探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

谷津干潟探鳥会(2024年4月28日)

2024年04月29日 14時30分00秒 | 探鳥会

いよいよ連休に入り天気にも恵まれました。少し良すぎで暑くなりそうな気配でした。
スタート前、集合地点へ向かう途中の干潟の様子です。
貝殻島にチュウシャクシギとハマシギの群れが休息していました。


茨城、埼玉、神奈川から足を運んでいただいた方々を含めて19名にご参加いただきました。
シギチの渡りシーズンを迎え、期待を胸にスタートしました。


今日の潮目は中潮で徐々に引き始めるタイミングでしたが、前日に東京湾で見られた赤潮がこの干潟でも見られました。
岸壁側の流れが赤く染まっていました。


観察デッキから干潟を観察しましたが、期待とは裏腹に鳥の姿がほとんどありません。
ダイサギの婚姻色の個体と非婚姻色の個体がいるだけでした。


そんな中で唯一チュウシャクシギが1羽姿を見せてくれました。
この個体は探鳥会後半まで我々を気遣うようにずっと居てくれました(感謝!)


樹木に囲まれた遊歩道を活発な小鳥の鳴き声を聴きながら巡りました。
歩道すぐ脇の目の高さ位置ではコゲラが人目も気にせず一心に木をつついていました。


相変わらず干潟に鳥の姿が乏しかったですがセンターへの復路で何やら動きがありました。


アオサが張り付いた護岸でようやくコチドリを確認できました。


終盤、干出してきた干潟にはメダイチドリの群れが。
夏羽の赤茶~オレンジ色が綺麗でしたが結構個体差があるのがわかりました。


観察センターへ戻り淡水池を確認しました。ここではアオサギとカイツブリが見られました。
今日の出た鳥は27種とシギチのシーズンとしては物足りない結果でした。
夏日のような日差しの中ご参加のみなさまお疲れ様でした!

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北印旛沼探鳥会(2024年4月28日)

2024年04月29日 13時00分00秒 | 探鳥会

集合場所の甚兵衛公園にはまだツグミが多くいました。
晴れた朝、気温が高くなる予想です。今季最後の探鳥会となりました。


参加者11名さん、幹事3名で元気に出発しました。小鳥を探しながら松林を歩きます。


広沼の堤防ではセッカの声やホオジロの声が賑やかでした。
高らかに綺麗な声で囀るホオジロを皆でじっくり観察しました。


田植えが始まった田んぼの方で、セイタカシギやタシギがいたようです。
遠いので双眼鏡で探すのは至難のわざです。


印旛沼に出ました。穏やかで湖面も凪いでいます。少し霞んでいて筑波山も見えません。
カモの姿もなく、遠くに少しだけ。時折サギが飛んできます。


カルガモがのんびり泳いでいます。カイツブリの声が響いていました。


カワウがジッと杭の上で休んでいます。


暑くなってきたので、早めの鳥合わせをして、解散となりました。
確認できた鳥は、37種でした。帰り道、朝見たセイタカシギがまだいました!
とても綺麗なオスのようで、皆でしばらく立ち止まり見とれていました。
そういえば、去年も今の時期、同じ場所で見ました。同じ個体でしょうか?不思議ですね。


コチドリも2羽!田んぼの中で採餌していました。
最後にご褒美をもらったようで、とても幸せな気分になりました。
また、秋に皆さんとお会いできますように~お疲れ様でした!

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葛西臨海公園探鳥会(2024年4月26日)

2024年04月27日 18時00分00秒 | 探鳥会

連休直前の日、公園は多くの小中高校生等が訪れにぎやかでした。
初夏の陽気の下、探鳥会は参加者15名、担当幹事3名でスタートしました。


公園入口の噴水でドバトが水浴びをしており、面白く観察しました。


桜並木と海水路を探鳥した後、汐風の広場に来ると変わったセキレイがいました。


ハクセキレイの白化個体です。2023年4月にもこの広場で見られています。


臨海公園側から西なぎさ越しに見えたアジサシ類を,西なぎさに渡り再確認すると、
なんとかアジサシと確認できました。写真では判り難いですが。


西なぎさから東なぎさの岸を探鳥中です。
潮が引いてきて、シギ・チドリが居そうな状況です。


遠い岸辺ですが探しました。写真の左上ダイシャクシギ、右上チュウシャクシギ
左下キョウジョシギ、右下ミヤコドリです。
他にイソシギ、ソリハシシギ、アオアシシギも見られました。


鳥類園の上の池を探鳥中。前方の杭の上で4羽のクロツラヘラサギが顔を埋め休んでいます。


辛抱強く待っていると、やっと首を上げ、黒い顔と長いへら状の嘴を見せてくれました。


鳥類園の海側から東なぎさの波打ち際にいるシギの群れを見ています。


浅瀬にはミヤコドリ、ウミネコ、ユリカモメが多くみられ、
デズニー側の岸辺にもミヤコドリとチュウシャクシギが見られました。


東端にある東屋付近で渚を見ながら昼食をとった後、鳥合わせを行いました。
確認した鳥は、シギ類7種、ここでは珍しいサシバ(写真判定)を含め40種でした。
数は少なかったですが、多種のシギたちを見られ臨海公園らしい探鳥会になりました。

