探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

北印旛沼探鳥会(2023年12月24日)

2023年12月25日 22時00分15秒 | 探鳥会

今年最後の探鳥会となりました。S幹事の始めの挨拶は野鳥の会の理念についてです。
「野の鳥は野に、ありのままに姿や声を愛でる」という創設者、中西悟堂の精神を聴いて
感心していしましたら、すぐ前の田んぼにタゲリの群れが飛んできました。
何故か、皆そちらへかけより、幸先の良いスタートとなりました。なんと30名もの参加者さんです。


タゲリは6羽ほど。ゆっくり観察できました。


小鳥を探しながら、広沼をさらに進んでいきます。ヨシ原の中にカワセミがいました。
そして、「あ!サンカノゴイだ」のベテランTさんの声にびっくり仰天。
よ~くみると・・・


サンカノゴイです!私は初めて見るので驚きと喜びがかくせません。周りをみると全員がそうでした!
Tさんには拍手喝采で感謝しました。聞くところでは、昔は印旛沼で普通に見られたそうです。


曇り空で寒い沼でした。浮かんでいるカモ達を観察しています。空には旋回するチュウヒが見えました。


岸辺近くに一羽のイソシギがジッとしています。


堤防下の方で白い羽がたくさん散らばっているのを発見。食痕です。羽の大きさからダイサギかもしれません。
ベテラン幹事さんに聞いてみたら、「オオタカの仕業でしょう」食うか食われるか、これも自然の摂理ですね。


国道を渡り、いよいよ、北印旛沼を広く見渡します。圧巻のトモエガモの集団です!
どのくらいの数でしょうか?3万?4万?ごまんといる数です。


帯状に集団で沼を漂い、時折飛び立ち、ゆらゆらと浮かんでいます。
スコープで覗くとオナガガモもたくさん群れています。遠くにはミコアイサもいたようです。
全員でしばし呆然としてこの壮大な自然を堪能しました。


この日は複数のチュウヒやチョウゲンボウも観察することができました。これはノスリです。
出現した鳥は52種、と記録的な数となりました。
忙しい中にもかかわらず、大勢の方にお集まりいただき素晴らしい探鳥会で今年の締めくくりができました。
そして、私達の活動にご支援くださる皆様からの暖かいご寄付を頂き、心から感謝申し上げます。
どうか、良いお年をお迎えください。また、探鳥会でお会いしましょう!

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谷津干潟探鳥会(2023年12月24日)

2023年12月24日 22時15分06秒 | 探鳥会

今年最後の探鳥会でした。気忙しい年末ですが初参加の方も含めて9名のみなさんにご参集いただきました。(+幹事3名)
引き潮のタイミングでアオサに覆われた干潟が広がっていました。


集合場所の横を流れる水路にはヒドリガモが集まっていました。ピューピューとカワイイ声も聞こえます。
お相手探しの時期ですね。


今日のシギチは干潟のあちらこちらで採餌しているダイゼンとハマシギがメインでした。


ハマシギが目の前の水際で動き回っています。盛んに水面をつついています。


少し進んだ水路に掛かる橋のたもとにはイソシギが見られました。シギチが少ない中で貴重な一種です。


センターの対岸に来ました。干出した干潟が広がっています。


今日は開始時からズグロカモメがよく見られ、ユリカモメとの違いなど識別点を皆で確認しました。
飛び立って旋回していた個体が降りてきました。


干潟を周回した南船橋側にはオナガガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモなどが見られました。
スズガモの小集団の中にいたカンムリカイツブリにはもう1羽のカンムリカイツブリが寄ってきて
何やらアプローチしていました。こちらもお相手探し真っ最中というカンジでした。


センター横の淡水池ではカワセミが見られました。何度か水面へ突っ込みましたが残念ながら空振りでした。


快晴でしたが少し冷えるので日当たりのよい芝生広場で鳥合せです。今日の出た鳥は41種とまずまずでした。
今年もお陰様で1年無事に終わることが出来ました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
また来年もよろしくお願いいたします。

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西印旛沼探鳥会(2023年12月17日)

