遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2018-07-08 15:32:36 | 日記
平成30年7月8日(日)

潮路句会7月例会



日 時 : 平成30年7月7日(土)
場 所 : 大手コミュニテイ・センター
兼 題 : 1)内水、2)山梔子の花、3)当季雑詠

活発な梅雨前線により、西日本を中心とした豪雨の被害
が、九州、中国、四国地方から東海地方へも広がりを
見せる中、本日(土曜日)の句会は未だ余り影響は無い
ものと開催を決定、、、、。
小雨が降り続ける中、1名欠席、9名の参加です。

句会の準備が終わる午後1時頃、隣室からピアノの
音が聞こえて来ました。
「コーラス部会」の方達の練習日が重なりました。
先月の祭り太鼓の練習とは違い、、、、心地よい響き
が在り、、BGMと思えば楽しく聞こえる。

今月の兼題の「山梔子の花」は今の季節何処のお庭にも
在りそうで、その香りと何処か淋し気な白い花、、、

山梔子の匂ひ余して窶れけり      玲 子

「打水」は未だ時節は早く、真夏の炎天下に例涼を求め
て各家庭で路面に水を撒く、、、今ではとんと見かけぬ
ものの、老舗の料亭とか、門前町などでは夕刻等に、
見かける風景です、、、、。

打水の染入る速さ石白む       美智子


潮路抄

己が香に疲れ山梔子錆深む      玲 子



水郷の植田に薩摩義士思ふ      志げお



芬々と楊梅落下ひとしきり      美保子



明易の鶏鳴を聞く夢現        勝



打水の敷石光る鄙の宿        輝 子



仕舞屋の軒に雲水夕立避け      魚 青



黎明の風に山梔子匂ひくる      美智子



新茶汲む急須傾け一雫        政 子



盛塩の老舗の女将水を打つ      ヤギ爺




次回の潮路句会は、

8月25日(土)13時 ~
大手コミニテイ・センター
兼題 : 朝顔、花火、当季雑詠をふくむ
     10句提出の事。