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市原クオードの森探鳥会(2024年4月20日)

2024年04月26日 21時00分00秒 | 探鳥会

月崎駅前で集合しました。晴天無風で絶好の探鳥会日和です。
参加者数は例年並みでしょうか。(この時点では、、、)


駅舎で営巣しているツバメです。他ではなかなかこのような光景は見られなくなりましたね。


クオードの森に向かう道中では幸先よく遠くでさえずるオオルリの姿が見られました。
この他、上空をトビ、サシバ、ツミが旋回していました。


実はクオードの森で待機していた参加者が多数おられ、再度オリエンテーションを行いました。
参加者数は当初の約3倍となり、大盛況です。


新緑の中を歩きます。初夏を存分に感じられました。


ハンミョウが先導してくれています。あらためて見るときれいな光沢です。


モミジ谷ではヤマルリソウとタニギキョウが咲いていました。
両種とも園内工事等の関係で激減していますが足を止めてしばし観察しました。


オオルリが各所で囀っていました。1年ぶりに見るオオルリはやはり綺麗でした。
園内では4か所で囀りが聞こえました。


終盤ですが、センダイムシクイが目立つところで囀っていました。
普段はなかなか姿を見るのが難しいですが、今回は本種特徴の頭央線も見せてくれました。


園入口の東屋で解散しました。確認した鳥は30種、参加者は32名+幹事4名でした。
夏鳥が多く見られ、満足の探鳥会でした。

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西印旛沼探鳥会(2024年4月21日)

2024年04月24日 11時35分00秒 | 探鳥会

満開の八重桜の向こうでスタンバイ。曇っていますがイソヒヨドリがきれいな声で鳴いています。


新緑が目に鮮やかな宿内公園を参加者5名でじっくり観察。冬鳥シメの声が聞こえました。


コゲラが見やすいところに出てきました。オスのようです。


上空かなり高いところに猛禽出現。逆光で見づらいですがツミです。


桜の幹に見つけたのはヨコヅナサシガメ。この後、スズメバチが現れ、用心して迂回ルートをとりました。


臼井城址公園では夏鳥キビタキの声を聞くことができ、そのあと近くの常楽寺に寄ってみれば
藤が咲き始めたところで、その花房の数の多さは圧巻でした。


田んぼでは、縄張りを主張してかキジがあちこちで鳴いて賑やかです。セッカの声も聞こえます。
カルガモは、まだ水の入らない田んぼの雑草の中に隠れて食事中でした。
1週間前よりホオジロなど小鳥の声が減り、どうやら巣作りの時期に入ったようです。


遠すぎてかすんでいますが、夏のサギ、チュウサギを見つけました。今季初認です。


アオジはそろそろ北へ行くのでしょうか。


若いカワウが盛んに翼をはためかせて、微笑ましい。


沼に出るころにはすっかり晴れて風も心地よく、セグロカモメに、夏羽のカイツブリやカンムリカイツブリを確認。
ツバメも多く飛び、水面で素早く水を飲む光景も見られました。


探鳥会終了直後、皆でオシドリ2羽を見ることができたので、その美しい姿をご覧ください。
きっと今年も彼らは、この地で繁殖活動を行ってくれることでしょう。
季節の変わり目の貴重な時期の鳥たちをたくさん観察できた探鳥会でした。

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三番瀬探鳥会(2024年4月21日)

2024年04月23日 11時45分12秒 | 探鳥会

本日は潮目も良く、春の渡りの最中ということで 多くの参加者に集まっていただきました。
木の上からカワラヒワの声が聞こえてきます。



海に出るともう汐は潮干狩り会場の中まで引いていて、さっそく干潟に出ると黒い頭のユリカモメが見えました。



まず、市川側の干潟に行くと多くのハマシギがせわしなく採餌しています。



赤く夏羽になったオオソリハシシギや胸が橙色になったメダイチドリ、ダイゼンも黒くなりつつあります。


遠くの牡蠣礁にチュウシャクシギの姿も見えますがスコープのみの確認です。
後方ではセッカの声が聞こえます。


一般の方たちも多く、鳥たちは飛び、動きまわっています。



船橋側の突堤からはまだ、スズガモがいて ビロードキンクロの姿も見えました。
夏羽になったカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリもいます。



汐が上がり始め、潮干狩り会場の中に残った干潟のシギチの中にキョウジョシギの群れ、
キアシシギ、オバシギの姿もありました。コアジサシの声も聞こえてきました。


12時になり、展望デッキ1Fに移動して鳥合わせをしました。観察数は34種でした。

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花見川探鳥会(2024年4月14日)

