トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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三池鉄道の記憶~1997年

2020-05-29 21:23:00 | 専用線
三井三池炭鉱は1997年3月31日に閉山。専用鉄道は旧・旭町支線1.8Kmが三井東圧化学専用鉄道として存続した。なお、同年10月1日に三井東圧化学は三井石油化学工業と合併、三井化学となっている。
今回は閉山の年、1997年の撮影である。

当時は情報もなかなか容易に入る時代ではなかったので写真は無いが、閉山後に三池港から宮浦まで機関車が何両も連なって回送されたシーンが鉄道ピクトリアルに掲載されたことを覚えている。2020年現在、宮浦にある検修設備の類は全てこの年に移転新築されたものである。


朝の1便でタンク車をけん引してきた9号機が仮屋川に到着。


立体交差化で姿を消した長溝町の踏切を行く。


有明号と並走。当時はフェンスが低く、この付近ではどこでも容易に撮影できた。



2便で到着したタンク車を迎えに行く18号機。


仮屋川でJRのDE10と並ぶ。


タンク車を牽引し宮浦へ向け出発した18号機。


三池鉄道の記憶~1996年冬

2020-05-12 21:02:00 | 専用線
三池鉄道を初めて訪ねた時に、三池港の事務所で、宮浦-仮屋川間の運用を教えて頂き、北側の区間を初めて撮影したのが1996年12月23日であった。ほぼ2020年と同様のダイヤで、朝8時過ぎに機関車が出荷タンクを牽引して仮屋川を出発、単機で戻る。9時過ぎに単機で出発、当日朝に到着したタンクを牽引し宮浦へ。




2020年とは異なり、当時は朝の出荷便はパンタを上げた20t機であった。20t機の旭町通過は年次運休中の錆取り列車の他45t機脱線事故直後にも見られた。3枚目背後に映る建物は三井三池製作所設計棟で、2000年に解体された。


参考までに2020年撮影のほぼ同一地点。設計棟は姿を消し、アーケードは撤去され歩道が整備されている。



受取便は末期と同様45t機の運用。三池炭鉱閉山直後に廃車となった17号機。後ろのガソリンスタンドはその後日産自動車の販売店となった。