博多~宮崎県北部
鉄道利用が極めて不便で、空港も無い宮崎県北部。現在は西鉄・宮崎交通の「ごかせ号」が博多~天神~高千穂~延岡間を1日4往復している。
これに対抗するのが
ハッコーライナー
2009年12月5日運行開始。
新ルートは日向市駅東口~門川本町~延岡祇園町~高千穂総合公園前~博多駅筑紫口で、下線を引いた停留所が従来から変更となる。なお、福岡行きのみ天神に乗り入れていたが、乗合移行では乗り入れないことになった。JRの広福ライナーといい、ウィラーといい、天神での新規停留所設置は難しいのだろうか。筑紫口は昨日紹介したサンマリン同様、福岡東総合庁舎前(西鉄・合同庁舎前バス停付近)である。
運行本数は従来通り1日1往復で、片道3300円、往復6000円。競合するごかせ号のWEB回数券では1回当り3750円である。
博多~鹿児島
博多~鹿児島は、従来からツアーバスの参入が少なく、ラド観光九州主催、南九州観光バス運行の「ハイウエイシャトル」のみであったが、8月1日から南九州観光バスの乗合路線「南九号」として運行する。
ハイウェイシャトル改め南九号
現在は鹿児島中央駅730発~鹿児島空港ホテル~博多駅~天神1135着、博多駅1700発~鹿児島空港ホテル~鹿児島中央駅2055着の1日1往復であるが、7月20日から31日まで臨時便を1往復運行、料金は片道1800円。7月25日22:45時点では、週末を中心に満席となっている。
乗合移行後は鹿児島中央駅730~下伊敷~高速帖佐~鹿児島空港南~博多駅前1100、博多駅前1745~鹿児島空港南~高速帖佐~下伊敷~鹿児島中央駅2115になる。運賃はほぼ倍額となる片道3500円、往復割引の設定はない。7月25日22:45時点では、予約可能な8月1~3日とも、空席10席以上である。こちらは桜島号のWEB早割5が2650円からとなっており、厳しい戦いが予想される。しかしながら金券ショップでのバラ売りの場合、4500円程度が相場であるため、知名度を上げればそれなりの需要が見込めるかもしれない。
なお、鹿児島中央駅はナポリ通り沿いの旧・桜島号の降車場所付近に停留所を設ける。博多駅筑紫口は他社と同じく、西鉄バスの合同庁舎前バス停付近である。
(つづく)