El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

芸術の都~Pris (France)

2004-09-29 | Europe
 9月29日、パリ観光最終日。前日は火曜日で、パリの美術館は一斉休館だったことで、この日は丸一日美術館で鑑賞に費やした。
 午前中にオルセー美術館を見学し、昼食をとって次は夜9時まで開館してるルーブル美術館へ。世界(ヨーロッパ?)の三大美術館の一つだけあって平日にも関わらず、ものすごい客。警備も厳重。チケットはすぐに買うことが出来たが、館内のとてつもない広さに驚くばかり。
 もう日本語のパンフレットを見てもどこを歩いてるのかさっぱりわからない。自分が今どの地点にいるのかもわからず迷子の子猫ちゃんになってしまうことも多々あった。ルーブルを短時間で見て廻るのなら、自分の見たい作品やジャンルをある程度設定していかないとだめだ。ゆっくり全部見ようと思ったら、やっぱり一週間くらいかかるんだろうなぁ。

 それにしても美術鑑賞って想像してた以上に疲れる。まあ鑑賞してる時はバッグを担いでずーと立ちっぱなしだし、作品を何時間もぼーと眺めているわけだから疲れるのも当然だろう。最後の方は疲れきって世界の名作を感慨に耽りながら鑑賞する気力は無くなってしまった。
 でもどうしても見たかったレオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」の名画や、「サモトラケのニケ」、「ミロのビーナス」の彫刻はこの目で見届けることができたので大満足。19時頃、館内を出ると外は夕暮れに差し掛かっていた。
 パリの夜の建物のライトアップはどこに行っても本当に綺麗。もちろんルーブルも例外ではない。夜になるとますます建物の複雑な美しさが大胆に迫ってくるような感覚が味わえる。夜のシャンゼリゼもどんな感じなのか見たかったなぁ。

 日本よりも高い物価、歴史のある洗練された豪華絢爛な建物、パリ市民のエレガントさ。今の僕にはこの街にいるのが、どこか場違いなようでもったいない気がしてならなかった。恥ずかしい話だが明らかに恐縮してしまった。でもこれからもっと成長して、いつかパリの街を堂々と歩けるようになりたい。
 4日間のパリ滞在だったが、まだまだ行けなかった魅力的なスポットは多い。今回はパリ観光の王道と呼ばれるところばかり廻ったから、次回は市場や大学、下町など市民の生活の様子が垣間見れるところを訪れてみたい。
 そしてパリには、ゆっくりくつろげる広い公園や、お洒落なカフェがあちこちにある。大都会ではあるけれども、日本の東京や大阪の大都市と比べて時間がゆ~ったり流れてる感じがした。このあたりはパリ在住者がすごく羨ましい。日本はごちゃごちゃ、せかせかしすぎだよ、ホント…。

 こうしてほろ苦い欧州デビュー第1ヶ国目のフランスは幕を閉じ、翌日僕は2ヶ国目・ベルギーのブリュージュへ向かう。
 
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9/29(水)パリ

07:00 起床
07:30 朝食
10:00 オルセー美術館
14:00 インターネット・ポイント
15:00 オペラ通りのカフェで昼食
16:00 ルーブル美術館
21:00 ユースへ戻って夕食
23:00 就寝


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