飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.宅建取引主任士 27

2017-10-20 10:15:36 | 宅建取引主任士

   不動産開業は
     定年後と
   サイドビジネス
   が 最適です

        

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「店舗物語」連載開始
 てんぽたんの
「不動産開業顛末記」
  「出会い」連載中

   
      

 8.人生観変わる―最終章ー

  48.代理人の来社     new  

   翌週、賃貸人の代理人の責任者が
、  予定通り午後一番で来社した。
   名刺交換すると、色々世間話を、
、  長々としている。優しそうな雰囲
   気の太めの体系が、憎めない。中
   々本題に入らない。作戦なのか、
   それとも切り出しにくいのか、判
   らない。色々な経験を一方的にし
   ゃべりまくり、1時間以上がたっ
   た。冷めた珈琲を飲み干すと、カ
   バンから書類をおもむろに取り出
   し、これ賃貸人の意向です、読ん
   でおいで下さいと、そのまま席を
   立って帰った。その書類には、色
   々情勢や過去の実績やらが書いて
   あり、具体的な提案は、後日に提
   出しますで、終わっていた。3月
   中旬になり、春らしい日差しが、
   窓ガラスを突き抜けて、室内を照
   らしている。今日は、挨拶のみで
   、様子を見に来ただけであった。
   夕方、契約済みの店舗の引渡の仕
   事を無事終了して、そのまま直帰
   した。銀座線の末広町駅から上野
   で日比谷線に乗り換える道順だが
   、いつもより早い時間帯なので、
   どこか景色が違って見える。それ
   と立退きがあるので、どこか感傷
   的なっている。窓越しの風景も二
   十数年見てきているはずなのに、
   旅に出かけたような気分になって
   いる自分に気が付いた。
   (次回に続く)

    

 

 

      47.眼科に行く        

        翌朝、目が覚めて朝刊を読もうと
       すると、目が痛いので鏡を覗くと
       、充血していた。かなりひどいの
       で一番で眼科に行った。結構設備
       の整っている医院で、色々検査し
       て、結果を待った。ドライアイ、
       疲労、乱視等の指摘があり、白内
       障気味だが、今のところ目薬で様
       子を見ることになり、目を休めた
       り、遠くを見たりしてケアして下
       さいと、念を押された。言われて
       みれば、契約書や本を読んでいる
       ときに眼の奥の方が圧迫を感じて
       痛かったりして、中止したことが
       結構あった。やはり、年齢からく
       のだろうが、集中力がなくなり、
       結構つらいものである。新聞は、
       辞めるわけにいかないので、本を
       読んだら、パソコン・テレビ・ス
       マホ等、少し注意しようと思った
       。目がやられたら、どうし様もな
       いという先から、昨日買った雑誌
   の記事が気になり読み始めていた
   。その記事のタイトルが、“ネッ
   ト戦争の新たな淘汰、始まる”
   自分が経験している感覚と同じタ
   イトルなので、どうしても読まな
   いわけにいかない。4ページ分を
   一気に読んだ。ここ1・2年でど
   の業界もネット上の淘汰が激しく
   なり生き残りをかけた戦いに決着
   が付き、退場を余儀なくされる企
   業に含まれる可能性が高いという
   。まさに、その通りと思った。
  (次回に続く)

 

      4*.

      45.移転先         

            移転先を探す条件として、電話番
    号が変わらないのが、最低条件だ
    が、今の事務所から近いのがベス
    トである。すると対象物件がまる
    でない。地域を歩いて、空き物件
    を確認すると、今の事務所が、結
    構、良く見える。創業時の判断が、
    間違ってなかったと改めて思う。
    同業にも、お願いしているが、全
    く、なしのつぶてである。やはり
    、物件がないのだ。少し気持ちが
    焦る。そういえば、来週、賃貸人
    の代理人が、来社を予定している
    。移転の条件を提示すると言って
    いた。その夜、銀座の外堀通りの
    1階のカフェに、約束の7時に向
    かって行た。 広告代理店時代の
    社長の誘惑にのって、久しぶりに
    クラブに行くことになった。カフ
    ェに入ると、社長と若い綺麗なホ
    ステ二人が、タバコをふかしなが
    ら談笑していた。その時、夏場の
    暑い時の、タバコの煙に咽る反応
    が、酷く出た。トイレに入り暫く
    休んでから、席に戻った。三人は
    、意外と気にしていない様子で、
    安心したが、今までにない時期の
    反応なので気になった。どっちが
    好きと、社長がからかったので、
    顔みしりのホステスさんを指名す
    ると和服のホステスさんが、ウイ
    ンクをしてからかった。軽く食事
    取って、入店した。相変わらず、
    豪華な店内は、早くも半分ぐらい
    席が埋まっていて、さすが、銀座
    の人気店は、凄いと思った。久し
    ぶに浮世の気分を味わった。
    (次回に続く)

