探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

谷津干潟探鳥会(2024年3月24日)

2024年03月25日 18時00分00秒 | 探鳥会

前月(中止)に続き雨が心配されましたが、うす曇りで風もなく無事開催できました。
13名の参加者と幹事4名で探鳥スタートです。


集合場所の近くではオオバンやユリカモメの小群が見られました。
1羽離れて杭の上で片脚で休憩しているユリカモメです。


潮の引き始めた水面にダイゼンが数羽見られました。
この個体はよく見ると冬羽から移行中のようでまだらに黒斑が出始めていました。


観察デッキから貝殻が露出した浅瀬を観察しました。
曇り空で干潟と鳥の色合いが同じでなかなか見つけにくいです。


オオソリハシシギが3羽採餌していました。これから渡りのシーズンで楽しみです。


別な鳥もいるなとフォーカスしてみるとツグミでした。干潟のあちこちを啄んでいました。
ツグミともそろそろお別れですね。


散策路を進み観察センターの対岸の観察場所から干潟をチェックです。
ここでは夏羽に近いお腹が黒くなってきたダイゼンが見られました。


ヨシ原を過ぎて南船橋側まで来るとジョウビタキのメスが可愛らしい姿を見せてくれました。
こちらもそろそろお別れですね。


カモ類も少なくなってきましたが今日はハシビロガモの姿が目立ちました。
ほとんど首を縮めて休息していました。他にスズガモ、カイツブリなども。


観察センター前の芝生広場で鳥合せをしました。今日の出た鳥は36種でした。
まだ残っている冬鳥たちと種類は多くなかったですが渡りの鳥たちが交錯するこの時期ならではの探鳥会でした。

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北印旛沼探鳥会(2024年3月24日)

2024年03月25日 17時15分00秒 | 探鳥会

曇り空、午後から雨になりそうです。甚兵衛公園に16名の参加者さんが集まり、元気よく出発しました。
農耕地のそばでは、メジロやカワラヒワの小鳥達が賑やかでした。


広沼に向かっています。遠くにチュウヒとみられる猛禽が飛んでいました。


用水路にはオオバンのペアがのんびり泳いでいました。


堤防の雑草が急に背が伸びたようで、分け入りながら歩いています。
沼に目をやると、カンムリカイツブリ、カワウ、ユリカモメが飛んでいます。


北総線の高架下近くで、ハクセキレイがいました。白い壁面に何度もアタックしていたので、
しばらく見ていました。虫をキャッチしようとしていたのか、不思議でした。


道路を渡り、北印旛沼を見渡します。大集団のトモエガモの姿はすっかり消えていました。
去年より、長逗留でしたが、とうとう北帰行したようです。
いつもいる、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、が浮かんでいます。ヒドリガモの可愛い声も聞こえました。


岸辺でアオジが出てきて、高い木の枝に止まりました。


今日は筑波山も見えません。静かで穏やかな春霞の印旛沼です。


一羽の小鳥が、ピューと飛んできました。カシラダカ?いいえ、ヒレンジャクでした。
尾羽の先端が赤く、とがった冠羽!私達の心に灯りをともしてくれたようでした。
しばらく留まってくれて、皆でじっくり観察ができて嬉しかったです。鳥合わせでは、45種を確認しました。
皆様、お疲れ様でした。

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西印旛沼探鳥会(2024年3月17日)

2024年03月19日 21時10分18秒 | 探鳥会

集合場所にやってきたシジュウカラの声は軽快でした。
探鳥会開始時は穏やかな晴天でしたが、天気予報によればこの後は強風が吹くのだそう。
どうなることでしょうか?


