El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

衆議院選挙

2005-09-11 | Life in Japan
 自民の圧倒的勝利ですか。
 国民は郵政民営化賛成多数ということで、これで決着がついたと思います。
 僕自身は郵政民営化はおろか政治に関してもあまり興味がない(選挙は一応行きましたけど…)無党派層の一人。
 ただ民営化によって本当に国の財政が再建されるなら早くにでも進めて欲しいんだけど、郵政よりも少子化や年金問題の方が僕ら若年層にとって重大な問題であると思うし、その願いを叶えてくれる党に僕は投票したつもりです。

 実家のある岐阜第1選挙区は地元出身・郵政反対派の野田聖子さんと、彼女の当選を阻止しようと自民から刺客として送り込まれた岐阜に縁もゆかりも無い佐藤ゆかりさんの対決で、広島6区と同じくらいマスコミの大きな話題になった。
 どっちが選ばれるにしても、岐阜の有権者が一番に望んでるのは、低迷し続ける岐阜経済の活性化ではないだろうか。
 人で溢れかえる超好景気の名古屋の街とは正反対に、名古屋駅から岐阜駅までJRで20分足らず、岐阜中心部の繁華街は今最大の危機に瀕している。
 交通の便が悪い岐阜は完全に車社会が定着し、郊外に次々と大型商業施設が進出し、それに伴い街の中心へ繰り出す市民の足は激減した。
 名鉄岐阜駅から北部へ走る名鉄路線は全て今年の3月で撤退。また老舗の駅前の新岐阜百貨店やパルコも相次いで閉鎖を表明。これからもこのような暗いニュースが出てくるのは必至な状況だ。
 実際に最近岐阜の繁華街を歩いてても、10年前と明らかに人の数は減っており、このままでは将来廃墟と化してしまうのではないかと心配になってしまう程、深刻な問題だと感じた。
 
 電車も消えて、デパートも消えて、シャッターを閉めた個人商店は増え…。こんな状況で人が戻ってくるのは非常に困難だと思う。絶対に以前の活気のある岐阜に戻してやるっていう、そんな情熱を持った人を岐阜の有権者は一番に望んでいるのではないか。
 政治に興味の無い僕にとっては、久々に興味のそそられる衆議院選挙でした。