 

 

 

   44.市場の創造              

    企業が継続発展するためには、新
         しい市場の創造が必要である。今
         迄、二十数年特に市場創造をしな
         いでこられたのは、先行者利益と
         ニッチ産業と思われてきたことが
         大きい。しかし、色々な企業の参
         入で市場も拡大し、上場を目指す
         企業も現れ間もなく実現しそうな
         勢いである。古いだけでは、到底
         太刀打ちできない。古いことは、
         経験もあるが、結論を出すのに時
         間が掛かるようになり、後手を踏
         む。なぜか、それは、好きな将棋
         学んだことである。将棋は、経験
         摘んだ方が強いと思うが、それは
、      制限時間のない時は通用するが,
、      対局は、持ち時間が決まっており
         、その範囲で答えを出さなければ
         ならない。同じ時間内に戦えば、
   若い人の方が、早く答えを出せる
   。だから、同じ棋力の場合、若い
   人の方が勝つのである。だから、
   将棋の現役時代は、短い、大変な
   厳しい競争の世界なのだ。だが、
   事業経営は、雇用したり、相談し
   たりすることでそれを補える。今
   迄、それをしてこなかった。今月
   も今のところ、順調に売上があり
   多少の資金もある。サブリース会
   社の数社による物件確保競争も激、
   しさを増すばかりで、同業の悲鳴
   が聞こえてくる。それと、若手経
   営者のネットによるスピードUP
   が早いのだ。市場創造が問われて
   いる。
   (次回に続く)

 

 

  43.秋葉原の将来       

     どうしても、立退きの話が来てか
   ら過去を振り返ることがおおくな
   った。飲食居抜き店舗をメインに
   しながらも、秋葉原の電気街が地
   元なので物販店舗の顧客も多い。
   というより、地元では、飲食物件
   が少なく、むしろ、物販店舗の契
   約のほうが多い。しかも、一棟貸
   しが結構ある。そこが、嬉しい誤
   算だったのだが、それに甘えて、
   飲食居抜き店舗に本当の意味で特
   化できなかった。飲食居抜き専門
   と言いながら裏で、電気街の甘い
   蜜を吸っていたのだ。結構吸った
   。美味しいから癖になる。そうい
   う訳で、飲食居抜きに特化するの
   であれば、もう少し違うやり方が
   あったかもしれないと、思う。こ
   こ迄、市場がはっきりしてくりと
   、中々修正に時間と手間が掛かる
   。現時点では、売り上げ構成がバ
   ランスよく秋葉原付近で飲食店舗
   を、電気街で物販をメインに時々
   飲食をうまく契約できている。メ
   イド系店舗は、上階が多いので物
   販店舗としてみている。メイド系
   店舗は最近、契約数が多くなり、
   移転も多いので結構ありがたい存
   在である。が、しかし、秋葉原は
   とくに注目度が高く、開発も相当
   進んで、大手不動産をはじめかな
   りの同業が増え、競争も激化して
   いる。そこに一抹の不安があり、
   将来を考えると、新しい市場が必
   要名もかもしれない。
   (次回に続く)

4*.

  

 

  41.委任契約と同時の内見      

   以前から造作譲渡を希望している
   人形町駅から4 分の路地裏の店舗
   に約束の3時に訪問した。 35年も
   経営して、 さすがにもう体がきつ
   いと、70歳には見えない手に、店
   舗求む、 のチラシを持ち名刺と交
   換した。10年前からチラシを保存
   していると、聞いた。 涙が出てく
   るほど感動した。ありがたい事だ。
   昔話に花が咲き1時間程会話に夢中
   になり、すっきりしたのか、委任契
   約は、すんなり打ち合わせの通りに
   結んだ。以前から人形町限定で焼鳥
   店を希望しているお客に、事前に相
   談して内見希望だったので、喫茶店
   に待たせておいたので、連絡して、
   早速内見してもらった。若い男性に
   造作主の女将が、どちらから通うの
   ですかと、聞くと、南千住ですと、
   応えた。あら、弟が住んでいるのよ
   と、会話が弾んだ。30分位で内見も
   終わり、女将さんに、連絡しますと、
   いうと、進めてくださいと、小声で
   いった。まるでオーナー気分だった
   。内見者と近くの以前契約したカフ
   ェに入って、感想を聞くと、既に市
   場は調べていたらしく、造作代の若
   干の交渉があったが、縁がある流れ
   なので契約に向けて進めることを約
   束して、内見者と別れ、事務所に戻
   った。2月の冷たい風がカバンを持
   つ手に刺さった。
   (次回に続く)