宿内公園では、枝に止まっていたカワラヒワの小群が去った後、小鳥の声がしないと思ったらツミが飛んでいきました。


満開の花桃にメジロやヒヨドリが集まって盛んに蜜を吸い、嘴が花粉まみれになっています。
これで多くの花が受粉することでしょう。


樹木の花々を眺めながら民家の続く小道を抜けると臼井城址公園です。
まだ河津桜の花が残っていました。途中エナガやアカハラ、ジョウビタキなどを確認できました。


強風に耐えるモズです。この日は、小鳥のさえずりを聞こう、ツバメを見つけようと意気込んでいたのですが、
田んぼに出ると強風がゴーゴーと吹き荒れ、もはや小鳥の声は聞き取れず、飛びもしません。


沼は波立ち霞んでいます。スコープを飛ばされそうになりながらも、
マガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、セグロカモメなどを見ることができました。
ユリカモメはどこへ行ってしまったのか、一羽も姿が見えません。


突然、沢山のドバトが慌てるように飛んできて、見ればその後を追うのはハヤブサでした。
参加者たちから「速い!」と声が上がります。


風を避けるように降り立ったアオサギは、美しい婚姻色を呈していました。


強風を踏ん張りながら鳥合わせです。小鳥の確認が難しかったのでこの日は34種類。参加者12名。
花桃や木蓮や山茱萸(サンシュユ)、ミモザが満開。
柳が芽吹きスミレも咲き始め、春の嵐の中でしたが季節を満喫した探鳥会でした。
来月にはきっとツバメに出会えることでしょう。

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三番瀬探鳥会(2024年3月17日)

2024年03月18日 21時11分19秒 | 探鳥会

今日は遠方からの参加者を含め14名でスタートです。
海岸に出るとほぼ満潮で 春疾風の中、ズグロカモメや魚を持ったミサゴが上空を飛びました。



強風の為、突堤にいられなくなったミヤコドリが浅い海の中に降り立ちました。



風にゆらぐ枯れ葦にオオジュリンが虫を探しています。



船橋側の突堤に行くとスズガモの群れの中にビロードキンクロがいました。


反対側を振り向くと潮干狩りネットの上でダイゼン、ハマシギが風と戦っています。



少し干潟が見えてきたので移動、目の前にホウロクシギが下りてきました。


展望デッキ1Fで鳥合わせをしました。観察数は27種でした。

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昭和の森と小中池探鳥会(2024年3月16日)

2024年03月18日 10時32分38秒 | 探鳥会

昭和の森・小中池の今シーズン最後の探鳥会です。天気が良く気温も上がる予報でしたが花粉も飛びそうです。
11名(+幹事3名)のみなさまにご参加いただき自己紹介です。


集合場所から歩き始めるとすぐに生垣の中で動きがありました。歩みを止めて目を凝らします。


枝越しですがアオジが近い距離で見れました。


子供たちが遊具で遊ぶ芝生広場を横切って進むと林間にトラツグミが!
画像は撮れませんでしたがラッキーでした。コジュケイの大きな声も聞こえました。


下タ池ではカモの観察です。
対岸沿いにマガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモなどが見られましたが時期的に個体数は少なかったです。


公園を巡り梅林を通るとキジが見られました。サンシュユの黄色い小さな花も咲いていました。


少し進むとシメが地面で採餌していました。まだ見れてよかったです。
近くではモクレンの花も満開を迎えていました。春らんまん!


昭和の森から小中池へ下る林道は手すり工事で通行止めでしたが許可を得て通りました。
小中池でカモを観察しましたが数は減っているようでした。


距離がありましたがマガモの群れの中にオシドリのペアが何とか確認できました。
この後、トモエガモも数個体見ることができました。


集合地点に戻る途中でもトラツグミとシロハラが見られ今日の出た鳥は42種とまずまずでした。
公園も子供たちで大にぎわいで楽しい春の一日でした。

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江戸川探鳥会(2024年3月16日)

