トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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八女市公共交通事情

2010-05-06 18:22:00 | 公共交通総合
福岡県八女市は、福岡県南部の筑後地方に位置する人口7万人の市である。人口7万人といっても2006年以前の旧八女市は人口3万人強であり、2006年と2010年に編入した上陽町、黒木町、立花町、矢部村、星野村はいずれも山間部の過疎地域である。

この地域には隣接する筑後市から旧八女市、旧上陽町を経て旧黒木町へ国鉄矢部線が通じていたが、特定地方交通線としてはもっとも早い部類に当たる1984年に廃止されている。

現在においては旧矢部線の代替バスに近い存在で羽犬塚~福島(旧八女市の中心地)~北川内(旧上陽町の中心地)~星野、羽犬塚~福島~黒木~矢部を基軸とし、久留米~福島間で堀川バスが、久留米~福島の国道3号線には西鉄バスが運行されている。

西鉄バスは1957年まで運行されていた西鉄福島線の流れを組み、さらにその路線の延長的存在として堀川バスが旧立花町方面へ運行されている。


星野村の中心部、十籠車庫前にて。堀川バスはここで乗り換えとなる。


さらに自治体が関与する代替交通として、八女市HPによると健康課が福祉バス(実際の車体表記は乗り合いタクシー)さちかぜ号、予約型乗り合いタクシーを運行している。

さらに市の公式HPでは確認できなかったが、星野村ふれあいバス(ジャンボタクシーを使用、側面に乗り合いバス表記あり)と、黒木町予約バスが存在する。

星野村ふれあいバスに関しては運行区間、運行頻度は一切不明であるが、黒木町予約バスに関しては、昨年廃止された堀川バス笠原・田代・羽矢線(一部)を引継いで運行している。運営は黒木町公共交通協会であったが、2010年に八女市に編入されたことにより、運営団体名の変更があったかもしれない。
http://www.horikawabus.jp/info/info090918.pdf


黒木町予約バス。

熊本市電 熊本駅前周辺の線路移設

2010-05-05 22:30:00 | 路面電車
熊本市電の田崎橋―熊本駅前間が「サイドリザベーション」化され、軌道が移設された。

サイドリザベーションとは、線路を歩道側に寄せるもので、市長曰く「新たに軌道を整備してサイドリザベーション化するのは全国初」、だそうが富山ライトレールや、そもそも熊本電鉄にサイドリザベーション区間も存在するし、何を以て全国初なのかさっぱりわからない。

市電で一番利用客が少ないであろう区間が、一番立派な施設の区間になったのは何とも皮肉なことである。



 
新・田崎橋電停。従来通り単線であるが両側にホームが設けられた。


田崎橋電停側から熊本駅前方向を望む。後方が二本木口電停。立派な電停であるが人気は殆ど無い。


巨大な杓文字の形をした屋根で覆われた新・熊本駅前電停。
駅と直結した、らしいが以前に比べて少し移動しただけで、特に便利になった訳でもない。