 

    40.コンセプトがでない   

   立ち退きに伴う事務所の移転、宅
         建業の更新等を来年の7月迄の期
         限と決め、今から準備することに
         した。8か月間だ。色々と夢みた
         いなことを想像したりして、楽し
         んでいたが、現実に改めて初心に
         帰り新会社を作るつもりで、どん
         な会社にするか考えることにした
         。ところが、日常のいつもの仕事
         追われ、あっという間に年末が近
         づいてきた。2件受けた売買の一
         件に客が付きその調査も手伝って
         結構忙しい年末になった。いつも
         ように年末と年始を迎えてつもり
         だが、上の空となっていて、集中
         力がかけていた。新しい会社のコ
         ンセプトどころではなかった。正
         月も雑用に追われて、あっという
         間に月末になった。そんな時、あ
         の二度と出来ない高額の売買を経
         験した神田の営業マンが久しぶり
         会社に新しい会社を作ったので、
         挨拶に来た。話によると、売買物
         件の管理会社を作り、以前と違っ
         ネット営業による忙しさがなくな
         り管理と新しい投資物件をゆっく
         探して、管理物件のオーナーに紹
         介して、少しずつ管理物件を増や
         していけたらと、嬉しそうに話し
   ていた。とても、すがすがしい顔
   に見えた。
   (次回に続く)

  39.入居ビル立ち退き    

    翌朝一番で、賃貸人の大手不動産
        の営業マンは、階段を走るように
       上ってきて、大きな声で挨拶しな
       がら入ってきた。細身のスラット
       した好青年だ。名刺交換し、お茶
   を一口飲むと、本日は、二つの要
   件で参りましたと、カバンからA
   4の書類を一枚出して説明しだし
   た。最初 は、物件の仲介のお願
   いで、その後、書類を一部貰うと
   、当ビルの建て替えに伴う移転の
   お願いと、トップコピーにあった
   。とうとう、その日が 来たと、
   思った。昨年賃貸人の変更の挨拶
   の時は、立ち退きは考えておりま
   せんと、言っていたが、やはり、
    建て替えの再開発の目途が立っ
   たの だ。後日、正式な代理人か
   ら連絡があると思いますが、決
   定しましたので一番にご連絡い
   たしましたと、お茶を飲み干し、
   そう言って、間のなく 帰った。
   しばらく、ぼーっとしていた。
   どこか東日本大震災の時と同じ
   ような感覚が蘇り、時間の経過
         が、判らなかった。創業以来、
   階段を毎日上がり降りした記憶
   が目の前に映像として出現した。
   大空に向かってずーっと、登っ
   ていきそうな感覚で、そのまま
   消えてしまいそうな気がした。
   はっと、現実に戻ると、先程の
   A4の用紙が目の前にあった。
     (次回に続く)

 

 

       38.器と限界           

   秋の兆しが見える9月下旬、売買物件
   を2件ほど受けた。価格が高めなので
   時間がかかると、その旨を売主に伝え
   て了承を取った。ただ立地が良いので
   売れる予感は
あった。来年は、宅建業
   、賃貸契約の更新が控えていたので、
   どうしてもいろいろと、思い出したり
   考えたりするものだ。思えば、20年以
   上も、そんなに経済的にも苦労するこ
   となく、毎年、決算でき、税金も納め
   今日までこれた。感謝の一言だ。自分
   の意志で初めて決意し、独立したあの
   頃は、バブル最盛期で、周りは浮かれ
   ていた。その翌年から崩壊が始まると 
   は、一部を除いて考えてもいなかった
   思う。居抜き物件の仲介という仕事に
   出会い取扱業者が少ない時期に独立し
   たことが、幸運だった。仲介に徹した
   ことで、経営は、安定して継続でき、
   毎月、安定して売り上げがあり、楽し
   くいろいろな人と出会いがあり、あっ
   という間の二十数年だった。ただ、大
   きな野望をもたず、内容の濃い会社を
   目指したことが、果たしてどうだった
   のだろう。飲食居抜き業界で大きくな
   って株の上場を検討している企業が、
   予想では4社ほどみられる。それだけ
   市場がある業界で、仲介に徹した方針
   が、継続という意味では、凄い力にな
   ったが、規模という点から見ると、や
   はり物足りない。そこが、限界であり
   、器なのかと少し寂しくなる。そんな
   時、新しく賃貸人になった、大手不動
   産会社の若い営業マンの明日の来社の
   予約が入った。
   (次回に続く)

