El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

大邱スタジアム

2011-04-21 | World Football


大邱も2002年日韓ワールドカップの開催都市の一つ。
ここまで来たら、試合が無くてもスタジアムは実際に見ておきたい。
行く先々でのスタジアム見学は、もはや旅のハイライトの一つとなってしまったようだ。

最寄り駅の大公園駅は都心から離れた郊外にあり、駅周辺はコンビニすらない僻地だった。
本来なら駅からバスに乗ってスタジアムへ行くのが便利らしいが、どのバスに乗って良いのか分からず、ウォーキングがてらスタジアムまで歩いて行くことにした。

上の写真は延々と続く新緑が眩い並木道。
スタジアム建設の際に造られた道路らしく、その名も「ワールドカップロード」!




駅から歩くこと約30分でスタジアムに到着。
30分も歩くとやはり遠く、夏場に歩いて行くのは絶対にお勧めできない。
今年7月の世界陸上は、ここ大邱スタジアムで開催される。
今はその準備のため、スタジアムの改修工事や、隣接地にメディアセンターなどの建設工事が急ピッチで行われていた。
向かって右側にはワールドカップミュージアムもあり、時間がなく中に入ることはなかったが、綺麗で設備も整った良いスタジアムという印象。




スタンドやピッチが見渡せる高台の上まで登ってみた。
さすが68,000人収容ということもあり、スタジアムは巨大だ。
その巨大さ故、ここを本拠とするKリーグ・大邱FCの試合は毎試合閑古鳥が鳴くそうだ。
チームが強くないため仕方ないが、早くACLに出場するような強豪チームになって、チーム・スタジアム共に大邱市民の誇りとして存在感を示してもらいところである。

大邱の台所・西門市場

2011-04-21 | Korea


全州から次の滞在地である目的地は慶州。
直通で向かうバスがないため、大邱を経由して向かうことになった。
大邱は韓国第4の都市で、ソウルと釜山の中間に位置し、人口は約250万人。
人口や地理的の面で、日本で例えるなら名古屋に似た存在であろうか。
特筆すべき観光地が少ないのも名古屋と似ている。



でもせっかく大邱に寄ったのだから、どんな街なのか見てみたくなって数時間かけて散策に。
ポイントを絞って最初に出かけた先は「大邱の台所」と呼ばれる有名な西門市場。
繊維用品や日用品を中心に、古くから続く巨大な総合市場だ。
その規模は、見た感じソウルの南大門市場に匹敵するような大きさだった。

狭い路地に似たような店が軒を連ね、平日の昼間にも関わらず店員も客も皆活気に溢れている。
ここまで来て何かを買うようなことはしなかったけど、歩いて見て廻るだけでも楽しめてしまうのだ。
何だろう、市場に行くと、その国その町に住む人々の生活の一部が垣間見れるような気がするんだよね。
だから洗練されたオシャレな繁華街よりも、こういう市場の猥雑な雰囲気が僕は好き。



大邱は「リンゴと美人の町」として有名なのだそうだ。
過去何人も大邱からミスユニバースコリアを輩出したという。
それを期待して、大邱を散策してみたのだが、人々の年齢層の比較的高い市場を歩いたせいだろうか、僕の印象は「うーん…」という感じ。
まあその件については次回来た時に、若者の集うエリアに行って判断することにしよう。