バス駐車場に停車中のサンマリンライナーとトラポータライン。福岡~宮崎間ツアーバスの両雄とでもいうべき存在だったが、対照的な道を選択した。

8月1日以降の路線移行事業者であるが、
南九号は8月1日のみ満席。
サンマリンはお盆の最盛期が空席少ない。
ハッコーライナーは週末中心に満席の日あり。
美登シティライナーは予約受付が遅れたせいか、全ての日が空席多数。

前途は多難であろうが、今後のバス業界の活性化につながればいいものである。

新乗合移行まであと1週間 (3)

2013-07-27 22:35:00 | バス
激変迫る高速バス業界、ツアーバス最後の週末を迎えた。夕方、筑紫口貸切バス乗り場は活気にあふれていたが、この光景も時代のひとコマとなり、過去の風景となる。



YOKARO


最後に、会員制バスYOKAROについて取り上げる。

YOKAROは、年会費5000円で九州内の6路線が乗り放題となる会員制バスで、旅行業法に準拠したものではないようで、直接的に今回の移行対象ではない。

しかしながら、運輸局から何らかの指導、助言があったようで、同時に8月1日より乗合に移行する予定である。

YOKAROを運行するSOUDAは、既に平戸市で乗合バスを運行しており、サンマリンツアーや南九州観光バスとは異なり、乗合事業許可申請ではなく乗合事業計画変更認可申請である。


16:00過ぎの筑紫口。17:00に平戸行きが、17:10に阿蘇、臼杵など7路線が発車していく。新ダイヤについての詳細は省略するが、乗合移行に当って、博多駅筑紫口からキャナルシティに発着場所が変更となる。また、乗務員拘束時間等の関係か、ダイヤが大きく変わっており、博多での一斉発車は見られなくなる。



発車案内。キャナルシティでは一斉発車ではない。また、他社が使用する合同庁舎前バス停も使用しない。

運賃関係については、公式リリースがなく不明。乗合移行後は非会員にも公表しなければならないのではなかろうか。

博多駅筑紫口新バス停について



新規参入事業者が使用する博多駅筑紫口の新バス停は、筑紫口から東に200mほど行った福岡東総合庁舎前(茶色のビル)に設けられる。


同位置から反対側を撮影。正面の白いビルが博多駅筑紫口。


この西鉄バス「合同庁舎前」バス停に並んで設けられる予定であるが、27日現在、まだ何も行われていない。


ここに停車するバスは、平日の19:01発ただ1本である。

新乗合移行まであと1週間 (2)

2013-07-25 22:26:00 | バス

博多~宮崎県北部

鉄道利用が極めて不便で、空港も無い宮崎県北部。現在は西鉄・宮崎交通の「ごかせ号」が博多~天神~高千穂~延岡間を1日4往復している。
これに対抗するのが


ハッコーライナー

2009年12月5日運行開始。
新ルートは日向市駅東口~門川本町~延岡祇園町~高千穂総合公園前~博多駅筑紫口で、下線を引いた停留所が従来から変更となる。なお、福岡行きのみ天神に乗り入れていたが、乗合移行では乗り入れないことになった。JRの広福ライナーといい、ウィラーといい、天神での新規停留所設置は難しいのだろうか。筑紫口は昨日紹介したサンマリン同様、福岡東総合庁舎前(西鉄・合同庁舎前バス停付近)である。

運行本数は従来通り1日1往復で、片道3300円、往復6000円。競合するごかせ号のWEB回数券では1回当り3750円である。

博多~鹿児島

博多~鹿児島は、従来からツアーバスの参入が少なく、ラド観光九州主催、南九州観光バス運行の「ハイウエイシャトル」のみであったが、8月1日から南九州観光バスの乗合路線「南九号」として運行する。


ハイウェイシャトル改め南九号


現在は鹿児島中央駅730発~鹿児島空港ホテル~博多駅~天神1135着、博多駅1700発~鹿児島空港ホテル~鹿児島中央駅2055着の1日1往復であるが、7月20日から31日まで臨時便を1往復運行、料金は片道1800円。7月25日22:45時点では、週末を中心に満席となっている。

乗合移行後は鹿児島中央駅730~下伊敷~高速帖佐~鹿児島空港南~博多駅前1100、博多駅前1745~鹿児島空港南~高速帖佐~下伊敷~鹿児島中央駅2115になる。運賃はほぼ倍額となる片道3500円、往復割引の設定はない。7月25日22:45時点では、予約可能な8月1~3日とも、空席10席以上である。こちらは桜島号のWEB早割5が2650円からとなっており、厳しい戦いが予想される。しかしながら金券ショップでのバラ売りの場合、4500円程度が相場であるため、知名度を上げればそれなりの需要が見込めるかもしれない。