 

  37.大事に至らず       

   一週間後の病院の結果は、問題ないと
   と、診断しれたが、過去に肺に炎症を
   起こした影があると言われた。今迄、
   入院をしたこともないし、病気らしい
   病気もしたことがない。十数年前、タ
   バコを辞めた時、吸いすぎて、咽たこ
   とが記憶にあるぐらいだ。還暦を超え
   、肺が他よりも早めに傷んだ、老化し
   たように思える。大事に至らなくて幸
   いであった。薬の服用もほとんど経験
   がなく、春先の花粉症だけだ。そば系
   の営業部長の持ち込んだ秋葉原の物件
   は、前から、ラーメンで2店舗目に思
   いをはせている店主に紹介したら、す
   ぐに反応があり、造作代・保証金等、
   高額だったので、紆余屈折はあったが
   、無事契約に至った。紹介は、一人だ
   けで済んだ。地元だけに、早めに決ま
   ってほっとした。やはり、秋葉原は、
   楽である。と、行っても、飲食店も出
   店が増え、競争も激しくなって来てい
   る。特にラーメンの出店が凄い。毎月
   のように出店がある。そして、それぞ
   れが、場所さえ間違わなければ売れて
   いる。懐の深いのが、秋葉原なのだ。
   (次回に続く)

 

  36.大学病院に行く      

   そば系の飲食チェーンの営業部長から
   連絡が入り秋葉原のカフェに、午後一
   番で向かった。東日本大震災から2回
   目の梅雨明けの日差しは顔を、強く刺
   した。喫煙席に座っている部長が、手
   を上げて居場所を知らせていたので、
   相席して、珈琲を注文して要件を待っ
   た。その瞬間、ここ数年来夏が近づく
   いつもたばこの煙に反応して、咽る症
   状が出たが、その時は、すぐに回復し
   て大事はなかった。部長に毎度のこと
   で、心配ありませんと言いかけると、
   同時に都心の店を2店ほど処分したい
   と、の事だった。秋葉原と日本橋の店
   だった。資料一式貰い、カフェで、部
   長と別れた、他に待ち合わせがあるら
   しく、事務所に戻り、処分店舗の資料
   作り、久しぶりに自分で撮影に出かけ
   た。室内写真は、従業員に告知してな
   いので省略して夕刻に事務所に戻る時
   、前を歩いている人の煙草の煙を受け
   、又、昼間の症状が再発して、今回は
   、少し長く続いて、熱もあるようなの
   で、事務所に帰らず、帰宅した。翌朝
   、一番で近くの大学病院で診察しても
   らった。結果は、一週間後の再診の時
   と言われ、そのは、仕事を休んで、自
   宅でのんびりした。久しぶりの平日の
   自宅は、何か落ち着かなかった。
   (次回に続く)

 

      35.飲食店舗仲介は、簡単    

   飲食向きの店舗不動産は、ニーズが高
   いので場所や条件によっては、かなり
   動きが早いので、仲介していると、簡
   単に契約になる事が多々あるので、一
   度経験すると、癖になると思う。今迄
   、事務所中心の営業が、其れが分かる
   ると、当然今迄見逃していた物件を、
   仲介するようになる。独立するなら、
   店舗を中心に据えたほうが、上手く行
   きそうな業界である。他社物件を、レ
   インズ(不動産業界の流通機構)等で
   他社物件を見つけ、HPに掲載すれば
   誰でも出来る可能性がある。おそらく
   ほどんどの人が、それを一部は、やっ
   ていると想像できる。客付けしている  
   内に、物件が集まることを念頭に置い
   一生懸命繰り返す。案外と、簡単な商
   売なのだ。長年、店舗専門で経営して
   、そう思う。賃貸営業を経験していれ
   ば、尚更よく理解できると思う。どの
   業界にもニッチな空間があるものなの
   だ。飲食向き店舗不動産の黎明期を知
   っている人は、当時が漫画の世界に思
   える筈だ。ネットが普及しても本質は
   、変わっていない。ありがたい商売な
   のだ。だが、ネットの普及で透明性が
   必然になった、ここが、これからの新
   しい仕組みの発見のカギになると思う
   、さあ、NEXTへ。
   (次回に続く)

