トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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バスターミナル48 荒尾駅前

2012-08-30 21:50:00 | バス
バスターミナル、今回は熊本県最北端に位置する荒尾市の代表駅、荒尾駅を取り上げる。

乗降人員に関して、最新のデータが入手できず、かなり古い1993年のデータでは、1日平均乗降人員は2608名、これは93年の大牟田駅(JR)6840名、二日市駅12732名、鳥栖駅10811名、久留米駅13016名と比較してもかなり少なく、当時の西鉄甘木線北野駅3132名(1992年)よりも少ない。


駅のすぐ前に整備されたロータリーに、バスが発着する。手前から1番乗り場、2番乗り場、3番乗り場である。


1番乗り場は産交バス。四ツ山、バスセンター等荒尾市内各地、玉名方面への路線、全て熊本県内完結である。


2番乗り場は西鉄。大牟田市内へ乗り入れる路線。荒尾と大牟田の市街地は連続しているが、やはり県境の壁はあるようで、管理人がここに滞在した15時~17時の間、産交バスは殆どの便で少ないながらも乗降が見られたが、西鉄バスはどの便も皆無に近かった。奥の3番乗り場は降車専用に見えるが「観光バスのりば」と書いてある。定期的な発着はないようである。


西鉄バスの路線は全て荒尾駅前起点・終点となる。その為、折り返し時間にはここで待機する。


高速バスは小倉やJR久留米と同様、駅前ロータリーには乗り入れず(乗り入れられず?)駅近くの路上にある「荒尾」バス停から発着。


「荒尾」バス停は駅から少し西側にあるが、徒歩1分程で極めて至近である。


上の画像、道路を挟んだ左側には「西鉄バス大牟田荒尾支社」があったが2009年7月1日廃止、大牟田の本社に統合された。その為、熊本ナンバーの西鉄バスは消滅した。不要な建物は即座に更地にする西鉄が、このまま建物を維持しているのには、何らかの理由があるのだろうか…

※ここまで2012年8月29日撮影、以下2005年3月31日撮影。


2005年3月31日までは、荒尾市交通局(荒尾市営バス)が存在していた。当時とバスターミナルの基本的レイアウトは変わっていないが、全般的に施設をリニューアルして、明るい雰囲気になっている。


次の停留所は「競馬場前」であった。荒尾競馬も2011年12月に廃止。現在は場外馬券が発売される「ウインズ荒尾(荒尾競馬場内)」となっている。



1978~85年には35台の車両が在籍していたが、最終年度は9台の在籍であった。
上の車両は1987年式の日野・P-HU233BAで、都バスからの移籍車。都バス時代は「都市新バス」の車両として活躍していた。
下の車両は1995年に自社発注した日デU-RM210GANで、富士7Eボディを架装する。
共に熊北産交に譲渡された。


事業廃止を伝える貼り紙。熊北産交に移管されたが、現在はグループ再編で「産交バス」となっている。

◎基礎データ
所在地 熊本県荒尾市万田
乗り入れ事業者 産交バス、西鉄バス大牟田(過去 荒尾市交通局 熊北産交 西日本鉄道)
乗車券類 発売窓口なし
売店 なし
類型 鉄道接続 
訪問日 2012年8月29日、2005年3月31日


駅と駅前風景10 鎌瀬

2012-08-29 22:21:00 | 
肥薩線の鎌瀬駅。熊本県八代市坂本町に位置し、球磨川のほとりの小さな集落にある駅である。
かつては鹿児島本線であり、100年の歴史を誇る肥薩線であるが、ここ鎌瀬駅は肥薩線となった後の1952年に地元の請願で開業した新しい駅で、開業当初から無人駅だったようである。2009年の平均乗客数は8名、ここ10年で6分の1程に減少している。


①ホームは1面1線。中程にベンチと上屋がある。左側の人家の更に左側は、球磨川が流れている。


②人吉方を望む。線路沿いに行くとすぐに1908年架橋のトラス橋、「第一球磨川橋梁」が見えてくる。


③列車本数は1日10往復と比較的多い。全列車がワンマン運転を行う。


④画像②から線路沿いに歩いて行き、右に曲がった所。右手は乗合タクシーの停留所。普段は深緑色の流れを見せる球磨川であるが、台風による大雨の影響か、濁った茶色の濁流であった。


⑤画像②を直進し、踏切を渡るとすぐに土木遺産に認定されている第一球磨川橋梁。鉄道橋のみで、道路橋は南へ800mほど行った所にある。この辺りには「上松求麻郵便局」があり、集落の中心地だと思われる。


⑥古びた火の見櫓がいい味を出している。


⑦画像②の左の高台を登った所から九州横断特急を撮影。この日は「あそぼーい!」が目的。あそぼーい!の画像はこちら。左に画像⑥の火の見櫓が見えている。


⑧駅そばにはこんなホーロー看板も。懐かしい。

○基礎データ
所在地 熊本県八代市坂本町鎌瀬
路線 九州旅客鉄道 肥薩線
開業 1952年6月1日
乗り入れバス路線 八代市乗合タクシー
乗降客数 8名(2009年)
無人駅
訪問日 2012年8月29日

