探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

谷津干潟探鳥会(2023年4月23日)

2023年04月25日 11時47分51秒 | 探鳥会

よい季節を迎え22名(+幹事4名)の盛況となりました。ありがとうございました!
やや曇りで思ったより寒かったですがシギ・チドリのシーズン到来に期待です。


色味がまだ地味で保護色ですがメダイチドリです。
遠くにもう1羽赤みを帯び夏羽になりつつある個体も見られました。


展望デッキから干潟全体の観察です。カモ類はほとんど見られませんでした(スズガモが少々)。


古いドラム缶にとまるコサギです。
画像ではわかりませんが婚姻色となり眼先が赤みを帯びているのが確認できました。


今日のメインはチュウシャクシギでした。小群れで干潟のあちらこちらと移動していました。
飛び立つときにピピピピピピピと7音で鳴くセブンホイッスルが聴けました。


センター対岸の遊歩道を進みます。鳥との距離が少し縮まります。


いつも動き回っているイソシギをみんなでじっくり観察できました。
しばらくじっと杭にとまりサービスしてくれました。


ヨシ原の下半分がグリーンに変わりツートーンになっていました。冬から夏へと季節の着実な変化を感じました。


淡水池ではハシビロガモやコガモの姿が。
カイツブリは?と探すと出てきました。巣材を運ぶような仕草も見られ繁殖準備ですね。


12時頃に芝生広場に戻り鳥合せをしました。今日の出た鳥は32種でした。
ツグミもまだ見られましたが常連の鳥が少なくやや物足りない数でした。

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北印旛沼探鳥会(2023年4月23日)

2023年04月24日 18時05分55秒 | 探鳥会

北印旛沼、今シーズン最後の探鳥会となりました。
朝は少し冷たい空気に包まれましたが5名の参加者、幹事3名で元気よくスタートしました。
水神社の周りには例年より早くヒラドツツジが綺麗に咲いていました。


足元をピョンピョン跳ねる二ホンアマガエルをみつけました。
彼らのおかげで田んぼや田畑の自然が保たれていると思うと可愛らしさが増しますね。
ちなみに、目の横に黒い帯上の模様がないものは「シュレーゲルアオガエル」という種類。
詳しい参加者さんや幹事さんから、教えていただけてまるで生き物の自然教室みたい!
探鳥会の楽しさが倍増します。


小鳥たちの声を聴きながら、広沼に向かっています。
こちらの田んぼで昨日はセイタカシギ1羽がいたのですが、今朝はもういませんでした。


盛んに囀っていたのはセッカでした。


ホオジロの声もあちこちから聞こえてきました。枝の上で高らかに囀る声はとても綺麗です。


空を飛ぶのは、ダイサギ、アオサギ、カワウ、トビ、漁の網にとまっていたのはダイサギでした。


こちらは綺麗な色のアオサギでした。


とても静かで穏やかな沼です。カモは少ないです。ヒクイナ、カイツブリの声が葦原から聞こえてきます。


ヨシガモのカップルは複数確認しました。やがて北へ移動するのでしょうか?
取り合わせでは35種+2種となりました。
今シーズンもトモエガモの大集団(3万とも!)の越冬飛来で大いに盛り上がった北印旛沼でした。
来季も期待したいです。また、10月にお会いしましょう!


前日に下見した時にいたセイタカシギです。この辺では珍しかったので掲載します。とても綺麗な個体でした。

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葛西臨海公園探鳥会(2023年4月21日)

2023年04月22日 16時00分00秒 | 探鳥会

夏日となる晴天の下、参加者17名、担当幹事4名で探鳥会の開始です。
駅前の上空にはイワツバメが飛びまわり、駅前の噴水では数羽のスズメが楽しく水浴びをしていました。
「スズメの噴水浴」の動画:https://youtu.be/yJALLS8Syh4


