El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

門司港

2011-08-01 | Life in Japan


福岡遠征の復路は、チケットショップで2,500円で購入した青春18きっぷを使って、丸一日をかけて博多から岐阜までJR在来線の旅。
その道中、唯一途中下車して寄った場所が門司港。

門司港駅を降りてすぐの所に港があり、目の前に本州の下関と九州の門司を繋ぐ関門海峡大橋が窺える。



駅舎としては、全国で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。
大正3年に建築され、木造駅舎でネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる外観デザインが観る者を引きつける。

もはや日本中の都市部にある鉄道駅は近代化され、味気ないものになってしまっただけに、このように昔のまま現存された駅が残っているのは本当に貴重だ。




駅構内の切符売り場も当時からそのままの形で使われている。




現在は門司港レトロへの観光客などが利用する駅となっているらしいが、昔は当然関門海峡を繋ぐ便利な橋やトンネルは無かった訳であり、多くの人々が連絡船で下関と門司港のをあいだを行き来し、門司港駅が交通の要衝として利用されていたのだろう。
平日の人気のあまりない駅に一抹の寂しさを感じ、僅か40分程度の短い滞在ではあったが、門司港駅を後にした。