2024年03月17日 16時02分24秒 | 探鳥会

晴天の暖かい日、JR松戸駅西口デッキ上に集合中です。参加者26名、担当幹事5名で開始しました。


松戸神社わきの坂川には河津桜がきれいに咲いています。神社の橋からは坂川の奥にコサギが見えました。


開いた嘴の間におかしな形の舌が見えます。魚を飲み込みやすく、出にくい返しのある形状になっています。


江戸川の土手上から観察していると上空にノスリが現れました。
風切羽、尾羽もすべてそろい飛び姿がきれいなノスリでした。


菜の花が咲いている土手を降り、松戸川沿いの探鳥に向かうところです。


行く道上にホオジロ2羽が現れ、足を止めしばし観察しました。
周辺からはムクドリやツグミのにぎやかな鳴き声が聞こえてきます。


樋野口水門近くには14羽のヒドリガモがゆったりと泳いでいます。
雄7羽、雌7羽がそろい、そろそろ繁殖地に行くのでしょう。


松戸川沿いの緑道に入り探鳥中です。前方の木の幹あたりにいるコゲラを見ています。


このコゲラは上手に丸い穴を掘っていました。
この緑道ではシジュウカラ、エナガ、アオジ そしてジョウビタキの雄、雌も見られました。
人気のベニマシコは特徴的な鳴き声が聞こえ、姿もチラリと見えました。


松戸川を離れ江戸川にできた小さな中洲を見ています。



中洲にはセグロカモメとセグロセキレイがいて、背黒揃いです。


上葛飾橋の下で取り合わせ中です。後ろの江戸川にはカンムリカイツブリ1羽、飛び去るダイサギが見られ、
確認した鳥は37種でした。


鳥合わせ場所そばのヨシ原にオオジュリンが現れ、茎に上り虫をしきりに採っていました。
のど元が黒くなり、頭部も少し黒く夏羽になりはじめていました。

次回の江戸川探鳥会は5月18日(土)初心者向け探鳥会です。
バードウオッチング初めての方大歓迎です。

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花見川探鳥会(2024年3月10日)

2024年03月14日 11時17分48秒 | 探鳥会

 探鳥会は前日から引き続き風がやや強く吹く天候で参加者13名で開始です。
 集合場所の中央公園の梅の木にはメジロが居て、近くで見ることができました。


 花島公園の雑木林に入ると先月までと異なり、ツグミの数は少ない状況でしたが、
 逆に多数のカワラヒワが木の上で行き交っていました。
 また、シメも時折姿を見せてくれ、一部の参加者ではキクイタダキを見たラッキーな方もいました。


 さらに雑木林を進むとコゲラが木に止まったまま、殆ど動かない状態で見ることができました。
 撮影した写真にコゲラの頭の赤斑を確認できた方もいました。


 花島公園の池にいるカモ達もカップルで泳いでいましたが、このコガモは相手がいないのか
 1羽だけで何となく寂しそうでした。


 花見川の対岸にカワセミが姿を見せてくれました。
 初めてカワセミを見た参加者は背中の鮮やかな青色を見て、この世のものとは思えないと感激していました。


 昼食後、横戸緑地の梅園の梅の花は先月と比べると少なくなっていましたが、
 今月は地面に降りて何かを探しているシメが見られました。


 横戸緑地を抜けた農地に雄のモズが見られました。
 モズは何度か探鳥会の中で観察できましたが、どの個体も肩羽の辺りが比較的赤っぽい感じでした。


 探鳥会の最後は柏井市民の森で鳥合わせです。今回の探鳥会は31種を確認して終了です。

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利根運河探鳥会(2024年3月6日)

2024年03月07日 15時17分22秒 | 探鳥会

東武アーバンパークライン運河駅に集合中です。
雨が降りそうな天気でしたが、3名の参加者と担当幹事3名で出発しました。


常連のヒドリガモがいないかと運河内を探しながら歩くと、参加者が運河の木にアカゲラを見つけました。
この雄のアカゲラはお気に入りなのか長時間同じ木にいました。


枯れ枝を突き必死に虫を探している可愛いアカゲラ見飽きません。


今度は岸辺にとまるアオジを観察です。


天気予報通り雨が降り出しました。少雨なのでそのまま理窓自然公園に向かいます。
益々雨が強くなり、まだ、全コースの半分ほどですがやむなく中止とし、園内の東屋で鳥合わせを行いました。
確認した鳥は20種でした。


