トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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本ブログ

千葉ロッテがAクラス入り

2010-10-01 22:23:00 | ノンジャンル
千葉ロッテマリーンズが3位に滑り込み、Aクラスでシーズンを終えた。

近年、そこそこ強いという印象のロッテであるが、日本人監督でAクラスになるにはなんと25年ぶりである。

25年前は稲尾監督で、落合が4番、村田が復活し、エースだった時代である。
それからバレンタイン監督の時代を除く日本人監督の時期には、17シーズン連続Bクラスであった。

ようやく脱・バレンタインが見えてきたと言えるのか、バレンタイン遺産と言うのか。


来シーズン優勝できなければ、37シーズン連続勝率2位以下という横浜と並ぶ不名誉な記録となる。

来シーズンは是非とも優勝してほしいものである。




書評 鉄道雑誌今月号

2010-06-26 12:25:00 | ノンジャンル
昨日から雨が降り続いており、せっかくの休みも一日中家の中になりそうである。

昨日鉄道雑誌の最新号を購入。少しばかりではあるが書評を。
『鉄道ピクトリアル8月号』特集はディーゼル特急50年。
旧国鉄で車両設計・技術畑を歩んできた石井幸孝氏がDC特急誕生の経緯を執筆。僅か6ページながらこの要約のうまさは特筆に値する。石井氏の著書は「硬い」「難解」であるというのが私の印象であるが、他方で限られたページ数における情報の「取捨選択」が非常に上手く、この6ページで登場の背景、経緯の概略が理解できるようになっている。硬軟併せ持ったこの執筆術は、流石に「会社経営者」だけあって「技術畑」とはまた違った一面を見せてくれる。

その後は岩成政和氏がユーモアを交えながら、主に旅客の立場から当時を回顧、寺本光照氏が毎回の如く批判的視点を交えつつ運転史を執筆。最近の国鉄色の強い特集ではおなじみとなった顔ぶれである
数年前にキハ181・183・185系特集が出ていたので運転史に関しては多少重複する部分が見られるのは致し方ないであろう。

『鉄道ファン8月号』特集は東京メガループ。
京葉・武蔵野・横浜各線、いわば「外環状線」に視点を充てた特集であったが、「メトロセブン」「エイトライナー」構想等についても多少触れてほしかったところ。
最近の鉄道ファンはむしろ特集以外の記事に価値がある。「JR各社の新世代気動車の現況」は、鉄道ピクトリアルでは取り上げられる機会が少なく、レイル・マガジンではあまりに中身が薄すぎるJR形にあって、事細かに紹介するのは新鮮であり、価値がある。また、「東武鉄道7800系電車の塗装試験とオレンジ色の流れ」に至っては昭和30年代前半のカラー写真を多用しており、僅かな期間のみ見られた「忘れ去られた」塗装を紹介しており非常に見ごたえのある記事であった。まさに「写真で魅せる」記事である。

他にも鉄道ファンの特集以外の記事は貴重な記事が多く、侮れない構成となっている。

以上今月購入した2誌について、拙文ではあるが感想を述べた次第である。

【書評】日本レールバス大全

2010-06-05 22:37:00 | ノンジャンル
芸文社から『日本レールバス大全』が発売された。
160ページで、構成はJTBのキャンブックスに類似している。
著者は斎藤幹雄氏、岡本憲之氏で、どちらも気動車には大変造詣が深く、鉄道史学界における次の世代を担う若手である。
岡本氏は特に軽便鉄道、斎藤氏は軽快気動車を中心に多数の著作、論文を世に送り出しており、この2人の共著であるからお互いの良い処を補いつつ、大変読み応えがあった。
特に黎明期の内燃動力車両においては、従来鉄道省の開発車両は多々紹介されてきたが、殖民軌道や軽便鉄道の分野においてここまで詳細に紹介しつつも難解すぎず、うまく取捨選択して的確に纏められていると感じた。

反面新世代軽快気動車については、ほぼ同時期の国鉄~JR車両への言及が少なく、同じようなコンセプトに基づいて製造された密接に関連する車両群だけに少し不満である。

しかしながら写真を多用しつつ160ページにまとめるにはいざ仕方ない処であろう。
内燃動車関連の文献、書籍としては元JR九州社長・会長の石井幸孝氏が有名であるが、石井氏の書籍はあまりに専門的過ぎて難しい、と思われた方には本書は入門編として手に取ってみるのもよいであろう。