バスターミナル47 JR久留米駅

2012-08-26 22:13:00 | バス
以前も述べた通り、博多からJR特急に乗ると、基本的に二日市、鳥栖、久留米の順に停車する。
このうち二日市鳥栖のバス乗り場の状況については以前紹介した。今回は更に南の久留米駅を紹介する。

停留所名は「JR久留米駅」。「前」は付かない。ちなみに西鉄公式HPで検索すると、「久留米駅」とは「西鉄久留米駅」を指し、JR久留米駅は「JR」を冠している。九州新幹線開業に合わせ駅舎と駅前広場が再開発され、以前とは随分趣の異なる姿となった。

2011年調査の1日平均乗車人員は6616人。これは鳥栖の6682人、二日市の7055人とほぼ同じで、西鉄久留米の乗降人員の35475人と比べると、およそ3分の1である。


①駅前からターミナルを見る。左側が駅前バスロータリー、丸い建物がコンコースへの入口である。


②奥の駅ビル側が1番のりば、手前が2番乗り場。1番は主に市役所経由の系統で、田主丸吉井浮羽方面、八女方面、久留米大学病院方面等が発車する。2番は主に荘島経由の系統で、船小屋、北野、鳥栖方面などが発車する。




④案内表記は統一されたデザイン。系統図や運賃表、主な施設への行き先などが纏められ、見やすい。


⑤こちらは外側の3番乗り場。目達原、神埼、佐賀方面が発車する。




⑦画像⑤の右側にある4番乗り場。堀川バス全線と西鉄バスの佐賀競馬友の会バスが発車する。


⑧小倉駅と同じく、高速バスはロータリー外の発着で、5番乗り場の発車である。


⑨一般路線バスの降車場は駅舎側、画像③の左側である。

⑩新幹線ホームからバスターミナルを望む。手前のバスの左側に入った所が画像⑨の降車場。高いビルは建ったものの商業施設はほぼ皆無であり、朝夕の通勤・帰宅時間以外は閑散としている印象。


⑪画像⑧と⑩の右側に入ったところにある旧・駅前バス乗り場。現在は閉鎖されている。かつては定期券売り場もあるターミナルであった。閉鎖後も近年まで西鉄バス久留米・京町支社として車庫が置かれていた。

⑫移転のお知らせ、南へ400m、旧西鉄観光バス・久留米支社の敷地に移転した。



◎基礎データ
所在地 福岡県久留米市城南町
乗り入れ事業者 西日本鉄道、西鉄バス久留米、西鉄バス佐賀、日田バス、堀川バス
乗車券類 発売窓口なし
売店 近隣にコンビニあり
類型 鉄道接続
訪問日 2012年8月23日・25日



田主丸花火大会 シャトルバス

2012-08-26 20:07:00 | バス
8月26日に行われる田主丸花火大会では、毎年田主丸地区から会場まで無料シャトルバスが運行されている。

昨日紹介した小郡市民祭り無料バス同様、西鉄公式サイトには出ていない。



久留米市の貸切扱いで、区間は田主丸駅~会場と、田主丸総合支所~会場の2系統。途中田主丸中央バス停のみ客扱いを行う。


JR田主丸駅発車は17:30と18:05の2便。17:30便は58MC車が使われていたが社番は確認できず。上の画像は18:00発車便、○久の1401。


田主丸総合支所発車の1号車。18:00に2台が同時発車。○久の1431。



こちらは2号車。同時刻発車だったが実際には10分ほど遅れて発車。西鉄バス久留米・吉井支社の5622。

乗車率は田主丸駅発の2便は立客が出るほどの盛況。総合支所発1便もほぼ席が埋まる。2便はガラガラという所であった。


小郡市民祭り 臨時バス運行

2012-08-25 20:28:00 | バス
市内と他都市を結ぶ路線網がほぼ全滅し、市内完結のコミュニティバスばかりとなってしまった小郡市であるが、8月25日に小郡駅前通りで開催された「小郡市民祭り」の輸送の為に、臨時バスが運行された。



車両は全部で4台、路線車はこの5057ともう1台、鳥栖交通色が運行されているのを確認したが番号は確認できず。通常コミュニティバスのみの発着である三国が丘駅前に久々に中型路線車が顔を見せた
※画像は西鉄小郡駅


運行は15~21時台。宝満川東岸の「くろつち会館」と市内北部の住宅地、「三国が丘」の2ルート。


くろつち会館方面は貸切車。1004は今年2月、西鉄バス久留米より転属してきた。ルーセント・カラーの貸切車も数を減らしつつある。


もう1台は210。2011年に西鉄バス筑豊から転属してきた小型車。


路線バスは寂しくなった小郡市であるが、最近、企業送迎の新顔「アマゾンシャトルバス」が運行されている。行先表示の「基山駅・小郡駅」の表示が新鮮であるが、小郡駅前ロータリーには入らずに駅手前で乗降扱いを行う。