トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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バスターミナル46 田主丸中央

2012-08-22 18:15:00 | バス
国道210号線をJR・西鉄久留米駅から東へ進むと、旧浮羽郡の田主丸町・吉井町・浮羽町を経て日田市に至る。

JR久大本線が並行しており、先ほど挙げた3町の代表駅「田主丸」「筑後吉井」「うきは」はいずれも特急停車駅となっている。

路線バスにおいても20番、ならびに23番が久留米市中心部から田主丸、吉井、うきは方面へと運行されており、急行便も1日2往復であるが日田と久留米を結んでいる。これら所謂210号線沿線の西鉄吉井営業所浮羽発着所日田バスセンターに関しては、以前記事で取りあげた。今回は久留米から見てこれらの拠点の手前に存在する「田主丸中央」に関して取り上げてみたい。


久留米方面乗り場。かつては吉井・うきは方面も道路を横断し右側に乗り入れていた。Wikipediaによるとかつて2階建ての建物が建っていたそうだが、このような狭い敷地にあったとは驚きである。


未だに「バス乗り場変更のお知らせ」が立つ。看板の日付は2008年1月18日。


かつては高速バスや甘木、杷木方面、久留米市内も長門石迄の路線などが存在したそうだが、現在は千本杉経由の20番、百年公園経由の23番、JR久留米へは行かずに大学病院へ行く24番、草野線25番上原行に整理された。上原行25番はここから2つ久留米方面に行ったところにある停留場である。


20番JR久留米行。後ろの信号を右に曲がると、甘木観光の「田主丸中央」バス停がある。


向かい側にある田主丸駅前・吉井・浮羽方面ならびに草野経由・西鉄久留米行の停留所。20番の田主丸駅前行きは今月のダイヤ改正で登場した系統であり、田主丸~吉井間は減便になった。


県道729号線上に設置された甘木観光バスのバス停。後方に写る信号の左側が西鉄のバス停である。


甘木観光バスは甘鉄甘木駅~田主丸中央病院間を結ぶ。西鉄バスの路線廃止に伴い運行を開始した路線である。


◎基礎データ
所在地 福岡県久留米市田主丸町
乗り入れ会社 西日本鉄道・西鉄バス久留米・日田バス
接続鉄道路線 無し
定期券・nimoca発売なし
売店 無し
類型 地域拠点
訪問日 2012年8月22日

一部区間不通が続く平成筑豊鉄道

2012-08-20 22:40:00 | 私鉄
九州北部豪雨の影響により、8月20日現在、JR九州では久大本線うきは~夜明間と豊肥本線立野~豊後竹田間が未だ不通となっている。

このうち久大本線は今月25日に、豊肥本線のうち立野~宮地間は来月3日にそれぞれ運行を再開する予定、宮地~緒方間は、運転再開の目処は全く立たず、宮地~豊後竹田間に至ってはようやく本日からタクシーによる代行輸送が始まったばかりである。

また、平成筑豊鉄道においても田川伊田~崎山間が不通となっており、こちらは9月末を目処として復旧予定である。

今回は、平成筑豊鉄道の代行輸送を紹介する。

田川伊田駅入口に貼られているバス代行を知らせる貼り紙。代行バスは当たり前だが駅前に発着する。



以下、画像は全て8月18日(土)撮影。田川伊田830発崎山行き。部活動で登校する田川高校の生徒でほぼ満員。担当は田川構内自動車。田川伊田駅のすぐ隣に本社がある。田川高校の生徒は最寄り駅の勾金駅ではなく、手前の高校近くの路上で降車させていた。ローカル線ならではの便宜的措置であろう。


崎山発1030の田川伊田行。担当は京築観光バス。崎山発車時の乗客は3名。横の車両は408で、1両だけ取り残された形となっている。


狭隘な山道あり、住宅地の路地あり、各駅に律儀に寄って行くが、源じいの森駅だけは駅前に入らない。源じいの森で若者のグループ8名が乗車。


油須原で途中下車し、1時間後の便に乗る。太陽交通の担当。路線バス事業者だけあって、運転士が車内マイクで案内放送を行っていた。


内田付近。築堤が崩落したのだろうか。


軌陸車による復旧作業が行われていた。


これも内田付近。内田~赤間では随所に築堤の崩落が見られる。

代行バスと列車との接続はかなり余裕を持たせたダイヤとなっており、場合によっては待ち時間が30分ほど生ずることもあるが、道路事情が読めない以上仕方あるまい。
なお、担当会社は今回確認しただけでこの3社であるが、他にも担当事業者があるかどうかは不明である。

詳細なダイヤはこちら

ツアーバス 百花繚乱

2012-08-13 22:46:00 | バス
激変前夜のツアーバス業界、2011秋から2012年始にかけて撮影。


美登観光バス(山口運送)みとシティライナー(宮崎~博多)


ハッコートラベル ハッコーライナー(延岡・日向~博多)



アイ観光バス アイあいライナー(宮崎~博多) 



サンマリンツアー サンマリンライナー(佐土原・宮崎~博多)


九州相良観光 ハーヴェストライナー (運行休止中)


天領バス オリオンツアー(博多~関東方面?)