 

 

      34.ネットVSネット      

   今までは、同業でネットを使わない会
   社が、どうしても後れを取り、苦戦し
   ている報告をうけていた。ところが、
   ここ最近の動きは、もうすでに、ネッ
   ト業者同士の戦いがすごい勢いですす
   んでいるようだ。新たな淘汰に、どう
   対応するかが、問われている。HPを
   作り直したり、SNSを駆使したり、
   いろいろ苦労の跡が見受けられる。H
   Pが複雑すぎて、苦労して検索の結果
   、対象物件は、ありませんと表示され
   一瞬ムッとする経験は、誰でもしてい
   ると、想像できる。当社レベルの規模
   だと情勢の影響は、それほど受けない
   、今までは、売り上げを確保し継続が
   出来たが、最近の情勢は、少し違っ
   ている気がする。現状は、変わってな
   いが、凄い変化が見えないところで進
   んでいるようで、凄い圧力を感じる。
   仲介に徹っし、サブリースはしないで
   行くと改めた確認してから、結構何年
   も過ぎ今日まで来た。物件の確保の課
   題も本質的には、発見がないまま、ど
   んどん時間は進み、苦悩が続くが、反
   面、どうしても、当社レベルの規模な
   らどうにかなると、いつも逃げてしま
   す。サブリース業者の物件確保は、大
   手3社ほどの競争が凄まじく、相当の
   数になると、思われる。同業からの話
   で、そのことが伝わって来る。ネット  
   同士の戦い、物件確保の戦いが、これ
   からも、もっと激しくなりそうだ。
   (次回ン続く)

 

  33.ネットと営業        

   不動産業は、ネットの普及で営業方法
   が変わってきた。おそらく、新規物件
   は、企画開発が普通にできていれば、
   一斉メールで決定すると思う。しかし
   新規顧客を獲得する意味でHPにも新
   期物件として掲載して集客をする。こ
   れで決定しない場合は、同じような物
   件が出回っているか、企画がずれてい
   ることが判る、位ネット反響は、早く
   凄い、いわゆる物件次第である。それ
   は、ネット使ったことがあればだれで
   も経験していることだ。ところが、競
   走が激しくなると、同じ物件、おとり
   物件、甘い物件等が発信され、消費者
   の見る目も厳しくなり、会社の選別が
   始まり、その会社の癖を見抜くように
   なる。営業マンが大事に付き合ってい
   る顧客も多数存在する。その営業マン
   だけを相手にし、信用して取引をする
   。そういう方を大勢知っている。営業
   の仕事とは何なのだろうがと、あらた
   めて考える。ネットの普及で従来の営
   業では、スピードで勝てない、時短革
   命がおき、男女の区別もなく、むしろ
   女性のほうが向いているかもしれない
   と、思うこともある。特に賃貸営業は
   そう思う。ネットが普及すればするほ
   ど会社の商品開発、物件確保が会社の
   成績に影響を与え、極論すると、それ
   しかないないと、思う。果たしてどう
   なのだろうか。
   (次回に続く)
   

      32.ネットとリアル店舗     

   開業時に知り合い、かなりの物件を電
   気街で仲介させてもらった物販の社長
   から電話があり、打ち合わせ訪問に行
   った。相変わらず年中無休で働き、休
   息は、色々な公演を聞いたり見たりで
   ストレスを解消していると、いつも言
   っている。電気街に複数を売買で取得
   し、一棟丸ごと使用しているが、さす
   がにネット販売が増えてきたので一部
   を貸したいということで、今回の訪問
   になった次第である。結構、ネットで
   売れてるという。開業時に知り合った
   もう一人の物販の社長は、もちろんネ
   ット販売しているが、あまり儲からな
   いと、質問にそう答え、確かにリアル
   店舗を相変わらず増やしている。方向
   性が対照的で、人柄、性格もそうだ。
   共通点は、やはり二人ともよく働く事
   、感心するぐらい休まない。秋葉原の
   出店を狙い始めた時期が同じなので、
   どうしても比較してしまう。今後の
   発展がどのように進むのか、楽しみで
   ある。特にネットの対応がまるで反対
   なので、その事に注目している。果た
   して5年先はどうなっているのだろう
   か。
   (次回に続く)

