El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

圧巻!ケルン大聖堂~Koln (Germany)

2004-10-01 | Europe
 
10月1日、名残惜しくブルージュを離れ、ブリュッセルを経由し、ドイツの高速鉄道、ICE(Inter Ctiy Express)に乗って早くも3ヶ国目・ドイツに入国した。
 ルール工業地帯の中心都市の一つであるケルンには、14時半頃予定通り到着した。この街へ来たのは、有名な世界遺産の教会を見るためだった。教会の名は”ケルン大聖堂”。約600年の歳月をかけて建てられたゴシック様式のカトリック寺院だ。
 
 ケルン中央駅の入り口を出た途端に、想像をはるかに超えた、威容のある巨大な大聖堂が目の前に飛び込んできた。他のものを圧倒する存在感。「うわ~、すげ~!!」と思わず感嘆の声をあげずにはいられなかった。
 大聖堂の正面まで来て上を見上げると、ますます異様な巨大さに圧倒されてしまう。高さ157m、これ以上大きな教会って他にあるのだろうか。全体の写真を撮ろうと後ろへ下がっても下がってもカメラのフレームに収まりきらない。よくもまあ人間はこれだけのものを建てたものだ。驚愕とはまさにこのことを言うのだろう。
 ケルン大聖堂は、外観だけでなく内部も見所は多い。まず玄関から内部に入ると、高さ43.5mの身廊に息をのむ。そして色鮮やかなステンドグラスに、中央祭壇の奥には、東方三博士の聖遺物が納められている。
 また、509段の螺旋階段を登って、高さ109mの展望台から、ライン川も見えるケルンの街を見渡すことができる。今回の旅の中で様々な街の教会や城、門を登りまくったが、中でも一番きつかったのがここケルン大聖堂。ホントに心臓破りの階段で、もうこれでもかというくらい登り続けた。
 頂上に着いた時は、汗びっしょりだったけど、その分登り終えた後の爽快感は気持ち良かった。訪れた教会ではやはりケルン大聖堂が一番感動したかな。バルセロナのサグラダ・ファミリアの教会とどちらが感動するのだろう。いつか見比べてみたい。

 予定ではケルンのユースYHで一泊し、翌日ドルトムントへ向かうはずだった。しかし、ここで困った事態に直面する。この日ケルンの街は、駅や大聖堂など異常なほど人が多かった。あとで日本人の方に聞くと、今ケルンでは大きなフェスティバルがあり、ヨーロッパ中から観光客がケルンに来ているとのこと。
 案の定、インフォメーション・センターで、ケルンのユースでベッドの空きがあるかどうか問い合わせてみたところ、全て予約で満室だという。う~困った…。僕は途方に暮れ、広場のベンチに腰掛け暫くどうしようか考えた。
 考えた末の結論は、ケルンからICEで20分くらいのところにあるデュッセルドルフという街へ移動し、そこのユースに泊まろうということになった。そこでももし満室だったら、もうシングルのホテルで我慢しようと。

 ケルンからデュッセルドルフへ向かうICEは、やはりフェスティバル帰りの乗客で超満員だった。座席に座ることも出来ず、人であふれかえっている狭い通路で待ち続け、早くデュッセルドルフに到着することを願った。
 これで問題なく解決しかたに思えたちょっとしたトラブルは、翌日、一日中散々な目に遭うことになる前兆だったのかもしれない。もちろんこの時の僕には、あとに続く第二、第三のトラブルが待ち構えていようとは知る由もなかった…。

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10/1(金)ブルージュ~ケルン~デュッセルドルフ

08:00 起床
08:30 朝食 
09:30 ブルージュYH、チェック・アウト
10:30 ブルージュ駅出発
12:16 ブリュッセル駅でICEに乗り換えドイツへ
14:40 ケルン中央駅到着
15:00 ケルン大聖堂(外観、内部を見学した後、展望台に登る)
17:20 ケルン中央駅出発
17:40 デュッセルドルフ駅到着
18:30 デュッセルドルフYH到着、チェック・イン
19:00 スーパーでパン等を買う。夕食
19:30 タイ人の青年実業家バックパッカーのポーンサック君と出会う。
22:00 就寝