なお、鹿児島中央駅はナポリ通り沿いの旧・桜島号の降車場所付近に停留所を設ける。博多駅筑紫口は他社と同じく、西鉄バスの合同庁舎前バス停付近である。

(つづく)






新乗合移行まであと1週間

2013-07-24 22:08:00 | バス
早いもので、新乗合高速バス移行まであと1週間となった。8月1日から乗合バス移行、もしくは廃止となる九州内各路線について、今後の概要を判明している分だけではあるが、まとめてみた。


・博多-宮崎


サンマリンライナー
週末を中心に最大5往復であったが、毎日3往復に減便となる。
停留所 佐土原待機所~阿波岐原~宮崎駅東口~南宮崎駅前~都城北~博多駅筑紫口

停車停留所数は変わらないが、都城北が従来の高速バスが停車する高速バス上のバス停に停車するようになった。博多駅筑紫口は西鉄バスの合同庁舎前バス停付近に設けられるが、筑紫口のサンライフホテル1階に受付カウンターが設置され、そこで15分前までに受付をしなければならない。

運賃はWEB割の最低料金1700円が、片道3500円、往復6000円に一本化される。私が以前の記事で予想した2980~3300円よりも片道では割高、往復ではその範囲内に収まった。片道運賃は高めでも、往復運賃を既存事業者よりも安くすることにより、確実に2回乗せようとする戦略だろうか。ちなみに、フェニックス号では7月1日から9月30日まで、超(スーパー)席割で片道1680円と、それまでのうっ憤を晴らすかのような特別運賃を設定している。



みとシティライナー

乗合移行まであと1週間だというのに、HPを見ると音沙汰無し。本当に間に合うのだろうか。現在は高岡~宮崎~博多と、高鍋~佐土原~宮崎~博多の2路線がそれぞれ1日1往復。宮崎を早朝発(高岡7:15、高鍋7:00)、深夜着(博多17:00、18:00発)でどちらも宮崎から博多への利用に特化した形となっている。料金は1800円より。



アイあいライナー
2008年5月に運行を開始したが、7月31日を以て運行中止となる。
一時期は佐土原発であったが、2012年8月1日よりアイ観光本社(宮崎市北部)~イオン宮崎店前~宮崎駅東口~南宮崎駅前~都城~博多駅筑紫口~天神(着のみ)で、アイ観光本社前7:10発、博多駅筑紫口18:00発、こちらも宮崎から博多への利用に特化した形態。片道2500円、往復3500円。



トラポータライン
2010年11月運行開始であるが、こちらも運行中止。1日最大5往復で、活気ある事業者だっただけに聊か残念である。
佐土原~宮崎駅東口~南宮崎駅前~都城~博多で、博多からもそれなりに利用しやすいダイヤであった。
HPも丁寧で、一番使いやすかったように思う。また、運行中止の理由が詳細に記述してあるなど、会社の真摯な姿勢が感じられて好感が持てる事業者であった。
料金は1999~2400円。


その他の路線とYOKAROについては、また後日。

西鉄バス 甘木営業所の58MC

2013-07-17 19:21:00 | バス
西日本鉄道 甘木第2自動車営業所にはおよそ30台の車両が配置され、40番・41番(JR二日市朝倉街道甘木バスセンター~甘木営業所・杷木)、400番(博多バスターミナル~甘木バスセンター~甘木営業所)の系統で使用されている。

車両は全車が西工ボディの大型路線車で、以前はいすゞと三菱ふそう車が配置されていたが、現在はいすゞに代わり、日デと三菱ふそうの配置となり、ふそうの経年車を順次福岡地区から転属した日デで置き換えており、ふそうの比率は低下気味である。

そんな中、西工58MC車も5台にまで減少した。今回は、甘木営業所に残る58MC車を紹介する。いずれも、三菱ふそうで、福岡地区からの転属車であり生え抜きの車両はない。



4817 U-MP218M 1993年


4868 U-MP218M 1993年


3026 U-MP218M 1995年


3121 KC-MP217M 1996年


3122 KC-MP217M 1996年

残存5台の58MCは前述のようにいずれもふそう車である。もともと、58MCふそうと日野は丸目、いすゞと日デは角目(例外あり)だったが、日野は1996年の58MC最終年に角目の車両が登場した。しかしながらふそうは1996年の車両においても丸目を採用し、96年後半の8台3160~3167のみが角目となっている。


※参考 角目のふそう車、3166.