2023年12月20日 14時57分27秒 | 探鳥会

暖冬とはいえ前日は25度に届こうかというほどの高温と強風で、この日もまだ強めの風が吹いています。
激しい気候変動に冬の鳥たちはどうしているでしょうか。


宿内公園に入ると幸い風はさえぎられて、黄葉したハリギリの奥にある柿の木に
ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、メジロなどがやってきました。
エナガ、シジュウカラ、ヤマガラの声も聞こえます。


こちらは星神社そばの柿の木です。
10羽ほどのツグミ、2羽のメジロそしてアカハラが、残り少ない柿の実の争奪戦をくり広げていて、
メジロはツグミから離れた実をついばんでいましたが、
ツグミのいる実に果敢に近づいたアカハラは瞬時に追い払われてしまいました。


臼井城址公園ではカワラヒワの群れやコゲラの声。


シメもやってきました。木の実を食べているようです。


田んぼではハクセキレイ、セグロセキレイは確認できましたが、他の小鳥の声は聞こえず、
たまに飛翔しても風に押されて弾丸のように飛び去り、確認しきれません。


そこへノスリの幼鳥出現。まるでカイトのように風を遊び縦横無尽に飛ぶ姿を堪能できました。


印旛沼は波立って、遠くの水鳥が見づらいですが、カモは先月より増えています。


ヨシガモ、マガモの数が多く、ミコアイサ、ヒドリガモも複数羽。
遥か向こうの杭にはミサゴが止まっていました。


ハジロカイツブリです。カンムリカイツブリの数も多いです。
また、写真には撮らなかったのですが、取水口に一羽の見慣れぬカモを発見。
こちら側は逆光でほぼ全身黒茶色にしか見えないものの、嘴の付け根が白く、スズガモかキンクロハジロかと迷い、
粘り強く観察し図鑑と照らし合わせた結果、キンクロハジロの雌若鳥と判定できました。
西印旛沼では少数派のカモです。


強風のせいか、ハシブトガラス、ハシボソガラスも現れず、この日確認できたのは40種類。参加者18名。
鳥合わせの後に、ミサゴクイズで盛り上がり豪華グッズプレゼント。
ミサゴの特徴は、趾に2つと鼻、羽毛にありますよ。
来年もたくさんの鳥たちに会えますように。

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三番瀬探鳥会(2023年12月17日)

2023年12月18日 22時03分24秒 | 探鳥会

今日も真っ白な富士山がお出迎え、風が強めですが参加者11名でスタートです。


市川側の突堤をめざします。林の中にメジロやオナガがにぎやかです。



海ではオオバン、ウミアイサ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリいますがすぐに潜ってしまいます。


スズガモの群れの中で ウミアイサが羽繕いをしていました。 じっくり観察した後、移動します。


ミサゴ2羽があっちとこっちでお食事中、ズグロカモメやハマシギの小群が飛び回りました。


船橋側突堤ではスズガモの群れの中、ビロードキンクロを見つけました。



突堤の上にはズラリと並んだミヤコドリが羽を休めていました。



展望デッキで鳥合わせに向かう途中、大群のカワウが飛びます。
少し出た干潟にミヤコドリが集まり、採餌し、水浴びもしていました。今日の確認した鳥は31種でした。

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花見川探鳥会(2023年12月10日)

2023年12月12日 09時41分56秒 | 探鳥会

今年最後の花見川探鳥会は天候に恵まれ風もなく暖かい中で参加者12名で開始しました。


開始の挨拶直後、幸先良く中央公園の桜の木にジョウビタキの雌が姿を現せました。


花島公園の雑木林に入ると奥の方でツグミが交互に入替って姿を見せてくれました。
中にはシロハラやアカハラも。


花島公園の谷津池近くではシジュウカラやメジロ,エナガ等のカラ類の群れが現れました。


谷津池には常連のカルガモが羽を休めています。例年と変わらない光景です。


例年の谷津池と異なるのが、カルガモ以外のカモが入るようになったことで、
この日もコガモ,オナガカモ,マガモが池で泳いでいました。


花見川に出ると数羽のオオバン以外見当たりませんが、4,5羽のオナガが対岸に現れました。
花見川では久しぶりにオナガとの出会いです。


花見川左岸沿いの遊歩道を進むとムクノキになっている実を食べにツグミ, アカハラ,シロハラが
次々と代わるがわるに現れました。


昼食後、通称:鷹見台でこの日未確認だったカワラヒワが木の上に止まっているのを確認しました。


探鳥会コースの最後、柏井市民の森でカラ類の中にこれまで姿を確認できなかったヤマガラを見つけ、
一部の参加者はアカゲラを確認することができました。

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千葉ニュータウン探鳥会(2023年12月8日)

