探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

谷津干潟探鳥会(2023年8月27日)

2023年08月29日 10時39分53秒 | 探鳥会

暑い日が続きます。探鳥会開催可否の暑さ指数(WBGT)が気になりましたが当日はクリアでした。
県外からご家族にも参加いただき総勢13名+幹事2名での探鳥会となりました。


干潮が9時頃で開始時には貝殻に覆われた干潟が干出していました。
「潮が引いているのに鳥がいないなあ・・・」と大人たちがボヤく中、所沢からご家族で参加の
小4のお兄ちゃんがどんどん鳥を発見してくれました。目がとても良くうらやましい限りでした。


遠くのアオサの上にダイゼンが観察できました。点です。
ダイゼンはこの後も幼鳥と思われる白っぽい個体を含め10羽前後の群れが見られました。


干出した干潟に目を凝らしながら遊歩道を進みます。
お天気なのに一時雨がパラつき心配しましたがすぐ黒雲は流れていきました。


地面と保護色のようなキアシシギが採餌しながら歩き回っていました。
キアシシギはこの他にも散見され、青い足環を付けた個体も見られました。


遊歩道を谷津バラ園方面に進みながら探鳥しました。
対岸方面にダイサギ、コサギ、カワウの小群やダイゼンが休息していました。


近くにアオサギが飛来してきました。
映画「君たちはどう生きるか」では主要な役回り?で登場していましたね!


暑さを考慮し今回も谷津バラ園そばで休憩した後、引き返す行程としました。
もう一度干潟をじっくり観察しながら戻りました。


これも見つけにくかったですが、コチドリが2羽干潟に降りていました。


こちらはキョウジョシギです。本来もう少し目立つ鳥ですがこういう背景では見つけるのに難儀しました。
ここでも少年の目の良さに助けられました!!


折り返しコースとしたので余裕かと思っていたら12時近くになっていたので、
センター前まで戻らず集合地点そばの公園横で鳥合せしました。今日出た鳥は23種でした。
「メダイチドリが見たかった」という声がありましたが今回は残念でした。

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西印旛沼探鳥会(2023年8月20日)

2023年08月21日 21時43分53秒 | 探鳥会

相変わらずの猛暑なので、日陰の多いショートコースを回ることにし、水分を充分に準備してスタートしました。
参加者は4名です。
そして到着した宿内公園は日陰で涼しいのですが、鳥の声がほとんどしません。
なんとかシジュウカラ、ヤマガラの声を確認しました。


2センチほどと小さなコクワガタを見つけました。


その木の洞の中では逃げもせずルリタテハが樹液を吸っていました。


子育て期を終え、サギたちがずいぶん田んぼに戻ってきていて、チュウサギが多く、ダイサギ、アオサギもいます。
セッカやオオヨシキリ、ホオジロの声も聞こえにぎやかです。


遠くの電柱の上に猛禽が止まっていると思ったら、突然、小鳥を追いかけてダイナミックな飛翔を見せてくれました。
若いオオタカでした。この写真は、残念ながら狩りに失敗して飛び去るところです。


西印旛沼の取水口は、鳥のたまり場です。
カワセミの声があちこちから聞こえて、この場所だけで5羽いました。幼鳥もいてファミリーのようです。


カワセミのほかには、コサギ、チュウサギ、ゴイサギ幼鳥、カワウ、カルガモも羽を休めていました。


沼にはカイブツリ、冬羽のカンムリカイツブリ、カワウ。
そして少し待っていると十数羽のクロハラアジサシ類がやってきました。
かなり遠くて見ずらいのですが、杭に止まった2羽を見ると、左の個体より右のほうが黒めです。
一瞬翼をパタパタと広げてくれ、右はハジロクロハラアジサシと確認しました。


幼稚園のひさしの下をお借りして涼しく鳥合わせです。
確認できた鳥は、コースをショートカットしたせいか小鳥がいつもより少なかったのですが、
最後にチョウゲンボウを見つけて28種。
猛暑ながら秋の気配も感じられる探鳥会でした。
最後に、映画「君たちはどう生きるか」の紹介がありました。鳥がたくさん登場して面白いそうです。

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小櫃川探鳥会(2023年8月6日)

2023年08月08日 10時05分38秒 | 探鳥会

沖縄方面に停滞する台風6号の影響もあるのか大気が不安定でした。
金木橋下に集合しているといきなりにわか雨が降り出しました。


幸い雨はすぐ上がり強い日差しが戻りました。湿度が上がりますます蒸します。
酷暑にも関わらず高校生4名のグループを含む8名の参加者にお集まりいただきました。(+幹事4名)


今回は気候を考慮して時短&コース短縮での開催としました。
小櫃川船溜りや田園は車で通過し、干潟入口ゲートから探鳥開始です。
初めての方が多いので幹事が図を使って小櫃川河口三角州について解説しました。


ヨシ原の繁茂する観察路を前浜(干潟)へ向かいました。
途中セッカがヒッ、ヒッ、ヒッ↑、ジェッ、ジェッ、ジェッ↓と飛び交っていました。シルエットですが枝に止まったところをパチリ!


前浜へ到着しました。今日は潮目が観察にちょうどよい具合で水際が近いです。
早速双眼鏡&スコープで観察開始です。


ミユビシギ夏羽やダイゼン、オバシギ、キアシシギなどの混群とウミネコが見られました。


青い夏空が広がります。シギチたちはどんどん歩き回ります。するとまた別な一群が降り立ちました。


メダイチドリの群れで、オオメダイチドリも見られました。シロチドリ、トウネンも混じっていました。


今日ご参加の市原の高校生4名グループはSDG‘sをテーマとする自由研究に取り組んでおり、
環境問題などを鳥類の視点から調べてみようとのことでした。
シギチを観察した後、塩湿地植物の植生についても幹事からレクチャーを受け熱心に聴かれていました。


鳥合せは揚水ポンプ場跡に移動して行いました。
今日の出た鳥は28種で時短&コース短縮の割にはシギチがしっかり観察でき充実した探鳥会でした。
鳥合せの後みなさんが足下に注目しています。


チゴガニでした。アップの画像でようやく姿がわかりますが、本当に小っちゃなカニです。

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