今回は利根運河探鳥コースの半分だけでしたので、以下に、3月4日の下見時、全コースで幹事3人が確認した
鳥を中心にこの探鳥地を紹介します。


利根運河の土手を歩いて目立つのはモズです。そろそろ繁殖時期で求愛給餌の行動が見られました。


同じような場所にジョウビタキ雄もいました。


3月4日は晴天で杉の樹上にノスリが周辺を見下ろしています。後ほど理窓公園上空を旋回していました。


理窓公園内の蓮池にいたアオサギです。もう嘴に赤味を帯び、繁殖期の色合いになっています。


白鳥の池にはマガモ、カルガモ、カイツブリが見られ、数羽のオカヨシガモはおしりを
水上に持ち上げユーモラスな体勢で採餌を繰り返していました。


利根運河に戻るとモズ雌が虫を咥えています。求愛給餌?それとも早くも雛への餌だろうか。


水辺公園で昼食後、浮橋を渡り、運河の南側の土手を歩きます。
左奥に見える塔は国交省江戸川河川事務所運河出張所にあります。



運河の土手を江戸川に向けて歩くと、バンに出会いました。嘴の基部が赤くなり始めています。
枝の先ではホオジロ雄が気持ちよく囀っていました。


キジ雄が河川敷で餌探しをしています。光線の具合がよいとキジの体羽がきれいに輝きます。


におどり公園近くの水辺ではキセキレイが水浴びをした後、ブルブルと体を震わせていました。


運河の土手上から新川耕地を見ると遠くにカラスの大群がいます。おそらくミヤマガラスでしょう。
日差しが強く陽炎が立ちぼやけた写真となりました。


駅への帰り道、運河内で採餌をしているイソシギとクサシギに出会いました。
下見では38種の野鳥を確認できました。ここはまだまだ自然が豊かに残る素敵な探鳥地です。

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手賀沼探鳥会(2024年3月3日)

2024年03月05日 12時42分53秒 | 探鳥会

どんぐりの家前で参加受付中、参加者が上空を見上げています。


オオタカがゆったりと旋回しながら青空に現れました。
24名の参加者とともに幸先の良い探鳥会スタートになりました。


カワセミの池では行く手にルリビタキ雌が現れ、しばし足を止め観察できました。
樹上からチーチーと鳴声が聞こえます。


メジロが器用に木の周りを動き回り、時には逆さまになり移動していました。


手賀沼へ通じる道路から印西方向を探鳥しています。
目ざとい参加者が畔の上にホオアカ見つけ、さらに遠い電柱の中ほどにノスリがとまっていました。


このノスリ、後ほどトビと争いながら上空を旋回していました。


土手上から手賀沼を観察中です。カモは少なくなり、カルガモ、ヒドリガモ、マガモが主でした。
カンムリカイツブリは2羽のみ、ハジロカイツブリは見られなくなりました。


葦原ではオオジュリンが葦に上り採餌しており、周辺ではホオジロが囀り、モズやアオジも見られました。


皆さん、岸辺に注目しています。


アオサギが大きな魚をくわえ食べようとしています。
魚が大きすぎたのでしょう。結局、飲み込むのを諦めていました。


田んぼの真ん中で2羽の雄キジのバトルが見られました。
勝ったらしいこのキジは尾羽を跳ね上げ意気揚々と歩き去りました。


どんぐりの家前に戻り、鳥合わせ中です。
確認した鳥は、カモ5種、タカ科3種を含め48種でした。
次回は4月7日(日)開催予定です。夏鳥のコチドリやサシバとの再会を期待しています。

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