2023年12月09日 11時20分00秒 | 探鳥会

北総線千葉ニュータウン中央駅前に集合中です。
参加者19名、担当幹事3名で、季節外れの暖かい陽気の中、出発です。


ニュータウン大橋から調整池を見ています。
左右の斜面林には多くのカワウが営巣し、木々はカワウの糞で真っ白になっています。


池には子連れのオオハクチョウ3羽が見られました。
以前もここでオオハクチョウが見られましたが、同じ個体でしょうか?


調整池右岸にあるブラインドからオシドリを探しますが1ペアしか見つかりません。
幹事の一人が木の上に小鳥の声を聞き、エナガやメジロを探しました。


カワウが営巣している様子を斜面林裏から観察しています。


間近に見えたカワウの巣にはモフモフの産毛を全身にまとったカワウの幼鳥がいました。


調整池の南端の広場から調整池を探鳥中です。こちら側からは順光なので、カモの色合いも良く判ります。


カワウ、ホシハジロ、トモエガモが見えます。トモエガモは10羽以上いました。


オシドリは、1週間前には調整池の北寄りに群れていましたが、カワウの群れに追いやられたのか、
南寄りの木の陰に10羽以上のオシドリがいました。


戸神地区に入り、農地でツグミやジョウビタキに出会い、宗像神社で小休憩をとった後、戸神川に来ました。
早速、川岸に何かを見つけました。


飛び去るカワセミの次に見つけたのはイソシギでした。
写真の真ん中、壁のくぼみに頭部を入れ、お尻を突き出しています。


川の中ごろに黄色がきれいなキセキレイを見つけました。


北総花の丘公園のバーべーキュー広場で昼食後、鳥合わせを行いました。
後ろの杉林に鳴き声が聞こえたキクイタダキを入れ確認した鳥は41種でした。
鳥合わせ後、キクイタダキを探しましたが、もう見つかりませんでした。
ここまで駅から約5kmの探鳥コースでした。ここから、駅まで戻る道は約2㎞、
汗ばむような陽気、水分補給をしながらの探鳥、皆様、お疲れさまでした。

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いっせんぼく探鳥会(2023年12月2日)

2023年12月09日 10時35分47秒 | 探鳥会

富来田公民館に集合しました。朝の最低気温は4℃とかなり冷え込みましたが快晴で探鳥日和の中、
参加者16名(+2名が途中参加)、幹事4名で出発です。


今年は柿が豊作のようで鳥たちもその恩恵に与っていました。


いっせんぼく園内に入ると茂みでカシラダカが群れていました。30羽程度おり、一同じっくり観察できました。


ベニマシコの声が近くから聞こえてきました。探しながら歩くも結局姿は見えませんでした。


先へ進むと木道にキセキレイがいました。先導してくれているのでしょうか。


園内奥地の折り返し地点に着くとハイタカが飛び出しました。
本日は計4回も出現し、観察者を楽しませてくれました。


昼休憩場所の泉には先客のサワガニが鎮座していました。気温が低かったためか動きは鈍かったです。


帰路の園内は気温が上がったためかあまり鳥が出ませんでした。
もう終わりか、と思いきや水路で何かを見つけたようです。


クサシギでした。まともな写真が撮れませんでしたが比較的長時間、姿を見せてくれました。


最後に鳥合わせをしました。種数としては35種とまずまずの結果でした。
ベニマシコの姿が見られなかったのは心残りです。

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小櫃川探鳥会(2023年12月3日)