桜並木に入るとアカハラのキョロンキョロンという囀りが聞こえ、樹間にその姿が見えました。


桜並木沿いをさらに進むと松の枝陰にヒタキの姿が見え、上手にとらえた望遠鏡内の姿からコサメビタキが
確認されました。


運河を挟んだ西なぎさの護岸に1羽のイソシギが見つかりました。
双眼鏡では見つからず望遠鏡でもやっと判る小さな姿でした。


地元の方から上の池にクロツラヘラサギが居るとの情報を教て頂き、
西なぎさには向かわず、鳥類園に直行しました。確かに杭の上に3羽が休んでいました。


過去の探鳥会では遠くの東なぎさに小さな姿のクロツラヘラサギを見るだけでしたが、
今回は目の前に3羽も見られて参加者一同大感激でした。


クロツラヘラサギは時々起きて羽繕いをするのですが、翼の羽がモフモフに見え、とてもおかしな格好です。


のぞき窓から下ノ池を見ています。居たのはダイサギ2羽、ハクセキレイ2羽、コサギ1羽のみで寂しい状況でした。


鳥類園を時計回りにまわり、三日月干潟を観察中です。
干潟には貝を採る人、その向こうに大型シギが1羽、望遠鏡で見た結果ホウロクシギでした。


船着場の休憩所で昼食休憩中です。初夏のような陽気で汗ばんだ体には、強い海風も心地よかったです。


昼食後、元気を取り戻し西なぎさに渡りました。
汐の引いた干潟に船着き場からも小さく見えたチュウシャクシギを再確認しました。


陽炎にかすむ東なぎさには貝採りの人が入っているせいか、シギ・チドリはいませんでした。
今回のシギ・チドリはチュウシャクシギ、ホウロクシギ、イソシギの3種のみ。
間近のクロツラヘラサギに満足したものの、今までになく少ないシギ・チドリでした。
西なぎさで行った鳥合わせで確認した鳥は37種でした。皆様、夏日の長い探鳥行お疲れさまでした。

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西印旛沼探鳥会(2023年4月16日)

2023年04月18日 20時51分10秒 | 探鳥会

開催時は暗い曇天でしたが、集合場所の公園ではツグミ数羽があちこちで地面を突っついて採餌しており
また前日の雨でできた水たまりには、次々とツバメが降りてきて、藁や小枝と一緒に土をこねては運んでいました。


この日はボタンやフジやツツジが一斉に見ごろを迎えており、途中の民家の庭にいらしたご主人に挨拶したところ、
「今、一番きれいに咲いているからぜひ」と、広大な庭を見せてくださることになり、おかげ様でたっぷり花見もできました。


ヤマガラが2羽、忙しそうに行き来するのが見えています。


一羽は芋虫を、もう一羽は木の実をくわえていました。


田んぼに出るとあちこちで、雄のキジに声を掛けられ(?)見るのに大忙しです。
キジにしてみれば、雌へのアピールと雄同士の縄張り抗争のための命がけの囀りでしょうね。


ゴイサギとは久しぶりの出会いです。


黒い雲があっという間に掃け、眩しいほどの晴天になって、セッカやヒバリやホオジロが盛んに鳴き始めました。


セッカの姿を探していたらオオジュリンを見つけました。


沼の手前の水辺にはオシドリがいて、草の中からはヒクイナの声が何度も聞こえます。
(開始前はオシドリの雄雌がいたのですが、探鳥会中は雄1羽を確認)
はたしてオシドリは、この地で繁殖するでしょうか。


西印旛沼のユリカモメたちは、まだゴマシオ頭が多いようでした。
オカヨシガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリも穏やかに浮いています。


新緑に囲まれた沼面は空の色を映して青く輝き、雨上がりの小鳥たちは上機嫌で囀り、
この日確認できたのは47種。盛り沢山の探鳥会でした。

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花見川探鳥会(2023年4月9日)

2023年04月13日 12時13分23秒 | 探鳥会

例年と比べ暖かいため桜の開花が異常に早いため既にソメイヨシノは散ってしまいましたが、
探鳥会集合場所の中央公園ではヤエザクラが満開です。


ただし、探鳥会当日は北風が入った影響で季節は逆戻りして、風の強い中で開始となりました。


花島公園の雑木林に入るとシメやツグミが現れてくれました。
今冬はどこもシメの姿が少なく心配しましたが、今日は何度も姿を見ることができました。


花見川に出ると川岸は一面の菜の花です。
ただ、水面に鳥の姿はなく、遠くの水草の近くをオオバンが泳いでいるだけです。


それでも、花島橋の上から水面を覗くとオオバン以外にバンが姿を現しました。


しかし、近くのオオバンにこの場所から追い出されて、岸辺の笹の中に隠れてしまいました。


花見川沿いの遊歩道を進んでいると、ウグイスの囀りが聞こえてきます。
ただ、囀りは藪の中からではなく木の上の方から聞こえてきます。


なんとか、木の枝や葉の間をチョコマカと動きながら囀るウグイスを見つけました。
かなり、長い時間木の中を動いていました。


横戸緑地ではクヌギの木にたくさんの花が咲いていて、辺り一面鮮やかな黄色の花で覆われています。


そんなクヌギの黄色い花を求めて、多くのヒヨドリやシメが姿を表わします。


クヌギを求めて姿を見せてくれたシメです。
くちばしの色が少し黒くなりだしています。もうじき、鉛色のくちばしになると思います。


楢枯れ対策のため立ち入り禁止となっていた柏井市民の森ですがようやく入ることができるようになり、
探鳥会の最後は市民の森の中で鳥合わせです。

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小櫃川探鳥会(2023年4月2日)

