JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HFB-15(21MHz用ホイップ)を18MHz用にするための測定&調整

2020年11月22日 14時09分06秒 | 18MHzアンテナ

ホイップアンテナを走行運用が出来る範囲で長くする取り組みも、ようやくアンテナの調整に辿り着いた。何しろシリーズベースで初めてのプランに対する妥当性を見極めることと、ご時世(クマ出現多き年)&小道具の使用環境を確保するための対応が避けられなかったからだ。

まぁそれも無事に対処できたので、ここからがメインディッシュになる。今回は引当アンテナをCOMETの21MHzモノバンドベースローディングホイップ“HFB-15”だが、エレメントは標準ではなく長さ1001mmのものを使う。ベースコイルを21MHz用のまま使用するため、エレメントで長さを確保するしかないためだ。

と言うことで今回の狙い周波数等は、f0=18.118MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ωとした。また帯域(SWR≦1.5範囲)は簡易測定レベルでも±170kHzくらい有り、バンド幅(100kHz)に対して十分過ぎる広さなので、特に意識しなくても良さそうだ。

これを本チャン場所&本チャン基台@第一電波_K3000で行うこととし、18MHz帯用アンテナチェックケーブルに付け替えて長さ1001mmエレメントのデフォルト状態(目いっぱい挿入した状態)で測定。結果は、f0=17.905MHz、ボトムSWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=17.742~18.068 MHz(17.905MHz±163kHz)で、この時点で帯域の上側エッジがバンド下端に到達していた。

その後エレメントを4mm、12mm、4mm、12mm、1mm、と計33mm分で両頭グラインダー踏み台によるカット&トライを繰り返す。結果、f0=18.118MHz、ボトムSWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=17.953~18.283MHz(18.118MHz±165kHz)となったので、ここで調整は終了とした。この状態でアンテナ実長=1386mmとなり、同シリーズの3.5MHzや7MHzより200mmくらい短いものになった。

ちなみに、バンド下端@18.068MHzでは、SWR≒1.05、Z≒58Ω、バンド上端@18.168MHzでは、SWR≒1.04、Z≒44Ωとなり、バンド内の特性は完璧と言っても良いだろう。

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翌日、このアンテナによる走行モービル@SSB_50W送信にて、6(46、47)と2QSO(いずれも2CALLで応答いただく。)いただき、いずれも双方RS59であった。相手方の前後数QSOを聴く限りRS59以外のレポートも詳しく送っている方だったので、本当に私の信号がS9だったものと確信したい。とりあえず満足できるアンテナデビューになったと思う。

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今回のプラン、とりあえず18MHz帯は大成功であった。これを踏まえて、近いうちに14MHz帯でもやってみたいと考えている。その際、2種類のアンテナでf0におけるZがほぼ50Ωと出れば、バンド変則によるインピーダンスの乖離は都市伝説であると結論付けたいと思う。これも楽しみにしたい。


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