トライランダーの蔵出し写真館 第2号

http://blog.livedoor.jp/hjmcp604/?blog_id=1266593
本ブログ

駅と駅前風景 西鉄平尾

2012-06-18 21:51:00 | 
今回は西鉄平尾駅を取り上げる。タイトルを「バスターミナル41」とすべきか、「駅と駅前風景」にしようか悩んだが、今まで取り上げた各所と比べて、拠点性ならびにターミナル的様相が薄いことから、「駅と駅前風景」のタイトルで解説する。

西鉄平尾駅は、西鉄天神大牟田線の起点西鉄福岡(天神)駅から2つ目の駅である。普通列車のみの停車で、1日の乗降人員は2010年の調査で11,335人、これは薬院大橋のの3分の1、高宮の半分強、それでも小郡柳川と肩を並べ、特急停車駅の花畑大善寺、新栄町の倍以上である。


①駅ビルの片隅にある駅入口(正面)。右の道路は1983年に廃止された国鉄筑肥線の線路跡を改良して作られた「筑肥新道」である。


②ホームより筑肥新道を望む。奥が博多方面で、一番奥に見えるマンションの裏に国鉄・筑前高宮駅があった。ただ、1941年までは駅の直下付近に「平尾駅」があったとのことである。


③その筑肥線をオーバークロスするため、開業時より築堤の上に設けられた駅であった。福岡~大橋間高架化から久しいが、駅の福岡寄りを見ると構造物の違いと築堤の名残が見える。1990年頃まではこのホームの端に構内踏切と下へ降りる階段があり、改札は北口にあった。


④ガードの右側の青い自販機付近にかつての駅舎があった。見にくいが信号機の左の青い柵が③のホーム先端の柵である。ガードの直下に「平尾」バス停がある。ガード下の乗り場からは69桧原営業所方面、69-1藤崎方面のバスが発着。


⑤ガード下の通称「山荘通り」にある「平尾」バス停に停車中の69-1博多駅筑紫口行き。筑肥線の代替バスである。国鉄時代であればそれなりの乗換客がいただろうが、現在は大牟田線沿線から博多駅方面へ乗り換える場合、はるかに本数の多い薬院乗り換えが主流となっている。④の画像では手前車線、右側奥に位置する。


⑥こちらは大牟田線のすぐ西側に並行する「高宮通」の「平尾」バス停。バスの後ろに写る大きなマンションの前の交差点が⑤の山荘通で、右奥が④⑤の地点である。こちらは高宮経由の桧原営業所、柏原営業所方面へのバスが発着。反対側の車線からは主に天神方面行きが発着。こちらも大牟田線に並行し、天神へ出るにはそのままバスで直通するほうが便利なため、電車とバスとの乗り換えはあまり活発ではない。



⑦平尾駅にはバス乗換案内が掲示されており、一応バスとの連絡が考慮されていることがわかる。電車車内のバス乗換案内にも平尾駅周辺が掲示されている。なお、平尾バス停には5つの乗り場があり、「平尾駅前」でも「西鉄平尾駅」でもなく単に「平尾」を名乗る。


※バスターミナル 基礎データ

所在地 福岡県福岡市中央区平尾二丁目(西鉄平尾駅の所在地)
乗り入れ事業者 西日本鉄道
売店・乗車券発売所無し
類型 鉄道接続
訪問日 2012年6月18日