 

 

  31.個人の限界        

   嬉しいニースを京都の和菓子と一緒に
   持って来た。店主の顔は照り輝いてい
   て、はちきれんばかりの張りがあった
   。小さな店で10年間で家2件分が残っ
   たと、いうので仲介のお礼に来たのだ
   。そういえば、一時マスコミにも報道
   され、行列を作っていた場面を思い出
   した。でも、少し疲れたので今後、ど
   うするか思案中という。まだ、50歳前
   の体力がある時だ。やはり、飲食店は
   、これから個人の時代は、終わったと   
   思うと、しみじみという。食材の仕入
   れ、メニュー開発、人材等どうしても
   限界があるという。同業と話していて
   、それがはっきりわかるという。10年
   間、頑張ってやって来た人の意見なの
   迫力がある。今も毎日のように個人の
   開店希望者からの問い合わせは、多い
   。その人達は、どう思っているのだろ
   うか。個人の飲食店の希望は、本当に
   厳しいものなのだろうか。現在、個人
   で、大手にない接客と技で頑張ってい
   る店主も近くにいる、その人は、どう
   思っているのか、色々なニーズがある
   筈なので、やり方次第で、将来も大丈
   夫と思っているかもしれない。仲介者
   として、是非、聞いてみたいし、考え
   なければいけないことと思う。
   (次回に続く)

 

  30.大型物件の仲介       

   東日本大震災以降、大型物件の仲介が
   増えてきた。それは、狙ったわけでな
   くニーズからくるものだった。高田馬
   場・秋葉原等スタジオの業態で200坪
   を超えていた。それと売買が複数契約
   になった。今迄に売買は何年に 1回と
   かだったので驚いている。大型物件や
   売買は、完全にニーズなので終了後が、
   結構あっさりしていて、どことなく寂
   しい感覚がわいてくる。あの、先日の
   飲食店の少ない場所を契約した時の感
   動やワクワク感はない。どうしても数
   字が表に出て、周りもそうゆう目で見
   るので、どことなく、気まずい気もに
   なる。15坪の飲食店を仲介している時
   は、本当に契約者の考え方とか、飲食
   に対する思いとかが、判って面白く、
   やりがいもある。開店してからも、動
   向が気になり、ずーと関係が続き、人
   の輪が広がり、網の目のように地図が
   出来る。売り上げが気になり、ああす
   ればいいのにとか、勝手に思ってしま
   い、気をもんだりする。それが、とて
   も新鮮さを維持できて嬉しい。そんな
   中、近くの6坪の飲食店の店主が、午
   後の休憩時間に来社し、嬉しいニース
   を持ってきた。
   (次回に続く)

  29.ジンクス翻る       

   昨日の内見の造作主から結果を聞きた
   と朝一番で電話が入った。今迄の経験
   から不動産は、賃貸人・売主・権利者
   から催促がある時は、結果が良くない
   ことがほとんどだったので、今回も一
   寸心配になった。結構縁起を担ぐもの
   なのだ。案の定、内見者の約束の午前
   中の連絡は、なかった。ここで確認の
   連絡を取りたいとろだが、あえて、無
   視して、他の仕事で紛らわした。その
   日、仕事を終えて事務所を後にして、
   帰る支度をしていると、知らない電話  
   番号で携帯が鳴った。出てみると、内
   件者側の内装業者さんだった。明日、
   もう一度、内見したいとの希望だった
   。事情をそれとなく聴いてみると、内
   装予算が、少し足らないので、そこで
   内装業者にその分値引きの相談が、あ
   ったらしい。とぼけてどの位、差があ
   るのですかと、聞くと、150万円位と
   答えた。明日の内見の約束をして、早
   速、造作主に連絡をとり、状況を説明
   、すると造作代は半額でもいいから、
   進めて下さいと、内諾が取れた。これ
   で、どうにか内見者の希望通りで段取
   りだけは、着いた。明日の内見に社長
   も同伴の予定なので、現地で申し込を
   もらい、そこで賃貸人にもそれを渡し
   て話を進めようと、考え帰途に就いた
   。秋葉原の電気街は、色々な人が歩い
   ていて、ごった返していた。
   (次回に続く)