2023年04月03日 16時39分47秒 | 探鳥会

4月を迎え春本番となりました。朝のうちは天気もよく気持ちの良い気候でした。
金木橋の集合場所付近ですが訪れるたびに田んぼが刻々と宅地化され先行きが心配です。


小櫃川下流の船溜りへ車で移動して探鳥開始です。カモ類は多くが渡去したのかカルガモのみでした。
対岸にはイソシギが現れ観察しています。


田んぼにも水が入り春らしい風景です。モズやツグミが電線にとまり、ヒバリも高く舞い上がり囀っていました。


前浜に向かう後背湿地の入口で幹事さんが盤洲干潟全体を図を使って説明しました。
今日初めてこの地を訪れた方々が熱心に聞いています。


ヨシ原を抜け前浜へでました。
今日の潮目は中潮でしたがそれでも水際はかなり遠く何とかシロチドリやミサゴなどを確認できました。しかし鳥が少ないです。


干潟の先でカラスやトビが何やら獲物をつついていました。
魚かと思って近づいてみるとなんと当地では珍しいアカエリカイツブリでした。合掌。


ハマシギの群れなどを期待したのですが今日はさっぱりで残念でした。
それでも気持ちの良い広い干潟では鳥談議に花が咲いていました。


雲行きが怪しくなり風も強まってきたので食事せずに鳥合せを行いました。
今日の参加者は14名+幹事5名でした。遠くでは局地的に雨が降っているのが見えました。


鳥合せの途中、水際に鳥が来た!との声。
距離がありましたがスコープで覗くとムナグロが数羽確認できました。お腹の黒い個体もいました。
その後、浸透実験池からハシビロガモやマガモが一斉に飛び立つ姿も見られ、今日の出た鳥は38種となりました。


前浜での探鳥会終了後、駐車場所に戻る途中ホオジロの美しい囀りが聞こえました。
皆で目を凝らしようやく姿が確認できました。
桜の花びらが舞い、ウグイスの囀りもあちらこちらで聞こえ、春を実感できた探鳥会でした。お疲れ様でした。

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手賀沼探鳥会(2023年4月2日)

2023年04月03日 16時12分14秒 | 探鳥会

桜がきれいに咲き、花が舞い散るどんぐりの家前で参加受付け中です。
参加者16名と担当幹事4名で探鳥会開始です。今冬最後の手賀沼探鳥会です。


手賀の丘公園入口の信号機のボックスにスズメが営巣しているらしく出入りしていました。


カワセミの池は上も下も薄桃色に彩られていました。
今回もカワセミは現れませんでした。どうしたのでしょうか?


桜の枝の上をシジュウカラが忙しく動いていました。虫を探しているようです。


手賀沼湖畔の小さな水田を観察中です。我々に驚いたのか、5羽程のタシギが次々に飛びだし、
周辺上空を飛び、しばらく、その姿を楽しく見せてもらいました。


飛び出したタシギの1羽が目前の水田に戻ってきました。
タシギが着地した辺りを望遠撮影し、拡大してみるとタシギが写っていました。
判り難いですが、黄色の円内です。


遊歩道を歩く上空に南からやって来たばかりのツバメが数羽飛んでいました。


農道からの探鳥です。空高く舞い上がったヒバリのさえずりがまわりから聞こえてきます。
時折、ピッピィーというタヒバリの声も聞こえます。


菜の花の向こうでアオサギが何かを狙って水路を見ています。その嘴は色鮮やかになり始めています。


上空にはトビが旋回し、林に近づくと幾度となくカラスに追われていました。


手賀の丘公園に戻り、見晴らしの良いキャンプ場のデッキ上から桜林を探鳥中です。
近くの林からはコジュケイの声、どこからかチュルチュルというメジロの声、
近くには桜の枝をまわるコゲラ1羽のみを確認。もう冬鳥はいなくなったのか・・・。


公園の入り口近くで鳥合わせ中です。風が強かったせいか、確認した鳥は少なめの39種でした。
夏鳥はコチドリとツバメの2種でした。10月にまたどんぐりの家前でお会いしましょう。

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