2024年04月17日 18時00分00秒 | 探鳥会

3月下旬に寒い日が多かった影響で、探鳥会集合場所の中央公園にはまだ多くのサクラが咲いていました。
天気も良く参加者8名で探鳥会を開始しました。


花島公園の雑木林に入りツグミの姿は少なくなりましたが、近くの木にヤマガラがやって来て、
参加者は皆、双眼鏡でゆっくりと見ることができました。


花島公園内もサクラの花は満開に近い状態で、よく見ると木の下では多くのムクドリ達が餌を探しています。
近くではツグミやシメも地面に降りて餌を探していました。


花島公園の周辺では所々でシロバナタンポポの花が見られました。
かつては近くに大きな群落の空き地があったため、少なくなりましたがまだ見ることができます。


花島公園内でもピークは過ぎましたが、ニリンソウの白い花がまだ少し残って咲いていました。


花島公園の谷津池ではカルガモがひなたぼっこをしながら休んでいます。
ハシボソガラスに追い立てられて一旦は池に入りましたが、
ハシボソガラスがどこかに行くと、また元の場所に戻っています。


花見川に出ると、サクラが満開でさらに岸辺の菜の花も満開です。対岸から見ると何とも言えなくなります。
ただ、菜の花の丈が高いため水面にバンがいたのですが、見ることができた方は少数でした。


花見川の左岸沿いの遊歩道を歩いていると、白い花のマルバスミレが咲いていました。
初めて見る参加者もいました。このとき、近くの木ではアオジの囀りも聞くことができました。


昼食後、横戸緑地を歩いていると梅園付近で5羽以上のビンズイが地面に降りていました。
比較的距離も近く、時折「ズィッ」と言うような声も聞くことができました。


通称「鷹見台」と言っているところでは、雄のモズが見られました。
この時期に見られたことから、この付近で繁殖しているのかもしれません。


探鳥会の最後は柏井市民の森で鳥合わせです。観察したのは27種でした。
鳥の姿は少なくなりましたが、きれいな花を楽しむことができました。

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小櫃川探鳥会(2024年4月7日)

2024年04月08日 17時10分42秒 | 探鳥会

開始の挨拶。 雨は上がったけど、参加者は少なめの5名と幹事4名の9名です。


小櫃川下流の堤防は桜が満開。 ジョウビタキ雄が護岸ブロック付近にいました。


田植えの始まった畔戸(くろと)の農地を廻りました。


ダイサギ夏羽の目先の色を確認。キジの姿、声も遠くから聞こえます。


三角州の中州付近ではオオタカが悠然と帆翔。


干潮真っ只中の干潟では、シギ・チドリ類は遙か彼方に。おまけに春もやと陽炎でよく見えず干潟を歩いて接近。


足元ではコメツキガニが穴を掘っています。


昼食に戻った砂浜ではハマエンドウやコウボウシバの花が咲いています。
ハマヒルガオはまだ蕾もありません。


テンキグサ(ハマニンニク)の穂が立派です。


前浜の汀線を望む。来月5月12日はクリーン作戦(干潟のゴミ拾い)です。

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手賀沼探鳥会(2024年4月7日)

2024年04月08日 15時57分13秒 | 探鳥会

満開の桜の木の下に集合し、参加者16名、担当幹事4名で探鳥会を始めました。
開始早々、近くからツミの鳴き声が聞こえてきました。


カワセミの池で見られなかったカワセミ、池の隅のロープ上にとまる1羽を公園の外から見つけ観察できました。


手賀沼の遊歩道から、沼を探鳥中です。
近くの蘆原にはオオジュリン、アオジ、ホオジロ、モズ等が見られました。


食後なのかミサゴが沼の中央でおとなしく休んでいました。


遊歩道から探鳥中の一行の上を時々ユリカモメが通過します。
頭が黒くなったもの、ごま塩頭のもの、まだ白いものと色々でした。


少なくなったカモの中にヨシガモ雄2羽が見つかりました。
中央がヒドリガモ雄、その右上がヨシガモ雄です。きれいな夏羽です。


後ろを振り向くと参加者全員が沼と反対側の田んぼを見ていました。


皆が見ていたのは葦の向こうの田んぼで羽繕いをしているタシギでした。
写真でも判り難いタシギをよく見つけたものです。あっぱれです!


農道から鳴き声が聞こえた田んぼにコチドリを探しています。
望遠鏡で探すと雄と雌らしい2羽が見つかりました。


空を見ると2羽のカラスにオオタカが追いかけられていました。
オオタカやサシバは地元のカラスによくいじめられます。
困ったことに最近は心無い人も猛禽の生活の邪魔をしています。


手賀の丘公園に戻り鳥合わせ中です。カモ科6種、タカ科5種、合計50種と多くを確認できました。
今季の手賀沼探鳥会は今回が最後、次は10月にお会いしましょう。

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