 

      28.ゆっくり内見       

   物件に約束の時間に行くと、内見者は、
   内装業者含めて5人で待っていた。名
   刺交換を終えて、社長に質問してみる
   と、賃料が安いのと客単価は都心と同
   じなので、いかに呼び込めるかだと、
   自信ありげに語っていた。少し時間が
   かかるので、付近を社長と一緒に散策
   しながら言葉を交わした。きちんと方
   針を持っており、正解かは別にして、
   それで2件を成功させ今回3店目になる
   。今回もうまくいくような雰囲気をも
   っている。是非成功して、新しい市場
   開拓をしてもらい、可能性を広げても
   らいたいものだ。内見も終わり、賃貸
   人も参加していたので、それとなく賃
   借人として問題ないと、言う確認を取
   っておいた。人柄の良い優しい賃貸人
   の印象なので安心して仲介が出来そう
   である。明日、午前中に連絡しますと
   、内見者は、付近を再度見てきますと
   、そこで分かれて、こちらは駅に向か
   った。契約に向かいそうな雰囲気だが
   、造作の買取があるので、明日の連絡
   を待つしかない。めったに乗らない電
   車で来る時と反対の方向で直帰した。
   すべてが新鮮に見え、人までが違うよ
   うに感じた。駅前の喫茶店で飲んだ珈
   琲のブラックが口に残ってほろ苦かっ
   た。
   (次回に続く)

 

  27.飲食店の少ない場所を希望

   都内でなくてもいいですから、飲食店
   の少ない立地探してくださいと、昨日
   メールが入った。そういえば、先日都
   心で中華希望の社長が、地元の埼玉県
   の西武沿線で長年やっていた店を都心
   で開店できたので処分したいと、言っ
   ていたのを思い出し、確認して現地に
   向かった。駅から3分ぐらいの沿線沿
   いのため視認性は良かったが、なんせ
   人がいない。地元の人に声を掛けて聞
   いて見ると、歩いて15分ぐらいのとこ
   ろに工場があり、帰り際に多少は、駅
   前の飲食店は潤うと、言っていた。早
   速、それらしい資料を作り、探してい
   る
社長に送付、念のためHPにも掲載
   した。3日ほどすると、その社長から
   現地確認の報告があり、内見の手はず
   となった。もちろん、HPでの反響は
   なかった。そのむねを社長には、報告
   しておいた。そして、一日がかりの、
   内見に12時の約束に間に合うように事
   務所を出た。
   (次回に続く)

 

      26.インターネットと集中   

   インターネットのお陰で、集客と送信
   が簡単に低額で出来るようになり、ス
   ピードも格段に上がったが、もちろん
   誰にでも平等に与えられたシステムだ
   。活用するかしないかは、方針である
   。消費者の立場になると、全員が同じ
   情報をみて、それぞれが判断して、行
   動を決める。SNSで意見を発信して
   共感を呼んで凄い反響になる事もある
   。それを誘導するような偽広告らしき
   ものもある。ネット上の動きを見てい
   ると、話題のあるものに集中し、凄い
   勢いで拡散する反面、その期間は、従
   来と比較すると、かなり短い。それと
   一つの業界でネット上で活躍できる組
   織は少ない、3社前後に集中している
   。すべての物にネットが組み込まれ、
   近い将来、ネットなしでは、生活でき
   ない、いや、無理になる。あまりにも
   早すぎて、楽しむよりも先に行くこと
   がメインになる。果たして、人間にと
   ってこんなに早く進んだり、淘汰され
   たらストレスが溜まって精神的にやら
   れてしまうことが増え、問題が多いと
   感じるのは、少なくないと思う。歴史
   は、動き、前進すると、学んだが、こ
   れでいいのだろうか。
   (次回に続く)
   、