2023年12月05日 11時30分08秒 | 探鳥会

前日フィリピン沖で発生したM7.7の大地震により日本各地にも津波警報が発令されました。
当地は警報対象外でしたが、海辺を巡る探鳥会なので開催可否も検討しましたが
開始時にはすべて解除となり一安心。7名の参加者と幹事5名で朝の挨拶です。


小櫃川河口の船溜りへ車で移動して探鳥開始です。
対岸のカルガモやオカヨシガモを観察しているとハジロカイツブリも現れました。


青空が広がり日差しも暖かでした。上空をゆったりとミサゴが旋回していました。キレイな個体でした。


前浜の手前のカワセミ池ではヨシ原の中でオオジュリンが2羽採餌していました。


前浜に到着すると満潮になる時間帯で水際は比較的近くでした。
このところシギチが低調でやや不安でしたが予想外にシロチドリやハマシギたちが多く、さかんに走り回っていました。


上空にズグロカモメも現れました。ユリカモメの一群も水辺に降り立っていましたが、まったく別行動です。


ヨシ原の中のクリークにサギたちが集まっていました。
このところ話題になっているあの鳥がいないか、みんなで目を凝らしました。


距離があり証拠写真程度ですがクリーク中央にクロツラヘラサギが3羽確認できました。
この探鳥会では初記録でラッキーでした!


こちらも証拠写真程度ですがクロツラヘラサギが3羽で飛び立ちました。
ダイサギなどと異なり首をまっすぐ伸ばして飛翔しています。


青空の下で昼食をとった後に鳥合せをしました。今日の出た鳥は43種とまずまずでした。
探鳥会後は参加者有志により海岸のゴミ拾いをし、ゴミ袋10個超のペットボトルや缶を収拾しました。
ご協力ありがとうございました!

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手賀沼探鳥会(2023年12月3日)

2023年12月04日 17時39分05秒 | 探鳥会

手賀の丘公園どんぐりの家前から28名の参加者と担当幹事4名で出発しました。
野鳥の森では木々の上の方でメジロやシジュウカラが飛び交っています。


手賀沼の土手から小さな田んぼの向こうに広がる葦原を探鳥しています。


目の前の葦の上にホオジロ雄やモズがとまり、しっかりと観察出来ました。


明るい日差しの下、手賀沼に群れる色とりどりのカモ達を探鳥しています。


写真では小さな姿ですが、トモエガモ、マガモ、オナガガモが見えます。
最近はトモエガモの数が増えてきました。


今度は沼とは反対側を探鳥しています。電線と電柱の上に猛禽がいます。
近くの樹上ではジョウビタキ雌がヒッ、ヒッと鳴いていました。


電線の上にはチョウゲンボウの雌がとまっていました。


そのチョウゲンボウの目線の先には、ノスリが居ました。


沼側の木の上にはモズとツグミが同じ向きにとまっていました。今冬はツグミをよく見かけます。


手賀の丘公園のカワセミの池に戻ってきました。
カワセミはいませんでしたが、池の奥にキセキレイを見つけました。
まわりからルリビタキのヒッヒッと鳴く声が聞こえてきます。


下見の時に同じ池で撮ったキセキレイです。黒・黄・白の彩りがきれいです。


どんぐりの家前に戻って鳥合わせを行います。
確認した鳥は、カモ科7種、トビ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ4種の猛禽を入れ合計46種でした。
常連のカワセミ、ウグイス、シロハラを確認できず残念でした。
次回は1月7日(日)です。50種以上の野鳥の確認を目指しましょう。

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北印旛沼探鳥会(2023年11月26日)

2023年12月01日 17時40分00秒 | 探鳥会

真冬の寒さとなった朝、甚兵衛公園には、小学生を含む、多くの参加者さんにお集まりいただきました。
天気予報ではお昼頃に雨。心配しながらも元気に出発しました。


水神社の横で小鳥を探しながら、農耕地に入ると、小さな猛禽が突然飛んできました。
ハイタカです。ちょうどいい木の中に入ってくれました。
この後、残念なことに雨が降り出し視界も悪く、やむなく中止となりました。
せっかく来ていただいた会員の皆様には申し訳ないことでした。
カモ達の群れは今年も多くやってきています。
来月は晴天に恵まれますように祈っています。

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