JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

FT-891Mのハンズフリー環境を立ち上げ

2024年07月03日 06時12分42秒 | シャック構築

過去記事でプランをUPしたFT-891Mにおけるハンズフリー環境を立ち上げたので、その作業等についてまとめたい。プランについては“FT-891Mのハンズフリー化プラン”を参照いただきたい。

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まずは角棒の長さを見極める。設置場所は前列座席用のアシストグリップだ。これ自体はシエンタ購入当初から決めていたが、何と標準では未装着だったため追加した。結局、コンベックスで両アシストグリップ間を測定し、1070mmあればOKであることが分かった。



角棒は□30mmとし、四つ角にR加工が施してあるものがあったため、それを購入。だけど1070mmを賄える長さは1985mmしか無く、歩留が悪いけど妥協。しょうがないのでノコギリで1070mmに切断し、両端を内装形状に合わせて斜めに切り落とし&ヤスリで整形。もちろんトライ&エラーの展開で、take5~6となった。



設置具合を見ながら、現物マイクをかざしながらザックリ取り付け位置を検討。後で位置調整が発生することを予想し、P=30で穴を3か所あけた。なお、取り付けは横からスパナでアプローチ可能なM8六角ボルトを上向きに(マイク側から)挿入し、天井側はダブルナットで緩み止めとした。また、角棒とアシストグリップの固定は、間に滑り止めシートを入れた上でインシュロックで締め上げた。

コード類は極細のLANケーブルとし、5mものを購入。これをドアのヒンジ側付近~1列目座席の後側を経由して、ハンドマイクを接続していたLANケーブルにつなげた。これで必要に応じてハンドマイクに戻せる環境も併せてキープとした。



PTTスイッチは基本的にポジションフリーだが、とりあえず定位置を決める。具体的には助手席座面とコンソールボックスの間に挟み込む。これで行方不明対策になってくれると期待。実際にボタンを押し込んでみるとフラフラ動かずに留まってくれたので、しばらくはこれで使っても大丈夫そうだ。



全体を見るとこんな感じ。結果、何だかんだで約30年未解決&未着手だった、ダイナミックマイクによるHF帯SSBのハンズフリー走行モービル運用環境を手に入れた。しかも純正品で。

とりあえず運転席に座ってみると、マイク本体が事前イメージより顔に近かった。一方、口からの距離は150mm前後@手のひら測定だったので、まぁそれなりと言えはそれなりにも思える。

一応、最低限の形にはなったけど、まだ完成形とは言い切れない感じだ。とりあえず実際に使ってみて、問題に感じた点を改善していくつもりで、遊び始めようと思う。


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