バスターミナル45 鳥栖駅前

2012-08-12 12:13:00 | バス
博多駅から在来線特急で南下すると、前回紹介した二日市(一部通過)の次に停車する駅が鳥栖駅である。2010年の1日平均乗降人員は6700人。これは二日市とほぼ同じである。こちらは二日市と違い、市内の鉄道路線はJRのみであり、長崎本線が分岐する拠点駅として、機関区が置かれ古くから鉄道の街として発展してきた。なお、至近の西鉄駅は端間駅で、およそ3キロメートル離れている。


停留所名は「鳥栖駅前」。「前」が付いたり付かなかったり、「西鉄」や「JR」が付いたり、付かなかったり、結構いい加減なのだが、ここは「駅前」である。ちなみに「西鉄鳥栖」という停留所も存在するが、西鉄電車の駅ではなく西鉄バスの営業所である。近年、駅前ロータリーが整備され、バス乗り場も整備された。かつてはバスが止まっている場所のすぐ左の道路脇にバス停があった。


左側は西鉄バスの乗降場、右側は西鉄バスは降車専用、鳥栖市ミニバスの乗降場となっている。



鳥栖市ミニバスは週3回ずつ、2ルートを運行している。


現在の路線は画像の鳥栖プレミアム・アウトレット線のほか、久留米へ向かう路線と新鳥栖駅や河内、弥生が丘等鳥栖市内各所へ向かう路線、長崎本線沿いに目達原・神埼まで向かう路線である。かつては基山方面、小郡甘木方面、小郡経由久留米方面、前述の端間駅経由本郷駅方面等も存在したが、相次いで廃止された。鳥栖市においては市内路線は補助金により積極的に西鉄の路線として維持していく反面、市外路線は自治体の境で分断される傾向があり、鳥栖~小郡線などは前述のプレミアム・アウトレット経由の路線を除けば市内区間のみ存続、小郡市内はコミュニティバスに再編となっている。この方針はこことよく似ている。

◎基礎データ
所在地 佐賀県鳥栖市京町709
乗り入れ事業者 西鉄バス佐賀 鳥栖市ミニバス
乗車券類 発売窓口なし
売店 なし
類型 鉄道接続
訪問日 2012年8月11日

バスターミナル44 JR二日市駅 

2012-08-10 22:01:00 | バス
福岡県筑紫野市の代表駅、JR二日市駅。1日平均の乗車人員は7000人弱、同じ鹿児島本線の大野城や鳥栖とほぼ同じで、久留米駅よりも多い。市内には西鉄二日市駅も存在し、こちらの平均乗車人員は、西鉄のデータが乗降人員のために単純に2で割ると、1万1000人ほどで、大きく水を開けられている。


駅を出てすぐ左手に、小ぢんまりとした乗り場がある。簡単な上屋とベンチがある。



メインは九州国立博物館、太宰府、西鉄二日市駅である。大きな案内板がある。西鉄二日市駅へは直線距離で7~800mほど離れているが、バス、徒歩ともにかなり入り組んだ道を通るため、距離以上に離れている印象を受ける。


バスが停車しているところがバス停。その左側が駅舎。駅前ロータリーは狭い。


筑紫野市内各方面、太宰府、甘木杷木方面への路線が発着。このうち甘木、杷木方面への40番・41番は西鉄二日市駅へは行かず、西鉄電車との連絡は朝倉街道駅で行う。


甘木幹線を除けば、どの系統も概ね1時間間隔である。しかしながら系統数が多いため、西鉄二日市行は日中でも毎時6本以上設定されている。時間帯によっては複数のバスが同時に発着することもある。


駅を出て100mほど行くと、旧国道3号線が通っている。右折するとすぐに「二日市」バス停がある。二日市の中心はやはり国鉄駅を中心としたこの辺りだったのだろうか。


二日市駅から旧3号線を突っ切って250mほど東に歩くと、西鉄の紫駅がある。この写真の奥がJR二日市駅である。

◎基礎データ
所在地 福岡県筑紫野市二日市中央一丁目
乗り入れ事業者 西日本鉄道 西鉄バス二日市
乗車券類 発売窓口なし
売店 なし
類型 鉄道接続、鉄道駅代替(両筑軌道)
訪問日 2012年8月10日