トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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本ブログ

日田バス現況

2011-02-23 22:29:00 | バス
本日、所用の為日田へ行ってきた。
以前紹介した日田バスについて、珍車を中心に前回の補足として追記する。


旧型の三菱ローザ。貸切表記の車両であるが、路線で運用されており、岩下1311→日田1346着の便で使用されていた。夕方日田バス本社前を通った所、手書きの「長渓行」と書かれた表示を掲げていたので、恒常的に路線運行で使用されているようである。

1991年式エアロミディ。車齢20年の老朽車。日田1426→松原1503で運行。


以前紹介した車番206、大分200か・498。前歴は篠栗のの2909で1994年式のいすゞ車。
当日は杖立1415→日田1500の便で運行。乗務員氏に聞いた所本社に常駐し、杖立線の専用車になっているらしい。


長野電鉄屋代線廃止へ

2011-02-03 22:34:00 | 私鉄
長野電鉄屋代線の廃止が事実上決定した。
勿論地元は反対である。
私は「乗って残そう」運動が存続への第一歩であると疑わずに信じていた。

しかしながら、興味深いブログがあった・
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=608176
これはいすみ鉄道社長鳥塚亮氏のブログである。
この方は大の鉄道ファンが高じて公募で社長になったという異色の人物であるが、ファンの立場、経営者の立場両面から鉄道の置かれた状況を見ることが出来る稀有な方である。

このブログから
>当然、地元は廃止反対。
>住民総決起集会を開いて、「乗って残そう屋代線」運動を展開。

>長野市は国から予算を付けてもらっていろいろと鉄道利用促進の実証実験をやっている。

>長野電鉄もそれに協力して列車増発、バス補完などの実験をやっている。

>ところが、実証実験などいくらやっても、というか、やればやるほど鉄道に不利な数字しか出てこないわけです。

(中略)

>「乗って残そう」というのは、重要な考えではありますが、即効性がない。
鉄道会社が廃止をしたいと言い出すのはよっぽどのことであって、病気に例えてみれば、もう、いよいよ命にかかわる状態になっている状況。
>「乗って残そう」といういわゆる正論は、「健康に気を付けて生活しなさい」というようなもので、いよいよな状態の病人には意味がないのです。
>今やらなければいけないことは、いよいよな病人を治療して元気にすること。
まずそれをやって命を救ってから、その後で基本的生活習慣云々をやるべきなのです


と書いている。
私がここで感じたのは、存続云々以前に、具体的治療法が必要であるということ。
結局、いくら増発をしても小回りが利き、時間も自由自在な自家用車に慣れた身からしてみれば、時間に拘束され、わざわざ駅まで歩いて、乗ろうという気にはならないであろう。
ではどうすればよいか。肥薩線のように観光路線として売り出すのもいい。
しかしながら沿線にさほど観光資源もない屋代線である。ということは銚子電鉄でやったように煎餅でも売るか・・・・
とにかく「列車」だけにとどまらず、とにかくお金になることは何でもやってみる以外策はない。

我々所謂「ヲタ」視点から見ても、地元一般人から見ても鉄道の存続運動に関しては、それ単体で解決法を見出す傾向が強いのであるが、多面的、多元的観点から鉄道単体のみならず関連事業等他の収入源を生み出そうとする努力が必要であると感じた。

このブログは、今まで見ようとしなかった視点から考えさせて貰ったブログであった。