      25.コンビニは、モンスター  

   最近、住まいの近くを散策する度に新
   店を発見する。しかも店名も同じ、そ
   う、コンビニだ。駅から、四方に50
   0m間隔にそれも角店が多い。待ち合
   わせで店名だけでは、どの場所か判ら
   ないと、冗談で言うくらい増ええてい
   る。弁当・パン類・飲料水・おでん・
   アイス・雑誌・複写機・宅配・切手・
   100円珈琲等、あらゆる商品・サービ
   スが地域経済を独占化しつつある。一
   時、クリーニングも検討されたが、中
   止になった。先日、駅前の有名な売れ
   ているスイーツ店の閉店が話題になっ
   た。どうしてと、思ったが、最近コン
   ビニ同士のスイーツ開発競争はすごい
   らしく、とうとう売り上げが減少して
   辞めることになったと聞いた。マクド
   ナルドの最強のライバルは、コンビニ
   と聞いている。さらにそれ以上に影響
   をうけているのは、金融機関だと思う
   。ATMの導入で、全国約6万店ある
   コンビニに各店に1台以上設置されて
   いるのでおそらく7万台位普及してい
   ると思う。現金の出入り口を完全に、
   抑えたと思う。もし、キャッシングが
   許可されたらと、思うととんでもない
   ことが起きると想像できる。あらゆる
   ことの窓口として、まだ、出店の余地
   あるとして、これからも開店が予定さ
   れている。経済のカメレオンと思って
   いたが、現在では、モンスターだ、末
   恐ろしい。
   (次回に続く)

 

  24.オフイスの仲介      

   神田駅の近くのオフイスを中心に仲介
   している同業の営業マンの訪問があっ
   た。久しぶりに会ったので情勢交換を
   たっぷりと 2時間ほどかけた。オフ
   イスの新規顧客の少ないことが、常に
   語られ、HPも反響が少ないと、こぼ
   していた。縮小移転でどうにか繋いで
   いると、言う。ランチを兼ねて、神田
   方面に歩いていくと、確かに事務所ビ
   ルの募集があちこちに張ってあり、意
   識すると想像以上だった。会社街のラ
   ンチは相変らず混雑していて落ち着か
   んかった。また、お寄りくださいと、
   営業マンと別れて、事務所に戻り、レ
   インズで神田7分30坪で事務所の検索
   を、試みると、確かにかなりの件数が
   表示され、同じ物件が複数の業者から
   発信されている。当社の秋葉原地域の
   事務所中心のHPも事務員が毎日一生
   懸命取り組んでいるが、成果は上がっ
   てなかった。果たして、オフィスの仲
   介で継続可能か、自信が持てない。こ
   の事を、もっと突き止めておきたいと
   、思った。
   (次回に続く)
   

   

  23.老舗同業の来社        

   都心の同業で開業時期に知り合った営
   業部長の訪問を受けた。免許番号(1
   0)の老舗に近い会社だ。半年前に創
   業者が健康を損ね、社長に就任した挨
   拶を兼ねての来社だった。おめでたい
   事と思って話を聞いていると、小柄な
   元営業部長は、顔を赤らめて、どうも
   調子よくないと、こぼし始めた。近く
   の開業した若い同業が管理物件に飛び
   
込んで、空き情報をネットに配信して
   迷惑していると、いう。老舗に近い同
   業は、先代が、ネットに興味がなく、
   HP等で発信してなく、現在もそのま
   ま継承して営業をしているという。元
   営業部長もネットには疎く今更、取り
   組めないと、鋭い目でこちらを見つめ
   た。ネットは、必需品ですよと、勧め
   たがあいまいな態度だった。その後、
   近くの老舗のとんかつ店でランチを食
   べて別れたが、後姿が弱弱しかった。
   半年後、会社を処分(売却)して、ど
   うにか、息がつけたと連絡を受けた。
   どこか、寂しさと時代の流れが交錯し
   て、胸にじんと来るものがあった。
   (次回に続く)

 

 

  22.銀座の居抜き物件     

   1~4階の退去から1カ月ほど過ぎると
   お客さんや同業から、貸さないんです
   かと、問い合わせの電話がかなり鳴っ 
   た。中には、購入されたんですかと、
   いう質問もあった。営業から戻って、
   改めて、入居ビルを見ると、やはり、
   空虚な気持ちになる、ビルは、生き物
   なのだ。使ってこそビルも元気になる
   、みんな活用してこそ、生き生きする
   。1階の閉まったーシャッターが、眠
   っている顔のように見える。その前に
   堂々と自転車が、置かれるようになり
   時々、邪魔になるほどの時もある。
   そんな中、銀座の一等地の居抜き売却
   依頼があった。午後の日差しが強い 2
   時過ぎに訪問、店内写真・契約書・平
   面図当のコピーを受け取りながら、紹
   介したいお客の事を思った。この物件
   は、HPに入れないで、2 人紹介すれ
   ば、どうにかなるだろうと、直感した
   。
   (次回に続く)

 

 

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