遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

うぐいす餅

2019-02-15 13:37:48 | 日記
平成31年2月15日(金)

うぐいす餅

餡を包んだ餅の両端をとがらせ青黄な粉を
まぶした餅菓子


カミさんが店頭で見つけたと、早速買って来た。

四季の詞 

一月も半ばを過ぎると、季節を先取りするように、
和菓子屋さんが店先に「鶯餅」と貼り出して、
ケースには、青い黄粉をまぶした鶯餅が並びます。
鶯餅は春を呼ぶ菓子です。
私は甘いものは、あまり好みませんが、鶯餅だけ
は毎年、食べて来たようです。
あの柔らかい餅に前歯を充てると、ぷんと新鮮な
黄粉の匂いがして、胸の辺りに粉の散るのも不愉快
ではありません。


餅の部分から餡のところに至る、歯ざわりの違い
が微妙で、その微妙が嬉しいのです。
それから、何と言っても漉し餡のアッサリとした
味わい。
もし、鶯餅がつぶ餡だったら、と思うだけでも、
ぞおっとします。
  (川端 展宏 著のエッセーより)



今日の1句(俳人の名句)

喉元のつめたき鶯餅の餡      川端 展宏


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